「ファンムービーとしてならギリ許容範囲」ボルテスV レガシー やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンムービーとしてならギリ許容範囲
TV放映当時、おそらく鑑賞はしてると思うのですけど何せ小学一年生くらいだったので記憶が曖昧です。
電気ビリビリの合体シーンはコンバトラーVから続く「超電磁合体ロボットもの」を踏襲。しかも・・・日本語の歌詞で現地のシンガーが歌うという胸熱の展開!フィリピンの映画館だったら観客皆で日本語歌詞で合唱してるかもしれませんね。
敵の宇宙人が山羊みたいツノがあり貴族チックだったのは、本作を見るまで忘れておりました。で、ついでに思い出したのが、ストーリーが子供アニメにしたら難し過ぎてついていけず、途中で見なくなってしまったことです。当時の裏番組はよく分かりませんが、録画なんて出来ない時代ですから、なにか別の子供向けテレビ番組に乗り換えたに違いありません。
劇場実写版はものすごい唐突にボルテスチームが集められ、シミュレータ経験のみでいきなり実戦というトンデモ映画にありがちな脚本、しかも3人兄弟の母が・・・という衝撃の展開でしたが、アニメ見返したら2話までの脚本を若干変えただけでほぼまんまでさらにびっくりしました(笑)。
これからアニメは話数を重ね、ストーリー的には大人も唸る名作シリーズが完成するわけですが、シリーズのキーとなる「3人の父親の情報、伏線」が、そっくり省かれて「母と子の絆演出」がより強調されてしまい、続く話なら導入部としてあまり良い展開ではなかったな、と正直思いました。
TVシリーズは鑑賞済み前提で、大画面、大音量で楽しむファンムービーならなんとか納得できるレベル。
ただ出演する女性が可愛いくて美人さんばかりで超ハイレベル!
では。
共感&フォローありがとうございます!
現地シンガーが日本語歌詞で歌ってくれるのは本当に熱かったですね! シン・エヴァシリーズでさえ当時の歌が流れなかったので、これがなければリメイクじゃない! とあるべき感動を味わいました。
※私はレビューで色々書きましたが、胸を熱くしたのは間違いないです。
アニメ見返したら、シミュレーター以外の訓練が割とガチで銃は使うわ、サメと生身で戦うし、マーク・ゴードンに当たる峰一平がロデオ大会で3連続で優勝して鞭使いに慣れている、だから超電磁ゴマも使える? というような流れもあり、まあ勢いで納得させるすごい作りで私もびっくりしました(笑)。
父親の情報がごっそり抜けていたのは私も気になりました。
エンドロールの後に監獄にいた男性がおそらく父親なのだろうとは思いますが…予備知識ないと分からないのは仰せの通りファンムービーでしたね。