劇場公開日 2024年9月6日

「H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識」エイリアン ロムルス bionさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識

2024年9月7日
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鑑賞方法:映画館

 主人公の弟が早々にアンドロイドであることが明かされる。しかもユタニ製。
 ということは、このアンドロイドが物語の鍵になるのは確定。エイリアンシリーズですからね。

 ユタニ社が支配する植民星の雰囲気は、ブレードランナーで描かれたような暗い未来。貧しい人は環境の悪化した地球から借金を背負って植民星で重労働をするしかない。
 「ユタニ社は、働く人の健康が一番です」というブラックジョークが流れる中、危険な仕事に赴かなくてはいけない。休むと借金が膨らみ、年季明けが伸びてしまう。

 ガジェットや宇宙船は、初期エイリアンの世界観を踏襲していて、画面の隅々まで見たくなる。
 エイリアンが登場するまでの緊迫感は、なかなかのもので、完全にフラグが立ったあんちゃん達の儚き最期が、すぐにもやってきそう。

 エイリアンの大群が見えたあたりから、なんか違和感を感じる。あまりにも多すぎて、恐怖感というよりも数に圧倒されるだけで、息を呑むような怖さが感じられない。
 逃げた一匹が、どこからか襲ってくる。初期エイリアンのあった、タマタマが縮み上がるくらいの緊張感がなくなっちゃった。

 新種のエイリアンの造形を見て、H・R・ギーガーの偉大な変態芸術性を再認識したのでございます。ギーガーがいないと、こんなボンクラが登場してしまう。

追記
 2乗船目は、IMAX。画角が広がって、コントラストが上がったことにより、暗い場面が見やすくなってる。

 小惑星にステーションが衝突するシーンは、凄い迫力で、SF好きとしては恍惚となる。

 フリーザもどきのハイブリッドエイリアンは、どうも好きになれない。だけど、一度ストーリーをなぞっているのに、ヤツらが襲ってくるシーンは恐い。細かいフックが効いていて、ドキッとする。
 無重力が終わる瞬間のアクションはピカイチ。

 評価を上げちゃいます。

bion
満塁本塁打さんのコメント
2024年9月8日

返信お気遣いありがとう😊ございます。ポケモンですかね❓わたし的には🎯気持ち悪さが良かったです。

満塁本塁打
満塁本塁打さんのコメント
2024年9月8日

私もIMAXで最高でした。イイねありがとうございました😊

満塁本塁打
ゆ~きちさんのコメント
2024年9月7日

人語を喋って、最後は仲良くなって世界平和のために戦ってくれたら文句なしですw

ゆ~きち
ゆ~きちさんのコメント
2024年9月7日

共感ありがとうございました。

エイリアン愛があるからこそ、違う、違う、そうじゃ、そうじゃない感を感じますよね。私には別物でした😭

ゆ~きち