十一人の賊軍のレビュー・感想・評価
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映画館に行くほどじゃない
13人の刺客とタイトル似てるし、似た様なものかと勝手に思って期待値上げてしまった俺のせいだが
熱量も迫力もいまいち。
山田には終始イラつき、微妙な囚人のやり取りにはテンション下がり、展開のテンポ良いが故の内容の薄さが際立つ。
キャラも魅力的なのは仲野太賀と阿部サダくらいだった。
感覚的な事だけど、グッとこないしキャラにもハマらなかった。
アマプラに上がったら観るくらいでいい。わざわざ高い金出して観るほどじゃない。
凄まじい でも見たくなる
日本史の時間に習った戊辰戦争
テストのためになんとか覚えていた。。。
私が生まれるたかだか100年ほど前の出来事なんだ
戊辰がつちのえたつ(ぼしん)ということを知っていればいつ頃のことか
覚えるだけど思っていた歴史は苦手というか興味なかったが、そこにはストーリーがあるのだと改めて思った。前置きはさておき、
映画は終始バクバクの連続で引き込まれる。
白石監督作品と分かって観に行くから、期待もする。
その期待は外さない、感情も揺さぶられる。
間延び
冒頭のナレーションが正直下手。
「侍の世の中が終わろうとしていた頃、戊辰戦争の真っ只中だった」(一字一句正確ではないけど)
そりゃそうだよ。というか、戊辰戦争を経て侍の世が終わるんだよ。順序逆じゃ?
そして色んな俳優を使いすぎて焦点を絞れてなかったかなぁ。玉木宏パート、要らなかったんじゃ?ゆりあんはなんで使った?
黒い水を使った爆発のくだりは、派手だった割に戦術的にはほぼ無意味で結局は殺陣で決着。なんじゃそりゃと。
殺陣シーンとぼんぼん放たれる大砲、ちゅんちゅん飛び交う鉄砲、ぽんぽん落とされる首は見応えあり。
サダヲの腹黒演技は素晴らしかった。
東映制作陣の底力
白石和彌監督の前作に引き続いての時代劇。今回はお得意の生身の人間の痛さを味わわせるようなアクション劇で、2時間半の緩みない演出は、もはや巨匠の域に達したかのよう。
戊辰戦争を舞台にしていて、考えてみたら、日本刀での斬り合いと銃や大砲などの兵器が渾然一体となった戦いで、これは東映が最も得意とするところ。特に今作は新潟を舞台にしているので、黒い水(石油)を使った爆破シーンが凄まじい。密度の濃い画面に、リアルかつ美しい群像チャンバラ、銃・爆薬・炎の特殊効果と、東映制作陣の底力を見せつけられた感じ。
物語としては、もう少し賊軍たちにフォーカスしても良かったのでは。主人公二人の対決とか、ニセの弟が兄を慕う因縁話とか、あってもよかった。
役者陣では、特に仲野太賀に眼を見張った。ラストの壮絶な殺陣が本当に凄い。尾上右近もコメディリリーフ的でいい味。謎の侍、本山力の刀姿が美しい。鞘師里保はもう少し蓮っ葉さがほしかった。
シナリオを練り直して、いっそのこと3時間を超える大作にしていれば、七人の侍に匹敵するくらいの作品になっていたかも、と思うところ。
期待し過ぎたかな。山田孝之や鞘師里保の殺陣も楽しみにしていたけど、...
期待し過ぎたかな。山田孝之や鞘師里保の殺陣も楽しみにしていたけど、そういう役ではなかった…。仲野太賀は相当頑張ったらしい。なかなかグロい描写も多かった。賊軍たちが意外とあっさり死んでしまうので、一人一人もうちょっとドラマチックな死に方を丁寧に見せてくれても良いかも。あの時代だから仕方ないが、ほぼ救いはない…。個人的には太賀の『桐島、部活やめるってよ』で同じ脇役だった浅香航大との共演や、『拾われた男』の松尾諭本人との共演が感慨深かった。千原せいじは本当に坊主になっちゃった。
詰め込みすぎ 太賀の彼女の出演は偶然???
