劇場公開日 2024年10月11日

2度目のはなればなれのレビュー・感想・評価

全83件中、41~60件目を表示

4.0経験した人たちが抱えてきたもの、感じてきたこと、向き合ってきたこと...

2024年10月20日
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鑑賞方法:映画館

経験した人たちが抱えてきたもの、感じてきたこと、向き合ってきたこと
それは年齢による変化があるのだろうと思わされてきた
戦争を語ることのなかった人たちが、歳を重ねて語り出したり

実話を基にしたこの作品も、バーニーやアーサー、レネの年齢になって、あの時からこれだけの時間を経て、自身の先を感じ始めて、行動に移せた、向き合えた、語れたことのように感じた

彼らが抱えてきたものは、とてつもなく重く、辛く、苦しい記憶
けれど、彼らだけが特別ではなかった
みながそうだった
歴史に残るストーリーでなくとも、みなにあった

バーニーたちの過去と向き合うようなこの旅も、帰りを待つレネの記憶も、そんな無数の中のひとつ

それでも、これほどに重く、胸を締め付ける
涙を抑えることなど出来なかった

バーニーも口にする、事実、truth
たくさんの事実
分かっていたはずのそれに気づかせてくれた

シリアスだけでなく、お茶目で、ユーモアも混ぜながら

忘れがたい作品
いろんな想いを残してくれた

最後の時間が、少しでも穏やかに過ぎたことを願わずにはいられない

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yukarin

3.5266 大脱走する者

2024年10月19日
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鑑賞方法:映画館

2024年公開
晩年はバットマンやフォーホースメンの隠れた親玉を
演じて人間味あふれるフォロワーを演じてきた
マイケルケインの引退作。
奇しくも共演のグレンダ・ジャクソンも本作が遺作となる。
館内はワタシと同世代の方たちで溢れており
これから迎える人生のラストマイルにどうするか
を一緒に体験したいと思っているに違いない。

ちなみに過去にオトンが施設から自宅に戻るため
脱走をよく企て、その際は施設内総出で居所を探したらしく
それが海を越えて異国に旅行となると
どのようになるか想像するに笑える。
バーニー(ケイン)は長嶋監督似の元軍人と行動を共にし、
お互いのケジメをつけるためにD-DAY式典に参加せず
米軍英霊墓地を訪れる。
敵であったドイツ兵との語らいも涙を誘う。
奥さんのレネとは残りの時間を一緒に暮らしていこうと
誓う。散歩時いつもイラっとさせる自転車野郎の愛車の
空気を抜くイタズラをしながら。
音楽もサントラほしいね。
あーいい話でした。
字幕は戸田奈津子御大。
この方もまだまだ頻度は少なくなるも頑張ってますな。
70点
鑑賞 2024年10月19日 京都シネマ
配給 東宝東和

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NWFchamp1973

4.570年ぶりの帰還

2024年10月19日
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泣ける

楽しい

知的

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レント

4.0ノルマンディー上陸作戦の厳しい思い出

2024年10月19日
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鑑賞方法:映画館

バーニーは元イギリス海軍の兵士で、妻のレネと老人ホームで暮らしていた。89歳の爺さんが、フランスで行われるノルマンディー上陸作戦の70年記念式典に参加しようとしたら、いっぱいだった。その事をレネに話したら、行ってもいいよって言われた。翌朝、レネが目覚めたらバーニーがいなくなっていた。黙って1人で旅立っちゃったのよ。これ、レネの認知症なのかと思ったら、そんな症状は一切無かったね。事実が分からないレネや看護師、そりゃ行方不明って事にしちゃうよな。あら、バーニーが船に。移動中もイベントって事なのかな?バーニーが出会う昔の同僚達。いろいろ思い出す戦時中の事。辛そうな事ばかり。やっぱり戦争はやっちゃダメだよね。バーニーが居なくなって昔の2人の事を思い出すレネ。ずっと仲良しなんだね。ただ、ちょっとモヤッとしたのが、2人の家族の話が無かった事。親のエピソードとか子供ができなかった(いたかもしれないけど)とかね。ストーリーとしては、それほど動かなかったけど、2人別々の思い出話しがとても良かった。2人ともコミケ能力が高くて素晴らしかった。そして、まさかのラストにウルッ。とても楽しかったです。

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涼介

4.0海岸を散歩できる幸せ

2024年10月18日
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ブライトンは三苫選手がいる街ですね、海の近くの道は散歩すると気持ち良さそうでした。紅茶に4つも砂糖入れるのかぁ。イギリスの老人ホームは部屋も広くて居心地良さそう。

