ヴェノム ザ・ラストダンス : 特集
【最速レビュー】まさかヴェノムで泣くなんて…予告の
情報は本編のほんの一部!この最終章はアベンジャーズ
やハリポタシリーズのラストに匹敵するほどの衝撃!
映画館でしか観られない“最高の最後”は涙腺大決壊!!
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世界中で愛されてきた“俺たちの物語”が終わる――そう、遂に! 遂に!! 遂に!!! 「ヴェノム ザ・ラストダンス」の日本公開がやってきます!!!!(10月25~27日にFilmed for IMAX®、Dolby Cinema®にて先行上映(字幕版) 11月1日から全国公開)。
“最悪の最後”をより多くの方々と迎えたい――そんな思いから、映画.comは“「ヴェノム」シリーズ、面白いのに観てない人が多すぎ問題”の解決に奔走!! 特集第1&2回への反応をチェックしていると、これまで以上に“ヴェノム民”が増殖したと実感しています。
「ヴェノム ザ・ラストダンス」の最速レビューを“ネタバレ無し”でお届け!!!!
――で、ごめんなさい、もう興奮が抑えきれないのでドデカ感情を先に吐き出しちゃいますけど、この映画は最高、最高、最高……「ヴェノム」は“バディ映画”を超えた“一心同体映画”。その“一心同体映画”の中でも最高到達点に達していて――とにかく“強火”で語ります!!!!
>>【第1回特集】「ヴェノム」シリーズの見どころって何?映画.com編集部員が全力土下座で徹底解説した記事はこちらでチェック!
>>【第2回特集】「ヴェノム」初見の方を対象にした緊急上映会を開催したらめちゃくちゃ感謝された話はこちらでチェック!
●筆者紹介
●レビュー内容をまとめたショート動画(1分)はこちら↓
●【いきなり結論】おいおいおいおい、予告編の情報は“氷山の一角”じゃないか……アベンジャーズにおけるエンドゲーム! ハリポタにおける死の秘宝! あらゆる感情がバグる“最終章”は、涙で画面がぼやけまくり!!!
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最初に先に言っておきたいことがありまして――それは予告で判明した情報が“ほんの一部”だったということ。本編観たら「こんな魅力的なシーン、予告で隠してたの!?」と驚くことだらけなんですよ!!
そして涙がブワッとこみ上げてくる要素が全編にちりばめられていて……鑑賞後、複数名で感想を語り合っている時、全員鼻声&涙目で話すほどでした。しかも、この“最終章”は単独で鑑賞しても楽しめちゃう。もちろん第1&2作を予習しておけばさらに良いですが、“初見さん大歓迎映画”でもあったので懐がマジ深い。
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さらには「アベンジャーズ」における「エンドゲーム」、「ハリー・ポッター」シリーズの「死の秘宝」といった名作シリーズの“最後”に匹敵するほどの“衝撃”と“興奮”と“終わってしまう作品ロス”も待ち受けていて――。マジで感情が迷子になりっぱなし……“超オススメ映画”であることは間違いないので、ここから詳細に語っていきます!!
●【映画館でしか見られない“最高の最後”①】エディとヴェノムがピンチにも程がある! 指名手配、ヤバそうな特殊部隊 残虐&凶悪度1000%のラスボスからも狙われて――
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まず面白かったのが、エディ&ヴェノムが本作で直面するあまりにも“最低×最悪”なシチュエーション。どんな状況に陥るのか、ざっと書き出してみます!
・メキシコ滞在中“殺人犯”として指名手配されていることを知る→警察から逃れるために、一文無しの超過酷な旅へ
・ヴェノムを狙うヤバそうな特殊部隊が襲撃!! ヴェノム確保のためなら手段を選ばず、エディは抹殺対象に……目的は一体なんだ?
・宇宙の果てからヴェノムを狙う“ラスボス”も! “超凶悪”ヌル「ヴェノムを探せ」 捕まったらどうなる?→“全惑星壊滅”
・ヌルの配下“ゼノファージ”(=シンビオート・ハンター)がエグヤバい――ヴェノムでもまったく歯が立たない、しかも再生能力アリで倒せないって反則……ちなみに“1匹”だけじゃない…(白目)
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こんな“四面楚歌”状態が、ストーリーにとてつもないドライブ感を生み出していて、常に「え、え、え、次どうなるの?」とハラハラドキドキ。映画って本当に楽しいですよね……上映時間中、ず~~っと“前のめり鑑賞”することになります!
●【映画館でしか見られない“最高の最後”②】ヴェノム=可愛いは当たり前! 今回はさらに惚れて惚れて惚れまくるぞ! かつての“最悪”は今、“最高”の存在へと進化する
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狂暴なのに愛らしい――これがヴェノム最大の魅力ですよね。皆様、ご安心ください、本作でもその魅力が遺憾なく発揮されています!
