ボルテスV レガシーのレビュー・感想・評価
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まめぐさん親孝行ヨカッタ
吹替版を鑑賞。
ボルテスリアタイ世代なのは勿論、フィリピンでの人気も存じ上げておりましたが、日本の漫画やアニメの実写化、しかも海外作品ともなると普通は警戒しますよね💦
予告の出来がどんなに良くとも文化的な背景の違いは必ず現れるので、あまり期待していませんでした。
ただそんな実写映画化逆輸入のニュース性よりも吹き替え版に中島愛さんを器用したキャスティングに感服し観劇を決めました。
多少でも彼女を知っている人にはご存知の通り彼女は日比のハーフで、ご本人は多く語っては来ませんでしたが、少なからず苦労されてきた部分が見て取れます。
そんな彼女を吹替に据えるというのは恐らく偶然ではないでしょう。ただそんな経緯を知っていてかつ配役まで繋げた配役担当の仕事は賞賛に値すると思えました。
もっと他の可能性…有名処人気処芸能人枠などではなく、あえて彼女を配役する事でこの作品の根底に流れる家族愛や種族を超えた愛に沿った、現実世界のストーリー性が加える事で我々観客のエモーショナルな部分に訴えかけるという見事なマーチャンダイズに拍手を送りたく、そしてそんな背景設定だけでない見事な演技を見せてくれた彼女にも拍手👏
普段演じることの多い可愛らしい系ではなく、凛々しくも艶のある演技はさすがにもうベテランの域とも言え期待に違わない「らしさ」をしっかり出せていたと感じました、お見事!
…日本版オリジナル名『岡めぐみ』がめぐみ繋がりの所はさすがに偶然でしょうかね😅
愛情に溢れる実写化A Live-Action Adaptation Overflowing with Love
早く全90話を観たい。
アニメの頃は小学生低学年。
歌は一番だけなら、そらで歌える。
徹底した変えないことで
世界観を完璧に表現。
変に現実の【リアル】に寄せない
フィクションはフィクションとして
表現することで、
逆に物語の本物が立ち上がる。
55歳のおじさんは
ボルトインで堀江美都子さんの
ボルテスVの歌が流れて
合体のシーンで
泣いてしまいました。
【本物】が見れた感動だったんですよ。
もう一度言う
早く全90話が観たい。
フィリピンの皆さんありがとう。
I can’t wait to watch all 90 episodes.
Back when the anime aired, I was in the lower grades of elementary school.
I can sing the theme song by heart, at least the first verse.
By deliberately not changing a thing,
they’ve perfectly captured the essence of its world.
By not awkwardly trying to align with so-called ‘realistic’ elements,
the story, as fiction, stands out even more authentically.
As a 55-year-old man,
I teared up during the combination scene when Mitsuko Horie’s ‘Voltes V’ song played.
It was an overwhelming feeling of having witnessed the real thing.
I’ll say it again:
I can’t wait to watch all 90 episodes.
Thank you to everyone in the Philippines.
異国の方々の原作愛に感激しました。
「マジンガーZ」ではじまったロボットアニメブームに「ゲッターロボ」からの合体ロボブーム。「超電磁マシーン ボルテスV」は放映が77年ってことで、当時、自分は中学だったのでリアルに放送を追いかけてませんでしたが、断片的(再放送を含め)には観てました。
後にフィリピンで大人気ってことは知ってましたが、まさか四十数年後に同国で実写化されるとは思ってもみなかった。
話を聞いたときは特に興味はわかなかったが、Youtubeで驚愕の合体シーンを見て公開2日目に観てきました。
特撮シーンは大満足。
大画面の合体シーンはド迫力でバックに日本語の主題歌が流れ思わず涙ぐんでしまいました。
ロボの決闘シーンは肉弾戦も多く、「パシフィック・リム」を思い起こさせる。
当然ながらフィリピン制作なので主人公以下名前も外人風に変わっていたが、敵将のプリンスの名前も変更されているとは思わなかった。
映画はアニメの第1話と第2話で構成されているようで、第1話の部分は大満足でしたが、第2話のお母さんが特攻するシーン(昭和の時代はその場のお涙頂戴で良かったけど、今の時代ではなぜ死ぬ必要がなんて思うけど、制作陣の原作に対する愛が忠実に再現させたのでしょうね)とボルテスの危機のシーンが延々と続いてかなりクドかったこと、
また、三男のキャストが(小学生くらいの年齢の設定ですが)自分的にはあまりかわいくなくて好みじゃなかった点がマイナスですかね。
当時のアニメの終盤では、敵のプリンスハイネルと健一達が兄弟と解るシーンがあるんだけれど、Youtubeで20分ほどの前日談が流れていてそれを観て理解しました。
昨今、日本のアニメや漫画の実写化は原作に愛が足らず、大っ嫌いだけど、本作の様に原作に愛を持って造って頂けたら、当時の制作陣も大満足するんだろうと思う良い作品でした。
あと、劇場の席は結構(3~4割程度)埋まっていて(自分と同輩くらいの)頭が白くなったおっさんばかりでしたね。
とても王道スーパーロボット
とにかく凄くスーパーロボットで、敵が宇宙人悪の軍団で、即侵略、地球軍即敗北!ボルテスV出動!って もはや懐かしい流れで清々しい。
しっかり戦って昭和のロボ感マシマシなのにカッコよかった!