レネが毎日おしゃれして暮らしていること、日常的にジョークを言って和ませること、若い頃の思い出のバラの押し花を70年経っても大切にしていること、バーナードを待つレネの生活も微笑ましく愉快でした。

90歳でひとりドーバー海峡を渡るのは、そんなに大冒険という印象はなかったです。距離近いし。でも、バーナードがドーバー海峡を渡った目的やノルマンディでの出来事に感動しました。5000人の兵士の墓標の空撮にジワジワと涙が出てきました。「無駄な死」だったと呟くバーナードの言葉は重かったです。

戦争に煽られて、若い兵士には出撃以外の選択肢がなく、簡単に命を落とされてしまう。70年前(2014年時)の昔の出来事ではなく、現在も戦争の脅威が広がりつつあり、過去の教訓は活かされていない現実に唖然としてしまいます。

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Mimoza

4.0慰霊のロードムービーであり、夫婦愛の物語

2024年10月18日
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泣ける

幸せ

ノルマンディー上陸作戦70年記念式典に参加するため老人ホームを抜け出し単身イギリスからフランスに向かった90歳の老人のロードムービー。
しかしその旅は慰霊であり、自ら戦争に加担した者の反省の旅だった…
と書くと、戦争色が色濃く感じるけど…
本筋は、だまって夫を旅立たせた奥さんとの夫婦愛の物語。

戦後の後悔と夫婦愛の物語のバランスが良く、とても映画らしい映画だった。
戦勝国にとってはお祝いの祭り、敗戦国にとっては慰霊の会なんだな。

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キブン

5.0夫婦であっても1人で越えるべきこと、2人だから越えられること

2024年10月17日
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泣ける

悲しい

幸せ

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greens

3.0ふたりの英名優のラストという価値

2024年10月17日
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単純

寝られる

マイケル・ケインの最後の作品。引退されたとは知りませんでした。1998年の『リトル・ヴォイス』で、シナトラの”It’s Over”を半狂乱で歌っていたのがとにかく印象的で、以来、対策でも度々楽しませてもらっただけに残念。

本作はそんなM・ケインの最後の作品にぴったりの内容。介護施設で暮らす老夫婦の夫役を演じ、愛らしく落ち着いた英作品らしい内容でした。作中のM・ケインの老衰っぷりはどこまでの演技なのかがわからないと思ってしまうほど、痛々しくもあり、派手さはないけれど名演をされているのだと思います。

相方を務められたグレンダ・ジャクソンは本作を観るまで知らない役者さんでしたし、過去の出演作を観たこともなさそうです。かなり高齢でしたが愛らしく、若かりし頃の過去作も観たいと思わせてくれる魅力がありました。本作が遺作となられたとのこと。

映画の内容が「面白い」と言えるかどうかはわかりませんが、英国名優ふたりの芝居を楽しめる作品です。

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yutes79

3.5名優の演技で楽しめた

2024年10月17日
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悲しい

楽しい

幸せ

 名優の演技で最後まで楽しめたが、戦争のトラウマや果たせなかった約束などの重たいテーマがある。五千を越える墓石のシーンは、戦争の悲惨さや不毛さを訴えているが、それでも世界から戦争は無くならない。
 老夫婦の愛の深さを感じ、いつも何も言わずに映画に行かせてくれる妻に、チョコではなく、シュークリームを買って帰った。

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セイコウウドク

5.0忘れえぬ良作

2024年10月16日
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泣ける

悲しい

幸せ

とても良かったです。

まず、脚本がとても良かったです。
丁寧かつ緻密に作られており、台詞の良さだけでなく、語る事・語らない事の塩梅が素晴らしくて圧倒されました。

そして、それを演じた俳優たちの演技が全て良かったです。
生のみっともなさまでも愛らしく、エンドロールでは泣きながら全ての登場人物の幸せを願わずにはいられませんでした。

賞を沢山取るような目立つ作品ではないが、生涯忘れえぬ良作というものが稀にあります。
私にとっては、この作品はまさにそれでした。

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たま

4.0壮大なラブストーリーだったなぁ

2024年10月16日
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泣ける

笑える

幸せ

退役軍人の冒険めいた話かと思っていたが、長年連れ添った老夫婦の愛ある美しいストーリーだったなぁ。
終盤のシーン。
2人で散歩へ出掛けた帰路でバーニーが駐めている自転車のタイヤの空気を抜いたシーンはクスッとした。
マナーを知らない若造への天罰だな。
「お爺ちゃん、やるなぁ」

