「現実と希望」聖なるイチジクの種 まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
現実と希望
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国から有罪判決を下された監督が撮影した
ヒューマンサスペンス。
国の制度、立場、男性が優先で命より
大切なのか………。
家庭内に銃が持ち込まれて、庇護者の立場で
あるべきなのに女性達を抑圧していく。
それは家庭内だけでは無く、職場、学校、警察
あらゆる場所で。
宿主の木に枝を巻き付けて締め付ける。
そして元の木を殺してしまう。
痛烈なタイトルの影にある、絞め殺しの木。
独裁者が居続ける体制を信じ、その中で
生きてきた男性の末路。
好きな爪の色や髪も染めらない国。
混沌とした男性社会がうずめく。
聖なるイチジクの種は、どの世界でも
存在する。自由の為に。
イランの現実と希望を垣間観た。
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