ヴェノム ザ・ラストダンスのレビュー・感想・評価
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ラストダンスは私に。 続編ありきで映画を作らず、まずは目の前の一本に集中して欲しい…🌀
“親愛なる隣人“スパイダーマンの世界を拡張するダークヒーロー映画「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)」の第5作にして、スパイダーマンの宿敵“ヴェノム“を主人公に据えた『ヴェノム』シリーズの第3作。
メキシコのバーで飲んだくれていたエディは、自身がマリガン刑事殺害の容疑で指名手配されている事を知り、汚名を晴らす為一路NYへ。しかし、その道中で謎のモンスターに襲われる。彼らは邪神“ヌル“の僕であり、ヴェノムが持つ“コーデックス“と呼ばれる鍵を奪い取ろうと付け狙っていたのである。こうして、エディとヴェノムの逃避行が始まった…。
◯キャスト
エディ・ブロック/ヴェノム…トム・ハーディ(兼製作/原案)。
SSUの柱であった『ヴェノム』シリーズもこれにて完結。結局このシリーズって何だったんでしょう?スパイダーマンと出逢うことすらしないとは…。何のためにMCUの世界線に行ったんだお前ら😅
「シリーズの3作目は駄作になる」というジンクスは今作にもしっかりと当てはまっている。
このシリーズはエディとヴェノムのブラザーフッド感を楽しむものだったと思うのだが、壮大な設定を追加してしまった結果、本来の持ち味であるお気軽なスナック感覚が消え失せてしまった。
では、邪神ヌルだのゼノファージだのコーデックスだのと言った頭がクラクラする様な新設定によって、その分ストーリーの面白さが増したのというと全くそんな事は無い。だって、邪神ヌル様は特に何にもしないんだもん。
「貴様らを皆殺しにしてやる…」って、言葉だけかお前はぁっ!!どうせそこから出られないんだから、思わせぶりな事なんか言わずに黙ってジッとしとけッ!!
とどのつまり、何が一番悪いのかと言うと、ユニバースありきで映画を作ってしまっているという点。何でヌルがヌルッと出てきただけで何もしなかったのかと言えば、それは今後のユニバース内で彼を敵として扱う為でしょう。つまり、今作は今後の作品のための布石にすぎないという訳です。
本当にこの作品を面白いものにしようと思うのであれば、前振りなんか吹っ飛ばしてヌルをヌルッと登場させれば良い。『スーパーマンII 冒険篇』(1980)のゾッド将軍みたいに「宇宙で水爆を爆発させたら最強の敵の封印が解けてしまった!!どうしよう…😨」とか、この程度の展開でもアメコミ観に来る観客は納得するんだからさ。ちまちませずに大胆にガバッと行けガバッと。
そもそも「一番美味しいものは後に取っておく」という姿勢は客をバカにしてますよね。だって興行的に失敗すればその後なんてないんだから。実際、このSSUだって度重なる失敗により今後の予定は全て白紙になってしまった。今後ヌルがヌルッと現れる可能性は、現状限りなく0に近い訳です。
勿体付けずにヴェノムvsヌルを描いておきゃ、このユニバース自体が“ラストダンス“にならずに済んだのかもねぇ…。
それを差し置いても、今回の脚本は酷い。これまでが特別良かった訳ではないが、それにしたってこれは酷い。
まず第一に、新たな登場キャラを増やしすぎ。今作はエディ&ヴェノム、エリア51の科学者、軍人、ヒッピー家族という4つの視点から物語が進行していく訳だが、このうちエディヴェノ以外は全員が新キャラクター。科学者チームのトラウマとか葛藤とかを見させられても、こっちとしては何の思い入れもないから「ふぅん。で?」という感想以外が出てくる筈もない。
クライマックスはそんな各陣営のキャラクターが勢揃いしてすったもんだの大乱闘が繰り広げられる訳だが、はっきり言って「知らないクラスの同窓会に紛れ込んでしまった」という感じの気まずさと白けが画面に満ちて居る。監督はヴェノム軍団vsゼノファージで観客ブチ上げッ!になるとでも思ったのだろうか。全然知らない人たちに全然知らないシンビオートがくっ付いて全然知らないヴェノムになって全然知らないモンスターと闘う…って、それで盛り上がる訳ねーだろっ💢
第二に、ヒーローに自発的な意志や行動が見られない。
SSU第3作『マダム・ウェブ』(2024)が「美女がテンパる映画」なのだとしたら、本作は「オッサンがテンパる映画」。映画はエディ・ブロックのあたふたに始まりあたふたに終わる。
確かに、キャラクターがテンパる様というのは傍目に見ると面白い。それが深刻であればあるほど、その面白さがより一層高まるというのは映画の基本的なルールである。
しかし、これは一応「アメコミヒーロー映画」というジャンルの作品なのです。何故人がスーパーヒーローに夢中になるかというと、それは彼らが危機や困難を前にしても逃げ出す事なく立ち向かうから。その過程でどんなにテンパっていても、最後は覚悟を決めて強大な敵に相対さなければ、スーパーヒーロー映画としては失格である。
その点、本作は最後の最後までヴェノムとエディがただの「災難に巻き込まれてしまった人」に終始してしまっている。降り掛かる火の粉を払い除けるばかりで、自発的に強敵に飛び込んで行くという覚悟や気概が描き込まれていないのである。これをスーパーヒーロー映画と呼ぶ事は出来ない。『マダム・ウェブ』のキャシー姐さんを見習いなさい!人を救うためなら轢き逃げも辞さないんだぞあの人は!!
