劇場公開日 2024年8月9日

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ノリャン 死の海のレビュー・感想・評価

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3.5李舜臣vs島津水軍という珍しい海戦が見られる戦場映画

2024年8月28日
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村山章

2.5長い!

2024年8月20日
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ポッドキャストのCOTENで丁度「秀吉・家康編」をやっていたので、朝鮮出兵がどんな感じだったのか興味が湧いて鑑賞。ただ想像していたのとはちょっと違う感じで、満足度は低くなってしまいました。まずリ・スンシンの英雄譚という方向に話を振りすぎで、脚色が凄く、史実とかけ離れてしまっている感が否めませんでした。人物像に迫っている訳でも無いので、救国の英雄とされるリ・スンシンがどんな人か映画を観てもほとんど分かりません。戦闘シーンは評価が高いようなのですが、夜戦がメインなので暗くて分かりにくかったです。小西行長もマジでどこ行った?って感じだし。音楽もうるさいです。そして映画の尺が無駄に長い!長過ぎます。撮影に苦労して切りづらいのかも知れませんが、あと30〜40分程度は切ってほしいところです。なんか残念な映画でした。

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HAL-9000

0.5やっぱり歴史モノは苦手だ。

2024年8月17日
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病人28号

4.0ほぼ名前だけしか知らなかったイ・スンシンを、 少しだけ知れた 本人...

2024年8月17日
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ほぼ名前だけしか知らなかったイ・スンシンを、
少しだけ知れた

本人のことも、俊沙のことも、
今日ちょっと調べてみます

あと、【鳴梁】も見なきゃいけないと思いました

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jung

4.0圧巻の戦闘シーン

2024年8月14日
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歴史的な構図を知らないので、前半は寝てしまった。
後半の戦闘シーンは圧巻だった。
日本人役は渡辺謙さんか真田広之さんにやってほしかった。

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チャーリー

1.0歴史の創作

2024年8月13日
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鑑賞方法:映画館

VFXが凄くて見応えがあった。相変わらず作り話や誇張も凄いけど。
映画の最後に、露梁海戦で日本軍の戦死者は2万人と述べていたけど、日本側と朝鮮側の実録史料から日本軍の損害は100名に満たないと推定されているのに、よくこれだけ盛るな。日本側の実録史料では「島津義弘の軍勢で戦死者は26名、その他の軍勢で戦死者は39名、合わせて65名」が実名で記載され、朝鮮側の実録史料「宣祖実録」にも「日本軍は戦死者が少なく、わずか数十人にすぎなかった」と記載されている。
李舜臣将軍は撤退する島津軍を深追いして鉄砲玉に当たって戦死した。明軍の主将・陳璘は日本軍の包囲から危うく逃れたが、副将・鄧子龍や、朝鮮の副将・李英男、方徳龍、高得蒋、李彦良ら諸将も戦死した。朝鮮出兵した日本の武将は皆生還して、2年後に関ヶ原の戦いに参加している。
李舜臣が「これで終わりではだめだ。必ず列島の端まで追っていき、完全に降伏させねばならない」と語ったが、それは300年前の元寇に対する日本の武士の思いも同じかもね。韓国では元寇は教わらないらしいが。

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から騒ぎ

2.5前半の駆け引きと李舜臣のアレがマイナスポイント

2024年8月10日
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鑑賞方法:映画館

韓国にとって、豊臣秀吉は極悪人だ。朝鮮出兵で侵略しようとしたのだから当然のこと。その日本軍を蹴散らしたのだから李舜臣という将軍が英雄視されるのもわかる。だからその描き方も英雄的なものになることも予想がつく。
基本的に歴史には疎いのでこれが実際どうだったのかなんてことはあまり興味がない。日本がどう描かれるかということも。あくまで映画として面白いかどうかが大事。そういう意味で少し不満が残るものだった。朝鮮、明、日本が絡むそもそもの基本設定がやや複雑で、登場人物(武将たち)が多いから、なんの知識もないと理解は難しい。まぁ、迫力のある海戦が観られればそれでいいという考え方もあるから、そんな楽しみ方でもいいのかもしれない。
でもやはり中盤までは観るのがキツかった。3国の駆け引きがメインなんだもの。ここをストレスや眠気なしで乗り切れるかがポイントのような気がする。私は結構眠かった。
ただ、後半の海戦はさすがに迫力はあった。この時代の海戦は大砲と、船に飛び移ってからの斬り合いがメイン。だから、李舜臣将軍の最後の行動にちょっと笑ってしまった。それで自軍の士気が上がるなんてどれだけファンタジーだよと思ってしまう。でも、実際にはこれで士気が高揚していた可能性もある。今ならもっとすることあるだろ!って炎上する可能性すらある。ここらへんは時代だよなー。あれは英雄的な描き方として心には響かなかった。
次に観る映画まで時間がないから早めに立つつもりだったが最後まで座ることにした。日本語吹き替えのことに触れたエンドロールが出るかなと思ったから。でも、そこには触れず(それとわかるエンドロールはなかった気がする)、最後の最後に映像が残っていた。韓国映画では珍しい。席を立たないでよかった。
ちなみに今回のように、韓国人の俳優が日本人を演じたときにはそこだけ日本語吹き替えにするのはアリだ。大いにアリ。たとえそれがどれだけ有名な韓国の俳優であってもそうした方がいい。下手な日本語は映画の印象が悪くなるだけだから。

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kenshuchu

4.0はじめて観た

2024年8月10日
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雨雲模様

4.5映画内での描写が複数ある説の中の一つであることに触れて欲しい

2024年8月9日
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鑑賞方法:映画館

今年289本目(合計1,381本目/今月(2024年8月度)14本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。

