「凝ったプロットの力作時代劇」十一人の賊軍 ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)
凝ったプロットの力作時代劇
戊辰戦争を背景に、力のこもった時代劇。
十名の罪人と数名の藩士で、強力な官軍から砦を守るという「アラモ」を思わせるストリー。藩の家老による、諸藩連合軍や官軍との駆け引きが重ねて描かれる。なかなか凝ったプロット。仲野大賀の殺陣も意外に(と言ったら失礼になるか)、カッコよかった。
しかし、期待が大きかった割にはイマイチだったのは、台詞が聞き取りづらかったのと、切られた首や腕などのシーンが多過ぎたせいもある。そのほか、娘の自害など気分が沈んでしまう無用のシーンもあり、もっとエンタメ感が欲しかった。
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