十一人の賊軍のレビュー・感想・評価
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なぜ11人なんだろう
ストーリーは納得出来る、分かりやすい話運びだったけど、長い割になぜ11人なのかが全く分からなかった。
たまたまなのか、11人必要だったのかが分かるともっといい。
歌舞伎や舞台出身の俳優さんは、映像に映るときの加減を理解してほしい。
声が出そうに楽しかった
いつも小難しいことを考えながら映画をみがちなんですが、これは途中から全部放り出して体中で楽しんじゃいました。
型のないチャンバラ!これでもかと繰り出される爆発!泥の中の疾走!特にポリシーなんてない賊軍、悪さのレベルも人それぞれ。てんでバラバラなのがリアルで、そのままストーリーを無理矢理進めてくのが最高。
変に連帯感とか友情とか仁義みたいなものは出てこない。これが良かったー。
なのにどうして涙が出るんでしょう。音圧かな。笑
殺陣が最近のファンタスティックなものと違い泥臭く、うま過ぎないのが良い。
爆発は文字どおり木っ端微塵。
バイオレンス!
外国でも受けそうだし、意識してると思います。日本のチャンバラ、カッコイイ!て思ってほしいですね。
太賀くんのラストの見せ場はもちろんですが、やっぱり爺っちゃんがかっこよすぎた。名乗りをあげるくだりは鳥肌でした。
スクリーンで観れるうちにもう一回行こうかな…
もう一息の掘り下げと詰めが欲しかった
白石和彌監督、さすがに人気絶頂で本年だけでも「碁盤斬り」そして「極悪女王」Netflixと、秀作続きで絶好調ですが、本作は本丸・東映での時代劇、あの笠原和夫が遺したプロットと、少々荷が重すぎたか、随所に息切れが惜しい結果となった。
戊辰戦争(ぼしんせんそう)を背景に新発田藩(しばたはん)の処世の史実に、底辺の集団を絡めた壮絶アクションと言えましょう。スピーディにコトが運び、あれよあれよで派手な爆破(音が邦画には珍しい程の爆音)のアクションに2時間35分の長丁場を感じさせないのは流石で、監督好みの血糊の多さは兎も角、人物が描き切れず感情移入がし難いのが惜しい。10人の罪人の来し方を描かないのが脚本上の最大の欠点。なかでも要となる山田孝之扮する人足の政の方向性がまるで見えないのが致命的。愛する妻を手籠めにした新発田藩士は許せないはず、幾度も逃げようとしていたにも関わらず舞い戻る歯がゆさ。官軍だろうと旧幕府だろうと、彼にはどうでもいいハナシ、その心理がまるで描かれず、映画全体のベクトルが定まらない。
もう一人の主役である仲野太賀扮する新発田藩武士の鷺尾兵士郎の云わば中間管理職の苦悩に挟まれ、破れかぶれの「十一人目の賊」に居直る本作最大の見せ場があり、まだ分かる。彼とて同僚の野村周平扮する入江数馬が上と下との板挟みで二転三転し影響を受けたのか受けないのか微妙なところもありますが。対する新発田藩の処世術を試みる阿部サダヲ扮する溝口内匠の方向性は明確で、現代に繋がる表と裏を浮かび上がらせ本作の核心を形成する。
砦を守り抜けば無罪放免を餌に、官軍差し止めの任を背負わされた罪人10人がハナシの骨子。それが中盤で嘘(成功しても斬捨てされる)と露見するのが当然に山場になるはずなのに、まるで10人のリアクションが希薄にしかみえないのが困ったもので。人足の政同様に、官軍だろうと幕府だろうと義理立てする根拠が何も描かれないから、圧倒的武力の官軍に寝返ればいいものを。