嬉しい実写化
1977年のテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」懐かしい…
フィリピンでは国民的なアニメなんだそうで、そのおかげで、原作リスペクトがハンパない本作。
登場人物の名前がオリジナルと違うのは仕方がないかな。
※吹替版は日本名を使ってもらいたかった気も…
基本的なストーリーはアニメシリーズの第一話、第二話。
ロボットも、敵のメカもアニメシリーズの基本デザイン+重量感ある緻密なCGに、
変形シーンはBGMも含め再限度高すぎるし、敵の獣士(ビーストファイター)もそのまんまで、CGのクオリティがハンパない分、実写部分がちょい粗目に感じてしまう欠点も。
ロボット操縦シーンで、パイロット達がみんな動きに合わせて体が揺れる様は微笑ましいくもあるけれど。(スタビライザーはないのかな?)
とりあえずは、
愛とリスペクトに溢れたフィリピンで、実写化してもらえて大感激!
ハリウッドリメイクだとポリコレ入って変な改変しまくりそうだし、
日本での実写化だと、無理矢理アイドル起用してストーリーをしょぼく改変なんて当たり前だから。相対的には大満足。
フィリピンの勢いを借りて、日本や世界でも成功してもらいたい!
…そして、他の昭和ロボットアニメにも、もっと日の目をみてほしい…
フィリピン恐るべし
最初、フィリピンで、実写映像化されるの、一報を聞いた時正直どうなのよ、と思ってしまった。(フィリピンの皆様ごめんなさい。)やがて、YouTubeにアップされた映像を見て驚いてしまった、これが本当にテレビシリーズの映像なのか、この作品を見る方法はないのか?やがて劇場公開されることを知り、とても楽しみになった、内容としてはTVシリーズ2話分プラスαといったどころか、とくに合体シーンでは完全に涙腺崩壊してしまった、未だ見ていない人にもぜひ見てもらいたい。
ボルテスV…ボルトイン!
アニメ原作を忠実に実写化!合体ボルトイン時に流れる歌は、マジで圧巻です。ボルテスVは、今風のマッシブな体型に変化!カッコいいボルテスになっている。物語最終時に、3兄弟の母が息子たちを助けるために敵に特攻する場面に涙がうるうるでした!最高の一時でした。
ファンムービーとしてならギリ許容範囲
TV放映当時、おそらく鑑賞はしてると思うのですけど何せ小学一年生くらいだったので記憶が曖昧です。
電気ビリビリの合体シーンはコンバトラーVから続く「超電磁合体ロボットもの」を踏襲。しかも・・・日本語の歌詞で現地のシンガーが歌うという胸熱の展開!フィリピンの映画館だったら観客皆で日本語歌詞で合唱してるかもしれませんね。
敵の宇宙人が山羊みたいツノがあり貴族チックだったのは、本作を見るまで忘れておりました。で、ついでに思い出したのが、ストーリーが子供アニメにしたら難し過ぎてついていけず、途中で見なくなってしまったことです。当時の裏番組はよく分かりませんが、録画なんて出来ない時代ですから、なにか別の子供向けテレビ番組に乗り換えたに違いありません。
劇場実写版はものすごい唐突にボルテスチームが集められ、シミュレータ経験のみでいきなり実戦というトンデモ映画にありがちな脚本、しかも3人兄弟の母が・・・という衝撃の展開でしたが、アニメ見返したら2話までの脚本を若干変えただけでほぼまんまでさらにびっくりしました(笑)。
これからアニメは話数を重ね、ストーリー的には大人も唸る名作シリーズが完成するわけですが、シリーズのキーとなる「3人の父親の情報、伏線」が、そっくり省かれて「母と子の絆演出」がより強調されてしまい、続く話なら導入部としてあまり良い展開ではなかったな、と正直思いました。
TVシリーズは鑑賞済み前提で、大画面、大音量で楽しむファンムービーならなんとか納得できるレベル。
ただ出演する女性が可愛いくて美人さんばかりで超ハイレベル!
