ビートルジュース ビートルジュースのレビュー・感想・評価
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自作リスペクト
旧作ファンにはお勧め。
35年後を描いているが、10年後とか25年後とか言われても不思議じゃない自然さ。
CGなどデジタルで滑らかな動きをさせることができるはずなのに、あえてストップモーションアニメ風にしたり、アナログかつ昔の作品の描写へ寄せる、自作リスペクト・再現っぷりがすごい。
画面構図も、昔の作品を意識して作られているため、普通のスクリーンが一番よさそう(IMAXやScreenXなどのラージフォーマットは、お金がもったいないかもと思いました)。
……ただ、35年前には斬新でも、まんまの続編だと「はいはい、初期ティム・バートンこんなでしたね」「なんで今さら?」みたいな感覚も。
凡庸に感じてしまったのは、私がもっと刺激の強いティム・バートンに慣れてしまったからか?
よく遊びよく生きる
前作は、中学3年のときにレンタルビデオで
ぶっとんでいてよくわからなかった
あの頃はレインマンとかそういうのがいちばんだと思っていた
大学1年、上京して、深夜の放送でみた
慣れない環境にストレスを感じていたせいか
やりたい放題わがままビートルジュースの暴走に
いっしょになって笑って、やるせなさ、さみしさから
解放されていました
それから、ティムバートンの
バットマンリターンズなどの、ペンギンやキャットの活き活きに惹かれていきました
ちっとも華々しくない、世の中の片隅に生きるキャラクター
厄介もの、嫌われ者、ティムの描くのは
シザーハンズ、バットマン、スリーピーホロウ、ナイトメア、ミス・ペレグリン、ダンボすらしかり
オトナはいうでしょう
あんなふうになってはダメだよ、と!
なんというか、いわゆる、生産性がないと非難されていたおじさんおばさんに、ぼくは、とても可愛がられていたから
ティムの映画をみると、なつかしくて、あったかいものをビシバシ感じるのでした
笑いながら泣いていました
もちろん嬉し涙でございます^_^
とても楽しい
ビートルジュースがふざけっぱなしで面白くて見ていて元気が出る。ウィノア・ライダーがお母さんになっていて、娘が恋する相手がお化けだ。お父さんがサメにかじられて上半身がない状態だが、あの状態で復活の手続きをしたらそのままの姿で復活するのだろうか。家族関係がちょっとごちゃごちゃしていてわかりにくい。前作を見返していなかったらもっと分からなかっただろう。人の死がまったく不幸でも悲しくもないものとして描かれる。バートン監督がのっている時の感じが出ていてとても楽しい。
幽霊も年を取るんだなあと思わせてくれる続編映画でした
2024.9.30 字幕 MOVIX京都
2024年のアメリカ映画(105分、PG12)
1988年の映画『ビートルジュース』の続編映画
人間怖がらせ屋から逃げ切ったはずの霊能力者が再度付き纏われる様子を描いたホラー&コメディ映画
監督はティム・バートン
脚本はアルフレッド・ゴフ&マイルズ・ミラー
物語の舞台は、アメリカのコネチカット州ウィンターリバー
「ゴーストハウス」という霊能番組のホストを務めている霊能力者のリディア(ウィノナ・ライダー)は、数々の霊的な事件を解決に導いていた
だが、夫リチャード(サンディエゴ・カブレラ)が亡くなり、一人娘のアストリッド(ジュナ・オルテガ)との仲は最悪なものになっていた
さらに、リディアの元に母デリア(キャサリン・オハラ)から連絡が入る
それはバードウォッチングに出かけた夫チャールズが亡くなったというもので、彼は飛行機事故の末に、サメに喰われて死んでいた
リディアはそのことをアストリッドに伝えるために彼女の学校を訪れ、そして葬式への参列を促す
葬式は彼らの住むゴーストハウスで行われることになり、多くの参列者がそこを訪れることになった
リディアは、番組のプロデューサーのローリー(ジャスティン・セロー)と恋人関係にあり、彼は何を思ったか、通夜の最中にリディアにプロポーズしてしまう
