劇場公開日 2025年3月14日

「ラブコメ苦手だけど、設定も話の流れも飽きずに楽しめた」お嬢と番犬くん あおねるさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 ラブコメ苦手だけど、設定も話の流れも飽きずに楽しめた

2025年8月13日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

ラブコメ苦手民ですが、これはまずヤクザの組長の孫と若頭の間での恋愛模様という点が良かったです!
そしてラブコメ特有の脂っこさがなくて、福本さん演じる一咲が男前な性格で格好良い。
そして一口に「格好良い」といっても、福本さんとはしっかりその違いが伝わるように描かれたジェシーさん演じる啓弥。

福本さんの作品は過去にいくつか拝見していますが、ラブストーリーが多いことで有名ですよね。
とある作品の座談会の際に、キャストの皆さんから「莉子ちゃんが一番役柄とのギャップがある。素顔は関西弁で強めにバシッというタイプ」と言われていました。
かよわい役が多い中で、役でない時の姿を見ると確かに口調や仕草が男前だなと思うことがありました。
占いの番組に出た際も中身が男の子、と言われて「そうなんですよ」と笑っていたのが印象的で、今回のこの作品での一咲の役を見た時に、今までの福本さんの役の中で一番似合っていると感じました。
特に啓弥に舌打ちしてるシーンが凄く様になってました。笑
ご本人も楽しまれた役柄なのではないかと。

すれ違い的要素が「くどいな〜」って思って駄目な作品が多いんですが、これはその点さっぱりしていて良かったです。
個人的には珍しく推せるラブコメです。

あとラブコメってラブコメの「コメディ」部分に変に力が入りすぎて逆に全く面白くないし笑えないって作品が多いんですよ。
こちらの作品では、無理に強調して入れ込んでいる感がなく極自然で、程々の領域だったからこそクスッと笑えました。
何事もやりすぎないことが重要なんですね。
とても良い作品でした!

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あおねる
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