「料理がおいしそう」チャチャ HKさんの映画レビュー(感想・評価)
料理がおいしそう
登場人物みんな、絵、料理、花等々、自分のお気に入りなものの
共有を通じて意中の相手を深く知りたい、距離を縮めたいけれど
妄想が膨らむ一方で気持ちがまったく通じてない様がコミカルに描かれる。
そんな中でチャチャは、
自分と同じ(世間一般的には)普通じゃない何かを直感的に感じたのか樂に近づき、
そして後半に徐々にその正体を察していくが、
外見とは裏腹にそれに向き合おうとする覚悟、決意をもった
ときおり見せる強い表情や声のトーンがとても印象的。
そんな主人公ふたりの、普通じゃない、異質な部分が
パステルカラーの画面や、ちょっと不思議な音楽、
様々なアイテムを媒介して照らし出されていて、
ちょっとサイコな部分も不思議と美しく、爽やかな気持ちでみることができた。
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