葬式ムードは一転して結婚ムードに変わるものの、アストリッドはおかしな家族に愛想を尽かして、街を散策することになったのである
映画は、ある邸宅の壁をぶち破ってしまったアストリッドが、その家の青年ジェレミー(アーサー・コンティ)と出会うところから動き出す
ハロウィンを一緒に楽しもうと誘われ、それを快く引き受けるアストリッドだったが、実はそこには巧妙な罠が仕掛けられていた
実は、ジェレミーは街を揺るがした殺人鬼で、両親を殺害し、ツリーハウスに籠城したのちに転落死していた
彼はアストリッドから命をもらうことで生き返ろうと考えていて、彼女はその罠にまんまとハマってしまうのである
物語は、アストリッドを死の世界から救出するというのがメインで、そのためにビートルジュース(マイケル・キートン)を約束をするリディアが描かれていく
また、デリアも購入した蛇に噛まれて死んでしまい、あの世で再会を果たすことになる
さらに、ビートルジュースを執拗に追う元妻ドロレス(モニカ・ベルッチ)なども加わり、ついでにドロレスを捕まえようとする元俳優の刑事ウルフ(ウィレム・デフォー)まで登場する
キャラがかなり渋滞を起こしている感じで、本筋に不要なエピソードも結構多かった
映画は、ティム・バートンの世界を堪能するアトラクションムービーのようなもので、この世界観を楽しめるかどうかという内容になっている
また、約30年前に公開された前作との繋がりもあるので、予習しておいた方が楽しめる作品となっている
ところどころ「前作の関連」を匂わせるセリフや描写があるのだが、本当に観ている人に対するもので、関連を示唆する説明などはほとんどなかったように思えた
いずれにせよ、ビジュアルが結構グロくて気持ち悪いので、このダークな世界観が許容できればOKだろうか
また、あの世に行くまでが結構長くて、しかも余計なエピソードも多いので、物語の進み方が異常に遅いように感じる
いなくても成り立つキャラやエピソードが多いので、この辺りをもう少しラストに絡ませることができなければ、ドロレスのように出オチで終わってしまう
規約違反で契約が無効までは良いのだが、それによってドロレスから逃げられなくなるとか、その契約無効を示唆するのがドロレスとかでも良かったと思う
また、あの世で働いているビートルジュースがその規約を知らないというのも不思議な感じで、そこは「知っていたけれど」と開き直って、それを看過されるという流れの方が良かったように思えた
バートンの悪趣味が趣味な方のど真ん中
前作『ビートルジュース』を観た時は、まだティム・バートンという人の前知識がなく、それだけに作品の奇抜さが圧倒的な印象を残し、『シザーハンズ』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』などがあって、作品を追う監督というのを初めて意識しました。あれから約35年。T・バートン作品には毎回、どんなエグさとダークネスで楽しませてくれるのかと期待してしまいます。
本作はそんな期待にしっかり応えてくれるもので、T・バートンの頭の中を楽しむかのような映画。魅力的な悪趣味ぶりを遠慮なく発揮し、彼の真骨頂のような作品。それだけに、このテイストが苦手と感じる人も少なく無いとは思います。
前作から数十年後のストーリーということでマイケル・キートン、ウィノナ・ライダーなど、前作に続いて登場するキャストも魅力。このツッコミどころ満載のハチャメチャな展開の芝居に愛らしさすら感じました。
今年のハロウィンのコスプレ、ビートルジュースとジョーカー率が高いのでは。
これが面白いと言えるようになりたい
死後の世界で人間怖がらせ屋をやってる推定年齢600歳のビートルジュースは、以前結婚を申し込んで断られたリディアのことをいまだに忘れられずにいた。リディアは自分の霊能力を生かしてテレビ番組で活躍していたが、一人娘アストリッドは霊の存在を信じておらず、母の霊能力もインチキだと思っていた。ある日、ビートルジュースの元妻ドロレスが身体を繋ぎ復活し、ビートルジュースに復讐を図った。また、アストリッドは男に騙され死後の世界に囚われ、リディアはビートルジュースに助けを求め・・・さてどうなる、という話。
