「ティム・バートンが大好きな世界を楽しむ映画」ビートルジュース ビートルジュース カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ティム・バートンが大好きな世界を楽しむ映画
まさか2024年にビートルジュースの続編が観られるとは思ってみなかった。
トップガンとほぼ同じく前作から36年経っているとのことで内容はうろ覚えだったが、稀代のクリエーターでありアニメーターであるティム・バートンのダークな作家性を楽しくたくさん堪能でき感無量だった。
VFXを極力使わずホラーだけどちょっと笑えるディテールにこだわった特殊メイクやセットで黄泉の世界を楽しく演出。
前作に引き続き出演しているマイケル・キートンは変わらずのテンションだったし、久しぶりのウィノナ・ライダーは少しグラマーになっており驚いた。
キャサリン・オハラは出演していたことを忘れてたが「ホームアローン」のイメージが強すぎたからか。
ウェンズデー以降ホラー顔としてしか見れないジェナ・オルテガは流石にこの世界観の雰囲気にもぴったりだし、モニカ・ベルッチは美しくも貫禄がありラスボス感十分だった。
ウィレム・デフォーはもうクセ強な役ばかりなので今回も至って普通にみえたくらい。
ビートルジュースって結局なんか良い役になっちゃって、最後はちょっと気の毒な感じだったのも面白かった。
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