第三に、安いお涙頂戴演出。
ついに来てしまったエディとヴェノムの別れ。エディを守るため自ら強酸噴射装置の中に入るヴェノムの姿はさながら『ターミネーター2』(1991)の様で、彼の立派な最期には涙が止まりません…😭
なんてなる訳ねーだろっ!!何だその都合の良すぎる強酸装置は!!何でそんなもんが屋外にポテチンと置いてあるんだっつーの。大体、ヴェノムはなんであれが何でも溶かす激ヤバマシーンである事を知ってたんすかね?本当に、このクライマックスには何から何まで興醒め。こんなご都合主義では子供すら騙せません。
大体、ヴェノムのお漏らしを軍が採取していたのは復活させる為のフラグでしょ?こんなん絶対生きてるじゃん。人気キャラだから簡単には死なせられないというのはわかるが、だったら最初から殺すなっつーの。まぁアメコミの「死亡確認」=「生存確認」というのは今に始まった事じゃないんだけどさ。
監督/脚本はケリー・マーセル。彼女は『ヴェノム』(2018)では複数人いる脚本家の1人としてクレジットされていたが、続く『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021)では単独で脚本を手掛けた。今回は監督にまで抜擢されているのだから、一段一段着実にステップアップしてきている様が伺える。
正直、何故マーセル監督がそこまで重宝されているのか前2作の出来を見る限りよく分からなかったりするのだが、実はこの人トム・ハーディのお友達。ビデオ屋でバイトしている時にハーディと知り合い、それ以来の長きに渡る友情で結ばれて居るらしい。つまりこれは物凄いコネ人事だったりするのです。
まぁ今作も興行的には成功している訳だから、このケリー・マーセル重用が完全に悪いという事ではないのだが、もっとアメコミの事を理解している適任者が幾らでも居るんじゃ無いですかね…。
個人的にはSSU最低の作品。これなら世評が最悪の『マダム・ウェブ』の方が、爆笑出来る分だけ100倍マシである。
心なしかトム・ハーディの表情も死んでいた気がする。彼も今回は駄作だと内心思って居たのでは無いだろうか。過去2作品にヒロインとして登場していたミシェル・ウィリアムズが今回出て来ないのも、「こんな作品に付き合っていられるかっ!💢」という態度の表れなのかも知れない。
唯一、カジノでのはしゃぎっぷりにはこのシリーズらしい楽しさがあった。変に気負わず、このくらいのノリとテンションで全編仕上げてくれれば良かったのにねぇ。
※今作に出てきたあの交戦的な軍人さん、どっかで見た事あるな…と思っていたら『ドクター・ストレンジ』(2016)のモルドさんじゃん。MCUにもSSUにも出演するとは、マーベルはこのキウェテル・イジョフォーという役者さんの事がお気に入りな様子。だったらもっと良い役用意してあげろよ!と思わん事もないが…。
さよならは別れの言葉じゃない。また会おうぜ、相棒(ヴェノム)!
1作目公開時はマーベル最凶ヴィランのフレーズだったが、今ではすっかり愛されキャラになった僕らのヴェノム。
いよいよシリーズもラスト…らしい。
喧嘩するほど仲がいい相思相愛のエディとの関係は…?
