ビートルジュース ビートルジュースのレビュー・感想・評価
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アイツは今も箱庭に住んでいる
あのノリ、今もついて行けるかな?と思っていたけど
無用な心配だった
すぐあの頃の素直な気持ちに戻り何度も吹き出し
アイツのあのウザさも懐かしくて
コスプレしてきてる人もちらほらいて、皆楽しみにしてたんだなあと感慨深かった
いつもは字幕派なのですが、吹き替え板もなかなか良かったです
モニカ・ベルッチ演じるドロレスが蘇るシーンが最高
ヒューリックホール ジャパンプレミアにて
古い記憶を手探りのように
始める前に...
After he made the 2019 version of Dumbo, Tim Burton thought
he was done making movies.
彼の信奉者ではないけど、一人の異色なクリエーターとして活躍してきた人が言うのには寂しくも悲しい。
個人的考えなので...
彼の映画のイメージだけを取り上げるのは、滑稽なのかもしれない。でも、何故か? このリブート作(※あたしの前作の記憶が曖昧過ぎて、一般では続編とされている。言い訳です。悪しからず)を拝見しようとした時に... つい、過去の作品のイメージだけが、ミニチュアと現実との共時性との懸け橋のようなフィルム・スコアと場面ごとの一見すると黒澤明の『どですかでん』における、あたかも無関係のような原色に近い色のコントラストであったりと、そのスタイリッシュなビジュアルと音楽との独創性があたしの脳タリン・リンの脳ミソ・ウニに直撃し、そして、うずきからヒー・ヒーとなってしまう。(※多少、イツワリがあります。)
Janitor: Hey, Toots, you're not suopposed to be back here.
Don't make me tell you twice.
Delores: Where is Beetlejuice?
映画も始まって間もなく...
彼、ビートルジュースをも恐妻にさせるドロレスが復活するショットが、バートンらしいと言えばいいのか? 『シザーハンズ』で見せたような人造人間だからと言って、人を人とは描かず、血が乾いたような、または冷血のような描き方は今でも通じるものが、あたしには感じる。
ところで... 作中
偶然知り合ったジェレミーとの会話でアストリッドがこのように
Astrid: I only believe in things that I could see. You know
science, facts. (※見るからにハンサムさんで優しさから生まれたようなジェレミーさんは... 曲者なので後ほど...大変なことに!? )
だから...
本作『Beetlejuice Beetlejuice』の支配的なサブジェクトとしては、"生と死の世界をつなぐ扉" が存在そのものとなっている。それは、監督のバイオから分かるように彼が育ったカリフォルニア州バーバンクでは死について口にするのもはばかられる環境だった。しかしそれでも彼は、そのタブーをなぜ描くのかは、ヒスパニック系、ラテン系で見られる "Día de Muertos (死者の日)" を体現してきた事によるところかもしれない。(あたしにとっては、違和感でしかないキモイ...ディズニー映画『Coco』がシンボライズしているかも!?)
ある意味、サブプロットの役割を果たす...
DEPARTURES
08 35 THE GREAT BEYOND ON TIME
09 22 PEARLY GATES DELAYED
09 54 FIRES OF DAMNATION DELAYED
10 13 ELYSIUM FIELDS DELAYED
08 35
"あの世行き"特急列車号の行き先は本作では上記の4つだけらしい。
残り三分の一になった時ぐらいから場面展開もシナリオ自体も勢いが出てくるけど...
その中でもラスト近くでビートルジュースとリディアとのダンスシーンでは、
♪MacArthur Park というグラミー賞も受賞した曲が使われていたけど、この曲を作ったジミー・ウェッブは曲に関して...
"Everything in the song was visible. There's nothing in it that's
fabricated...(略)... And so it's a kind of musical collage of
this whole love affair that kind of went down in MacArthur Park."
そして付け加えるならこの語り掛けるような歌詞は、ウェッブ自身の恋の終わりをも示唆している。で... ビートルジュースの次のようなセリフに繋がる。
Beetlejuice: You know, Bob, long distance relationships can
be difficult, especially when one of you is dead
and the other is ignoring you for thirty years. But
Lydia and I, we have definite psychic connection,
and I'll tell you something, she definitely saw me
that last time. I felt a little tingle.
というのは...
このウェッブのロマンティックな恋の話は続きがあって、別れた彼女との関係は、彼女がほかの男性と結婚した後でも友人関係として変わらなかった... という事らしい!?
いわゆる...
過去に製作された『チャーリーとチョコレート工場』や『不思議の国のアリス』などの作品における肥大化したプロットとは違いビジュアル的には、ミニチュアを代表するように過剰なCGIに頼るのではなく手作り感のある映像を基に、1980年代のオリジナルのアイデンティティを活かすためだけの独創性や創造性に限定し不必要に複雑にしていないシンプルさが、ビートルジュースのセクハラまがいのお下劣さを控えめにしたことでグロでゴアでブラックなユーモアあふれる映画に活かされ、そのことは三世代の家族構成に表れている。デリアはマイナーなアーティストとして、またリディアはゴス系の幽霊と交信するオザナリ屋さんで、娘のアストリッドは心の一ページでは母を慕っているのに現実主義を振りかざすティーンの孤立したアクティヴィストだが、彼女たちはある種、その立ち位置から感情の及ばない無意識な相互認識によって結ばれており家族として成立している。
突然ですけど
日本の映画監督、山本 晋也という人は "ポルノ" と "お笑い" を初めて合体したパイオニアで彼の作品に描かれる強い女に虐げられる弱い男の嘆きの構図は "監督" が恐妻家であることから来ているらしい。メタファーとしたら的外れなのかもしれないけれど水と油の関係とするなら、だから...