たとえば、ワンちゃんへの“愛”を示したり、飛行機からパラシュートなしで飛び降りたり、デビッド・ボウイの曲をノリノリで歌ったり、ABBAで踊り狂ったり……。エディをとことん振り回す姿にニンマリする一方で、改めて様々なシーンから気づかされることもありました。
それはヴェノムは粗暴で単細胞なのではなく、実は「面白い」「美しい」「楽しい」を求める“究極にピュアな存在”だということ(観ればわかります、めっちゃグッときます)。
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本作は、ヴェノムの本質を再認識する描写のオンパレードとなっているだけでなく、“ヴェノムに惚れる”要素もてんこ盛り!!!! 可愛いでは終わらない、今回はもう惚れるんです! すべてはエディのため(そしてエディと自分の幸せのため)に――そんな思いが伝わってくるヴェノムの行動の数々が鳥肌モノ。

本作の監督は、シリーズ一作目から製作総指揮&脚本を手がけてきたケリー・マーセル。つまり“世界一強火のヴェノムヲタ”とも言える(?)同監督が、“最悪”と称されてきた存在を、とてつもなく“最高”な存在へと再解釈・昇華していくさまに震えました。
●【映画館でしか見られない“最高の最後”③】エディ&ヴェノムの“尊すぎる瞬間”が連続して「このカップル、一生推すわ」 キーワードは「ヴェノムにとっての幸せとは?」
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鑑賞中に驚いたのが、第1作「ヴェノム」から「ザ・ラストダンス」までに流れた時間は、たった“1年”だったという事実。初期は反目し合いながらも、今では“相棒”として互いを認める仲。この1年、めちゃくちゃ濃密な時間だったんでしょう。
だからこそ、劇中で描かれていない“2人の思い出”を想像しちゃいます。たとえば「レインマン」「テルマ&ルイーズ」の話題を出したりするんですが「きっと2人でたくさんの映画を見ていたのかな」と。つまり「ザ・ラストダンス」は、実際に描出されている光景だけでなく、2人が過ごした日々を夢想して尊みが爆発しちゃうタイプの作品だったんです。
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さらに、物語中盤で“地球外生命体を追い求める家族”が登場して、エディとその家族との交流も描かれるのですが、このパートも非常に良くて……。一家団欒の光景を目の当たりにするなかで、ヴェノムの“本心”が垣間見えます。
「なあエディ、時々思うんだ。こんなふうに幸せだったらって」。泣いちゃうよそんなこと言われたら……“しみじみヴェノム”のセリフすべてが感動ラッシュの伏線としても機能しているので、ぜひご注目を!
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●【映画館でしか見られない“最高の最後”④】ヴェノムの“秘密”から生じたのは究極の選択…エディが死ぬ?それともヴェノムが死ぬ?もしくは世界を破滅させる?
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本作では、エディとヴェノムが一心同体になることで“コーデックス”という物質が誕生していたことが判明。細かい設定は把握しなくてもOKですが、これが超・超・超重要アイテムということは覚えておいてください!
コーデックスが“ラスボス”ヌルの手に渡るとどうなるか? 地球、いえ、宇宙すべての崩壊を招くという大惨事が確定します。
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ではコーデックスを消滅させればいい? そんなに簡単にはいきません。だって、消滅させるには、エディかヴェノムの両方、もしくはどちらか一方が“死ななければならない”んですから。
最高のバディを引き裂く究極の選択――運命はご自身でお確かめください、筆者は思い出しただけでもう、もう……。その“答え”、絶対に見逃さないで……!!
●【映画館でしか見られない“最高の最後”⑤】特大サプライズに思考停止→即座にテンション爆アガリ! エリア51で勃発する“宇宙規模の大乱戦”――このラストバトルを見るだけでも映画館に行く価値はあるぞ!!
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もちろんアクションもすさまじいのなんの! 特に最終決戦がヤバかった。
舞台は、ネバダ州の砂漠地帯に位置する「エリア51」。ネタバレを避けるため詳述しませんが、地獄のような事態になるんです……。
ヴェノムのパワーでも歯が立たず、完全に詰んだ……と諦めかけた瞬間に“なにか”が起こります。これは、公開前の予告編では絶対に、絶対に、絶対に明かせない部分……!!!!
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このラストバトルを言い表すとしたら、まるで“宇宙戦争”。ぶっちゃけこれを観に行くために、もう一度映画館を訪れたいレベルです。少しだけヒントをお伝えしておくと、戦いの舞台「エリア51」が“超極秘案件”を研究している施設だということ。この闘い、テンション爆上げ「うおおおおそうくるか」大絶叫不可避、マジで痺れまっせ……!!
●【映画館でしか見られない“最高の最後”⑥】泣き腫らした結果、最終章なのにまだまだ“続き”が観たくなってしまった…「ザ・ラストダンス」は、ヴェノムが一生“心”に宿る映画でした
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「ヴェノム サ・ラストダンス」はとにもかくにも、最終章にふさわしい感情を筆者にプレゼントしてくれました。
出会った当初は“自分の生存”のため、やがて数々の死闘を経て“共生”の道を歩み、今では「俺には、お前が欠かせない」という境地に至ったエディ&ヴェノム。悪には容赦しない“残虐な庇護者”として最後に辿り着いた選択を観て、筆者の涙腺は決定的にバカになってですね……瞳が滝化しました。
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本当に、本当に“衝撃的な展開”が待ち受けていて、視界は涙でぼやけっぱなし……。付け加えておきたいのが、鑑賞後には、エディ&ヴェノムのことがますます好きになってしまったということ。「最終章」ではあるのですが、もっともっともっともっと“2人”のことを見ていたくなってしまったんです。
そう感じてしまうほど“最悪の最後”は“最高”にエモい――“ヴェノム民”の皆さん、映画館へ急いでください!! そしてエンドロールの最後まで絶対に席を立たないで! 絶対にですよ!!!!!!
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