ヴェノム ザ・ラストダンスのレビュー・感想・評価
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親愛なるヴェノム
冒頭、誰に対してというわけでもなくスーパーヴィラン(悪役)のヌルが「私の名はヌル」と説明的に自己紹介してくれる……そんな映画はB級に決まっている。
しかし『ヴェノム』シリーズはそもそも雑な所が多いB級映画。
そんなことは意に介さずに楽しむべきだと、最近ある記事を読んで気づきました。
1作目で、多くの人が、「ヴェノムのやつ、いつの間にかエディと意気投合したな」と思ったと思いますが、
2人はBL的な関係で、2作目ではカップルの倦怠期を描いている という見方をすると、すごくしっくりきました!
ヴェノムは愛でるもの。そう割り切ると、かわいく思えてきます。スティッチ的な。
なので、ラストでCGキャラであるヴェノムに泣かされるというのは快挙と言えます!
他の個人的な注目点でいうと、
双子が雷に打たれて先に当たった方だけ電気が素通りして助かる、っていうシチュエーションになんかときめきました。
前作でもシュリークの発する音の能力がカーネイジには弱点となり愛してるのに相性激悪という切ない関係性がありました。
ゼノファージがエターナルズの敵のディヴィアンツに似たかんじなのも、ヌルとセレスティアルズの起源が近そう、とか想像できてよかったです。
それらのすべては、提示されるだけで映画の中ではそんなにはエモく生かされないので、こちらであれこれ妄想していきたい所存です。
ポストクレジットにスパイダーマン関連が出ると思っていたら『アクアマン2(DCエクステンデッド・ユニバースの最後を飾る作品)』と同じくコックローチネタで終わったのは残念でした。そう、期待し過ぎないことが、映画を楽しむ基本的な心構えなのです。
トム・ハーディは一人二役の一人芝居なのかぁ
悪くはないが、微妙
はっきり言ってこの映画は、悪くはないが微妙だなと感じる映画だった。
まず良かった点として、ヴェノムとエディの掛け合いだろう。相変わらずユーモア溢れる会話やヴェノムに振り回されるエディは見ていてとてもおもしろかった。また、今回でヴェノムは死んでしまったわけだが、その際の会話や戦闘が終わった後にヴェノムが見てみたいと言っていた自由の女神を見るエディは寂しさと友情を感じさせた。 さらに、今作では様々なシンビオートが仲間として登場し、戦闘シーンでもシンビオート特有の戦い方が見られた。人間とシンビオートが協力して戦うさまは最終章に相応しい光景だったし、アクション面でも良いと感じることができた。
次に悪い点だが、ラスボスの影が薄すぎるということだ。
今作のラスボスは、「ヌル」というかつてシンビオートを創造し、なぜか裏切られ宇宙のどこかに幽閉されている、という設定だ。その監獄から抜け出す鍵をヴェノムとエディだけが握っており、そのためヴェノムたちを捕えるために手下のモンスターを送ってくるのだが、もうすでに謎が多すぎる。
なぜ裏切られたのか、どのようにして幽閉されてしまったのか、幽閉されているのにも関わらずなぜ手下のモンスターは普通に移動ができるのか、なぜ今になって動き出したのか、など。 結局これらの謎はいっさい解決されず、ヴェノムが死に鍵が失われたことで一旦は解決となった。しかし、終盤では自らの脱出方法が失われたにも関わらず、なぜか余裕な態度を見せており、これも自分を混乱させた。
次に、少し気になったのがペイン博士の登場だ。ペイン博士は、幼いころに雷に打たれ、その近くにいた兄弟が亡くなっており、現在ではシンビオートの研究をしていた。最後には、自らもシンビオートと融合し、皮肉にも稲妻を体に宿したかのように早く移動することができる能力を得て仲間を助けた。