バートン監督が一般的に忌み嫌う人の "死" と相反する "コメディ" をただ融合させるだけでなく、ブラックなテイストを加味することでより一層、オリジナリティあふれる映像媒体となっている。
そして彼の復活はカナダ放送協会の "CBC Arts" による見出し記事とインタビューより
Tim Burton says Beetlejuice Beetlejuice reminded him
why he loves making movies (よかった、よかった...見出し記事)
インタビューの抜粋より
"The idea of exploring the three generations of these women
— mother, daughter, granddaughter
— that was the emotional anchor for me," Burton says.
そして彼の本作への思い入れの本質としての言葉
"Their attitudes towards life and death just seemed so much
more appealing and fun and interesting," he says. "It shows
you that dynamic, that life and death are both to be celebrated."
何の縁か知らないけれど... 「ロミー・シュナイダー映画祭2024」が開催されるという共時性より、主演を演じた、彼女もまた過去の... これ以上はご勘弁を
(※この映画祭に嫌みを一言。あたしの大好きな彼女のキャリアの初期の名作がございません。ドロンちゃんねぇ!? 失礼しました。)
よく知られた話で
1988年の『ビートルジュース』では、この役の候補となった若手俳優には、ブルック・シールズ、サラ・ジェシカ・パーカー、ジュリエット・ルイス、ダイアン・レインなどがいた。しかし、それはバートンがライダーと出会う前のことだった。ライダーのバートンとのファースト・インプレッションとは
“I remember I made my mom wait in the car because I wanted to
do it alone,” she says of her first encounter with the unruly-haired
auteur.(ファッション・マガジンのAnOtherより、ただし、この話には...続きが)
そして、監督と絶えずリディアについてコンタクトをとっていた彼女が今製作に関わっている作品を中断してまでも本作に出演したのが彼女の次の言葉で
“You can’t shed who Lydia was, but the beauty of it is we all know
what happens
– life happens”
あたしは、そんなに本作のことは好きではない。ないけど始めは☆5にしてたけど
☆4にしました。だって、
こんなに彼氏を待ったことはありませんから... 30年間って...
何か?
リアルに生きろ!
ワーナーブラザーズさんのご招待で、試写会にてひと足早く鑑賞。
ビートルジュースがどんな話なのか、前作未鑑賞だったので全然知らなかったけど、ココ最近にしては珍しくガッツリハロウィン映画なので、結構楽しみにしていた本作。そしたらもう、開始早々ワクワクが止まらない!想像以上にティム・バートン節が効いていて、ポスター、予告で見たまんまのハチャメチャでドタバタな、ゲラゲラ笑えるちょいグロホラーコメディだった。
あまりにもハロウィンにピッタリ。毎年恒例で見ることになりそうだし、数年後劇場で見れたことを誇りに思えそうな、そんな映画。いい意味で新作感が無かった😁
ハロウィン、とは言いながらも、そこは巨匠・ティム・バートン。在り来りなことは一切しない。布を被ったオバケ👻や如何にもなパンプキン🎃、見た目から怪しすぎるドラキュラ🧛♂️なんかは全く登場せず、唯一無二の個性強すぎるキャラクター達が、予想もつかない行動と言動で観客を存分に楽しませてくれる。
タイトルでビートルジュースと言いながらも、主人公はあくまで人間。ビートルジュースの再来によって起こるドタバタ劇でありながら、人間パート主軸で物語が進んでいき、亡霊たちに負けない癖の強さのおかげで、何度でも見たい、脅威の見応えだった。
「チャーリーとチョコレート工場」×「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」のような独特な世界観に酔いしれながらも、この映画にしか出来ない人間ドラマに身も心も奪われてしまう。ファンタジックな作品にも関わらず、込められたメッセージや細かい描写は非常に現実的で、思わず共感し感情移入してしまう。娘に目を向けず、見えないはずの亡霊たちばかりに構う母親。それぞれの葛藤と苦悩が、コメディを通して刺さるものがあった。
死後の世界へ大冒険!的な、アドベンチャー要素もふんだんにあり、この作風だから許される結構グロテスクな描写なんかもあって、一コマも飽きさせない、完璧に作り込まれた映像と脚本に脱帽。こういうのが見たかった!を見事に叶えてくれた。音楽もチョーカッコよくてイカしてる!
今回は普段は絶対見らない吹き替えでの鑑賞だったけど、案外あり。山ちゃんの声がマイケル・キートンの動きにピッタリハマっていた。だけど、やっぱり字幕で見たいかな〜。劇場公開されたら、前作を見て、字幕で再挑戦しようかな。この秋は、ビートルジュースビートルジュース!是非とも劇場で😍
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