「【”正者と死者は共存できるのか?”ティム・バートン独特の世界感炸裂の、正者と死者が入り乱れるメンドクサイ恋愛関係を描いたハロイウィンムービー。モニカ・ベルッチなら魂を吸われても良いかな!(オバカ)】」ビートルジュース ビートルジュース NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”正者と死者は共存できるのか?”ティム・バートン独特の世界感炸裂の、正者と死者が入り乱れるメンドクサイ恋愛関係を描いたハロイウィンムービー。モニカ・ベルッチなら魂を吸われても良いかな!(オバカ)】
■ティム・バートンは今や世界を代表する監督の一人であるが、その大きな一因としては、矢張り作り込んだ独特の世界観だと思っている。
私が最初に観たのは「シザーハンズ」であるが、独特のファンタジックな世界観や、物凄く若いジョニー・デップとウィノナ・ライダーとの報われない恋愛に、一気に引き込まれたモノである。
ティム・バートンの世界感に匹敵する世界観を創出する監督は、ジャン=ピエール・ジュネだと思っているが、最近全然映画を作ってくれない(日本で公開されない・・。)ので、ティム・バートン監督の新作は、ヤッパリ楽しみなのである。
◆感想<Caution!内容に触れています!>
・今作では、ウィノナ・ライダーはビートル・ジュース(マイケル・キートン)が想いを寄せるゴースト評論家リディアを演じていて、娘アストリッドもいる。
序でに、アマゾンに出掛けて戻って来ない夫もいる。
彼の絶世の美女もそういう年になられたのだが、変わらず美しいなあ。
・更に言えば、ビートル・ジュースの元妻ドロレスを演じたモニカ・ベルッチも変わらずにお美しい。それにしても、あの役を良く引き受けたなあ。
■個人的に壺だったのは、アストリッドがイケメン悪霊に騙されて、魂を交換してしまった時に、アマゾンから駆け付けた全身をピラニアに食われているお父さんだったかな。”父は死んでも、娘を守る!”っていう感じで、あの姿が笑えるんだけれども、何か良かったな。
<今作は、ティム・バートンの全くブレないファンタジックな世界で繰り広げられる可笑しな生者と死者との恋愛を楽しむ作品だと思う。
サンドワームのチープな感じ(どーみても、手作りにしか見えない!)とかも宜しくて、ティム・バートン監督は、この世界観をずっと作り続けて欲しいと思った作品でもあります。>