では。
ボルテスV愛で作られた作品
こちらはフィリピンで実写化され映画1本、テレビシリーズ90話の中で「超電磁編集版」として編集された作品。映画鑑賞後にアニメを再視聴しましたがその再現度に驚きました。作品愛がないと出来ないことだと思います。
さて自分的にはボルトイン時とエンディングで「ボルテスVの歌」が流れるのですが、ここは堀江美都子版にしてもらいたかった。もちろんフィリピンの女優ジュリーアン・サンホセさんの歌も素晴らしいですよ。
作品の評価は★★★ですがそれは今作が編集版だからであって、11/12(火)より映画の続き『ボルテスV レガシー 超電磁リスペクトTV版』が全20話で放送されますので期待しています。人間愛や兄弟愛、友情など濃密な大人のストーリーも味わえるのではないでしょうか?
漕ぎ出そう戦いの海へ
超電磁マシーン ボルテスV
1977年に東映製作の
前作「超電磁ロボ コン・バトラーV」
に続くロボットアニメ
低年齢層向け玩具向けだが
大人の視聴にも耐えうる骨太な
テーマを持ったストーリーで
語り継がれる作品で
日本放送の翌年にフィリピンで
放送されると人気が爆発
視聴率60%を叩き出し
関連商品が飛ぶように売れる
など社会現象化
その影響が強すぎて当時の
独裁マルコス政権が放映を禁じ
続きが放送されたのは
政権が倒れた数年後だったという
語り草がある
それから1999年に再放送されると
リバイバルブームが再び起きた
というから人気の高さは日本の
想像を超えていたようである
という背景もあって
2020年にフィリピンで制作発表された
ボルテスVの実写映画化だが
原作とかけ離れた日本の実写化企画に
ウンザリしていた日本のアニメオタクは
本作のトレーラーを観てその再現度に
衝撃を受けた声も多かった
正直ボルテスVは当時世代ではなかった
のですがそれでも原作への愛情を感じる
大変見事な完成度でした
頭の「角」の有無で身分が決まるボアザン帝国の
科学者であり皇位継承候補ラ・ゴールは
角が生まれつき無かったのを
ライバルのズ・ザンジバルに暴かれ失脚
やがて地球に落延び剛健太郎と名乗り
妻の光代と結ばれ
設けた三兄弟「健一・大五郎・日吉」を
いつとも知れぬボアザン帝国からの
侵略に備えるため開発した超電磁ロボ
ボルテスVの開発と
一般にスカウトした「峰一平」
国防長官の娘「岡めぐみ」らと
ボルテスチームとして鍛え上げる
そうしたバックストーリーは
この映画での描写は省かれているが
踏襲はしているようである
ザンジバルに命令された
プリンス・ハイネルの地球への
侵略から映画は始まります
にしてもまぁキャストの再現度の
高さったらない
世界観はボルテス側は
漠然とした研究所と地球防衛軍と
いう感じで国籍描写はとくにないが
字幕版で観たのでタガログ語で
進む日本のロボットアニメには
昔の職場の上司によく連れて
いかれたフィリピンパブ思い出して
不思議な感覚になった(笑)
何より確かにビジュアルやストーリー面の
稚拙さはあるが冷めない熱いテンションと
ボルテスVのデザインがめちゃくちゃ
かっこいいのである
まぁ最近マジンガーやグレンダイザー
なども今っぽいアレンジデザインに
されている例は多いが
トランスフォーマーほど
グチャグチャ感もなく
(あっちも最近はだいぶスッキリはしたが)
正義の化身感はんぱないのである
前述の大人の視聴にも耐えうるという
部分においてはさすが東映で
見た目は子供向けアニメでも
母が息子たちを救うために
敵に戦闘機で体当たりをかける
テレビ版2話の壮絶な最期を今作も再現
どちらかというと侵略者を許さない
というフィリピンの国民性に応じて
アレンジされた感じの今作ですが
母の親心だけは変わらなかったようです
また挿入されるテーマが
ちゃんと日本語歌詞のままのメインテーマ
堀江美都子さんではないけど
ヘンにカッコつけて今っぽい
曲を使う事もなくほんとに作品愛を
感じました
日本の実写映画化はまぁ
一時期に比べればきちんと
再現度にこだわっているシリーズも
増えてきましたが作り手の勝手な
アレンジで台無しになったやつに
ファンは打ちのめされてきましたから
こうした作品を海外に作られたことは
危機感を変わらず持ち続けるべき
でしょうね
ザンドラに一目惚れ
初日に鑑賞!
