「グロさは笑いで緩和される」ヴェノム ザ・ラストダンス Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
グロさは笑いで緩和される
ヴェノム・シリーズの第3作目。前作からの続きの扱いで、ジャーナリストのエディに宇宙生命体のシンビオートが寄生し、ヴェノムと一心同体(いや、二心同体か?)であるというくだりは所与のものとして話が始まっている。
ちなみに、シンビオートをスペルアウトすると "symbiote" となり、英単語として見るとこれの「一緒に生きている生命体」というニュアンスがハッキリするだろう。
この手の話に整合性とか根拠を求めても仕方ないので、大暴れする怪獣(?)たちの迫力を堪能すればいい。その意味では今回 Extra Large Screen の上映回を選んだのは正解。また、ヴェノムらのビジュアルにはグロいものがあるのだが、全般的にコメディ・ティストのため、あまり気持ち悪さは感じなくなっている。
ビジュアルといえば、シンビオートが人間の女性に寄生すると立ち姿に胸があったりして非常にフェミニンな造形になっているのだが、宇宙生物の設定なんだから人間的な性別を盛り込まなくてもいいのでは?
そして、副題にある「ザ・ラストダンス」については、 『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の如く、まさかと思ったけど本当に踊るんだよね。で、かかる曲は Save the Last Dance for Me あたりかな?とか予想していたのも見事に裏切られて、なんと Dancing Queen !🤣
ペイン博士役のジュノー・テンプル、絶対に何かの作品で知っているんだけど、それが何なのか鑑賞中ずっと思い出せずにいた。さっき調べて、やっと分かった。Ted Lasso 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』のキーリー役だ。あぁ、スッキリした!
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