前作を観てなくて、36年前のリディア役を同じウィノナ・ライダーが演じたようだが、当時の美少女は歳を重ねても相変わらず美しかった。
本作の主人公はそのリディアか娘アストリッドだろうが、アストリッド役のジェナ・オルテガが好みならまだ観れるだろうけど、背は低いし、顔は野球のホームベースみたいでエラが張ってるので、全く興味なし。
ドロレス役のモニカ・ベルッチも・・・。
汚い顔は嫌いで、ハロウィンも嫌いだから観ていて面白くない。
コメディらしいが、個人的にツボに当たらず。
これが面白いと言えるようになりたいと思った。
合わなかった。
24/9/30追記
前回は字幕版で鑑賞したから本作の面白さがわからなかったのかと思い、再度吹替版で鑑賞したが、感想は変わらず。
やはり、面白くなかった。
もっとアメリカの習慣?文化?を知らないといけないのだろう。
笑いは奥が深い、のかも。
まさかまさか36年ぶりの続編公開、早速劇場に飛び込みました。
ティム・バートン監督×マイケル・キートンの1988年の傑作ホラーコメディが、まさかまさか36年ぶりの続編公開、早速劇場に飛び込みました。
『ビートルジュース』(1988)公開当時はピーウィー・ハーマン『ピーウィーの大冒険』(1985)監督の最新作ぐらいとしか思ってなかったのですが観てみるとダークでブラックなホラーコメディで大満足。しかし、まさかこの監督×主演コンビで超大作『バットマン』(1989)を製作することが発表された時は驚きましたね。
時のハリウッドはスタローン、シュワルツェネッガーをはじめとするマッチョ映画全盛期。
当然、新作『バットマン』もマッチョな俳優が起用されると世間は信じて、確か米国では反対の署名運動もされましたね。
結果はご存じの通り、繊細で陰のある富豪ブルース・ウェインをキートンが見事に演じきり、ティム・バートン監督の演出の巧みさや世界観を創出、世界でも大ヒットしたことを覚えております。
さて、新作の『ビートルジュース ビートルジュース』(2024)ですが、ティム・バートンの世界観全開、老いてなお意気軒高。
スタンダップ・コメディアンからキャリアをスタートしたマイケル・キートンも当時と全く変わらずのキレキレの演技、久々にスクリーンで観たウィノナ・ライダーも綺麗に歳を取りましたね。
本作からのモニカ・ベルッチ、ウィレム・デフォー、バートン監督作品常連のダニー・デヴィートも振り切った演技で、これだけでも観る価値はありますね。
ややオチが弱いところが気になりました。
鬼才ティム・バートシ監督が1988年に撮った傑作ホラーコメディー「ビートルジュース」の続編です。死後の世界と現世が交錯する怒とうのストーリー展開に、怖くても笑えてしまうキャラクターたちの造形や動き。ハチャメチャなミュージカルシーンなど、やりたい放題の度合いは前作よりもパワーアップ。「これが見たかったんでしよ?」という監督の声が聞こえてくるようです。ただ、前作を見ていなくても十分に楽しめる作品にもなっています。
●ストーリー
死後の世界で「人間怖がらせ屋」を営む推定年齢600歳のビートルジュース(マイケル・キートン)は、かつて結婚を迫るもかなわなかったリディア(ウィノナ・ライダー)のことをいまだに忘れられずにいました。
リディアは自身の霊能力を生かしてテレビ番組の司会者として活躍していましたが、私生活では一人娘アストリッド(ジェナ・オルテガ)との関係に頭を悩ませていました。アストリッドは幽霊の存在を信じておらず、母の霊能力もインチキだと思っていたのです。 ある日、数世紀前から死後の世界の倉庫に封じられていたビートルジュースの元妻ドロレス(モニカ・ベルッチ)が復活し、ビートルジュースに対して復讐を企てようとします。一方、アストリッドが死後の世界に囚われてしまい、リディアは最終手段としてビートルジュースに助けを求めます。彼は次こそ結婚を成就させようともくろみます。やがて人間界も巻き込んで、メッチャメチャの大騒動に! ハロウィンの夜に訪れる結末とは…?