ヴェノムはどんなフィナーレを迎えるのか…?
もしこれを見なかったら喰っちまうぜ! byヴェノム
前作のラストで“あちら”とのマルチバースを匂わせたが(実際話は進められていたそうだが実現に至らず)、こちらへ戻ってくるなりマルチバースをディスるヴェノム。エディは二日酔いみたいな状態。
メキシコにいる二人だが、窮地。
カーネイジとの激闘、マリガン刑事の死の関与で追われる身。
身の潔白を晴らす為、頼れる知人に会いにNYへ。
二人を追うのは警察だけではなかった…。
かのエリア51。その地下深くに、地球に飛来したシンビオートを研究する極秘施設がある。
未知なるシンビオートの生態に興味尽きぬペイン博士と、施設の責任者であるストリックランド将軍。
ストリックランドはある理由からエディとヴェノムを追っていた。
遥か宇宙の果て。闇の牢獄にシンビオートの創造主“ヌル”が囚われている。復活の為にあるものを探し求めている。
それは“コーデックス”と呼ばれ、シンビオートが寄生した宿主が一度死んで蘇生した時に生成される未知なる力。
それをヴェノムが持っている。かつてライオットと対しエディが一度命を落としヴェノムが蘇生させた時に。
コーデックスを手に入れる為、ヌルはシンビオートハンターの怪物“ゼノファージ”を送り込む。
その脅威をマリガンに寄生したシンビオートから聞いたストリックランド。
唯一の対する方法は、コーデックスを持つシンビオートか宿主、どちらかを殺さねばならない。つまり、エディかヴェノムか。
エディとヴェノムの命運。
ストリックランドの追跡。
ヌルの復活。
三つ巴の行方は…?
メキシコからNYへ。
トム・クルーズばりに飛行機にしがみついたり、UFOマニア一家にヒッチハイクさせて貰ったり、前2作とちょい趣向を変えてロードムービーの装い。バディ×ロードムービーは鉄板。
トム・ハーディの一人二役、エディとヴェノムの掛け合いも名人芸。
『ドクター・ストレンジ』からキウェテル・イジョフォー、『アメイジング・スパイダーマン』からリス・エヴァンスがマルチバース出演?…と、つい思ってしまうキャスティング。
VFXアクションもふんだんに。
馬や魚やカエルに寄生したヴェノムの変身ビジュアルも見もの。(馬ヴェノムで疾走するシーンに掛かるQueenの楽曲が最高!)
マルチバースで複雑化した昨今のアメコミに乗らず、僕らのヴェノムは今回も気軽に楽しめるエンタメ。
…しかし、これで“ラストダンス”かと思うとちょっと物足りなかったり、全体的に雑だった気もする。
まず、シンビオートの創造主とかコーデックスとか、オンパレードのニューワードが唐突過ぎ。
シンビオートの創造主なんて今まで一度も話に出て来てなかったのに、そんなん居たの?
コーデックスの設定も然り。何か強引後付けなご都合主義。
シンビオート研究施設も突然。
にしてもストリックランドもペイン博士もシンビオートの創造主やコーデックスなど未知の事をよくすんなり受け入れ、把握出来たもんだ。
前2作で少しでも触れていたら鮮やかな伏線になっていただろうに…。突然生まれたであろう展開や設定だから仕方ないか…。毎度の事ながら話は決して褒められた出来じゃない。
物足りなかったのは敵も。
超速、怪力、不死身のゼノファージは怪獣みたいな造型でそれは良し。
しかし…、最後もゼノファージと闘うだけ。てっきりヌルが何らかの方法で復活し、壮絶なラストバトルが繰り広げられると思っていたら…。
ヌルの復活を阻止する攻防。だから幸か不幸か、サノスとの激闘のような最高の盛り上がりには欠けてしまった。
敵のインパクトは前作のカーネイジがシリーズでは一番だったかな…。
今回ミシェル・ウィリアムズ不在なのも個人的に残念。
代わりにペイン博士がヒロインポジションなのだが、印象に欠ける。
そのペイン博士も同僚も最後一時的にシンビオートの宿主となって闘うが、何だかここも説明皆無で置いてきぼり感半端ない。
…などなど。
最後なのにちと難点不満点多くなってしまったが、本作の一番のハイライトは、エディとヴェノムの運命。
どちらかが死なない限り、コーデックスは消えない。それはつまり、ずっとヌルの脅威に見舞われる。
まあ何となく予想していたとは言え、二人の別れのシーンは胸熱くなるものもある。
二人一緒になってから、嫌な事もあった。うんざりする事もあった。イライラ怒り爆発大喧嘩する事もあった。
が、最強の相棒で最高の友だった。
居なくなって分かるその存在…。
さよならは言わない。別れの言葉じゃないから。
だろ、相棒?