映画の縦軸たる骨子が脆弱な上に、横軸に多くのいい加減が蔓延って、ご都合主義が曝しもの。何故か罪人達も鉄砲を簡単に扱ったり、都合よく花火師の息子がいて、花火玉がいくつもある、人足の政の命が幾度も寸止めされるいい加減、何故兄貴と慕うのか? あの豪雨の最中に花火が点火? 黒い水の存在を最初からノロ(佐久本宝)は知っていたのに、その井戸も至極簡単に見つけられ、そもそもあんな吊り橋しかないの? 結構深い谷なのにその高さがまるで感ぜられない、石油の爆破もイージー過ぎて、爆破が上まで及んでも賊軍は皆さん無事の不思議、身ごもった姫がのこのこ戦場に来るか? クライマックスの仲野太賀が多勢を相手に死闘を繰り広げるが家老側は鉄砲隊に命ずれば簡単なのに部下達が殺されるのを見守るのみの無能、賊軍にやたら強い武士が1人いて薩摩藩の師範と言ったはず彼が官軍を殺しまくる? などなどきりがありません。
邦画を背負う若く優秀な役者にとって剣の扱いをここまで収得は大変だったでしょう。仁王立ちの仲野太賀にとって初めてではないか?剣劇は。しかし「侍タイムスリッパ―」を観てしまった後では分が悪い。野村周平の曲げ姿は様になってましたが、姫に手を出すとは武士にあるまじき。岡山天音も見せ場なく勿体ない。同盟派の駿河太郎はいい味を出してましたね。「極悪女王」よしみでゆりやんレトリィバァも出たりして。しかしなにより女優陣が存じ上げない方ばかりで軽い軽い(西田尚美は別ですが)。そして阿部サダヲの小者なりの処世術が彼にピタリで本作を救う。
「七人の侍」と比べてはいけませんが、土砂降りの中でもしっかり対象が描かれた事を思い浮かべれば、本作の夜間の土砂降りシーンに何の進歩も感ぜられないのが致命的。黒澤明の作品は1954年ですよ、描いている戊辰戦争は1868年です。と言う事は、賊軍達が暴れたわずか86年後に黒澤の映画が出来、それから70年経っているのに邦画のこの現実。ハリウッドでしたら谷間の深さなんぞもっとリアルに描ける進歩を成し遂げているのに。
期待せずに観たらとても良かった。
時代劇の映画を劇場で観る事がまず
レアでした。
上映時間の長さも
ちょっと正直観るかどうかを
悩みました。
しかし、結果観て良かったです。
まず、キャストの豪華さに
惹かれました。
今をときめく演技派の若手俳優を
惜しげもなく豪華に起用し、
配役も見事にハマってました。
お笑いタレントを起用してたのも
観る前には大丈夫かな?と
不安でしたが、きちんと世界観を
邪魔する事無く入り込めていました。
あと、現在は放送コードに引っ掛かる
ようなニュアンスの表現、台詞も
チラホラありましたが、
当時の時代背景を考えると
変に省くより自然体で
良かったかと思います。
なかなか生々しい殺陣シーンや
目を背けたくなるようなシーンも
チラホラありますが、
観てる内に世界観に
引き込まれる映画です。
若い世代にも十分受け入れられる
映画かと思いますね。
俳優さんは素晴らしかったです。
とても楽しみにしていたけど、自分の中で
期待値を上げすぎたかな。
砦を守る決死隊が組織されてから、実際に戦闘シーンが
始まると、早々に決着がつきそうなのに、無理から
引き延ばしているような展開になっていくのがねぇ。
まぁー上映時間の問題もあるから仕方ないのかもしれないけど。
ストーリー的にはかなり無理がある。
キャストでは仲野太賀さんの殺陣が素晴らしかった。
山田孝之さんはもちろんですが、演じるキャラクターが
覚悟を決めてからの展開がとてもよかったです。
他のキャストの皆さんもなかなかで、初めて今作で拝見する
俳優さんもよかったです。特に「のろ」かな。
リアリティが半端ではない
7人の侍を彷彿させるようなリアリティさを追求した幕末の戦争(白兵戦)映画であり、その迫力は半端ではない。またストーリーもよく練られている素晴らしい映画だ、たた残念であったのが、終盤、主人公の侍が無数の刀傷を負い、さらに鉄砲まで撃ち込まれながらなかなか死なず、戦い続けるシーンがあった。これではただのヒーロ映画になってしまった。ここにももっとリアリティが欲しかった。歴史好き、アクション好きには堪らないことを示すように映画館の観客の95%がおっちゃんであった。
観てて大まかなストーリーはわかったけど 細かい設定がわかるまでにか...