今、最ものっている俳優仲野太賀が、”徹子の部屋”で番宣していたので鑑賞
最初は”7人の侍”みたいだなあと思ったんですが、バタバタと展開が進んで気分がザラザラになりました
なんでそんなに急ぐんだよ
ちゃんと間を取らないから気持ちが悪いんだよ
なんて終わってみれば2時間半
だから急いだんですね
結局、最近の映画に多い詰め込みすぎです
”パイレーツ・オブ・カリビアン”みたいに長い
無罪放免をエサに、砦の死守をまかされた10人と監視役の侍の生き様は見事でした
見応えがあったし面白かった
残酷シーンもあるし、息を飲むシーンもたくさん
全員、見せ場も作ってあったしね
そう、見せ場はこの11人だけでいい
なのに、なまじ役者が豪華だったので、全員に見せ場を作ろうとしたのが失敗
阿部サダヲの家老としての葛藤
見せ場たっぷり
おちゃらけ無しの阿部サダヲの眼が気持ち悪い
こういう役職につけば、鬼にも悪魔にもならないといけないんだ
Z世代の若者なら絶対にやりたくないだろうなんて考えてしまいました
これだけで映画1本作れるだろう
その上官軍のあれやこれやなんていらないのにね
玉木宏なんて大物だすし、何故が芸人が多数出演
またまた余計に時間をとってしまった
犯罪者の中でも、鞘師里保
演技はなかなか頑張ったと思うけど、あの役、あんなに長々と出す必要があったのかな?
元アイドルだけど、最初、誰かわからなかった
こういうビジュアルだと、損しただけにもみえる
役者としてやっていくにはいい経験になったと思うけど、どんな女優になりたいんだろう?
しまいには考えすぎかもしれないが、
仲野太賀と結婚間近といわれる木竜麻生まで大きな役で出演とはね
せっかく見どころ満載なのに、惜しい作品でした
ヨメはんが新発田出身なもので😰
峠のサムライ(長岡藩の河井継之助:役所広司主演)で知った奥羽越列藩同盟。そして、新発田藩が奥羽越列藩同盟を裏切ったという事実をそのとき調べて知った。ヨメはんが新発田出身なもので、「こんどさぁ、列藩同盟を裏切った新発田藩が舞台の映画やるってさ」って言ってしまった。シマッタとおもったが遅かった。
この映画に阿部サダヲと西田尚美の娘役、野村周平の妻役で出ている木竜麻生は正真正銘の新発田市出身。ヨメの親戚には木竜麻生にちょっと似ていた同い年の美人の従姉がいたが、残念ながら当のご本人は全然似ていない。
有名な「菊水」は新発田のお酒。ずいぶん吞んだ。つい飲みすぎちゃう。映画のスポンサーになってた。鞘師里保がきれいな柄の大きな徳利でお酒をラッパ飲み。やさぐれ感がよかったなぁ。
さすが米どころ。松浦祐也が白飯を家族に腹いっぱい食わせてやりたかったと泣きながらどんぶり飯をかき込む。
とてもガタイのいい辻斬。太っているのに機敏な罪人役の小柳亮太が元力士の豊山だったとは。豊山というしこ名は時津風部屋に代々伝わる由緒あるしこ名で、イケメン大関豊山勝男以降、私の知る限り、3人全員が新潟の新発田出身でしかもダイコン踊りで有名な東京農大出身。縁故感半端ない。ヨメはんのおじいちゃんも当然豊山ファンで、地元のアマチュア横綱だった。
近くには有名な月岡温泉。
新発田の夏祭りにつきものなのは金魚台輪。映画でも最後にちっちゃい金魚のハリボテが出てきます。
長岡といえば花火。
新潟と言えば海底油田。
ガドリング砲は今回は出てきませんが、大砲の威力と効果音がすごかった。カズラで編んだ吊り橋は最後は切るんかい💢
仲野太賀が侍役にスリップしてきた今作。
来年のNHK大河は仲野太賀と池松壮亮だそうだ。
秀吉兄弟!
