「キムタクの限界」グランメゾン・パリ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
キムタクの限界
尾花夏樹はフランス料理の本場パリにグランメゾン・パリを立ち上げ、アジア人初となるミシュラン三つ星獲得を目指していた。しかし、異国の地で満足のいく食材を手に入れることが難しく、二つ星の維持は出来ても三つ星は得られない日々が続いていた。そんなある日、ガラディナーで倫子の味覚異常によるメイン料理の失態から、尾花はかつての師と、次のミシュランの評価で三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく、という約束をしてしまった。さてどうなる、という話。
グランメゾン東京からの続きらしいが、テレビドラマは未鑑賞。なので、浅はかな、的外れなレビューの可能性があるという事でご理解下さい。
まず、駆け足過ぎて、誰にも共感できなかった。
韓国人の借金問題、必要だったのかなぁ?そこも疑問。
倫子役の鈴木京香は悪く無かったと思うし、料理のインフルエンサー役の冨永愛は良かった。
尾花役の木村拓哉は、最初から偉そう過ぎでシェフとしてみんなをまとめる立場の役としてはミスキャスティングの様に感じた。50過ぎていつまでも悪ガキみたいなワンパターンの演技は本作のシェフには合わないと思う。
金髪もチャラそうで似合って無かった。
実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した小林圭シェフが料理監修を担当したそうで、冨永愛の語る料理のウンチクだけは良かった。
どうせなら、小林圭シェフのドキュメンタリーの方が興味あるかも。どうやって三つ星取ったか、など。
1/1追記
TVerでスペシャルドラマ、平古祥平の揺れる思い、2019の前作の8話、9話、を観てから再度本作を鑑賞した。
テレビドラマの続きなら、あのキムタクでも仕方ないか、というのが第一の感想。あれが尾花なんだろうけど、向いてない、ミスキャスト、という思いは変わりなし。最初の俺様の態度から変化していったのは良かったとは思うが。
放火の意味は良い食材入手のために必要だったと理解出来た。
結局のところ、肉、魚、キャビア、野菜、について、良い食材を入手し、世界の良いとこどりした料理をフランス料理にアレンジしました、というところが見所なんだけど、TVerで無料で観たテレビドラマの方が良かった。それに、テレビドラマを見返さないといけない劇場映画って、それだけで評価下がります。
とても良いドラマなので、やはりドラマ版を観てからレビューして頂きたい。
浅はかです。
よくネットでキムタクがワンパターンなどと仰る方々がいらっしゃいますが、ダメなのですかね? ワンパターンだからこその良さもあると思いますが。
キムタクの限界ではなく、あのキャラが尾花なんです。
やんちゃで自分勝手だけど、誰よりも仲間思い。
しかも料理がバカうまい。
今回の金髪は、小林圭シェフへのオマージュなのかもしれませんね。
韓国人パティシエの借金問題もドラマを見たら必要性が見えてきますよ。
ぜひ今からでもTVerでドラマとスペシャル見てみてください。
akaさん
コメントありがとうございます。
ほんとそう思います。
ドラマの続きなんですよね。時間がなくてドラマ観れずに映画観に行き、レビューしてしまい申し訳ありませんでした。
浅はかなレビューで参考にならないと思いますので、読み飛ばしていただければ幸いです。