「【”シンビオートの神、ヌルッと登場。”エディ・ブロックとヴェノムに襲い掛かる多数のゼノファージ。今作は、ハラハラドキドキの物凄い戦いのシーンと、二人の息の合った可笑しき会話を楽しむ作品である。】」ヴェノム ザ・ラストダンス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”シンビオートの神、ヌルッと登場。”エディ・ブロックとヴェノムに襲い掛かる多数のゼノファージ。今作は、ハラハラドキドキの物凄い戦いのシーンと、二人の息の合った可笑しき会話を楽しむ作品である。】
ー いやあ、今作、全米での評価が低いのでちょっと心配していたのだが、面白かったなあ。そして、明かされるシンビオートの謎コーデックス。更には、シンビオートの神、ヌルの不気味な姿が、たまんないっす。-
◆感想
・ご存じの通り、ヴェノムシリシリーズの魅力はエディ・ブロックとヴェノムの掛け合い漫才の様な遣り取りと、VFXを存分に使ったアクションシーンである。
・それは、今作でも健在であり、ストーリー展開はやや粗いモノの、面白かったモノである。
エディが飛行機に必死に掴まる時の”俺は、トム・クルーズじゃない!”とかね。
・劇中流れる、エディがヴェノムが乗り移った馬で宙を飛ぶシーンに流れるクイーンの”Don't Stop Me Now"や、ラスベガスへ移動するときにバンの中で流れるデヴィッド・ボウイの”Space Oddity"。
そして、何でアンタここにいるの?のミセス・チェンとヴェノムが踊る時のアバの”Dancing Queen"など、個人的に盛り上がる。
・そして、二人が軍事施設”エリア51”に到着した時にいた、数々の”シンビオート”の姿。
だが、この辺りはちょっと描き方が、粗かったかな。特殊部隊のストリックランド将軍(キウェテル・イジョフォー)達は”シンビオート”の研究をしていたのかな?
<ここに、ヌル(アンディ・サーキス)の手先のゼノファージたちがやって来て、もうバッコンバッコン、ドッカンドッカンと壮絶な闘いが始まるが、ヴェノムはキチンとエディを外に出して強化ガラスを乗せてから、彼らと戦うのである。二人の絆だね。第二作の破壊王、赤いカーネージ(ウディ・ハレルソン)とは大違いである。
そして、二人は永訣の別れをして、エディはボロボロになりながらも、NYに戻りヴェノムが見たがっていた自由の女神を眺めるのである。ちょっと、沁みる。
それにしても、今作がラストと言っているが、エンドロールが全て終わった後のあのシーンは次のシリーズ化を狙っていると私は思ったね。だって、シンビオートの神、ヌルがヌルッと登場したじゃない!じゃーね。>