「なにこれ」私にふさわしいホテル キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
なにこれ
(以下は、映画そのものへの評価ではなく、あくまで私の趣味嗜好、つまるところ「好き嫌い」について書いていますので、あまりお気になさらず。)
「のん」という俳優を見る時、作品によってすごく魅力的に見えることもあれば、最後まで馴染めないこともあり、本作はまさに後者だった。
エンドロールまでまったく私は彼女に共感できないどころか、嫌悪感さえ感じていた。
自分の書いた小説が大御所作家にけなされて鳴かず飛ばずなのを僻んで、その作家の部屋に上がり込んで原稿を汚すとか、同じくプロとしてどーなのよ。
もちろんコメディなのは分かる。
それでも、登場から彼女は自分のことしか考えてなくて、まわりがそれに振り回されるっていう構図が、私にはどうにも「オモシロ」として受け入れられないし、これに類する身勝手な大人って現実社会にはたくさんいるワケで、もちろんその人に対する時そこに「オモシロ」の要素は皆無。
で、この映画の中で何か彼女が葛藤したり成長したりするかと言えば、決してそういう話でもない。
映画の流れとしても、登場人物がシーンごとに自分で「しゃべる」ことで話を説明していくので、台詞がとても多い。
細かなお芝居的な演出も感じなかったし、せっかく有名俳優が名を連ねてるのに全然生きてない。
マジで最後まで観てるの辛かった。
ということで2024年最後の劇場観賞はこれで終わり。
来年もよろしくお願いいたします。
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