白石監督はたけしの「首」を今回意識し過ぎたような·····
浅野忠信と北野武が仲野太賀と池松壮亮になるらしい。時代は変わって行くんだなァ。
しかも、太賀は大河に合わせて、木竜麻生との結婚発表をしてくる公算が高いらしい。下剋上の始まりか❗
まずは身内から騙すのか。
新発田は。
今となってはもう手遅れかもしれないが、おいらもドカンと一発最後に打ち上げたい。
そして今作も東映剣会。
本山力が魅せてくれた。
さすが東映。
極悪女王が町娘の格好で官軍におにぎりを配るなんて💢
音尾琢真の退場が早すぎ💢
良く出来てるようで出来てない映画
同じ東映集団時代劇でタイトルも似ている「十三人の刺客」リメイク版ぐらいのクオリティを期待しちゃいましたけど、大分違ってましたね。
幕軍vs官軍って「壬生義士伝」での鳥羽伏見を代表に“幕末クライマックス”という事で良く映画でも描かれますが、「様々な身分性別の死刑囚による決死隊」というアウトロー軍団的道具立てを組み合わせた事で、せっかく用意した鉄板構図を自分で打ち消しちゃってると思うんですよね。欲張り過ぎが裏目というか、二兎を追う者一兎も得ずというか。
なんで、常に3人の藩士以外の動機がフワッフワで(だって藩自体が大揺れのあんな状況なら夜中に散り散りに逃げちゃう方が絶対合理的じゃん?)終始落ち着かない気分で観る羽目になった。
なんか「賊の意地見せたろうや」みたいなソレっぽいセリフもあったけど、「いやお前ら大概賊軍も何も関係ねえじゃん」と思いましたわ。「敗勢濃厚な滅びゆく賊軍として官軍に見せる最後の意地」ってのがやりたいんなら、藩なり幕府なりへの帰属意識が最低条件な訳で、アウトローでやったら成立しないでしょ。
なんか始終その調子で、「為にする展開」が多すぎるように感じました。以下、その線で気になった部分を列挙。
・橋を落とす時、大雨の中あんなに長い導火線引いて橋の真ん中で焙烙玉使う必要あった?もっと砦側に近い場所でなきゃ無駄なリスク背負う事になるし成功率も下がるでしょ。
・崖の上の炭田?を爆破する必要あった?何度目かの抜け駆けしたばかりの山田孝之が謎に仕切って、例によって意地見せたろうやみたいなテンションで誤魔化してたけど、全然ノレなかった。で、結局生きてるんかい!結局白兵やるんかい!何やったんあの爆破は?ってなった。(敵の数が減ったから意味があったんだという明確な描写があればもう少し..?)
・最後に残ったお侍が家老らに斬り込むシーン、絶対笑顔で何か報告する体で近付いてって脇差をズブリ、とやるべきだったでしょ。本気で家老許せないなら。不必要に自分を不利にするアホな言動をテンションで誤魔化すのはやめちくり〜。
・最後の奥さん、女郎屋の前で小判ぶちまけてたけど、あれ絶対奪われるでしょ。放置して行くなよ。下手するとコロされちゃうよあんなん。
とにかく色んな事が気になってしゃあない割に、今コイツらのモチベーションどこにあんの?がフワフワなもんだから何だかなぁ感が拭えない。
そういえば槍術指南役の人、名乗りだけは近年稀に見るカッコ良さであそこだけ何度も見返したくなるぐらいの本作の白眉だけど、その後の敵の「生きとるんかいっていうかピンピンしとるんかい!」な流れには脱力。じっちゃんの無駄に残酷な死に様は何だったのよw
まあ「十三人の刺客」との差でまとめると、役者陣の差、ルックの格好良さの差、キャラ立ちの差など色々あったけど、何よりもやっぱり圧倒的な「動機の差」に尽きますわな。太平の世に望むべくもなかった侍としての散り際、そしてそれを飾るに相応しい「絶対に倒さなければならない悪」としての鮮烈極まるゴロー殿様w
あゝやはりこうでなくては。
平和の中の無慈悲
戊辰戦争を題材にした時代劇は多々あるけど、官軍から見た作品は殆ど見たことがない。せいぜい同列視点がいいとこ。
この作品もそうだが、よくここまで話を組み立てた、凄いというのが感想です。
