「近年稀に見る駄作」宝島 やまちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
近年稀に見る駄作
直木賞の原作、キャストを揃えて、予算も投入、それでこの内容、
脚本?、監督?誰のせいでこうなった?
原作未読だが、こんな支離滅裂な内容ではないのではないかと思う。
私は沖縄市に住んでいたこともあるので、平均的な日本人よりは沖縄のことを知っているつもりだし、その苦しみは正当に伝えられるべきだとは思う。
が、映画はあくまでエンタメ。
主張を伝えることは構わないが、ストーリーの骨子があっての話。
それができないなら、ドキュメンタリーを撮るのが正解。
窪田正孝の鬼気迫る演技、コザ暴動の迫力などところどころに絵力はあるが、ただそれだけ。
お金かけたな〜、役者さん頑張ったな〜、くらいの感想。
リーダーのオンのカリスマ性もどこにあるのか描写が薄っぺらいし、グスクはいつの間にか結婚してるし、ヤマコはさほどストーリーの骨子には絡まず運動家のイメージ、レイの鬼気迫る演技も空回り。
ウタを中心としたストーリーの骨子を映像で上手く表現できていない、
その割に3時間超えの一貫性の無いダラダラした内容、苦痛でしかなく、久々に時計を気にしながらの鑑賞になった。
CGなどに頼らずとも、過去の資料映像などの方がよほど伝わることもある、そういうの挟みつつ、もっと演者を活かした重厚なドラマ作りができたのではないかと思わずにはいられない。
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