劇場公開日 2024年11月1日

十一人の賊軍のレビュー・感想・評価

全306件中、101~120件目を表示

2.5基盤斬りに続いて

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

単純

少し期待していたが、やはり「基盤斬り」と同様に緊張感の無い映画であった。史実に基づく部分である新発田藩の裏切り、権謀術数渦巻く時代の緊迫感の描き方が不十分である。
この手の映画を観る時、どうしても比較してしまう、、、七人の侍。製作サイドに於いては意識の中にあるのだろう。
三船や志村はもう居ない。救いは仲野太賀の演技だけである。

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かっつん

4.5アクション時代劇

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

白石監督の時代劇。暴力シーンもPG12で描かれてるのが監督っぽい。音尾琢真もちゃんと出演。短いけど。

時代劇だけどとても見やすい。
長いけどアクションも多く飽きない。
炎や水の演出もいい。

山田孝之はもちろんですが、仲野太賀が凄い。
アクションシーン、殺陣は特に凄かった。

ただ、吉本が制作にはいっているからか大根芸人がウザイ。特にナダルは画面に出てくる度に笑える。映画には出ないで欲しい。ダンプもチョイ役。坊さん約も実際に出家すると気になる。

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だるまん

3.0アクション映画です。

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

歴史物とか時代劇という認識で何となく見ていたら、とてもイライラしました。
新発田藩の囚人が命と引き換えに戦場に出るんですが、やたらに強い。ただの罪人だと思っていた人物がロクな説明もないまま、暴れん坊将軍並みの強さを見せます。

やたらと首が刎ねられたり、刺されて血飛沫が舞ったり、爆弾で吹っ飛んだり、急に泣ける場面になったり、冷酷なサイコパスに豹変したりします。

なんでもありの派手なアクション映画として見ると、こんなもんかなと。
迫力はあると思いますが、あまり感情移入できなかった。

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ジュンヤ

4.5汚い山田孝之が大好物

2024年11月9日
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笑える

怖い

萌える

時代劇が得意ではないけど山田孝之と阿部サダヲを観るために。

でも途中から引き込まれて、
役者それぞれのいい味が出ていて大満足な映画!

ただ、どうしても気になったことは、
囚われている賊たちが身体中は泥だらけなのに
歯が異様に白い人がいたこと…
興醒めなことを言うけど…気になった…

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summer

3.0淡々と

2024年11月9日
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この映画はこの一言につきる映画でした。

「武士とは死ぬことと見つけたり」

犯罪人が幕府に良いように操られながら自分とは?

と言うことを思い知らされる、主人公を自分と重ね合わせられなかったけどこの時代の方たちはこう言う風にしか生きられなかったんだなと思いました。
なんか、不器用な生き方なんだなと、悶々としてしまったのも事実、スッキリとは見れませんでした。

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修二

3.5時代を生きた人々

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

知的

何度も訪れる戦闘シーンは盛り上がりがあった。誰にもスポットが当たっていない気がして、見終わった後に気づきました。これは起こった出来事を見せたいだけでは?と。観る側が中立でいるため?皆それぞれに正義とか守らなくてはならないものがあったり、何もなかったり。幕末の混乱期に戦った人間が国のひとつを救った事。家老は民に崇められが手を汚している事は知られない。(鷲尾との戦いインデージョーンズかと思った)しかし彼が悪なのか?武士とは面倒な仕事だ。特に幕末の武士の必死さは胸に刺さる。仲野太賀の殺陣シーンは迫力があった。白髪老人の立回りはシビれた。

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Yosshy

4.0今後が楽しみなエンタメ作品

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

「碁盤斬り」に続いて、白石和彌監督の時代もの作品。
集団抗争劇として世に出なかった作品を見事に再現。
上映時間の長さは感じざるを得ませんが、最後はしっかり盛り上げてくれるので、気持ちよく劇場を後にしました。

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よして

4.0岡本喜八「斬る」へのオマージュか。

2024年11月9日
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楽しい

単純

興奮

とても面白く楽しませてもらいました。白石和彌監督の良い点でもありましょうが、生真面目過ぎてちょっと固苦しい感じがした。戊辰戦争での官軍と旧幕勢力との狭間で揺れ動く弱小藩の苦悩という設定がされているが、大まかなプロットは岡本喜八監督の「斬る」に良く似ている。あの作品は岡本喜八監督独特の軽やかさと反骨精神が程良い調和で娯楽作品として絶品でした。仲野太賀は岸田森を彷彿とさせ、立て籠もる砦に駆けつける武家の良女の木竜麻生は星由里子を思わせた。山田孝之は高橋悦史と、これまた岡本喜八監督が幕末の奥羽列藩を取り上げた「吶喊」の伊藤孝敏、それにメキシコ革命に巻き込まれ知らぬ間にヒーローに祭り上げられたセルジオ・レオーネ監督「夕陽のギャングたち」のロッド・スタイガーを足して三で割ったようなキャラクターだった。十分に面白い作品だったが、カラッとしたカタルシスがあれば満点だったと思う。やはり時代劇は自由な設定が出来て、活劇には持ってこいの舞台、もっともっとこのような活劇調の時代劇を作って欲しい。後は余計な心配だが、コンプライアンスが叫ばれるこのご時世、差別用語だらけの台詞で、はなから後々のテレビ放送は眼中に無いのかな。とてもじゃないが無理だろうなと思って見ていた。

