劇場公開日 2024年9月6日

エイリアン ロムルスのレビュー・感想・評価

全598件中、1~20件目を表示

4.0絶望の無限ループ

2024年9月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

エイリアンシリーズはよく知らないですが、1を観て関心が高まったので最新作も興味本位で観に行きました。

知らぬ内にエイリアンの幼体に寄生され、そこから急激に進化していく恐ろしい光景に心拍数が上がっていました。私は得体の知れない生物に恐怖心を抱きやすいので、幽霊や殺人鬼が出てくるホラー映画よりも遥かに怖かったです。

静かな宇宙船でふとした拍子に幼体の群れに追いかけられる、安全な場所に逃げたと思ったら新たな個体が現れるなど、どうやっても助からない絶望的な状況に何度も陥ったことで、いつ襲われるかわからない恐怖にずっと苛まれました。

主要キャラが若者ということで、彼らと同じ立ち場として共感しやすかったです。特に、レインがどんな状況でも諦めずに乗り越える勇敢さは、今の若い世代を牽引する理想像として惹かれました。

ULTRA 4DXで観ましたが、予想以上にスリリングでした。座席の動きで無重力を体感する場面では、ふわふわと浮いている感覚になりました。船内の空気が宇宙に放出されたときは、劇場内に暴風が吹いて凄まじかったです。また、一部シーンでは両側にも映像が映し出され、VR映像のような没入感がありました。まるで、一人称視点のSFゲームをしているみたいでした。

エイリアン初心者でも理解しやすく、十分満足することができました。それと、今後レインがどうなるのか気になってきました。もし、ロムルスの続編が出たらぜひ観てみたいです。

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Ken@

1.0チェストバスター萌えはどうしたらいいですか

2024年9月7日
PCから投稿

ミッキー・マウスとリドリー・スコットという、裸足で逃げ出しくなるような「映画界の重鎮」の監視下で「ホラー」、「エイリアン」を撮ることは相当に神経を使うことだっただろうと思われるが、その試験結果は、そのことがよーーく分かる「優等生」の解答だった。

フェデ・アルバレス

「死霊のはらわた」リメイクは、痛ったーい悶絶グロ映画で、ドラッグの問題も織り交ぜての大真面目な、ホラーでは珍しい、おなか一杯になる良きリメイクだった。傑作です。

そして「ドント・ブリーズ」では、気配を消す、犬の口臭から耐える、まさしく「息を止める」「息をもつかせぬ」スリラーで、キャラクター設定、ストーリーテリング、冒頭の異常なカメラワークやワンカット風、暗視の撮影など、映像面でも素晴らしい手腕の持ち主であることが証明された。

リメイク、ホラー、スリラーの第一人者といってもおかしくはない存在。

「エイリアン ロムルス」





スコットらしい副題が「ロムルス」のため、本作を鑑賞する前に「ローマ」を築く狼に育てられた初代の王「ロムルス」を描くのか、築かれる「ローマ」のことを描くのかにオレは興味がいっており、本当は「コヴェナント」の続編を観たかった身にとっては、正直「1」と「2」の間のお話ということはどうでもよかった。

企画的に「コヴェナント」の続編は通らなかっただろうし、そうは言っても「グッズ」は売りたい、というところなんだろう。

だが、鑑賞済みの人にはある程度分かることだが、ラストのあの存在は風貌が「プロメテウス」のあの存在を意識させる。つまり、人間とあの調剤の組み合わせは「神」だということ。結果としては、「コヴェナント」のデヴィッド、あるいはウェイランドの望む姿ということになり、一応、尻切れトンボのまんまの「コヴェナント」のできなかった続編の構想らしきものが其処には描かれてはいる。もう少しわかりやすく、でもって「あの存在」の顔がよく見えなかったんだけど、「アニキ」似だったら違う意味で「ギャー」だったんですけど。