本当にそうなるかも…?
EDオマケ映像に復活を諦めないヌルと、ある生き物に一部が寄生して…?
何だかんだ続く…?
その時はまた暴れようぜ、相棒(ヴェノム)!
本当にこれで終わり?
ヴェノム1がとても面白くて、一気に3部作を通して鑑賞しました。何度もラスボスの存在を匂わせながら、手下のトカゲに苦戦して相討ちで終幕はあまりに呆気ないと感じた。
たかが酸で倒せるならそういう武器を作れよとも思った。
良い点としては、2人の友情の深さやチェンとの再会、シンビオートたちの共闘は胸熱でした。
続編があるなら是非観たい、というか絶対に作ってほしい。
人間臭いヴェノム
ライトな感覚をそのままにヴェノムとの関係性を終える物語。
ただ唐突すぎるビラン(アメコミとかは読んでない)のため、そんな関係があったのかぁ⁉︎と驚かされた。
この初期設定を持ってくるならシリーズ2作の中で小出しにして欲しかった。
シリーズ毎に人間臭くなるヴェノムやアクションも前作より派手になった点は楽しめたし、ヴェノムの馬へ憑依する多様性も面白かった。
もっと別のものに憑依しても楽しめた様に思えた。
シリーズ最後が一番駄作
マーベルはほとんど見てませんが、無印は珍しいダークヒーローモノということで見て、エディとヴェノムの掛け合いや絆を深めていく過程、本体がスライムなことを活かしたアクションが新鮮で素直に面白かったです。
それが新作出るたびにつまらなくなっていくとは…思わなんだ…(2はエンディングだけ好き)
2のときもそうでしたが、CGがシンドいのか2時間未満で納めるせいで話がテンポよく進むのは良いけど、話が薄すぎてつまらない。
ぽっと出のラスボス(ほぼ出ない)、露骨に姿晒してるのに世界に認知されない影薄い敵、登場意義が分からない上に絡み方が中途半端な家族、兄さんが死んだからなんなのな博士等登場人物だけでもいくらでも文句がでてくる。
展開も言わずもがな…
創作なので非合理なところが生まれるのは当たり前ですが、それにしたってツッコミどころがありすぎる。
B級映画なら許しますけど天下のマーベルですよね?
しかも今回は明るい場面が多いせいかCGが浮いてるように見えるときも多々あった。
核爆発というか酸の爆発でもゴキブリは生きることができるのだろうが、今作はもうここで終わっておいた方が良いと思いました。
エンドロール
終わった後にあれを見せられたら続くのか!??と期待してしまう。
始めはタイトルどおりこれでラストなんだと思って観てたので、最後だとしても、あの終わり方はとてもワクワクしました。
タイトルなし(ネタバレ)
完全体になると敵にバレるという今作の設定から、なかなか満足のできる戦いができないままだった感。
シンビオートがいっぱい出てきて味方してくれるのは胸熱ではありつつ、突然すぎるという印象だった。
エディって泥臭いキャラクターだと思ってたので、ニューヨークでの爽やかというか、それこそ憑き物が落ちた……悲しいけど前を向こう、みたいな終わりはちょっと意外。マーベル映画なのでエンディングまでだれも劇場を出なかったけど、でもその最後に流れた映像も、あ、こういう感じ……という……
ヴェノム単独映画の三作目。しかも一度バディものとして安定してしまったから、盛り上げ続けるのも難しいのだなと感じた。
ラスト…?
