「胡蝶の夢」雨の中の慾情 いへうさんの映画レビュー(感想・評価)
胡蝶の夢
•ほぼ全編台湾ロケの作品であるので、異国のようでもあり、昔の日本のようでもあり、映画全体の映像がとても美しく、どこか懐かしさを感じることが出来る雰囲気も魅力的なものでした。
•原作の4つの物語をつなぎ合わせているとのことで、成田陵さん演じる義男の頭の中を夢うつつでゆらゆら進むようなストーリーで、物語の軸を見失わないように必死でついていく感覚でしたが、戦争や慾情をあらわすシーンなどは一つ一つが生々しく、今年観た映画の中で良い意味で1番妖しさを醸し出している作品でした。
•現実なのか夢なのか、映画全体を通して不思議な感覚を味わうことが出来る物語。
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