ほんと、ただ騙されてというかそれしかない条件で集められた罪人……、とここでストーリーの流れは予想がつくけど、その中身が濃い。腕が切られたり磔獄門と残酷なシーンは
昭和の血しぶき時代劇映画を思い出した。
同期上映の八犬伝とは対象的な作品。
……で、有名俳優が阿部サダオさん以外みんな浮いてしまったな〜というのがな〜。
脇役さんの方が断然良かった。そのような作品ならいいけど、シリアス作品でなんか演技です!が出たシーンがだいぶあった。残念。
ですが、良い作品です。特にあのじーさん役(山本力さん)の(ネタバレ禁)太刀振る舞いは最高です。家庭での鑑賞ではもったいない絶対劇場鑑賞オススメします作品です。
最高だった
悲しくて、切なくて、悔しくて、優しくて、無様で、愚かで。ズルくて、賢くて、深い
怖くて、勇ましくて、何とも言えない悔しさもあり、
全てを味あわせてくれる
やはり時代劇は最高だ
侍タイムスリッパーより、私は大好きだ
それぞれの個性が強く、入り交じり、トラブル
そんな複雑に交差するヒューマンドラマが大好きだ
山田孝之は、育ちの良い武士にはない雰囲気があって、セコい奴のあのテンポも、マジでよかった
仲野太賀は、剣も強くて、あの死に様には飲み込まれた
今日から俺はとかのお笑いキャラとは全然違った
本山力は、年老いてもなお強く、死に様もカッコいい武士らしかった
尾上右近は、オモロイことをちょくちょく言う歌舞伎野郎だった
さすが歌舞伎役者!!声も、踊りもやっぱりいい
みんな、はまりやく!方言も良かった
阿部サダヲは冷酷で残酷なやつだと思ったが
最後は市民に感謝されてまわる
そうだ、彼は、いずれ処刑される予定の人間をそこに送ったのだ
歴史は色んな側面で解釈されるとは、こういうことなんだなと、じわじわ響いた
血と肉片
血と肉片が飛び散る
画的にグロいが
敵味方の攻防はわかりやすくなっていると思いました
仲野太賀くんの佇まいが素晴らしく
立ち姿に人格が表れていて登場人物の
多さの中で目立っていて良かった
女身ひとつで戦いの行われている砦に易々と辿り
つけてしまうのはどうかと思いましたが
そんな事もあるのかなと飲み込みました
少し長い、お金渡しに行くのは余分な印象
しかし、面白かった
ゆりあん、ナダル、千原せいじはノイズになってた気がします
侍タイムトリッパーより安っぽく見えてしまうのは私だけだろうか?
評判も悪くない、決して“つまらない映画”では無かったがあえて厳しく評価。
2026年に放送する大河ドラマ「豊臣兄弟!」でも主役豊臣秀長を演じる仲野太賀・山田孝之W主演、「狐狼の血」白石和彌監督の時代劇の世界がどんなものかと思い劇場鑑賞。
監督は今年「碁盤切り」にて既に時代劇作品に取り組まれているが、正直時代劇監督としてはまだまだ力量不足。時代劇というよりは、狐狼の血のアクションを時代劇の設定で展開しただけな作品になってしまった。
仲野太賀も頑張ってはいたが、衣装の着こなし、剣捌き共々付け焼き刃な感じは否めず、
一言で言えば「板についてない」。
剣の持ち方から剣捌きまで、立ち姿がさまになっているのは本山力(東映剣会)爺っつぁんだけ、その存在感は言い過ぎかもしれないがまるで七人の侍の宮口精二の様だった。
図らずも、今年は侍タイムトリッパーで殺陣師・東映剣会や東映太秦撮影所が脚光を浴びているが、前者の設定は元々「撮影所のセット」、しかし遥かにお金がかかっていてリアルな幕末の画が必要なこちらの作品に「撮影所のセット」感が出てしまうのはいかがなものかと感じた(そんな時代劇作品を待っているなら、時代劇に未来は訪れない)。
エミー賞受賞の「SHOGUN」未見だが、やはり時代劇を“撮れる”監督が居ないというのが問題なのかもしれない。
邦画の世界ではかつて“時代劇”と“特撮”が牽引していたと言っても過言では無い、そして“特撮”の世界では庵野秀明・樋口真嗣・山崎貴と先人の活躍を超えようとする存在が着実に成長している。しかし、時代劇の世界ではどうだろうか?
