「期待通りの三つ星評価w 料理ネタは良かったが展開流れが平凡なのが惜しい」グランメゾン・パリ The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
期待通りの三つ星評価w 料理ネタは良かったが展開流れが平凡なのが惜しい
新年明けましておめでとう!
本年もどうぞ宜しくです。
御節に、お酒、ゴロゴロ寝正月してて。
今更 料理ネタ観てもな~と想いながらも
「グランメゾン・パリ」を本年最初鑑賞作品で見に行きました。
これはTBS系TVドラマ「グランメゾン東京」からの映画ですね。
パリで現在二つ星 ⇒ 三つ星レストランに成ってやるって話。
尾花夏樹、早見倫子、相沢瓶人、京野陸太郎らによる『ミシュラン』の激戦区パリにて最高峰三つ星を目指す流れ。
例の如く キムタク様のドラマ形が全面押し出されていて
受け入れられる人はスキなんでしょうね。
この上から目線の話し方と、傍若無人な態度・・・
前半はこんなやり方で、三つ星獲れるかい~ って自己中展開。
スタッフからも冷たい視線が。
そもそも フランス語でセリフ話すの精一杯な感じします。
ネイティブで話す向こうの役者と比べると大分差が有るのは仕方が無いかな。
パティシエ担うエオク・テギョンさんを 下げたり褒めたり、どないやねん。
挙げ句に悪い金貸屋から暴力受けたり家に火が付けられたり。
ホンマ安易な話流れ組むよね。
もう一度 出直し、態度を改める尾花。
皆の力の輪が一つに成って 三つ星獲ったるぞォ オ~!!
またしても 良くあるTVドラマパタ-ンに成っていくという流れ。
新年早々 こんな超王道粋見せられて
馬鹿舌のわたしゃどうしたらええのん??って感じしたが
他のお客様がOKなら それでヨシ。
終盤仕上げの 料理がズラリ~創って出しての展開は素晴らしい。
料理コ-ディネ-タの本領発揮を思う存分感じ獲た次第ですね。
今回 このレシピが分かる人は心擽るのでしょう。
リンダ・真知子・リシャール役:冨永愛さんが
ボソボソ棒読み(フランス流日本語w)で 料理の食レポしてくれるんだが
もうちょっと元気だそうか と想ったわ。
でも ココの説明はナルホドねと 言わせてるかな。
厨房での料理創ってる所だけど
スロ-で魅せるのは技が観れて良いんだが、
早回し絵は陳腐感が出てダメだと思う。なんか可笑しく見えてしまって
コント感が出ちゃってるね。そこは全てカットが良かったでしょうか。
審査結果は四つ星wって オイオイ、
どんだけぇ~ じじいココ一番でボケやがってw。
兎に角 料理ネタって他作品でもあるけど
どれも似通ってて 鼻につくわさ。
前に観た「ボイリング・ポイント」は結構面白かったかな。
「ザ・メニュー」はキモホラ-に成っちゃってたが。
三つ星狙うだけじゃ無く、もうワンポイント(隠し味)
足した形で進行させた方がもっと面白いと思うのだけど。
そこが惜しい点でしょうか。
星を獲るには兎に角 食材の仕入れが凄く重要のようですね。
シェフの腕前は二の次なのかしらね。
それじゃ市場を仕切った者勝ちでしょ。観ていてそう思ったわ。
星の左右は供給する市場を制覇した者次第の構図に思えて
ミシュランどうのこうのより 市場品評の方が良いんじゃ?
あと 外国人オ-ナ-店が日本で日本食レストランを開く時、
市場で優先して良い食材が手に入ると思うか~のくだり。
これは確かにそうだなと思ったわ。
アジア人(中国・韓国等)店主が開く 日本にある日本食レストランは
やっぱり偏見な目で見ると思うのよ 特に日本人はね。
それと同じ目線がパリ店の尾花達へ向けられている事を
知るべきなのかも知れませんね。
夜、外は寒かったけど、
劇場内は案外人が多かった。
ミシュランに興味ある方は
是非劇場へGO!