●解説
前作の俳優陣がほぼ続投。中でもリディアの母役のキャサリン・オハラは何度も笑いを誘い、大活躍。新キャストでは、オルテガの起用と彼女の熱演によって物語に感情のドラマが生まれ、死後の世界の警官を演じたウィレム・デフォーが抜群の存在感を見せます。 全編、CGをほぼ使わずに撮ったという、変わらずに手作り感満載の世界観にも心が躍りました。
●感想
ややオチが弱いところが気になりました。
吹替で見ればよかった
齢600歳以上?お調子者の幽霊ビートルジュースが大暴れ 愉快痛快アクション満載
かと思いきや意外とシリアスなシーンあり
笑って泣けるストーリーのしっかりした映画でした
アメリカンジョーク多めなのでガチのアメリカオタク以外は吹替版の方が分かりやすいと思う
亡きひとに取り込まれ…
…久しぶりの
ティム・バートン監督の作品
ビートルジュースの続編
パート2とせず
ビートルジュース.ビートルジュース
と繰り返す
前作のビートルジュースを配信で
100円プラスして見てみたところ
三十分のところで断念
期待せすに鑑賞。
…思っていたほど悪くなかった
・・楽しかった~
…まず
キャラクターが濃い
コープスブライドの
死の世界と生きてる世界
ナイトメアービフォア
フランケンウィニー
を組み合わせた様な演出
漫画チックだし
ストップモーション的な
ところも
色んな要素がおもしろい。
音楽も上手い具合に
演出されている
死後の世界をコメディに
描き
愛しい人の死
も大切なことだけど
死後の世界に取り込まれないで
ほしいというメッセージ
まじめな真面目な
おはなし
…結婚式の
ミュージカルのところは
要らなかったかな
とにかくティム・バートンは
死後の世界を描いてる
作品が多い
そこが魅力なところでも
あるかな
思い出したぞ‼️❓リアルに生きてる‼️❓
十数年前、交通事故で粉砕骨折して、手術で、糸で無く、ホツチキスで縫われて、隙間から感染して、死にかけた、のを思い出した、その時、映画のソウルトレインみたいのにうなされた、正夢。
ホツチキス女観て、思い出した。
あゝメリハリ最高😀、配役最高、笑い最高、グロさ最高。
なんか、千と千尋くらい、夢に見たシーンのオンパレードだ。
マイケルキートン、ウィノナライダーの胸と顔、最高😀
サイコーな映画🎞️🎟️是非。
続編だよ!
前作視聴してから観る。思ったより続編で予習復習はした方が良いですね。
まず、前作と同じ導入が嬉しい。あの音楽と共に。ちゃんと前作と同じ人がまだ現役ってすごいな。(余談)
ストーリーなティム・バートンらしい、コミカルでシニカルな展開。悪役は何しに来たんだというくらい、あっさりしていて、潔いくらいビートルジュースが主役です。ワルなのか、いい人なのか、つかみどころがないのが魅力。
霊界の住民もコミカルで、特にウィレム・デフォーさん最高です。ボブさん達も主役級に出世して良かったね。
35年ぶりの天丼
前作から35年後、霊視を活かしてTVタレントとなったリディアが娘の為に再びビートルジュースと対面する話。
バラバラ死体だったビートルジュースの元妻ドロレスが復活し、ビートルジュースへの復讐を企てる中、リディアの霊能力を信じていない娘アストリッドが呪文を唱え…。
前作を観たのが30年以上前で、あまり覚えていなかったけれど、観ているうちにあれ?これって前にも!?となっていくし、相変わらずのぶっ飛んだビートルジュースのバカ騒ぎとまたかよっ!とツッコミを入れたくなる様な展開が面白い。
中味らしい中味がないドタバタコメディだけれど、しっかり振り切っているし懐かしいし、最初から最後まで楽しめた。
ただ、個人的には前作の方が…。
ティム・バートン リターンズ
ティム・バートンの新作も何だかお久し振り。実際、コロナ前の2019年の実写版『ダンボ』以来。
あれが失敗し、良好関係だったディズニーと決別し、映画と距離を置いた感が…。
Netflixの配信ドラマ『ウェンズデー』でらしさを見せてくれたが、このまま映画からフェイドアウトしてしまうのか…?
