「黄金時代の終わり」ザ・バイクライダーズ MARさんの映画レビュー(感想・評価)
黄金時代の終わり
他とは少し違う荒くれ者のベニーと出逢いスピード婚をしたキャシーが、ヴァンダルズとメンバー達についてのインタビューを受けながら、これまでの物語を見せていく作品。
ベニーに惹かれ結婚したものの、やはり彼の危うい生活に不安を覚え…。わかっていたことではなかったか。
かくいうワタクシも男の子。ワルな感じに憧れる気持ちはまぁ分からなくはないですね(笑)
そしてピクニックって、何かの隠語かと思ってたら割とホントのピクニックなのねw
そんなこんなで、酒にタバコに喧嘩に暴走。でも、ホントにヤバいことは仲間の為だけだし、彼らも彼らでやはり何か思う所があった人生だったのでしょう。時折見せる淋しげな彼らの瞳にはそれぞれに過去が隠されているのかな〜と。
そして、いつの時代も親御さんは大変。
ジョニーに対する思いもわかるが…彼はクラブを家族と思っていたわけで。。
何ともやりきれない気持ちになる。
また、強き漢が不安定になっていく様も印象的。やはり組織は大きくなりすぎても問題は起こるし、誰にも見せない繊細な一面を唯一みせれたのが…。
結局彼はヴァンダルズをどうしたかったのだろう。
バイク黄金時代の終焉…。バイクに乗らないワタクシにも、強くも1人では生きられない荒くれ者達の日々を通し、深い郷愁を感じさせてくれる、そんな作品だった。
しかし、鉛筆おじさんは流石に可哀想すぎた。
あの場面だけはヴァンダルズを少し嫌いになってしまったw
エンディング曲も良い感じでしたね。懐かしき時代のパンクフレーバーが感じられ、本作にピッタリでした!