観てて大まかなストーリーはわかったけど
細かい設定がわかるまでにかなり時間がかかった。
常にアタマに❓がついてモヤモヤ…
小説やビデオなら巻き戻す事もできるけど
それができないから考えながら観ることに…
終わってみればそういう事かという事なんだけど
終わり間際にわかってもなぁ、という感じ。
もっと細かい設定を何回かコスって欲しかった。
血も肉も飛びまくり
時は戊辰戦争の最中、官軍が長岡城を攻め落とし新潟藩に攻め込もうと作戦を考えていた頃。
新発田藩は賊軍側の連合に加わっていたものの弱小藩であり戦乱は避けたかった。しかし連合側の要衝である新潟湊に近い事から官軍にも目をつけられていた。新発田藩を取り込もうと考えている官軍。重要拠点であるので新発田を奪わらたく無い賊軍。なんとか平和利に乗り切れればと思っていたが官軍が目の前まで迫っていた。新発田藩主はまだ若輩だが連合を組んでも官軍には勝てないと踏んで官軍側に寝返る算段をしていたが、動きの鈍い新発田藩に豪を煮やした連合はさっさと参戦する様に新発田城に入って圧力をかけてきた。今ここで官軍と鉢合わせしたら新発田の城下は戦火で壊滅してしまう。家老が一計を案じて街道にある関所と言うか砦と言うか小さな山城みたいな砦で官軍の行くてを数日難み連合が城から出ていった直後に官軍を迎えいれて降伏後に寝返る作戦を考えた。その砦の守りに死罪を待つばかりの罪人10人に成功報酬として無罪放免を与える約束をし、家老の娘婿含め3人の侍の合計13人で対応する事に。事にあたって新発田藩では無く敗れた長岡藩の残党が砦を守っている風を装って賊軍として官軍を欺き新発田藩は無関係とする様にした。参戦を匂わせて連合に参加すると思わせ賊軍がさっさと帰ればよし、官軍がやってくると時間稼ぎをしないといけない難しい仕事だ。果たして彼らの運命は?新発田藩は守られるのか?11人目の賊軍とは誰のことか?何人生き残って無罪放免になるのか。
ミステリー作品では無いがミステリアスな筋書きと話の流れ。敵も味方も騙し騙され裏切り続出。そもそも何の関係性も無い罪人10人が無罪を勝ち取るってだけの烏合の集だ。罪人、侍、官軍、賊軍入り乱れての騙し合い。正義とは、悪とは、仁義とは、愛郷とは?
とにかくそれぞれの立場と人間模様、戦術、戦略、色々な事を考えさせられる。
その上でのチャンバラに鉄砲に大砲だ。
血飛沫飛びまくり肉片飛びまくりなり血みどろの争いの果てに何が残るのか、それが見もの。
新発田藩
これは、面白い!ストーリーも、ハラハラドキドキの展開で、まるで、新発田藩の家老のよう。とにかく、演出が、うまい。脚本の秀逸さも、素晴らしい。三日間のこんな歴史上の謀があったなんて、やっぱり、時代劇は面白いね。仲野太賀くんや、山田孝之くんの、迫真の演技も見もの。ド迫力の殺陣は、壮絶!
集団時代劇の復興!
「十三人の刺客」に代表される集団抗争時代劇の流れを汲み、亡き脚本家笠原和夫氏のプロットを元に作られた作品。
多くの集団時代劇では、大体侍や忍者等の戦闘集団なのだが、この作品の特徴として、集められたのが囚人達、つまり剣の腕など無い者達。実際、強いのは3人くらいで、後は戦には向いてない。しかし一癖も二癖もある、そんな奴らが自分達の得意とする分野で戦っていく。或いは何もしない🤭。こんな奴らが砦を守るって、そら面白いでしょ。
古いプロットだが全然古びていない。熱くなる作品。
また、十一人以外にも、藩主や家老、官軍等、皆、心を許せない、腹に一物ある奴らばかり。
そして、白石和彌監督、このタイプの時代劇がかなり合っている。
2時間半があっという間の面白さ。
ちょっと時代劇ブームが起こっている今、ブームに乗るつもりでも良いので、観て欲しい作品です。
#十一人の賊軍
厳しいけれど必要悪もあるのかな。
圧巻でした。僕らの時代で山田さん、仲野さん、岡山さんが出ていらしたのでお話を聞いて映画を拝見したのですが…あまりの撮影の過酷さであまり話せなかったようなことを仰っていた意味がわかりました。これは大変な撮影だったと思います。
映像やシーンがエグイところもあるのですが、やっぱり人間の策略がえげつなくて…この時代はこういうことを経て平和が築かれていったんだと思うと身に詰まされます。新発田は鬼畜だと思いますけど、一言でそう言い放っていい問題でもなかったりする。騙しあいも裏切り合いも、必要悪という部分があって、誰かがその役割をしなければならない時もあるのでしょうね。それらを傍目から酷いとか、最低とか、言いきって言い問題ではないのでしょうね。それでも罪人たちの立場で描かれたお話だったので、見ていて可哀想でいたたまれなかったです。こうやって踏みつけられて犠牲になった人は多くいたのでしょう。この人は本当に罪人か?というような罪状の人たちもいっぱいいましたしね。自由や尊厳などが認められていない時代では死刑は流れ作業のように決められていたのかと思う惨状も目の当たりにする辛さがありました。皆さん本当に素敵な演技でした。甲乙はつけたくないけれど…仲野大賀さんがあまりに凄くて圧勝でしたし、いい役でもありました。いやぁ来年のアカデミー賞が楽しみだなぁ。
後半にかけて加速していく感じはいいし、ストーリー展開もいいのだけど...