“黒澤明”という、あまりにも偉大な存在を超えうる人材が生まれたかと言えば、残念ながら今現在見当たらない。
黒澤明を超える時代劇が観たい!と思っている人は国内のみならず決して少なくないはず、誰しもがそんな黒澤越えの時代劇を待っているのだ。
ゴジラシリーズも昭和ゴジラ・平成ゴジラとその呪縛から中々逃れられなかったが、時代劇の呪縛を解き放つセンセーショナルな作品は・・・。
「ラストサムライ」が日本でも受け入れられたのはそんな、誰しもが観たいと思っていた時代劇の世界の光明だったのかもしれない。『SHOGUN 将軍』 未見なので11月16日からのエミー賞受賞記念劇場公開が楽しみだ。
国内にあんな崖っぷちの渓谷はないよね
碁盤斬りに続いて今年2本目の白石和彌の新作はまた時代もの。首はごろごろ転がるし、肉片はぐちゃっと飛び散るし、活躍するのは悪党や罪人という本作は前作より白石監督らしい。キャラ造形やCG描写はやや安っぽいものの、吊り橋、焙烙玉、黒い水とケレン味たっぷりのエンタメ度の高い幕末アクション時代劇で、2時間半超えでも飽きずに楽しめた。
山田孝之はじめ10人の罪人それぞれに見せ場が用意されているが、一番の役どころは仲野太賀の兵士郎。官軍に寝返りそうになる場面での演説は、奇しくも米大統領選の開票日に鑑賞したこともあって、戦後の日米関係を想起させナショナリズムを高揚させる内容にも思えた(ちなみに本編前にトランプを描いた来年公開作アプレンティスの予告が流れて失笑)。
時代背景や状況説明の字幕に被せてのナレーションはわかりやすさ必要とはいえ、さすがにチープ感が…。また、最近歯医者に通っていることもあって、罪人たちが汚れた顔や身なりの割に全員白いきれいな歯並びをしてるのは少し気になった。
根底に仁義なき戦い!
主演が山田孝之という事で、期待せずにはいられない本作!!
結論から言いますと、“主役”はノロとなつ、かと…笑
原案笠原和夫というのも納得で、当時の階級やムラ、イエ社会が背景にストーリーが展開していきます。
うーーん、鷲尾(中野太賀)もカッコ良いし、家老(阿部サダヲ)の狂気も良いんですが、いまいち響かなかった印象です。(唯一、序盤から「あれっ?動きおかしいぞ!!」の人物が、最期に活躍で…!w)
パンフレットでは、政(山田孝之)の刺青がメインですが、ストーリーでは全く触れていませんし、発端の手籠も、聾唖だと気付くのは、私は大分先でした。
とはいえ、戦闘のチャンバラは見応えありますし、音響も映画館ならではの迫力でした!!
是非、映画館でご観賞くださいませ!!
戊辰戦争は日本の内戦の時代
PG12+と思えないくらい血飛沫や首が飛びます。
内戦ではあるが「シビルウォー」とは違い民間人を巻き込まない戦さに、民間人である罪人が巻き込まれていくという、特異な設定が映画を面白くしています。
昔に書かれた脚本の時代は1時間半が平均的な映画の長さだったのではないかと思いますが、この映画は約2時間半でたぶん1時間尺を伸ばす中で最後まで飽きさせずに見せてくれます。
家老役の阿部サダヲの本音と建て前と裏工作が判りづらく、どうしてこうなった?というセリフ部分を逃すとモヤモヤってしてしまうが、昔書かれた脚本はきっと時代として善悪の部分はハッキリしていたのでしょう。
時間が延びたことで最初の人物紹介の部分で少しダレる部分はありますが、砦に着てからはジェットコースターです。
そして人物紹介の部分はラストで活きてきます。
明治時代を作る西と東で分かれて戦った戊辰戦争が現代の日本を作っています。
家老が先の世を観ていたかがわかります。
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