「ようこそティム・バートンの世界へ」ビートルジュース ビートルジュース くらげさんの映画レビュー(感想・評価)
ようこそティム・バートンの世界へ
…ヒトコトでいうとそんな感じ。
前作は未見ですが、知らなくても楽しめました。
勿論前作をご存知であれば、その方が色々楽しめるのかもしれません。(主要キャストは前作と同じようですし)
この作品については「ティム・バートンの映画だから」という理由で見に行っているので、世界観とか、色彩、展開等については期待通りでしたので個人的には満足していますし、今回は字幕で見ましたが、機会があれば吹替も見たいとは思っています。ビートルジュースの元嫁の感じなんかはナイトメア・ビフォア・クリスマスのサリーを彷彿とさせますし、世界観はコープス・ブライド(よりは現代的ですが)を思い出しました(同じ死後の世界ですしね)
ホラーが指すものが人外の存在であるとするならば、確かにホラー作品ではありますが、コメディ要素の方が強いとは思います。…思いますが、バストアップが食い千切られた(千切られた面が露出)り、凶器が頭や身体に突き刺さった登場人物なんかもいるので、そういった表現が苦手であったり、グロいと感じる方は注意が必要かもしれません。(惨殺シーンなどはないのですが。)
純粋にストーリー、という事になると宣伝にあった「人間恐がらせ屋」の要素は弱い(むしろ皆無かもしれない)し、主人公の母を含め、周囲のキャラクターもだいぶ個性強め。色々「整合性」を求める見方をすると「消化不良」を起こすかもしれません。
「ティム・バートン作品」としては大変満足していますが、若干ストーリーに弱さを感じるので★は1コ、マイナスで。何も考えずに単純に「楽しかったー」で見終われるエンタメ作品だと思います。
【追記】
前作を見てから改めて本作を見ようと思います
【蛇足】
当日はこの作品を見る前に「憐れみの3章」を見ていたので個人的にはウィレム・デフォーの落差に喰らいました(笑)