「ミシュラン、三つ星シェフへの道のり」グランメゾン・パリ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
ミシュラン、三つ星シェフへの道のり
この映画、
スタッフ及び出演者にとってハードルの高い映画・・・
だったのでは?ないでしょうか?
フランス料理の料理名からして難解だし、レシピを覚えて
料理の手を休めずに、フランス語の台詞と段取り。
気の遠くなるような難しさ。
フランス語の台詞のみならず、フランス人の出演者やスタッフとの
コミュニケーション。
そして本当に料理の撮影が芸術的に美しいです。
目にご馳走で、観客はお預けの心境です。
(特番見たら、筧一郎君などが、映し終えた料理のつまみ食いが、
(楽しかったらしい、羨ましい‼️)
プロジェクトの緻密さを考えると頭が下がります。
尾花夏樹を演じた木村拓哉さん。
オレ様キャラで、やや傲慢になりスタッフが離れて行く。
早見倫子を演じた鈴木京香さん。
「グランメゾン・パリ」の精神的支柱のような存在。
尾花夏樹を尊敬して励まし続ける。
天才パティシエのユアン(オク・テギョン)の借金トラブルと
取り立てのヤクザ者の放火。
結果的にはユアンがこの映画のアクセントになっています。
二つ星は手に入っても、三つ星への道の険しさ。
今回は外国人であるアジア人が、自国民のように一流の食材を
調達する難しさが描かれる。
そして多国籍のスタッフが「あうん」の呼吸で「グランメゾン・パリ」
の小宇宙を回して行く。
そんな実験的「料理映画」
努力は賞賛に値すると思いました。
(いささか一見さんには、人間関係の機微とか解りづらく、
(後日、ドラマを観ました。
(キムタクも生き生きしてて、倫子の立ち位置も
よく分かりました。
ドラマ面白かったです)
琥珀糖さん、共感&コメントをありがとうございます。
『ビーキーパー』といい本作といい、シンプルな構成ながら胸を打つ(胸がすく)作品を
年始から観ることができて、ハッピーな気持ちになれました。
特に本作では涙が自然に溢れてきましたし、周囲の観客のみなさんもすすり泣きされていて
この環境で観れたことが余計に本作の感動につながりました。
※本作は午前に観て、午後は自宅で『セブン』を鑑賞し、本作の気持ち良い鑑賞後感が吹き飛びました(笑)
今年も多くの素晴らしい作品への出会いを求めて劇場へ足を運ぼうと思いますので、
琥珀糖さんにおかれましても、変わらずよろしくお願いいたします🙇♂️
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いいたします。
私は正月をまったり過ごしていますが、今日から映画館に行こうかなあと思っています。まずは、”養蜂家”(琥珀糖さんが高評価なので、期待大です。)からですかね。
今年も良い映画と沢山出会いたいモノですね。ではでは。