「多数のキャラが皆、魅力的」十一人の賊軍 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
多数のキャラが皆、魅力的
白石監督らしい、たぎるVFX、燃えるアクション。
そして、『仁義なき戦い』リスペクトな印象の、登場人物が誰も幸せにならない後味の悪い内容がよかった。
山田孝之演じる政の、生き残るために足掻く姿がかっこ悪く始まり、最後にはとてもかっこよく見える。
11人に加えて、敵味方に多数のキャラが配置されているのに、破綻することなくそれぞれの魅力・個性が伝わるという作りが秀逸でした。
数人、演技力に劣る出演者もいましたが、粗を目立たせず素人っぽさが味になる撮り方・編集だったのもよかった。
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