1作目から映画館で鑑賞しているが、一貫してダークヒーロー要素を押し出しているが安定のバディ物。
見どころは2人の絆。
今回も最終作としてより深い関係になった2人のやりとり、そして別れが評価ポイント。
後のアクションはツッコミ所も多く、ストーリーも目新しい事はなく予想通りに進む。
だがそこを気にしなければ普通に楽しめる作品。
続編というか、新シリーズも匂わせる映像で次があっても観たい。
話はよくわからないけど絆はわかる
今回のヴェノさんは人類に対してストレートに親愛の情を告げるシーンが多く
前2作含んだ最後の思い出回想シーンとかホントに切ない
チェンさんとヴェノムが踊るシーンはコミカルなシーンですが
チェンさんはヴェノムを少しも怖がらず、触手で抱えあげられても驚く様子も無く安心して身を任せ、ヴェノムも、自分に比べれば大分脆いチェンさんの体に無理なく負担をかけずに、本当にただの友達としてダンスを楽しんでいるのだと思うと凄く美しいシーンだと思いました
最後本当にエディーとはお別れしてしまったんだなと思うと、綺麗に終わったとは思いますがヴェノムには自由の女神見せてあげたかった😫
と、思ったら最後何か続く雰囲気出してきたので驚きました。
つづくんかーい🤪
タイトルなし(ネタバレ)
う〜〜〜ん……ヴェノムってこんなにつまらなかったか???最終作にしては大分残念な感じだった。エディとヴェノムのイチャイチャ?逃避行もっと観たかったしラスボス:ヌルとの壮大なバトルがあるのかと期待して観れば闘っていたのはほぼ手下という…ヤバイ相手なのは分かるがもっと何かしらの絡みが欲しかった感。突然出てきたヴェノムの持つコーデックス=鍵設定にもポカーン…だったし。シンビオート総結集のバトルもなんか薄かった…そんな簡単に人間守ったりするの???単体じゃどうにも出来ないからか…??それに今回の登場キャラもなんかなぁ…という感じだった。研究者達はまぁいいとしても横入りしてきたあのファミリーは…何???笑 正直要るのかなぁ…と思った。ラストはエディだけが生き残るエンドだったけどこれもあんまり意外性がないというか…どうせなら心中エンドでも良かったかな〜〜〜笑
全体的に観てももうちょっと内容練って欲しかったです。
後半の盛り上がりが気持ち良かった
まず第一に、パンフレットには後半に出てくるシンビオートについての記述がほぼ無い。それ目当てで購入したため悲しかった。
1作目2作目に関してはそこまで惹かれなかったが、今作は明確に熱くなれる部分があった(ヴェノムにこのタイプの熱さを求めるのは間違いという人達がガチファンな気もするが)。序盤中盤は盛り上がりに欠ける部分があるが、アクションやユーモアで間を持たせており面白くないけれど映画館でゆったり見る分には問題無いという感じ。そういった少し長く感じるようなストーリーがあることで、後半により大きな熱量を持てるよう調整されているように感じた。
1作目での絆の表現やシンビオートと人間の関係性は尺の関係上どうにも薄く感じたが、3作目ともなれば流石に受け入れられた。これが1作目で良いぐらいの軽さと盛り上がりがあった。ただやはりヴェノムの喋り方のどこか嘘っぽい感じと、エディの愛情より大変さが勝ってしまっている部分があり、吹き替えの方が感情移入しやすいのでは?と思う。また見る時は吹き替えで見たいところ。
チェンのダンスについて批判がある人がいると思う。あのタイミングで恐れていたヴェノムが踊るのはおかしい!と。いやそこはそうなったのだから理由を考えれば?と思うのだが。
いつでも変身できる状態と、変身を制限されている状態は全く違うだろう。カジノでもそうだがヴェノムは旅を通じてテンションが徐々に上がっていた。そこでチェンが現れた。エディを除いて、ヴェノム自身を見てくれる母親のような存在(近所のおばさんぐらいかもしれないが)他の関係性ではエディの恋人等であるわけで、チェンはヴェノム自身を受け入れてくれた特別な存在だ。そしてノルと天敵の襲来。最後の踊りのチャンスはここ以外にはないだろう。死ぬかもしれないということ、逃げ続けることはできないということ、また一度相手を見ており一体程度なら御せるという考えもあったかもしれない。キャラクターは適切な行動をとるべきという思いはわかるが、それはもともと真面目なキャラクターに当てはめるべきことで、ヴェノムに当てはめるべきではないだろう。まぁチェンよりもっとという意見であれば個人的には同意見だ。それだけの関係性を映画で見せていないことは確かだ。でもヴェノムにとってはそうだったという話だ。
タイトルでも触れたとおり、後半に関してだが
最高に熱くなれた。
シンビオートが出てきて数々の能力が発揮されるシーンでは直感的に楽しむことができ、
