「料理で星を稼ぐ」グランメゾン・パリ セイコウウドクさんの映画レビュー(感想・評価)
料理で星を稼ぐ
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連続ドラマと前日のスペシャルドラマを観たが、映画の方が、料理が美味しそうだった。ストーリーは今までと同じ三ツ星を目指すものだが、ドラマに比べ、スタッフの活躍は多国籍の良さを取り入れた位で、一人一人に焦点は当たらない。唯一、韓国人パティシエの事が描かれるが、闇金業者に借金をする事が理解できない。
前半は思ったような食材が手に入らないと苦労するが、以前もパリで働き、東京で三ツ星レストランを作り上げても、食材を手に入れるのは難しいのか?日本では、フランス人の寿司職人でも、腕さえ良ければ、よい食材を売ってもらえると思うが、フランス料理は業者まで敷居が高いのか。それなのに、放火事件の後は手の平を返すように変わるのが疑問。そこからの後半は展開が早く、リンダの説明で料理の評判が高まり、すぐに三ツ星の獲得。これではパリの三ツ星店の価値が下がるというもの。あまりにも出来過ぎではないか。
尾花夏樹は相変わらず人間的に未熟であり、恋愛感情がないのに、早見倫子が肉屋に勤めてまで彼を支えようとする理由が分からない。
小林圭シェフのドキュメンタリーの方が、もっとドラマチックなのではないかと思った。
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