「写真集にインスパイアされた作品だからか淡々としてる。日本の暴走族と違い米国は卒業しないらしい。むむむ。だから年齢層も高い。とりあえず群れはする。」ザ・バイクライダーズ マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
写真集にインスパイアされた作品だからか淡々としてる。日本の暴走族と違い米国は卒業しないらしい。むむむ。だから年齢層も高い。とりあえず群れはする。
日本と違って卒業しないので年齢層が高く、仕事もあって結婚して子供もいたりする。何か不思議な感じがする。蛇行運転して騒いだりしない。
ジョニーを殺したやつら以降は犯罪者集団になってしまった。
◎ジョニー
ベニーもジョニーもイケメン俳優が演じてるから、イケオジ,渋オジ感がハンパなく、やたらにカッコいい。
特にジョニーの方に、俺は渋いんだぜ感がビンビンである。やっぱ、落ち着いて余裕ある立ち振舞いや言動が”渋さ”をかもし出すんだな。シャカシャカ,セコセコ動いてちゃダメである。
◎ベニー
背中にロゴの入ったジャンパー着るのは皆んなといるときだけでにした方がイイらしく、着たまま1人で酒場で飲んでたりすると、そこをネジロにしてる奴らに絡まれてけんかになるんだが、ベニーはそんなこたあ知ったこっちゃない。
「ここでは,そのジャンパー脱げ」と言ってきた2人をぶちのめしたらカッコよかったのだが、アッサリぶちのめされる(/--)/
うーん、そうか。ベニー,鼻っ柱は強いんだが、要するにアホなんだな。納得 (^^)。
◎キャシー & ベニー
キャシーはもともと不良とは全く縁のない穏やかな生活を送っていたのだから、ベニーと出逢わなければそのまま一生穏やかな暮らしをしていたのではないかと思う。
だから、どちらかといえば平穏な暮らしを望むキャシーは、ベニーにはライダーズを卒業してほしい。しかし、そんな生活をベニーが望むべくもなく、いずれ2人が破局してしまうまうのは目に見えている。
アウトローが主人公の映画なので、キャシーが望んでたベニーとの穏やかな生活は叶わず、最後はベニーがジョニーを殺したヤツと差し違えて死ぬと思っていた。
ところがベニーは差し違えたりはせず、キャシーのところから去ってしまう。
◎再びベニー
そして、最後に、ベニーが整備屋みたいなことやってノホホンと暮らしてるみたいな映像が流れたので、ちょっとズッコケてしまった。
まあベニーの人生なんで、まさか僕がベニーに「アウトローっぽく差し違えて死ねよ」なんて言うわけにもいかないし、ベニーが良ければそれでいいんだけど。
それに生きてた方がもちろんイイに決まってる。
僕は、映画の中のアウトローは最後は死んでしまうのがお決まりの定番ように思い込んでいた。
今は、アウトローが最後に死んでしまうような結末にはしない時代なのだなと思った。
ベニーは今は誰ともつるまないで広い荒野を1人で走ってるのだろう。