バートンは大好きな監督の一人。暫く映画の新作は見れないのか…?
そしたら、映画の世界に戻ってきてくれた。しかも、36年ぶりのアイツと共に…!
バートンの長いキャリアの中で続編を自ら監督するのは、『バットマン リターンズ』と本作だけ。
それほどの愛着。本当に楽しく作った感じが伝わってきて、見てて微笑ましかった。
奇妙で、ハチャメチャで、ほっこりもあって、愛おしい。バートン・ワールドが帰ってきた。
ダニー・エルフマンの軽快な音楽に乗って、ミニチュア風町の俯瞰映像。
『トップガン マーヴェリック』もそうだが、久し振りの続編が前作と同じ風に始まるって、いいよね。
あれから36年経ち…。
孤独で風変わりだったリディアは何と、オカルトTV番組にも出ている有名人に。
ウィノナ・ライダーを劇場大スクリーンやメジャー大作で見るのも久し振り。2000年代に入ってから、キャリア低迷やスキャンダルと色々ありました…。
継母デリアとは今は良好な関係。『ホーム・アローン』のママが有名なキャサリン・オハラも今回カムバック。彼女こそ本当にお久し振り…?
実父チャールズは飛行機事故で死亡(正確には飛行機が海に落ちてサメに食われて)。キャサリン・オハラはカムバックしたのに、何故ジェフリー・ジョーンズは…? Wikipediaで調べたら、そんなスキャンダルあったのね…。でも、ブッ飛びな姿でちゃんと出演している。
葬式を行う為、リディアはデリアと娘アストリッドと共にあの家に戻る。
リディアに娘が…! でも、母娘仲はよろしくなく…。
この母親にしてこの娘。根暗で、学校で変人としてからかわれているアストリッド。
前作のリディアのポジションを、続編では娘が。前作ではウィノナ・ライダーが可愛かったが、今回はジェナ・オルテガが…萌ェ~。
『X/エックス』『スクリーム』新作、そして『ウェンズデー』と、ハリウッドの若手女優の中で、今個人的に“推しの子”なのがジェナ。今回彼女が出演するのも本作が見たかった要因の一つである。
『ウェンズデー』を彷彿させる陰のある感じ。ナチュラルさとキュートな魅力。
自転車で町中を行くシーンはジェナのPVではないか!
終盤の“キューリー婦人風ドレス”もいいが、中盤のボロセーター姿も。ただのボロではなくそういうデザインで、何かセンスあってお洒落だった。
おっと、ジェナについてはここまでにして、本筋に。
…何処からだったっけ?
あの家。今は町人から、丘の上の“ゴーストハウス”と呼ばれている。
屋根裏にはかつての名残も。アダムが作った町のミニチュア模型。残念ながら今回、アレック・ボールドウィンとジーナ・デイヴィスはカメオでも出演ナシ。(アレックは例の事件。あれから36年、問題起こしたキャストがやたらと…)
ミニチュアには“アイツ”の墓も。
この家に戻ってから、時折“アイツ”を見る。
セラピーにも通って克服した筈なのに~!
さあ皆さん、長らくお待たせしました。いよいよ登場です。
ビートル…おっと、名前を呼んじゃダメ。3回続けて呼ぶのは絶対ダメ!
今もあの世で人間怖がらせ屋。でも今回は部下もいて、ちょっと出世した…?
かつてリディアに結婚を迫るも、破談(?)に。霊界新聞で今のリディアを知り、再び目論む…!
