「支配を受けてきた台湾の意外な面」無言の丘 てつさんの映画レビュー(感想・評価)
支配を受けてきた台湾の意外な面
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台湾の人々は、日本贔屓といわれるけれど、そのまま真に受けて良いのかどうか、改めて考えてしまう。支配を受けていた台湾の人々だけでなく、東京や沖縄から流れてきた男女は、底辺層に組み入れられ、凄惨な結末を迎える。むしろ強かに生き抜く台湾の人々もいた。
日本より小さな島国というイメージが強かったが、山深い地形や、金鉱での意外な様子も感じられた。名作『セデック・バレ』の活躍する舞台でもあったことも思い出した。
指詰めの痛々しい場面の一方で、見渡す限りの菜の花畑をつくり出したという話には、少し首を傾げた。
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