前作のシンビオートと比べてどの程度の順位の強さなのか、シンビオートという種族の全体像が見えてくる。カラフルであるのは闇を裏切ってからそうなったのか、元々色があったのかは定かではないが「こういうシーンがあるともっと良かった」というのがしっかり達成できていた。
この後半部分に盛り上がりを集中させるなら、序盤から人間側の掘り下げをした方が良かったという意見もあるかもしれない。しかしそうなると序盤中盤から戦隊ヒーロー物の1話目のような匂わせが多くなりすぎて、後半の内容がある程度予想できてしまうと思う。下手にB級映画のような伏線を持たせるよりも、目立たせずにサプライズをする方がずっと刺激的で他にはない持ち味になるだろう。
ただ後半のシンビオートが誰を選ぶのかという部分では、あの警備員のように数秒の間の部分が他の人物にも欲しかったところではある。しかしそれを入れすぎるとミスターインクレディブル・トランスフォーマー・ベイマックス的になってしまうし、人間状態でそんなにシンビオートのお眼鏡に叶うような活躍を多くの人物にさせるのも不自然なので、ここは自分の脳で補完させるのが正しい楽しみ方だと思う。シンビオート側を早い段階で登場させて「俺はスナイパーだ」とか「武器マニアの全身武器人間だ」とか言わせてから活躍させるよりも、登場から能力を発揮させるまでを一気にやった方がずっと良い。何も知らない状況から畳みかけるように情報が入ってくる方が、お約束感とか無駄な予想とかさせて当たり外れで面白さを決めてしまうよりもずっと新鮮で、戦い方を予想する前に色々なシンビオートが見れて良かった。
あの緑のシンビオートがいきなり出てくるシーンも本当に良かった。いわゆる博士的な人物が「美しい…」みたいなことを言うが無惨にも食われてしまうみたいなパターンだと思われたが、いきなり庇ってくれて「そんな性格!?」と思わせてそこからすぐ退場することでフルスロットルになっていくことが直感できて本当に気持ちよかった。
そんな序盤中盤をゆったり見れれば面白い作品だが、問題点として博士役の人があまり可愛く無いこと、取ってつけたような雑な雷の話がある。雷の話はまぁそういうことになったと思えば良いので納得できるが、博士役はもう少し見た目の良い人を選んでほしかったところ。
またシンビオートがどんどん分解されていくシーンは絶望感が感じられつつ、捕食者と被捕食者というヴェノムっぽい内容が強調されてて良かった。しかし絶望感を感じられシンビオートに感情移入できる反面、やはり悲しい気持ちも大きい。ああ勿体ないと思う人も多いと思う。
自分たちは悪者ではないと言っているシンビオートもいたが、委員長タイプなのかお母さんタイプなのか女性部隊長タイプなのかはわからない。彼女は刃物化できており身のこなしも軽やかなので1作目ボスのライオットの1つ下ぐらいの強さだろうか。ライオットであれば首を斬るのは容易であったと思うし、カーネイジなら互角に戦うことができていたかな?
双子のシンビオートは2人いた分流石のパワーというか出力があった。ただあの火のシンビオートは勿体ないという他ない。なぜ正面に出たのだ?銃弾すら防ぐ人間の装備と繊維と違ってシンビオートは素麺のようなものだろう。天敵の正面に出たら強力なシンビオートでもつるつると吸われてしまうわけだ。
全員あの場ではテンションが上がっていたことと、捕食者を目の前にしていたこともあって協力的であったが、全員生き残っていたら収拾がつかなかっただろう。
最後に将軍についてだが、自分達が殺そうとした相手に部下を殺され相手を憎むという見ている側からすると何を言ってんだこいつというキャラクターであった。まともそうな経験ある将軍という立ち位置かと思っていたが、敵になったり味方になったりする軽い人物であればそういう一コマが欲しかったところ。博士達ともシンビオートの味方なのか宇宙生物全体の味方の話なのかですれ違いもあり、登場人物の関係性をすれ違いで構成するというのは結構しんどいものがあった。大局的に見れば間違っていないし一貫しているキャラなのだが、見ている側としては無駄にどぎまぎしてもどかしくあるのでサクッと解消してほしいところ。
最後の爆発で一応まぁ爆発したし許すか…と思えるが話をややこしくして責任を取って退場するのは止めてほしい。兵力も少ないため敵味方の移り変わりの動きがあっても盛り上がりに欠けるのも勿体ないだろう。舞台装置としてもう少し頑張るか性格の良さを見せて欲しかったが映画あるあるキャラとして仕方ない部分だったとも思う。
いろんな色、能力を持っているシンビオート出たのに…
ヴェノムシリーズ最終章ということで鑑賞しました!
ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生したことで生まれたヴェノムは、強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙を武器に、長くのびる舌で人を喰らう恐るべき存在でありながらも、エディと一心同体となって強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救った
しかし、その戦いの結果、政府機関から追われる身となったエディとヴェノムは、メキシコに逃亡していた
そんな彼らの前に、地球外から新たな脅威が飛来する
ヴェノムらシンビオートの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルが、ヴェノムの持つあるものを狙い、シンビオートハンターのゼノファージを差し向けたことで、エディとヴェノムは新たな戦いに巻き込まれていく
というのがあらすじ!
序盤にヌルというのヴィランが出てきましたね!
いろいろ調べたらめちゃくちゃ強いらしいです笑
今回はその手下のゼノファージが相手でしたが一体相手でもかなりの強さでしたね!
シンビオートがすごい勢いで消されていくし…
せっかくいろんな種類のシンビオートが出てきたのにそんなに活躍する場面がなく消されていくの寂しすぎる😔
あっさり消されてるじゃんって思っちゃいました…笑
そしてまさかヴェノムがコーデックスを消すために犠牲になるとは…
最後のヴェノムの素直な言葉が切なかったです
エディは生き延びたけど事件はなかったことになりましたね
スパイダーマンのラストとは真逆のような感じ…
大事なものをなくして心の中だけに存在することになってしまいましたね
でもクレジットシーンでヴェノムの一部が生きてるかもしれない描写があった!
あとカプセルいくつかあったし他のシンビオートも生き残ってないかな?
それにMCUでもヴェノムの一部が残ってたし今後どうなるか楽しみです😊
バースをこえてそれぞれの個体が意思や知識を共有できるという設定もあるみたいなのでMCUやSSUで再びヴェノムがみれるかも?
でもエディが相棒じゃないかもしれないですね🤔
いずれにせよこの作品からいろいろ広がりそうですね!
面白い映画をありがとうございました😊
あまり期待していなかったため、少し面白い気がした映画でした。
以下ネタバレ
「ヴェノム」シリーズはMCUのスパイダーマンと
合流するかもという期待だけで
見ていたシリーズ映画だっため、
1作目も2作目もそれほど楽しめませんでした。
3作目の「ヴェノム:ザ・ラストダンス」は
あまり期待していなかったため、
序盤でMCUのスパイダーマンのいる世界を立ち去るシーンは
合流詐欺だと思いつつも、
あまり期待していなかったため、
それほどムカムカもせず、
あまり期待していなかったため
飛行機でのアクションや、
動物ヴェノムも
期待していなかったせいか
少し面白い気がしました。
中盤のラスベガスのシーンは特に
笑えるシーンではなかったのですが
トム・ハーディのスロット操作の雑な感じは
鑑賞後少し思い出し笑いをしてしまったので
ヴェノムパワーを使わない雑な
カジノのスロットシーンが
今作で一番印象に残りました。
「ヌルがヴェノムを探し出すために送り出す生物ゼノファージ」
は怖いキャラクターだったので
後半はどうケリをつけるのかなと思っていたら、
前フリしてた「雑な設定の液体」で終了の終盤は残念でした。
1作目で
ヴェノムと人間の融合は難易度が高い
という設定だった印象があり、
後半の雑な「誰でもヴェノム化」展開は
絵的には派手だけれど
映像の中のテンションに気持ちがついていけず、
その流れで「雑な設定の液体」でラストをむかえるヴェノムの
回想シーンを見せられても
気持ちがついていかずでした。
「ヴェノム:ザ・ラストダンス」の
パンフレットは990円するので
いつものアメコミ利権っぽいの人の提灯コラムではなく
もうちょっと、読みたくなるような
(例えばサラマンダーのパンフに掲載されていた
押井守の感想文のようなサプライズ記事)
パンフレットにしてほしいと思う
パンフレットでした。
最後があっさり
ヴェノムシリーズは全作120分以下でわりとさっくり観られる。
今回は最終作で、ヴェノムのダンスシーンなど見どころもそれなりにあり、ラストバトルシーンも結構ワクワクさせられたが、せっかくのシンビオート軍団の登場も各個体の特徴なんかの説明も無くただのやられ役と化してたのが勿体なかった。
それと最後に残った雷属性のシンビオートは後作の伏線にでもなるのかな
なぜ姿をさらす
よくわからないけれど、完全に姿をさらすと見つかると自分で言っているのに
簡単に完全体をさらすのは何故?ダンシングクイーンでダンスするのがそれほどヴェノムに大事か。
背骨にその「鍵」がある、どちらかが死ぬと鍵がなくなる。
どっちの背骨?寄生しているときのか?