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ちゃ坊主

3.52人の偉大な俳優の最後の輝きが感慨深い

2024年10月16日
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tomato

5.0グレイトエスケーパー

2024年10月16日
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知的

良質な作品。名優たちの競演。「戦争は無駄な死」と言い切る反戦の思いも伝わってくる。老いは、必ず、やってくる。やり残した約束をかなえるための大脱走は、らしい。素敵な時間でした。

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DnaH

4.5退役軍人

2024年10月16日
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主演のマイケル・ケイン引退作、妻役のグレンダ・ジャクソンの遺作である本作

主人公のマイケル・ケインがノルマンディー上陸作戦に従軍した英国の退役軍人であり、その70周年記念行事に参加するため、施設を抜け出しアレヤコレヤ…

老人が突然一念発起して旅に出る映画はここ最近の流行りなのか何作かありますが(今年も一本観た)戦争から帰還した退役軍人という背景があるので、心に何かしら傷があるわけです

私の父方の祖父も太平洋戦争に従軍した元日本兵

終戦後は酒に溺れ、決して孫の自分達には当時のことを語らず、小学生のとき病死しましたが、今考えてみると、祖父には語りたくても語れない記憶や辛さがあったのでしょう(子供だった自分達にとっては、ただの無口なアル◯爺さんでしかなかったのですが…)

ノルマンディー上陸作戦といえば、スピルバーグの「プライベート・ライアン」の冒頭の壮絶シーンが有名ですが、その裏にはその戦いに参戦した連合軍、敵国のドイツ軍、敵味方関係無く壮絶な過去があるのだ、ということを痛感する作品になっております、オワリ

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うんこたれぞう

4.5マイケル・ケイン、任務完了

2024年10月15日
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【これだけ長期間、テレビで、映画館で、見続けられた俳優は、イーストウッドとマイケル・ケインの他にいるだろうか】

「マルセイユ特急」淀川長治の日曜洋画劇場だったとおぼろげに記憶している。

(前後で「リオの男」荻昌弘、「フレンチ・コネクション」水野晴朗だったような・・・)

劇場で「遠すぎた橋」「殺しのドレス」を鑑賞した時の衝撃は、
今も鮮明に記憶に残っている。

ヒッチコック「サイコ」のパーキンス変装キラーの恐ろしさは、
エンタメとしての怖さ、

デ・パルマ「殺しのドレス」のマイケル・ケイン変装キラーの気味悪さは、
振り返ったらそこにいそうな不気味さだった。

「勝利への脱出」「デストラップ」「ハンナとその姉妹」といった作品以降、
マイケル・ケインからは、

ローレンス・オリビエ、
アンソニー・ホプキンス、
ヒュー・グラント、
ジェレミー・アイアンズといったイギリス俳優特有の、
美しいイギリス英語と、
舞台で培われた特徴的なセリフ回しが際立っていた。