この博士も今作では主要キャラの1人だが、ここまで深ぼっておいてこの活躍量は少し気になるところだった。正直このキャラクターと同じく研究者だった別の人間のほうがシンビオートと早々に融合し戦っており、なぜかサブキャラ的な存在のほうが活躍していた。なぜ登場したのか意図がいまいちわからないキャラクターだった。
まとめとしては、主人公たちの絆が感じられ感動できた一方で、謎の多すぎるぽっと出のラスボスに、いまいち存在理由のわからない主要キャラなど、微妙な点も多かった。
結局のところ、ラスボスは倒せていないので、なにかしら続編に期待したいところだが、もうすでにヴェノムは死んでしまっているので、別で主人公が立てられるのではないか、と予測できる。もし続編があったとしても、ヴェノムの死は噛ませ犬的なものだったのではないか、と個人的には納得はいかない。
とにかく、悪くはないが、かなり微妙だった、というのが正直なところだ。
MARVEL最高のバディムービー
シリーズ3作目。過去2作、評価は決して高いものではなかったようですが、面白いしと思いますし、数あるマーベル作品の中でも好きなシリーズです。
何が良いかって、マーベルの中で最も正統派なバディものであるところ。ファルコンとウィンターソルジャー、ウルヴァリンとデッドプールなんでコンビもありましたが、それらはなんとなく違い世界を共有する人たちが、コンビを組んだ違和感があります。しかしヴェノムはふたつの人格でひとりが出来上がっているので、これ以上ないくらいのバディヒーローになっているんですよね。
本作ではヴェノムが人間世界に慣れすぎたのか、その恐ろしさはほとんど表に出ず、むしろ「めちゃくちゃいい奴」になってしまっている所に、「うーん、これで良いのだろうか?」と思うところはありますが、それだけにエディとの友情がクローズアップされ、泣ける演出が施されているようです。
今作では信じられないくらいのシンビオートが入り乱れて登場するので、ちょっと興醒めするところもありましたが、全体としてはやはり楽しいですし、バディもの好きの方であれば観で損は無いのではないでしょうか。
そしてサブタイトルの「ラストダンス」。これが意味するのは決してシリーズ最終章ということではないようですね。
これでラスト?(SSU⑤)
ロードムービーですね。
友情ものとして楽しめました。
つまらないわけではないが物足りなさを感じた
Dolby Cinemaで鑑賞。
「ヴェノム」シリーズは最初から、「寄生獣」を連想してしまっていた。体の中に入ってきた異生物が特殊な能力を発揮、最初は嫌がっていた人間も徐々に打ち解けて相棒としての信頼感を築いていくという話だとどうしても連想してしまう。3作目となる本作で一応の結末となったが、やはり「寄生獣」(ついでに言えば「ターミネーター2」も)を思わせる終わり方だった。
創造主「ヌル」が派遣したエイリアンに狙われるエディとヴェノム。逃げながら戦っていく姿は相変わらず迫力があったし、ヴェノムの乗り移る?能力も楽しかった。さらにはヴェノムの仲間たちも登場して戦うシーンもよかった。ああいう乱戦はテンションが上がる。エディとヴェノムの関係性も深まっていたし、あんな絆を見せられたらそれなりに感動もする。
ただ、この程度?という感覚だったことも正直なところ。ヴェノムの仲間たちが登場するのはいいのだが、結構唐突だったから戸惑うし、せっかく登場したのに彼らの戦いや登場場面があっさりしていたところも物足りない。襲ってくるあのエイリアンたちは確かに強かったが、あれが最後の敵なの?と少し拍子抜けしてしまう。ヌルの問題(企んでいたこと)も解決したわけではない。というよりもそもそもヌルはヴィランとして活躍さえしていない。さらなる続編を匂わせていると理解していいのだろうか。
となると、気になるのはエディの次の主人公。シンビオートがとりついたあのペイン博士が次のシリーズの主人公になったりして(彼女についたシンビオートがはがされるシーンがあったならすみません)。「ヴェノム」シリーズでも女性が主人公になるということかも。もしそうなったら、従来のヴェノムのようなハチャメチャな感じがなくなってしまいそうで不安しかないけど。
