「イマイチ楽しくも面白くもない(堂本剛と荻上監督の相乗効果が薄い)」まる 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
イマイチ楽しくも面白くもない(堂本剛と荻上監督の相乗効果が薄い)
堂本剛さんが“まるまる“していて着膨れしてるのは、
何かのメッセージなのでしょうか?
堂本の頑固さが可愛いような、可愛くないような、
妙な気分になる。
《ストーリー》
美大を出て有名画家のアシスタントをしている沢田(堂本)。
何気に書いて古道具屋に持ち込んだ「○」の絵。
現代アートとして、値段が付き、沢田は謎のアーチストとして
有名になって行く。
望洋として欲もなく、その日その日をなんとなく生きていた沢田。
その“のほほん“とした主役を、
アクの強い“共演者たち“が風変わりに面白く、引き立てる。
荻上直子監督の人選が独特で、キャスティングは生きている。
現代アートの沢田の師匠で威張り放題・手柄は俺のおかげ・・の、
吉田剛太郎、
ギャラリーのオーナーで目利きの小林聡美、
(何気に嬉しくなる)
全く本人とは分からなかったのは片桐はいり。
(男性かと思った)
古道具屋の店主です。
隣室で壁をぶち破り悶々とする売れない漫画家、
綾野剛。
吉田鋼太郎のアシスタント仲間で、「搾取されてる‼️」
と、街頭演説したり個展を妨害する吉岡里帆。
腕を折ってお払い箱になり、コンビニ勤務の沢田の同僚、
森崎ウィン。めちゃ良いやつ。
これまたよく見ないと分からない早乙女太一。
などなど脇が達者で楽しいけれど、
主役が霞み気味。
良い話なんだけれど、なんか今ひとつパンチがない。
ぬるま湯の長湯もいいけれど、
サウナで水風呂浴びて、木の枝でバシバシ叩かれて、
気合い入れたら?
“実力より時の運“みたいのも、ちょっとねー。
でもエンドロールの堂本剛の「街」
めちゃめちゃ沁みた。
16ミリフィルムの映像も味があったなぁー。
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