ただし、多くの人が感じたように、それは「エイリアン4」の繰り返しにしか見えないその辺が本作の最大の残念な点にもなっている。

「ほら、あれ言わせなさい、Get Away From・・・」

「・・・・・・・・・・・OK。」

アルバレスの(おそらく苦渋の)心の声が聞こえそうだ。

アルバレスはちゃんと、「廃墟」と化した宇宙船に、虐げられた「若者」(あるいはバカモノ)が侵入し、エライ目にあうという自身の2作でも使われた、セルフオマージュ的なホラー映画の原点を設定に活かしてはいる。

だけど、「ドント・ブリーズ」の時のような、息苦しい画づくりはもっとできただろうし、そういう展開をストーリーにもっと組み込んでもよかったのに、と思うが、優先すべきことはほかにあったということだろう。

その結果、悲しいかな、接待映画「フォースの覚醒」にしか見えないんだよね。

いやよくやったとは思うが、おっさんに関しては、そんな接待は要らないんだよね。むしろ、今では熱心なファンのyoutuberのFunmovieが面白かったりするのだから、本家もつらいだろうが、だからこそ、ゴリゴリのリドリー印の「コヴェナント」の続編を作ったほうが、価値はあったとは思うんだけどね。

シリーズいいとこどりも単品ではいいかもしれないけれど、サブスク時代にそれは果たしてどうかなあ、という気がする。

追記

副題「ロムルス」の意味は結局ラストのあの「存在」のことであるのだが、オレはそっちよりそれが築いた「ローマ」のほうが見たかったなあ。

追記2

あとね、やっぱりエイリアンやフェイスハガーの造形って、性器だから、もう少しそのニュアンス、いや、すまん、はっきり言うわ、エロい感じが欲しいのよ。原点回帰ということでもないだろうが、その点も残念。

一番悲しい追記

チェストバスター誕生の衝撃、産声が宇宙船の激突の爆発音に被さる愚行。もっと言うと、走ってほしかった。

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しんざん

3.5No One Can Hear You Push

2025年2月27日
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鑑賞方法:VOD

During the first half of Alien: Romulus, I had a small quibble that the story, which serves as a direct sequel to the original Alien, seemed to follow similar plot points to its predecessor. However, the latter half of the film escalates exponentially, introducing a new and terrifying alien creature as a worthy counterpart to its master. Surely, any small child who happens to walk in on this beast will be forever traumatized. The movie features a young, talented cast and remains true to the aesthetic established by Ridley Scott in Alien and later expanded upon in Prometheus. Both sequel and remake, it feels more like a techno remix epilogue to the original.

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Dan Knighton

4.0若い観客層向けの“エイリアン入門”として理想的

2025年1月29日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

興奮

純粋な「エイリアン」フランチャイズとしては7作目、“VSプレデター”を含むと9作目だそう。もしこれまで無縁だった人が全部通して観るには尻込みしそうな量だが、本作「エイリアン ロムルス」はそうした層のエイリアン初体験として理想的ではなかろうか。正編ではストーリー上の連続性により世界観が作を重ねるごとにどんどん壮大になり、それが敬遠される要素にもなりうるが、「ロムルス」はスピンオフの位置づけのおかげでそうした壮大な世界観には軽く触れるのみで、過去作を未見でもさほど問題ない。主要キャラクターも若者たちに限定されたことで、若い世代がより共感しやすいだろう。

本作のメガホンを託されたフェデ・アルバレス監督の「ドント・ブリーズ」を楽しんだ人なら、“視力はないが聴覚が鋭い凶悪な敵に殺されないよう、音を立てず息を詰めて逃げる”あのシチュエーションの反復に喜び、観る側も思わず息をのむ緊迫感をまた味わえるはず。アルバレス監督がウルグアイ出身ということもあってか、メインの俳優たちの外見も白人のほかにラテン系、アフリカ系、アジア系と多様性的にばっちり。

過去作のシーンのオマージュを散りばめつつ、ヒューマノイドの人格を入れ替える極小リムーバブルディスク、断続的に作動する重力発生システムなど、新しいギミックをうまくストーリー展開に活用している。興行成績が上々だったこともあり、「ロムルス」の続編のアイデアもあるとか。だいぶ先になりそうだが、楽しみに待ちたい。