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羅生門

4.0勧善懲悪は物語の中だけなのだ

2024年11月9日
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泣ける

悲しい

興奮

戊辰戦争の最中、小さな藩が藩と民を無事に守る為にどう渡り合えば良いか善も悪も無い、正解も答えも無い極限の選択

そりゃあそうなるわ。

奥羽越列藩同盟の圧が強すぎるだろ。主義主張は認められない周りに合わせる村社会。
罪人を捨て駒に、疫病の人を道具にしてまでも藩の立場を護る。
こうして御先祖様達は我が国日本を故郷を護り続けてきたのでしょう。

ラストに城下の民達が戦が無くて良かったと感謝し殿様のおかげだと家老が答える。
そう、知らなくて済むこともある。

若い役者達が時代劇で懸命に演じている姿を観て時代劇映画はまだまだ健在で先は明るいと安心しました。

エンドロールで丹波篠山の文字を見つけました。少なからず縁の有る土地なので嬉しかったです。

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ランタイガ

4.0あんにゃとのらとくれぇ水

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

9:00から観ました。評判が良いのと山田孝之と仲野太賀が主演していたから観ました。なかなかの作品です。昔の死刑場の様子が描かれていて良かった。
最初歴史的背景を画面で説明してあるので、作品にすんなり入れた。あんにゃとのらとくれぇ水のことが面白かった。山田、仲野、阿部サダヲが良かった。ナダルも出ていた。最後御家老の娘が…。山田の妻のことは感動した。上映時間は長い。歴史好きの人や新発田市や長岡市、新潟県の人は観る価値の映画です。

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junjun

2.5アクション時代劇

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

まま、ドラマと割り切ってしまえば、まぁまぁの作品。殺陣やアクションが入るのでの全編テンポは良いが、とにかく脚本の中身が時代劇ベタなので、役柄も話の内容もご都合主義。少ないセリフと風貌でキャストを引き立てているけど、架空のウェイトが大きいので真実味は皆無。歴史好きの人は期待しない方が良い。

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jan

3.0くっれい水

2024年11月9日
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期待…どおり、いな、ほどでは…う〜ん微妙
先にめんつゆちゃん、最高にハマってました!めんつゆちゃんの時のゆるゆるとは打って変わって、芯のある凛立ち振る舞い!全然ラクしていないwwwこれはうれしい新たな発見(๑˃̵ᴗ˂̵)
長い、グロイ、おっしゃる通りですね。
砦の攻防と家老の政治とのバランス、エンタメとドラマとのバランスですよね。砦の攻防は迫力も見応えもあり「十一人目の賊軍だー」のラストの殺陣、それぞれの生き様と散り際、仲野大賀さんの進む演技と山田孝之さんの逃げの演技など見どころがたくさんありました。家老の政治も藩がドタバタする中での阿部サダヲさんの静の演技、そして因果応報と盛りだくさん。もう少し絞っても良かったかな。

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shige12

3.024-126

2024年11月9日
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鑑賞方法:映画館

見応えのある時代劇でした。
前半はチャットしんどかったけど、
後半は怒涛の展開で楽しめました。

罪を犯したものは、罰を受ける。
罪人であろうと、
役人であろうと、
サムライであろうとも。

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佐阪航

4.0十人じゃないの?いや、十一人だ!

2024年11月8日
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前知識をあまり入れずに鑑賞。
まず、俳優さんの演技が素晴らしかった。山田孝之さん、仲野太賀さんをはじめ、新発田藩、同盟軍、官軍の男達、いや、漢達の命をかけて戦う姿に感動した。
ストーリーたが、罪人一人ひとりの描写がしっかりと作り込まれており、ラストの殺陣まで2時間半飽きることなる見ることができた。
映画館で、なぜこのタイトルにしたのかを体験してもらいたい。