つまらなかったとまでは言えないが、泣くほど感動したりものすごく興奮したとも言い難い。シリーズの最終作としては少々不満が残る出来だった。
エイリアンもどきVSヴェノムがみたかった
別の作品の上映時間に間に合わず,その映画館での最後の上映作品を鑑賞…。
俺たちの「ヴェノム」、最終回・・・
「いや〜、いよいよ終わりか。なかなか感慨深いものがあったよね。」
「そうかな?最初の方寝過ごして、予告編でよく見る馬への変身、見逃しちゃった。」
「それは残念だったけど、あの家族との触れ合いなんて、ほのぼのしてて良かったよ。」
「食わなくて良かったなんて、ヴェノムらしくない。」
「たくさんのヴェノム(シンビオート)が出てきたのも、スゴかった。迫力満点だったね。」
「相手が強すぎる。なかなかやられないし。やっと倒したと思ったら、たくさん出てきて。」
「あそこは驚いた。ホンっと絶望的だったよね。もう手のうちようが無いってところから、あの感動的なサヨナラに繋がるんだけど。」
「ちょっと、アッサリって感じかな。涙ぐむところまでもいかなかった。」
「でも、これで終わりなんだよね。オマケ映像で、実は生きてたよ〜!みたいに笑ってエンディングかと思ったのに・・・」
「あのオマケ映像もわけわからん?ジャンプの打ち切り漫画みたいにボスキャラが出てきて・・・。これからどうなるんだろう?」
「あっ、言い忘れてた。チェンさんとヴェノムのダンス良かったよね。まさにタイトルを彷彿させるシーンだった。」
噂は聞いていたけど、エンドロールが本当に10分ちょっとありました。...
噂は聞いていたけど、エンドロールが本当に10分ちょっとありました。
それだけ大勢で作ったのだろうから仕方ないですね。
単体作は3部作ぐらいで終わるのが丁度良いと思う反面、主役コンビをまだ観ていたい気もします。
ゴキブリにバトンタッチは嫌ですけど。
結局ヴェノムの何が「最悪」だったのか
映画版のヴェノムは、ヤバい見た目と、人の頭を食うという嗜好性に反して、どうにも残虐さが足りないなぁと一作目から感じていたのですが、とうとう最後までそう感じたまま終わってしまいました。というか本作に至っては普通に正義の味方状態…
性格もちょっと幼稚なクソガキ、くらいの印象で…
他のキャラの描写もかなり薄く、特に将軍のペラペラさときたら…
部下を私人殺害ミッションに送り込んで、逆に殺されて、それを逆恨みしまくって私情に走るって…え、あんたどうやってそんなんで将軍にまで…
邪神ヌルは原作コミックではサノスに匹敵する超強大ヴィランらしく、さすがに簡単に倒されることはないだろうとは思ってましたが、だからって顔見せに終始ってのはいくらなんでも…ねぇ…
ヴェノムが持つ鍵も、なんで今になってヴェノムだけが持ち得たのかが全然説得力ないし…なんかたまたま持っちゃいました、みたいな…
最終章と言いつつ邪神ヌルを出してきたあたり、トム・ハーディではなくなるにしてもシンビオートのキャラクターはなんらかの形で続投するのでしょうが…
うーん、期待しづらい。
SSUだね。
何だろ、色々微妙だった。
1作目好きの自分には、エディとベノムのイチャイチャなんて興味はないし。
スケールがデカい話の割には、何かミディアムな展開だし。
そもそも、エディとベノムのゆるゆるロードムービー部分に挟まれるハードな研究施設が上手く機能してるとはいえない。
エリア51もセキュリティゆるゆるやし。
シンビオート軍団、何か弱すぎやし。しかも、シンビオートって、もっとヤバい奴らやなかった?
そしてヌル。完結編にて初登場して、強敵感出して煽ってるけど、封印されたままフェイドアウトって…なんて無駄使い。
何か色々微妙過ぎる作品でした。SSUってこんなのばっか。「クレイブン」、どうなんだろ?