ボルテスV?完全再現?こだわり?そんな見どころ、ザンドラ様の前には全て瑣末事
あの谷間!肉感的な艶めかさ!他のどんな東映女悪幹部でも相手にならん!
ショップによったが、ボルテスチームのグッズはあっても、ボアザン星のグッズはなし!グッズ担当者!お前らは何もわかってねえ!
他の素晴らしいところは、超電磁コマが使用後即腹部に回収されたところかな?
きっとフィリピンファンの製作者達の中でもおおいに議論されたんだろう!あんな超兵器が使い捨てのワケがないって!
これからスパロボでは超電磁コマは弾数無制限になるぜ!
他はスティーヴとジェイミーの恋愛設定!きっとフィリピンファン達も、原作アニメ見ながら、あんな激闘やってたら恋愛の一つや二つやってるに違いないって妄想たくましくしちゃったんだろ!
もうこんなの全肯定に決まってんだろ!とにかく見に行け!
堀江美都子が歌っていたなら、五点満点だった。
劇中で、ボルテスVを歌っているのは、フィリピン人歌手のジュリー・アン・サン・ソゼ。
恐ろしくうまい日本語、堀江美都子検定2級の俺でなきゃ堀江美都子歌唱じゃないと気づかないね。
ちなみに、検定1級は自分の漫画のヒロインに堀江罪子とつけた山口貴由先生だ。
敬意を込めて言うが、コスプレの完成度はかなり高くて、大の大人が角生やしてドヤ顔で語っていても笑うことはできない。何故なら、本気で演じているから。コスプレイヤーのえなこには負けているがな。
ボルテスVのメンバーも、デブはデブ、チビはチビと見事にアニメを再現している。
ボルテスVの無駄に長いレッツ!ボルトイン!シーンもちゃんと再現。
ここで主題歌が流れるが、何で堀江美都子でないのか?と、うじうじといじけ虫になってしまう。
フィリピン制作だから、フィリピン人歌手を使わないといけないから、しょうがないけどさー?
布施明だと思っていたら、エハラマサヒロだったくらい違うんだよ?わっかるかなぁ?わっかんねぇだろうなぁ?
俺はボルテスVよりはコンバトラーVの方が好きでした。
V! V! V! ビクトリー!コンバイン1、2、3!
超電磁ヨーヨー、超電磁ヨーヨー、超電磁スピン!
だよ、カーステで流して絶叫したらスッキリするんだ、これが!
初日、金曜日夕方なのに、10人弱の客席で鑑賞。これはもう、
王大人!爆死!確認!!
だなぁ。若い世代をどう引き込むか悩ましい所です。
特典は紙に印刷した、組み立てロボット。ファンならお宝アイテムになる事間違いなし!