後半にかけて加速していく感じはいいし、ストーリー展開もいいのだけど、もう少し緊張感のある画面があってもよかったか。まあ、面白かったからよし。映画館がよかったのもあるけど、音がよかった。爆発。
悪くはないけどねぇ〜
設定が分かりにくかったですね。
それにこう言った話ならあまり顔が分からない俳優さんの方が良いです。
1人2人は仕方ないけど、こんなに何人も出されるとね〜。
しかもナダルとか演技も出来ない人を出すのはもっての外。
何となく見る前は七人の侍ぽい内容かなって思ってたけど、違ってました。普通ならもう少し守りを固めるとかするんじゃないの?
ちょっと長かったし、要らないシーンもあったんで、コンパクトにまとめた方が良かったですね。
脚本が破綻してると思うんだけど・・・。
犬吠埼の東映オープニングなんで5秒がアガったんだけど。
先週、「侍タイ」を見たせいで、新潟の城下町ってことなんだけど、「東映の京都撮影所じゃん」って思ってしまう。
文字で「新潟」って書いてるんだからそこは新潟と思ってくださいよ!ってことなんだろうけど、もう少し作りこめないのかなと。
城下町の人々、エキストラさんの演技が侍タイの「エキストラの人の演技の演技」とまったく同じなんだもの。
そもそも題名からして「十三人の刺客」を想起させるわけだから、どうしたって比べちゃうわけなんだけど、確かにアクション単体だったらさほどひけをとってない。
でもさ。
新潟の田舎につかまっていた罪人が10人集まって、薩長軍と戦えるってこと自体が荒唐無稽だし、それにリアリティを与えるロジックすらない。
「十三人・・・」のほうにあった、「初めて人を切ることへの不安や興奮」みたいなものがまったくなくて、おそらく一度も真剣で戦ったことのない下級武士が30人くらいの官軍を切り倒していくんで、桃太郎侍とか暴れん坊将軍的な画になってしまってるんだよねえ。
11人の紹介も下手なんで、いったい8人なんだか12人なんだかもよくわからないままラストを迎えるから、「オレは11人目の賊軍だ!」って叫んでくれることで、ああ11人だったのね、ってわかるという・・。
あと、髪も服装も身体もぼろぼろに汚れてる最下層の人なんだけど、虫歯のない真っ白なきれいな歯並びを見せて叫んでくれちゃうし・・・。
とにかく「十三人の刺客」みたいなものを期待していくとかなりヘコむんで、監督お得意のゴア描写が見られればいいやくらいの気持ちで行くといいと思います。
内容が薄い間延び映画
期待していたが、内容が薄い間延び映画だった。
2時間以上の映画にするためなのか?
白石和彌監督には裏切られてばかり、孤狼の血は面白かったが、孤狼の血 LEVEL2は期待外れ。
私には合わない監督なのだろう!
