「まるで『エイリアン』 と言うか『エイリアン1.5』だ。 一つのエイ...」エイリアン ロムルス ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで『エイリアン』 と言うか『エイリアン1.5』だ。 一つのエイ...
まるで『エイリアン』
と言うか『エイリアン1.5』だ。
一つのエイリアン作品にオマージュ詰め込み過ぎだろう!
面白いけど。
■1作目の様に登場人物は少ない■
❏レイン〔マリー・レインズ・キャラダイン〕
(アルフェイオス星系の惑星ジャクソンの労働者)
レインがアンディを弟扱いするが、12才の頃からの付き合いならお兄さん的な存在だったハズ。
❏アンディ(レインと兄弟的な合成人間で駄洒落を言う)
アンドロイドのアンディがモジュールチップの入替えで変化したり戻ったりするが、それが良い。
❏タイラー(惑星ユヴァーガに行くためにレイン達を誘う)レインの元彼?
穴に指を入れたアンディに「童貞卒業だ」と言ったのはタイラーだったか?
❏ケイ(タイラーの妹で妊娠中)
死んで欲しくないキャラだが「そうは行かないだろう」と予感する、妊娠してるから。
❏ビョルン(ビヨン?)(タイラー達の従兄でアンドロイド嫌い)
人間じゃないからアンディに「ビッチ」と言う。※後でアンディに真似される。
❏ナヴァロ(宇宙船の操縦を担当する坊主頭の女性)
フライヤーの赤い版や、予告編でフェイスハガーで体内に寄生されるのが確定してるだろうメカニック担当。
❏ルーク(化学主任の合成人間)
アッシュと同じ型のアンドロイド
〔イアン・ホルムの顔をCGIで再現〕
※1作目でリプリーが起爆装置のキャンセルが間に合わなかった時に「 You Bitch!」とマザー・コンピューターに怒鳴って、キャメロンの2作目でも「Get away from her, you bitch!」とエイリアン・クイーンに怒鳴る。今回も人間以外に「Bitch」!
※絶体絶命な危機的状況までのカウントダウンも健在で映画を盛り上げる。
※静かなオープニングからいきなり大きなコンピューター音、ホントにオマージュしすぎ。面白いけど。
■用語や設定■
・舞台は2142年で『エイリアン』の20年後から始まる。
・ウェイランド・ユタニ社:
ウェイランド社を湯谷社が買収して大きくなった多国籍大企業で映画『エイリアン』シリーズの1番のヴィラン。
・ウェイランド社:
映画『プロメテウス』で描かれた大失敗で後にライバル会社に買収される。
・ノストロモ号:
『エイリアン』の舞台で2122年搭乗員7名を乗せた宇宙貨物船でUSCSSノストロモ号は映画の最後に爆発した。
・ルネサンス・スーション:
2つのラボラトリーが有り、レムズラボ(ルークが壊れてた場所)とロムレスラボ(Z-01の研究)が有る。
・Z-01(学術名 A0-3959X.91-15):
通称「ブラックグー」で生物を変化させる黒い液体で「プロメテウスの火」と例えられる。
・ゼノモーフ:
フィギュアでも有名ないわゆる〔エイリアン〕で人間型で背が高く尻尾が有り口の中から口が出る。
今回はサナギから生まれる初描写があって、出て来る前のサナギの外から受けた攻撃での頭部に傷が残っている個体も出た。
・フェイスハガー:
人間等の顔に貼り付き、その体内にエイリアンの幼虫を寄生させる。しかも貼り付いた人間のDNAも書き換える。
今回のは睡眠から目覚めたばかりで、本家はもっと早くて機敏で恐ろしい。
・オフスプリング(ケイが産んだ卵から成長したエイリアン):
エンジニア風の顔で『エイリアン』史上最もキモいキャラクターだと思う。
※ドラマ化:
エイリアンのドラマで地球を舞台にする『エイリアン:アース(原題)』が2024年7月に撮影が終了し、2025年の配信が決まっているらしい。