テレビ編集だからちょっと
何も考えずに観れてるSF映画。僕はボルテス世代じゃないんでテレビシリーズを編集した本作のテンポはちょっと乗れなかった。しかしフィリピンのボルテス愛や製作意欲は凄いなと痛感。サブスクで細かく全話を観てみたいなぁと思った。
さあ、みんな6歳児に戻ろう
半世紀近く前の日本のロボットアニメがフィリピンで大人気なのもビックリだけど、さらに実写で映画化して日本に逆輸入とは、さらにビックリです。お話しは、『パシフィック・リム』とTVの戦隊ものを一緒にしたような内容だけど、よく考えてみたら『パシフィック・リム』自体の元ネタが日本のロボットアニメだし、むしろこっちが本家筋かも。でも、そんなことはどうでもよくて、製作陣の作品への熱い想いと随所にビシバシ感じられるオリジナルへのリスペクトに、なんか胸が熱くなりました。一番の見せ場のロボット合体シーンでは、日本語のオリジナルテーマソングをぶつけてくるのが憎いです。さらに、歌っているのが現地の歌姫とは、どんだけ日本語が上手いんだよって感じです。ぜひ、東映さんも『マジンガーZ』あたりを実写で映画にして、クールジャパンの面目躍如としてほしいですね。
ガチ勢がガチな気持ちっで作った作品
主題歌だけでなく劇伴まで元の曲のカバーで
ストーリーラインも完全に原作に沿ったうえで肉付けを施している
「あ、これファンが作った映画だ」
って観ていてすぐ築いてしまう作品
元が90話のTVドラマシリーズなので
それをどう一本の映画にするのかって思ったけど
ものすごく序盤までなので
割り切りがいいというか
「11月からのMXのTV放送を見てネッ」
って感じというか
その分ものすごく物足りないのは残念なところ
間の悪さやカットつなぎの悪さが目立つのもの残念
良い所も悪い所もあるのだけど
それ以上にエピソード序盤で終わってしまう物足りなさが残念だったなあ
TV放送をまとう
アニメを完全に再現した本気度は感涙ものだが、それ故の歯がゆさも感じてしまう
何と言っても、ボルテスVのフォルムやアクションがカッコいいし、合体シーンのカット割りやコックピットの分割画面など、アニメを完全に再現しようという本気度に胸が熱くなる。
意識してなのか、予算の都合上そうなってしまったのかは分からないが、ハリウッドのスーパーヒーロー映画ではなく、東映の戦隊ヒーローものの雰囲気が醸し出されているところも嬉しくなってしまう。
堀江美都子を完コピした日本語の歌は感涙ものだが、どうせここまで作り込んだのなら、水木一郎のエンディング・ソングも、メロディーだけでなく、歌でも再現して欲しかったと、贅沢な不満を感じてしまった。
また、実写になってリアルさが増したためなのか、観ている自分が大人になったからなのかは定かではないが、ボルテスVが、両手足をチェーンで拘束されて窮地に陥る場面では、敵ロボットに近付いて行ったり、ボルトアウト(合体解除)して分離すれば、ピンチを脱することができるのではないかと、思いがけずイライラしてしまった。
母親の特攻にしても、原作アニメのとおりではあるのだが、「ゴジラ−1.0」を観た後だと、もっと命を大切にして欲しいと思ってしまうし、直前にベイルアウトして、生き残ってもらいたかったと思えてならない。
原作をリスペクトして、それを忠実に再現しているのは、とても歓迎すべきことなのだが、少しは「今風」のアレンジがあっても良かったのではないかとも思う。(改変したら、したで、批判が起きるのだろうが・・・)
いずれにしても、本当の山場はこれからなので、同じキャストやスタッフで、ボルテスチームやボアザン星の面々の物語の続きを観たくなったのは確かである。
Vの字斬り❗️
1977年に放送された、「超電磁マシーン ボルテスV」。
1976年生まれの私は、リアルタイムでは観ていない。
しかし、観た記憶がある。
保育園から帰ってきて、夕方これを観ていた。
しかも、「超電磁ロボ コン・バトラーV」、「超電磁マシーン ボルテスV」と、立て続けに再放送していた。
おそらく、1982年。
大好き❤️で、夢中になって観た。
その「ボルテスV」が、フィリピンの大きすぎる愛で、実写化されて帰って来る、と知ってから、気になっていた。
この映画の公開に合わせて、YouTubeで昔のアニメの「超電磁マシーン ボルテスV」全40話を、5話ずつ8週間に渡って、配信していた。
子供👦の頃大好き❤️だったものでも、おっさん🧑🦲になって楽しめるとは、限らない。
とりあえず、はじめの5話を観てみて、映画を観るかどうかを、決めることにした。
結果。
面白くて、面白くては、毎週、毎週、動画配信されるのが、待ち遠しくなった。
50近く🧑🦲になっても、「超電磁マシーン ボルテスV」が大好き❤️な自分を、再認識した。
40数年ぶりに観て思ったのは、ボアザン星人は、ボルテスVの研究を徹底的に行って、毎回毎回、弱点を攻めてくる。
子供👦向けのアニメでありながら、意外と緻密なのが、良かった。
例えば、
剛3兄弟が、死ぬ程会いたがっているのが父親。
この父親の偽物のロボットを、ビッグ・ファルコンに先入させたり。
ボルテスVに合体させなければ、負けないと分析すると、「レッツ・ボルトイン!破り」をしたり。
「天空剣」さえ抑えこめれば勝てる、と思えば、「天空剣封じ」をしたり。
多彩な攻撃を、仕掛けてくるのだ。
ボルテスVの方は、苦戦を強いられながらも、対策を講じて、毎回毎回、それを上回ってきて、スカっとさせてくれた。
剛3兄弟の父親の謎が、最後の最後に明らかになっていくストーリーも、魅力的だった。
しっかり予習をして観た「ボルテスVレガシー」は、登場人物はみんな美男美女で、「ボルテスV」や「ビースト・ファイター」は迫力満点で、映像的には満足した。
だが、一つ残念なシーンがあった。
これは、元を正すとアニメがこうだったから、仕方がないことかも知れない。
3兄弟の母親が、ビッグ・ファルコンの外で、ボアザン星人に襲われて、負傷した。
ビッグ・ファルコンも襲撃されたから、全体を覆うバリヤを張った。
負傷した母親は、閉め出された形になったのだ。
それが、次の瞬間。
母親は、ビッグ・ファルコン内の医務室に運び込まれて、治療を受けていた。
何故❓️
思わず、
「ボアザン星人も破っていないバリヤの、どこから入ったの❓️」
!