シンビオートってみんなヴェノムと仲が良いんだっけ?
ヴェノムは「落ちこぼれ」だったと思ったけど、いいか。
一作目では、寄生するのが難しくて実験台にされた人たち死んでいったよね。
今回はスルッと寄生してる。何か私が見落としている?忘れているかな?
まあまあ、ヌルっていうのが最後に顔出ししてるし、ゴキブリに寄生しそうだし、
「ラスト」にはならない予感がするエンディングでした。あのシリンダーのカケラはヴェノムのだよね。
でもロールが長いから、終わりだと思って出て行く人もいるだろうな。
次回に期待。
馬ヴェノム
相変わらずノリも良くテンポも。
チェンさんと踊ったり、リス・エヴァンス家族と
歌ったりと。
エディとヴェノムの掛け合いと関係性が素敵。
お互い優しいよね。
馬ヴェノムは格好いい🐎
途中から最後が想像出来て悲しくなったが
愛されキャラは永遠である。
酷いのは二日酔いではなく脚本
一言で言えば駄作。
まず冒頭でボスであるヌルが自己紹介と設定を全て話してくれます。その時点でイヤな予感がした。映像と展開で見せるのではなく言葉とCGだけで全部済ませたからだ。
そして、その説明された内容を後から人間が知ってそれをわざわざ台詞にしている。馬鹿か。飛ばせそんな説明。こっち(観客)はもうそんな事知ってるんだよ。
終始調子が悪いエディが「二日酔いの気分だ」とかぶつぶつ言いながらアメリカをフラフラし、空気の読めないヴェノムが茶々を入れる。これも今まで2作やって来たことの焼き直しで真新しさが丸でない。むしろ、ヴェノムの行動にエディがキレていた前作前々作の方が楽しそうだったじゃないか。今作ではずっとローテンションなままでつまらない漫才を見せられている気分だった。
登場したエイリアン好きの家族との交流も必要あったのか? そこを省いてもっとやって欲しい事をやって欲しかった。
そして、致命的なのは部下の怪物を撃退しただけでボスのヌルが戦いもせず再封印され、バトルを終えた事だ。倒し方もヴェノムらしさの欠片も無い酸を浴びせるだけの戦法。
他作品とのクロスオーバー要素も無し。予算と時間と金が無かったのか。
仕事に疲れたのでストレス解消に頭を空っぽにしてアクション映画を楽しみたい、と思って観た映画だったが、最悪の気分が上塗りされただけだった。
ラストバトル一見の価値あり🤔🥹🤗
11月12日仕事帰りにTOHO新宿にて鑑賞しました。
ここからネタバレします。
レビュー少し見てからみましたが、
私は良かったです🤗
前作2本は鑑賞済みですが相変わらず記憶にはほとんどなしです。
ヴェノムの創造神邪神ヌルが登場します。
そのシンビオートハンターのゼノファージが登場しますがこの邪神が素晴らしいです。
細胞が再生するので生き返るし大きな口で牙が沢山鋭いので飲み込んでえら⁈から死骸⁈を排出します。
エリア51が最後の舞台になりますが
砂漠🏜️地帯なので思いきりバトルするには適したロケ地だと思いました。
バトルシーンは壮絶で迫力がありとても見応えのあるシーンでした。
この作品は次回作あればまた鑑賞したいです。😃🤗
今回は、目が印象的的な女優さん
ペイン博士役のジュノー・テンプルさんです。
エリア51の冒頭のシーンで顔がアップになりますが瞳の形と色が見たことがない感じがして見惚れてしまいました。
ラストのシーンもカッコよくて次回作あるなら彼女が主役でしょうか?
この映画の関係者様の皆様お疲れ様です。
ありがとございます。
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪🤗
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