春の香りのレビュー・感想・評価
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涙活映画の新しい名作の誕生!
非常に感動しました。心が震える映画でした。
その最大の理由は、やはり主人公の春香を演じた美咲姫さんの素晴らしい演技でした。
映画女優という名に相応しい、実に堂々たる姿で、難しい役どころを見事に体現していました。
そして、映画のロケ地となった江南市という街並みのどこかノスタルジックだけども、誰の心の中にでもあるような田舎の風景が映画の内容と見事にマッチしていて、そこにも非常に心が動かされました。
ベタベタなイケメン高校生との出会いのシーンなんかも、それがむしろベターな感じで、今時感は皆無ですが、懐かしい味わいを感じました。
あとは、櫻井淳子さんの表情が素晴らしかったですね!役者の演技を見る映画かもしれないです。桜という日本を象徴する花も実に美しく撮影されていますし、泣ける映画の新しい名作の誕生かなと思いました。
ぜひ、多くの人に鑑賞してほしい映画です。
鑑賞後の景色が変わる映画
涙が止まりません
映画の冒頭シーンから、心をぐっと掴まれました。
「桜の樹の下には死体が埋まっている……それって、誰が言ったんだっけ?」
「でも、毎年思い出してくれるだけで幸せだ……」。
この言葉が象徴するように、この作品を通じて、春香ちゃんの想いが多くの人の心に届き、ふとした瞬間に彼女を思い出せる――そんな作品になっていると感じました。本当に素敵な映画でした。
闘病をテーマにしている映画ということで、重い内容を想像していましたが、前半は春香ちゃんの恋を中心に描かれていて、心温まる雰囲気がありました。その一方で、後半の病気が再発してからの展開がとても辛く、胸に深く響くものがありました。
「本当はめんどくさい!」とストレスに耐えきれず叫ぶお姉さんの姿、発作による自傷行為、そしてそれを必死に受け止め、全力で向き合おうとする母と父――それぞれの葛藤がリアルに描かれていて、とても印象に残りました。
私たちの社会では、毎日のように自殺に関する悲しいニュースが流れています。しかし、この映画を通して伝わるのは、「生きたくても生きられない人がいる」という現実、そして何気ない日常がどれだけ幸せなことかということです。命の尊さ、そして「今、生きているだけで幸せなんだ」と感じられる大切な気持ちを、改めて思い出させてくれる映画でした。
ぜひ、多くの方にこの作品を観ていただきたいです。そして、この映画が一人でも多くの心に届くことを願っています。
こちらの試写会にて観賞
映画「春の香り」の試写会に行ってきました
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