と、ツッコんでしまった。
この後、感動的なシーンになったのだが、素直に感動出来ない、私がいた。
無理にあの子供だましのシーンを、入れない方が、感動して泣けたと、思った。
映画は、続きがあることを匂わせて、幕を閉じた。
何だかんだと、文句を言いながら、続編が公開されたら、観に行くだろうと思った「ボルテスV レガシー」だった。
フィリピンスタッフの敬意と愛情、熱意が伝わるリメイクの好例!
今から47年前に放映された『超電磁マシーン ボルテスV(ファイブ)』は、海外でも評判が良く特にフィリピンでは最高視聴率58%、リバイバル放送でも平均40%を超え、今でも熱狂的な人気で、満を持して現地スタッフによってリメイクを製作。
数年前に特報を観た際はあまりの出来の良さに単なるファンメイドかと思っておりましたが、まさかまさかの長編(87分)として日本逆輸入。
オリジナルは『超電磁ロボ コン・バトラーV(ブイ)』をルーツとする長浜忠夫監督が手がけた長浜ロマンロボシリーズの3部作の第2弾。(第3弾は『闘将ダイモス』)
『コン・バトラーV』で成功した巨大ロボット+集団ヒーロー要素に、さらに『離ればなれの父と子の大河ドラマや驚きの血縁関係、敵役に美形キャラを配した意欲作でしたね。
さてリメイクの本作品ですが日本とフィリピンでは文化面では大きな相違、演出・表現も現地フィリピン色が強くなると覚悟しておりましたが全くの杞憂。
オリジナルに対して敬意と愛情、熱意をもって丁寧に改変なく完全リメイクしており驚きましたね。
プリンス・ハイネルはじめキャストもアニメ版に似せた美男美女を起用、劇伴もオリジナルを採用、主題歌は堀江美都子氏の原曲ではありませんが、さすがフィリピンでは第2の国家といわれるだけあり現地アーティストが日本語歌唱で熱唱、名曲ED『父をもとめて』も効果的に使用されてましたね。
実際のバトルシーンのCGもリアルに再現されて大迫力。
もうCGの技術に関してはハリウッドとアジア諸国の国境はなくなりましたね。
あとは550トンという質量を、もっとリアルに表現するぐらいですね。
かつてフィリピンの動画コンテンツの志向性を業務で調査しましたが、日本以上に『家族』は最も重要な存在で、数多のロボットアニメのなかで同作品が国民的大ヒットする理由も分かりますね。
さすがに全40話分を87分で描くのは無理、あくまでも本作は序章、続編が楽しみですね。
鑑賞はあえて「丸の内TOEI」さん。
なんだか「東映まんがまつり」で通った当時が想起されてちょっとエモかったです。
想定外の号泣!
2年位前のフィリピンでの製作発表動画観た時から楽しみにしてたけど、号泣は想定外!!
何度もユーチューブで観た合体シーンをスクリーン鑑賞した感動はもちろん、実質20分も無いTVアニメでのドラマも細部までシッカリ詰めて!!
今年のベスト10には入る!!
全149件中、121~140件目を表示