長い割にご都合すぎるが、悪くない
良いところ
ジジイが強い
?なところ
敵味方両方が妙にしぶとかったりあっさり死んだりと都合で処理されてる感
たまたま聞いた裏事情で話を作るのはなー
映画に限らず映像作品というのはそこに存在する全てに意図がある、たまたまそこに映ったものでもそれを残すかどうかは監督の責任の上。つまりところ偶然というシチュエーションは存在せず、必ずそこにはそれに至る必然が存在している。
んで、たまたま汗を流すか洗い物か知らんが初めて出てきた水場でたまたまそこにいた女中に肝心要の裏事情をたまたま足を引っ掛けて転んだ拍子にイカサマがバレた賭博師と刃状沙汰になった武士を連れてきてバラすとか。
聾唖の設定もノロの生い立ちも要らん要素が多すぎる。長い。その分はジイ様か辻斬りに割いてやれや。なんかこう詰め込み過ぎて誰が何やら分からん内に退場してゆくのがもったいない。
コレラは血液感染はしないとは言え、あの状況ならほぼ確実に感染してんだろうな。とは言え序盤の伏線からきちんと匂わせつつバレる流れは冒頭に書いた作為的かつご都合展開の対極にあって良いと思った。脚本家が上手いのか下手なのかよく分からんな。
十一番目の、、、
懐かしの東映集団時代劇。里見運動会といわれた十三人の刺客や大殺陣、もちろん公開時でなくリバイバルや名画座で観た作品だけど、黒澤作品とはまた違った意味で面白かった。その新作、それも笠原和雄が残したプロットを。
そして監督が白石和彌。もう期待しかない。
十一人の賊軍。メインがすでに十一人なのに登場人物が多すぎる。砦に十一人以上いるし、侍多いし、官軍も同じような顔の人いっぱい出てくるし。
メインの罪人たちのバックグラウンドが描かれてないから、ひとりまたひとりって亡くなっていっても同情できないし悲しくもない。(七人の侍の千秋実、宮口精二、三船敏郎の時なんて泣けたのに)
戦闘シーンや斬り合いの場面は迫力があった(DOLBY ATOMSで観てよかった)けど、知恵がないというか工夫がない。
そりゃ殺られるやろっていう殺られかた。
あれで助かるかっていう助かりかた。
それでは殺れやんやろっていう殺りかた。
あげくは敵の陣地の真上真後ろに油の井戸、ドラえもんのポケットかよ。(せっかく爆発させたのに中途半端)
前半の霧(煙)の中、そしてクライマックスの燃え盛る炎の中での斬り合い、絵面はいいけど、あまり意味がない。
敵にも味方にも不利。
吊り橋って真ん中で爆破しないと落ちないの?
あ、やっぱり端っこ切ったら落とせるのか。
終わったのに終わらない、ダラダラと続く日本映画の悪いとこ。エンディングに予告で流れてたイメージソングがかからなくてよかった。
豪華なのかしょぼいのかわかんないキャスト。
合っているのかいないのかわかんない音楽。
(「七人の侍」や「十三人の刺客」工藤栄一監督の方、はつくづくよく出来てたんだなぁと思いました)
あ〜おもしろかった〜。
「俺は、十一人目の、、、」からの仲野太賀のカッコいいこと。仲野太賀主演で集団時代劇アクション、仲野運動会シリーズ化してほしい。
御國に逆らい奉り致す
予告編の印象で、現代同様に、国会権力の横暴さに耐えきれず、反逆するストーリーと捉えてたけど……。
前半から中盤にかけての組み立てが酷かった……。
随所にトンデモ感じてたが……、終盤に入ってからの個々の心情が視えてくると、面白く感じてきた。
御家老始め、意外に凄腕剣客がズラリ。もっと活かせる話を盛ってたらより愉しめた様な…。
ラスト、こうしならない様にするにはどうしたら良かったのか?……たしかにやりようが無かった様な氣もする。
衆院選を終えたこの時期、今後の日本の在り方を重ねて考えてしまう。考えさせられてしまう作品となった。
監督は冒頭で氣づいたが、原作が冲方さんなのはエンドロールで初めて氣づいた。面白いはずだ。
久々に時代劇でリピートしてます!
ネタバレしたくないので抽象的なレビューになりますが
個性有る11人の賊や全体のキャスティングが本当に素晴らしい!
仲野大賀さんからは主役の人柄が滲み出てきます。
元アイドルの鞘師里保さんの和服を着た佇まいの美しさにびっくりしました。
本山力さんの殺陣の迫力には驚きました。
阿部さんの狂気!
玉木さんの迫力!
千原さんの変態度(笑)
書ききれない・・・
そして全体を纏め上げているような山田孝之さんの深み・・・
全てを引き出した白石和彌監督!
もう一度、見に行こう!
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