(前の作品 「ブルーピリオド」→この作品「ノリャン 死の海」→次の作品「??」)

 韓国映画が好きならシネマート、ということでシネマート。10月末ちょっと前に閉館してしまうのが惜しいですね。今後どうなるかわかりませんがまたどこかが引き継ぐなら行くでしょうし、日本最大のコリアタウンがある大阪においてアジア系映画が見たいと思ったら行ける映画館というのはあって欲しいものです。

 さて、こちらの映画です。
この映画の主人公を誰に取るかは微妙なものの、当該人物の「生死」については中学レベルでも学習しますので、結末はどうしてもわかってしまう部分があり、どうしてもどこで見せるか、という部分に大半つきてしまいます。

 この点、映画をエンターテイメントと解するならこの映画のような描き方でもまだよいかなとは思ったのですが、この作品は私がタイトルにも書いたように、「韓国国内でさえ」あまり評価がよくない映画で、その理由が「複数ある説の一つであることに触れずあたかもすべて実史かのように描くのはおかしい」といったものですが、その部分は確かにあります(後述)。

 また、前作であった謎の「スーパーオリジナル版」や「字幕版」といった謎の差はなくなり結局「普通の字幕版」だけの扱いになりました(日本人、中国人パートで声を当てているのはおそらくそれぞれネイティブの方と思われます)。ここもまたひと悶着あるんじゃないかと思いますがそれはそれで。

 どうしても結末が見えてしまう映画なので、そこにいたるまでの道のりをどう描くかがこうしたタイプの映画に求められてしまうところ、やはり個々気になる点があります。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/字幕が不親切な部分がどうしてもある)

 もともと韓国映画で、それもかなり韓国史(日本で日本史を習うように、韓国の大学入試でも「自国史」にあたる「韓国史」は必須科目)の知識が求められるのは当然ですが、それは地理についても同じです。一応、余りにも難易度が高すぎる語は補足字幕がネイティブ向けにも入っており、日本語版でもそうなっています。

 ただ、最初に出てくる「順天」(スンチョン)と、のちに舞台となる麗水(ヨス)については「近くにあるのだろう」ということはわかっても位置関係が何ら示されないので、どのくらい近いのか遠いのかというのがよくわからず混乱する方が出てくるんじゃないかというところです(実際には、現在の麗水・順天は市として接しており韓国内の鉄道でも4駅15分程度)。ここはもうちょっと日本向け放映ではもう少し説明があってよかったかなと思います。

 (※) 韓国史ではこの2つの都市は、この日本との戦いで必ず出てくる部分ではありますが、歴史がとんで1948年になると、済州島蜂起事件から単を発した麗水・順天事件が起きた場所にもあたり、2つの側面がある地域です。

 (減点0.3/いろいろな説の一つであることに触れてほしかった)

 この点、韓国国内向けの(日本語による)批評においても批判的に描かれていた部分がそのまま当てはまります(最近は韓国の新聞サイト、ニュースサイトも日本語で普通に配信されるようになりました)。つまり、この戦いにおける勝者をどうとらえるかといったある種「どうでもいいこと」ではないことです。

 韓国国内でこの映画で一番評価があれたのが「複数ある説の中で一つの説であろうということしかわからないのに断定的に描いている」と批判的に書かれた点が、この戦いのときにまで、イ・スンシンが亀甲船を使用していたか?という点で、これに関しては韓国史においては資料が何も存在していない部分です(そうでなければこの点で論争は起きない)。一応、韓国でも日本のように初日などに舞台挨拶等がある文化は同じであるようですが、「あったと考えるのが普通で、それを前提にしてスクリプト等を書いた」ということの模様で、それはそれで当然理解しうるものの、一つの説であることは最初に書いておいて欲しかったです。

 また、映画内では明確に示されるように、イ・スンシンも「列島の果てに押し寄せてでも討ち取らないといけない」と述べていて、ここは史実通りですが、これは「これ以上また朝鮮半島で戦闘が起きても困るから」というもので、「積極的に日本列島を武力で占拠しよう」という考えは彼にはなかったといわれます(この点は間接的に描かれる)。これは、どうしても明の属国であった当時の李氏朝鮮において、「日本まで仮に攻め入って戦乱を経て管轄できえても実際にはできない」という部分によります。換言すれば、今の日本の自衛隊(防御的な戦いしか認められない)と変わらない思想であった、ということです。
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 (減点なし/参考/パンフレットについて)

 このように全体としてわかりづらい映画はやはり「映画の鑑賞記念に」以上に、パンフレットに頼る部分もありますが、パンフレットはなんとこともあろうことか「豊臣秀吉が1958年に没し…」という珍妙なミスプリ(誤植か)があります。まぁほか見た限り変な部分はないし、シネマートさんが悪いわけではないし(まぁ最低限の納品を兼ねたチェックで明確におかしい点がないかは見て欲しかったけど)、ツインさん(この映画の配給先)も積極的悪害をもってしたものではないと思いますが、公式サイトの問い合わせフォームは動かないし、ツイッター(現X)で指摘しても何の反応もないし、こりゃこれでどうなんだ…といったレベルです(まぁ土日、お盆で忙しいんだろうなとは思うんですけど)。

 ※ なお、この珍妙な誤植があること以外は気になった点はなく、映画内で何度かいわれる「将軍星」が何を指すのかも言及なし(おそらく金星。太陽と月以外でお昼に見えうる天体は金星しかありません)。

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yukispica