昨年は『ザ・フラッシュ』で31年ぶりにバットマンにカムバックしたマイケル・キートンだが、自身のカムバック記録更新。ブランクを感じさせないハイテンションノリノリ怪演は感激もの。
ジュースは永遠に自由ッス。
再び追う側だが、今回追われる側でもある。
元妻ドロレスが復活。相手の魂を吸い取るヤベー女。
出会いと別れは劇中のサイレント映画風回想シーンにて。あの世のあちこちで事件を起こして(ダニー・デヴィートをさらに縮めて)、元夫を執拗に追う。
復活シーンのユニークさと、モニカ・ベルッチの妖艶インパクト。
生前映画俳優だったあの世の刑事にもマークされる。ウィレム・デフォーが大根役者ぶりを発揮して笑わせる。
モニカもデフォーもバートン作品初ながら、新たな常連になりそう。
前作ではちと淡白だったドラマ部分だが、今回はなかなか充実。
性懲りもないアイツの野望。元妻が追う。刑事が追う。
リディア、アストリッド、デリアの三世代の母娘。
リディアは仕事のパートナーで恋人でもあるローリーからプロポーズされる。あ、勿論、胡散臭い奴。
アストリッドはジェレミーという青年と知り合い、いい雰囲気に。ハロウィンも一緒に過ごす約束を。
しかしこのジェレミーが…。二段構えの秘密があり、ネタバレNG。
このジェレミー絡みでアストリッドはあの世へ。大ピンチに…!
娘を救う為、リディアはアイツに助けを。結婚を条件に。
生者が侵入した事で、あの世は大混乱。現世にも死者が現れ…。
リディアは娘を救えるのか…?
アイツは今度こそリディアと結婚してしまうのか…?
他にもアストリッドがあの世で再会したのは…。サブだけどさりげないエピソードで良かった。
ついでに、不本意ながらも死んでしまったデリアもあの世で夫と再会は…?
話はボリューム感増したが、基本はハチャメチャドタバタ劇。
話が巧みに交錯して…って訳じゃなく、あっちでこっちで大騒動。正直、元妻は必要あったのかな…?
今回も話云々より、この世界観や作風こそ見もの。
CGも使われているが、アナログ重視。奇抜なメイク、トリックアートみたいな美術。
現世よりあの世の方がポップで愉快なのがバートンらしい。
今回も登場。あの世の砂漠の大蛇は同じくストップモーションアニメ特撮で。あぁ、バートンだ…。
今回『バナナ・ボート』は踊らないが、終盤ミュージカルも。三谷よ、こうやるんだ。
奇妙とユーモアたっぷり。ブラックな笑いや風刺やちょいグロもまぶして。最後はほっこり家族愛も。
これぞ見たかった純度100%のバートン・ワールド。もう一度言おう。ティム・バートンが帰ってきた。
そのバートン・ワールド。
キートン、ウィノナらの健在ぶり。
ジェナを劇場大スクリーンで初めて堪能。
サブキャラもキモカワ。部下のボブにベイビージュース!
味方にすると意外と頼りになるアイツだが、最後はやっぱり生粋のトラブルメーカー!
作品も愉快で、とにかく終始楽しかった。
バートンのBESTではないけれど(ちなみに個人的にバートンBEST級は『エド・ウッド』『スウィーニー・トッド』『ビッグ・フィッシュ』『シザーハンズ』…選びきれないや)、やっぱつくづく、バートン作品が好きなんだなぁ…。
これからのハロウィン・シーズンにもぴったり。
今年のハロウィン、愉快にハチャメチャ楽しみたいなら、さあアイツの名前を呼ぼう。
ビートルジュース!ビートルジュース!
カオス過ぎるw
今までホラーコメディの映画ってあんま見たことなかったから、この2要素を混ぜたらこんなカオスなものが仕上がるとは少し驚きw
個人的に、終盤に行くにつれ、いくつか進行していたイベントのフィニッシュのさせ方が少し物足りなく感じたからもっと見たかった😖
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