相棒よ、またいつか
久びさのIMAXにて鑑賞です
やっぱりIMAXいいですねー
普通に観るより数倍いいですよー
レビューふるってないですけど
IMAXで観たらもっと上がるんじゃないですかねー
エディとヴェノム最高のバディ
私は初め、ヴェノムは怖いのかと思い観れずにいたのですが、1作目を勇気出して観たらとても面白く、そしてヴェノムが愛おしくなるほどでした
それから2作目ももちろん楽しめましたし、今回もとても楽しみにしておりました
やはりヴェノムは愛おしかったですね
マーティン家族の車の中で、一緒にノリノリで歌ってたり、チェンさんとのダンシング・クイーンでダンスも良かったですよねー
しかしこれで本当にお別れなのですか
残念です
?
さよならはお別れではないでしたね?
またお会いできますよーに
あの予告で観た馬にヴェノムが寄生して走るシーン
まさかのQueen
Don't stop me nowで大興奮でした٩(>ω<*)و
素人からすると最高。叩かれてるけど、映画自体は面白いよ
単純
ヴェノムとエディの友情の絆
元々はスパイダーマンの悪役として登場したヴェノム。スパイダーマンから独立して、相棒のエディーと共に、マーベルのダーク・ヒーローとして、活躍を描いた3作目。そして、いよいよ物語のクライマックスを迎える。強敵カーネイジとの壮絶な闘いの末に勝ち残ったヴェノムとエディ。本作では、いよいよシンビオートの創造主であり、ラスボスの邪神『ヌル』が登場し、ヌルの命令で送りこまれたエイリアンと、命を賭けた激しい闘いを繰り広げる。
ヴェノムの激しい性分とも次第に馴染み、友情さえ芽生えてきたエディだが、メキシコで酒浸りの生活を送っていた。そこに、エリア51で密かに進められたエイリアン調査隊が乗り込み、エディを拉致しヴェノムと切り離して、ヴェノムの元となる『シンビオート』を確保する。
そんな折、ヴェノムを狙う殺しても殺しても再生する恐ろしいエイリアンが、『ヌル』によってに送り込まれ、エリア51はエイリアンによって壊滅的な攻撃を受ける。そして、絶体絶命のその時に、これまでエリア51で保管していた『シンビオート』が、エリア51の職員に次々と乗り移り、ヴェノム軍団の仲間となって窮地を救おうと、エイリアンに立ち向かっていく。
本作では、ヴェノムとエディの友情と絆がメインテーマとなっている。凸凹コンビの掛け合いは、相変わらずウィットに富んで楽しませてくれるが、ラストには、感動的なシーンも用意されていた。また、本作のアクセントになっているのが、宇宙人の存在を信じ、未知との遭遇を願って、エリア51を訪れる風変りな家族。その父親の活躍と息子との約束もまた、クライマックスを盛り上げるシーンの一つだ。
ただ、クライマックスの激しい戦闘シーンは、感動的なシーンも含めて楽しめたが、途中、その家族とエリア51にまで辿り着くまでは中弛みで、眠気との闘いだった。主演のトム・ハーディーもちょっと中年太り。ヴェノムとの掛け合いは面白いが、激しいアクションは、なかなか難しく感じた。
ヴィランの顔出しはモヤモヤになった。
エディとヴェノムの関係のラストを飾る作品だった割には、ヴィランの顔出し感が強くなってしまい、盛り上がりに欠ける内容。なぜヴェノムたちが封印したのかにも触れられない。そして、ドラキュラみたいなキャラデザが世界観違いすぎて浮いてたのも痛い。
ノー・ウェイ・ホームとのつながりを断つ冒頭のワームホールの下りはマジで分かりづらい。初見で意味が理解できたら凄いと思う。
色違いの仲間たちが並んだ時のパワーレンジャー感は悪くなかったが、それぞれがどういう奴らだったのかは掘り下げられず残念。マリガンもあっさりだったし。敵もただの怪獣なので、うーん、って感じ。
1、2とせっかく育てたのに強引に幕引きした感は否めず。いろいろいと練りが甘い脚本だったなぁ。
宇宙人家族とチャンおばさんは良かった。
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