「音楽好きならおすすめ」ボレロ 永遠の旋律 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
音楽好きならおすすめ
今年306本目(合計1,398本目/今月(2024年8月度)31本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
あの有名な「ボレロ」の誕生秘話を描いた映画です。
いわゆるドキュメンタリー映画と一般の映画の半々的な位置にあり、アクションシーンなどほぼないので、好き嫌いは分かれると思いますが、教養的な映画の意味合いが強く、音楽好きorフランス映画好きならおすすめといったところです。
もちろん映画なのでプログラム通りの時間に終わるのですが、個々の描写が結構細かい(そのかわり、細かい部分は省かれている?)ので体感3時間くらいあるかなといったところです(実際には120分くらい)。
音楽映画というカテゴリになりますが音楽に関する事項はほぼ求められない(あれば有利かなというくらい)ことと、フランス映画によくありがちな余韻を残すタイプ(続きは自分で考えてねタイプ)でもないので、(純粋な)フランス映画を期待すると期待外れにはなりましょうが、音楽映画が好きという方にはおすすめです。
この時期(20世紀初頭)のフランスの著名な音楽家ほかについてさくっと調べておくと有利かなといったところです(そこそこ多く人物は出ます)。
採点にあたっては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/「アウステルリッツの戦いは何年?」→「1810年?」)
作品内で、子供をあやすシーンでフランス史を中心に雑学クイズを出すシーンがありますが(これ以外にどこかの首都を問う質問もしていた)、「アウステルリッツの戦いは何年?」という妙にストーリーから「飛んだ」発言をしておきつつ、子供が「1810年?」という間違った回答をしている部分があります(正しくは1805年)。
この部分は単に日常の一シーンであり映画の本筋とは何ら関係はないですが、一応にも正しい解説はして欲しかったです。
(※) アウステルリッツの戦い自体はフランスのナポレオン戦争でナポレオンが大勝した戦いで、自国史(フランス史)としては常識扱い(日本史でいえば、鎌倉幕府の成立は何年?→「1192年」(鎌倉幕府の成立をいつにとるかは学説上諸説あります)のようなもの)と思います。
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