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冬タコ

4.5殺陣カッコ良すぎた。過去一ハマった時代モノ。

2024年11月8日
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悲しい

怖い

興奮

楽しみすぎて久々に公開後すぐの土曜日に観に行った。
ここ最近で1番良かった。今のところ下半期1番。
ちょっとグロいのが大丈夫な人にはぜひお勧めしたい。
何よりも仲野太賀さんカッコ良すぎた。
自分は虎に翼の優三さんかなり大好きだった人で、自分の中で仲野太賀さんかなりきてるから贔屓目があるかもだけど、それでもよかった。
どうなるのかドキドキする展開にずっと前のめりで見ていたし、賊軍たちそれぞれのキャラがよくてみんな憎めなくて、活躍も胸熱で面白かった。
かなりハードなのにところどころポップなシーンが挟まってて見やすかったのも良かった。
時代モノでここまで気に入ったのは初めてな気がする。みんなに見て欲しい。

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流星の水菜

3.5個性的な面々が団結する流れがいい

2024年11月8日
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時代劇はあまり得意ではない。武士たちの考え方に共感ができないから。主君のために命を投げ出したり、理不尽と感じてもお上の命を守るメンタリティが受け付けない。それでも面白い時代劇はあるのでたまに劇場に足を運ぶことになる。本作を観ることにしたのは、山田孝之と仲野太賀が主演していたから。様々なタイプの人間が協力しながら敵と戦うって話は、使い古されているのにワクワクしてしまう。これは長い映画鑑賞の中で沁みついてしまったもの。
実際、死罪になる者たちが砦の防衛に駆り出されるという流れや、集められた面々が個性的なのがいい。詐欺師や放火犯だけでなく、ちゃんと辻斬りとかの犯罪者も入ってたりする。そして医者になるためにロシアに渡ろうとして捕まった者なんかも。今の感覚からすると、それで死罪?と驚く。
そんな彼らが無罪放免というエサで徐々に団結していく。もちろん各自思惑もあって簡単には団結しない。でもいつの間にか協力し合っていく流れがいい。ひどいことされた相手には力を合わせないと立ち向かえない。ある程度ご都合主義な設定もあったりするが、そこらへんは大きな問題じゃない。必死に戦う彼らの姿に感動した。その対極で、犠牲を出してでも新発田の地と領民を守ろうとする家老の姿も印象に残る。「賊軍」たちの立場だけでなく、新発田藩の立場もきちんと見せていく脚本がよかった。あの状況の新発田藩に何ができたのか、考えてしまう。
やはり山田孝之と仲野太賀が図抜けて印象的だったが、なつを演じた鞘師里保も存在感があった。地味な子だけどいいなと思っていたら、元モー娘。と判明。これはオファーが増えるに違いない。あと、芸人数名が出演していたのも驚いた。演技が下手というほどではなかったが、ナダルは話し方や声を聞いただけで「ナダル」と思ってしまう。シリアスな映画だけにもったいない。

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kenshuchu

4.0仲野太賀は私の見た中で過去一カッコ良かった。こんな役もできるんだな...

2024年11月8日
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仲野太賀は私の見た中で過去一カッコ良かった。こんな役もできるんだなぁ
あと爺っつぁん、只者では無いと思っていたけれどやっぱりカッコ良かった。
玉木宏は何してもカッコいいなぁ

ちょっとそこまで映さんでもええやんと思うシーンも多々あったけど
最後はやっぱり泣ける。
阿部サダオは憎たらしい、
が、考えさせられる。
でも
嘘つくのはあかんなぁ

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花

4.0なんじゃあの煙は

2024年11月8日
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悲しい

楽しい

興奮

「碁盤斬り」が記憶に新しい、白石和彌監督の時代劇。あの作品は落語演劇だったため、ドラマがメインの完全なるエンターテインメント作品だったわけだが、本作は戊辰戦争と実際にあったものをモチーフにしたアクション大作であるため、白石色がより濃く出た作品になっている。まさに、幕末版「孤狼の血」といったところ。旧幕府軍vs新政府軍という構図は「ソウルの春」と似た部分もある。
キャストもキャストだから、かなり期待値高かったんだけど、んもうやばかった。ラスト20分がとんでもなくて心の中で大騒ぎ。「福田村事件」の時に味わった感覚と酷似。いやぁ...すごいなぁ...。

旧幕府軍vs新政府軍という時代を変化させた大きな戦いにもかかわらず、今回スポットが当たったのは両者からの板挟み状態に苦しむ新発田藩の罪人たち。こんだけのスケールでメインとなるのは武士ではなく、ただの落ちぶれた平民というそのギャップが既にたまらなく面白い。
ボロッボロの山田孝之は想像通り最高。昨年公開された「六人の唄う女」の時からさらに磨きをかけた感じ。すごく筋の通った人物で、周囲は苦しみを共にした仲間をも大切にしたいと考える一方で、彼は妻を助けたい、妻に会いたいとその一心。協調性のない人物と片付けることも出来るが、戦乱の世でこう考えれるのは最もらしいし、こういう人物こそ武士になるべきじゃないかとも思った。