これらの要素は、
作品のテイストの影響もあり、
現代の俳優には日本ではなかなか見られない、
貴重なものになりつつある。

約半世紀にわたり、
新作映画を劇場で観ることができるという経験は、
感慨深いものがある。

本作では、

ノルマンディ上陸作戦というWWⅡの歴史的転換点の戦闘を舞台に、

歴史に翻弄され、
悲運を背負った老兵たちの、
心の傷跡を丹念に描き出し、
戦争の残酷さと人間の尊厳を、
若兵、老兵、ドイツ人も含めて対比させる。

作品の性質上、

回想のカットバック、シーンバックが多くならざるを得ない、

一般的には回想が増えるとストーリーにブレーキが掛かる、

が、

それらを感じさせないような若い人たちを配置するシナリオ、
その役割を的確に演じる芝居と演出の技術の高さは、

ケインやグレンダ・ジャクソンへの敬意の表れでもあるのだろう。

戦闘時の空、陸、海の悲劇、
ドイツ人の敬礼、フランス人の感謝など、
歴史から抜けられない出来事が丁寧に描かれている。

そして、ケインが任務完了、

タイヤの空気を抜いて、状況終了、

マイケル・ケイン、
グレンダ・ジャクソン、

そして

戦争という過酷な時代に生きた人々への、
贈り物のような作品だった。

【蛇足】
テレビで何度も観た、
「史上最大の作戦」→「The Longest Day」
「大脱走」→「The Great Escape」

本作は
「The Great Escaper」

ノルマンディ上陸作戦にかけて、
ではなく、
気持ちはマックィーンのヒルツ大尉なのかもしれない、
脱走17回・・・いや18回。

【蛇足の蛇足】
モーリス・ジャールの史上テーマと、
バースタインの大脱走テーマが、
口ずさんでると、
どちらかわからなくなる・・・

「ひまわり」「犬神家の一族」
「ロング・グッドバイ」
テレサ・テン「つぐない」
あるある・・・

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蛇足軒妖瀬布

4.5​​名優マイケル・ケイン引退作品。グレンダ・ジャクソンの遺作 。ノルマンディー上陸作戦​に参戦した男とその妻の70年目の”一番長い日”。

2024年10月15日
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ITOYA

4.5自分の今後に重ね合わせ、涙ウルウル

2024年10月15日
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とても良かったです!と共に、観る方たちの年代により受け止め方は様々かとも。
ワタシ自体戦争体験は無いし、戦争を知らない子供たちが流行った年代よりも少し後の世代ですから、肌感覚はありませんが、自分の意志とは関係なく駆り立てられた戦争での恐怖・罪悪感・痛みなどは十分わかっているつもりです。
そして、愛する人と離れ離れになる辛さ、戻って来れても来れなくても、行く方・見送る方、戻りたい方・ひたすら待つ方、どちらも胸が張り裂けそうな想いになるのも分かるつもりです。
今回描かれた退役軍人たちは、年代や国に関係なく心に何らかの傷を負いながら日々を過ごしているのを見るにつけ心も締め付けられます。
やはり戦争とは何も幸福をもたらさないものだと改めて思わされるのに、どうして至る所でいまだに戦争が起き、治まることが無いのでしょう。
それでも主人公夫婦は日々の暮らしをユーモアを交えながら茶目っ気たっぷりに過ごしていきます。
「無駄な時間は1秒も無かった」ただの日常、素晴らしい言葉でした。
パートナーと過ごす日々をより大切に、特別な普通の暮らしを大事にしたいと深く深く思わされる作品でした。

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ニコラス

4.0心の傷と夫婦の愛

2024年10月15日
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マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンの演技がすごすぎて、泣けてしまった。
すごく地味な内容で、決して派手なアクションも大きなトラブルもない。
ともすれば、間延びして退屈に感じてしまうかもしれません。
しかし沁みる。
・戦争の語り部の必要性、語り継ぐことの重要性
・70年経ってもPTSDを抱えるほどの戦争のむなしさと怖さ
・70年以上にわたる夫婦の愛。
というテーマがガツンと前面に出ているのがひしひしと伝わってくる。
決して戦争を美化せず、愛国心と戦勝を祝うことをアピールすることもせず、むしろ主人公やフェリーで知り合った退役軍人たちの姿を通じて、戦争とはいかに「心の傷」を残すのかということを徹底的に描いていて、すごく大事だなと。

そして、その旅を経たことで、夫婦の間にお互いへの愛があふれ出す。
見た目はお互い老けたけど、心は新婚当時の20代から何一つ変わらない、いやもっと好きになってる。
ああ、なんかこういうお爺ちゃんお婆ちゃんになりたい!

モデルになったご夫婦は7日差で亡くなったとのことで、ほぼ一緒に旅立ったようですが、マイケル・ケインは引退とグレンダ・ジャクソンは公開前に死去で、演じた二人も同時にはなればなれ、という現実がシンクロしてなんだかより沁みてしまいました。

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コージィ日本犬

3.5マイケルケイン引退作品ですと!?

2024年10月15日
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悲しい

幸せ

そんな悲しい触れ込みじゃあ観ないわけにはいかない
で、面白かったかと言えば「う~ん」
設定も役者の演技も全く問題ないのだが
どうしても全体が間延びしてしまっている
つまり、退屈な時間が常に付きまとう感じ
夫婦の関係性、Ddayを絡めた悔恨と終活
老人たちの残された時間はそう多くはないのだが
その流れる時間をまるで老人たちと同じ感覚で
スローに観る者に味あわせることには賛否がありそう
いい作品になりそうな要素満載だったんだけど
なんだか残念
でも、マイケルケインが見れて満足です

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椿六十郎

3.5実話か…

2024年10月15日
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戦争で生き残った方々の語りは重い…。死の間際まで戦争の記憶を残さなければならない辛さがひしひしと伝わってくる。明老俳優ふたりの演技も見応えあり。良い作品でした。

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peanuts