一般的な時代劇よりも淡々とし、物静かでジメッとしているのも特徴のひとつ。本来、失われるはずだった命。いま、生きていることが彼らにとっては奇跡も同然で、おかげで死ぬことに対しての恐怖心はまるでない。恐れを知らず猪突猛進で敵に立ち向かう姿は、すごく生々しくて人間臭い。しかし、徐々に生を実感し、生きることに喜びを覚えていく11人。いつもの時代劇なら不死身のように感じてしまう戦士たちも、本作では残機1しかなく、たった1回の人生を必死に生きているんだということを強く感じる。命を軽く扱われている人々が主人公だからこそ、命の重さを訴えかける作品になっている。

155分と邦画にしてはかなりの長さだが、全くもって感じさせず、終始前のめりになってしまうほど没頭できた。豪華キャスト、と言いながらも、若手・新人の俳優をかなり起用しており、若干地味に映ってしまっているがとても臨場感溢れるリアリティに特化した作品にもなっている。キャスト全員の魂の叫びが聞こえる、最高のアンサンブル。チョイ役の人達もしっかりと爪痕を残していて、邦画好きとしては画面を眺めるだけですっごく楽しかった。柴崎楓雅の佇まいには驚いた。玉木宏の使い所もいい。佐野岳とナダルが兄弟役はめっちゃ笑った笑笑 最初全くわからんかったし笑笑

罪人たちの罪を互いに報告し合うところとか、両軍が新発田藩に迫ってくるところとか、シンプルに聞き取りずらかったり画面が暗いせいか分かりにくい部分が多く、大きな動きがあると毎度粗があってそれがかなり悪目立ちしていたけれども、中盤に山を作るのではなく終盤にドンッと一撃爆発させる構成はあっぱれで、次第に面白くなっていく右肩上がりの映画だったから夢中になって見ることが出来た。もうひとつ、何かぶっ飛んだものが欲しかった気もするが、インパクトはバツグンだし、これで十分大成功していると思う。やっぱ白石和彌はやめらんねぇ....。

個人的に仲野太賀という俳優があまり好きではなく、「今日から俺は」の今井は愛おしいほど好きだけど、それ以降も以前も彼にハマったことはなかった。今回もいつも通り、特に期待もせず見に行ったんだけど...これがビックリ。ラストで一気にぶち壊し、今後のキャリアに響くと思われる想像を絶するほどの最高の演技を見せてくれた。全身が沸きあがる。セリフでも声でもない。凄まじい目の演技。なにかに憑依されたようなその表情に、とんでもなく惹かれてしまった。身体が硬直してしまったもんね...。最後の最後に、全てを食ってしまっていた。素晴らしかったです。

白石和彌が撮った時代劇はどんな形であろうと好きになっていたと思うけど、この時代にこんなにも真正面からぶつかってくれる、昔懐かしい東映時代劇が見れて大満足だった。やっぱ時代劇はいいなぁ。作品の持つメッセージの重さが段違い。白石監督の愛が日々強まるばかり...☺️

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サプライズ

4.0スカッと行くぜ、賊軍!!

2024年11月8日
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楽しい

興奮

絶対観ようと思って、鑑賞しました。
全く長さを感じさせないくらい、引き込まれて一気にラストまで突っ走って見てしまった。
それぞれブレない人物のそれぞれの生き様が気持ち良かった。勿論、黒澤明の時代とは違うので、女性の扱いなど表現を制限したんだろうなという感じもあったが、それでも、これぞ時代劇という骨太な愉快さを堪能させてもらって満足でした。途中からあれ?モノクロだったか?というほど色が無くなったのも時代劇の雰囲気。
仲野太賀、山田孝之はじめクセ強の賊軍に対して、直接対決する官軍の現地指揮官が印象が薄い。玉木宏や阿部サダヲくらいそっちでも良かったような…特に玉木宏、ほとんどナニもして無いし。
コレでもかと斬り合って、スカッとしました✨

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王sadao

3.0期待したほどじゃないかな

2024年11月8日
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鑑賞方法:映画館

幕末の世にあって見向きもされないような罪人に無罪放免を餌に時間稼ぎをさせる時代劇。
幕府軍と官軍の間で立ち回る小藩が蝙蝠を演じる事で起きる悲劇がテーマかね?

そこそこ見どころはあるが、世の流れに翻弄される人の儚さとか悲哀を魅せたいんだろうけど、散々やったテーマだから飽きが来る。
もうちょっと白石監督らしい破天荒さが欲しかった。

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B級