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高森 郁哉

3.5懐かしさと新しさを両立させようとした気概は伝わった

2024年9月30日
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村山章

3.5人とAIの兄弟愛

2024年9月30日
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鑑賞方法:映画館

長期シリーズとして新機軸を打ち出したわけではないが、重要なポイントを手がたく抑えて、しっかりと怖い映画になっていた。過酷な労働環境から逃れたい若者が打ち捨てられた宇宙船に乗り込み、燃料確保しようと試みるが、やばい生物が中にいて、閉じ込められてしまう。逃げ場を失くして一人ひとりと仲間がやられていき、誰が生き残れるのかのサバイバルが始まり、シリーズのイースターエッグをちりばめて従来の観客を楽しませつつ、追いつ追われつの緊迫感あるシーンが続いていく。
割とアナログ的な手法でエイリアンを作成していることが報じられているが、こういう得体のしれない生物はあんまりグリグリ動かさない方が怖い。CGじゃ駄目ということじゃなく、動かしすぎるのが問題なんだと思う。
人間とAIがともに生きている未来を見せるという点でも面白かった。人間は合理的に動けない、AIは合理的に計算してしまう。この思考の違いが作中の展開でポイントになることがあるが、そういう違いを乗り越えて兄弟の絆を育んでいる主人公に今の観客は何を思うか。

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杉本穂高

4.0凛々しい主人公

2025年4月13日
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ムービー好き

3.0過去の『エイリアン』シリーズをなぞりパクったシーン満載で面白いが…

2025年4月11日
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徒然草枕

4.5王道

2025年4月6日
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鑑賞方法:VOD

これを見たかったんだよ、と言えるような作品。
ハラハラドキドキ感はさることながら、新しい挑戦的な展開も垣間見れる。
残虐なシーンはとことん残虐に見せることで、メリハリがきいている。ひきつけられる演出ばかりで飽きずに楽しめた。

銃乱射シーンがお気に入り。久しぶりの爽快感。

アンドロイドの残酷さを見せつつ、それでも最後には人間とアンドロイドの友情、家族愛が印象的に。

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ABCD

2.5若者の群像劇としてのエイリアン

2025年4月6日
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鑑賞方法:映画館

ご存知『エイリアン』シリーズの最新作。

いったいどこから襲ってくるのかわからないという恐怖は、真っ暗なお化け屋敷の中を歩いていて突然脅かさられる感覚に似ているかもしれない。そして、シリーズ第一作目から継承されている生殖をモチーフにした恐怖描写は本作でも健在だ。

若者の群像劇としたことで、極限状態で露わになる人間の友情や傲慢さといった本性が描き出される。さらに人間同士だけではなく、人間と機械(ロボットやAI)との付き合い方なども描かれる点は現代的な部分だと言えるだろう。

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Tofu

4.0レインとアンディの如き、複雑な愛情

2025年3月30日
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鑑賞方法:VOD

興奮

「プロメテウス」「 コヴェナント」でクソ面白くもない神話的世界観で来歴を示した(好きだけど)後は、それを全部振り捨て原点回帰と称して単純アクション映画の「ロムルス」かい!(大好きだけど) 複雑な感想を書いてしまいましたが、単純な批判を一つ書くなら敵を倒す最後の決め台詞が「マザーファッカー!」なのは、もう辞めて良いと思う。ダサいぜ、アメリカ映画。

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monja

4.5洗練された新たなエイリアン作品

2025年3月28日
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無重力空間を最大限に活かした演出が見事でした。

また、エイリアンに関する隠喩が誰にでも理解しやすく盛り込まれており、シリーズの中でも極めて素晴らしい作品だと感じました。

『ドント・ブリーズ』の監督が手がけたとのことですが、これまでのエイリアン作品の魅力をしっかりと残しつつ、シリーズに馴染みのない人でも抵抗なく楽しめる、洗練された仕上がりになっていると思いました。

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S.J

4.5未知の生命体から逃げ惑う緊迫感、 怖くてドキドキしながら、手に汗握...

2025年3月24日
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未知の生命体から逃げ惑う緊迫感、
怖くてドキドキしながら、手に汗握って見たよ。
エイリアンシリーズって、
なんとなくアート性を意識して作っているのかなと感じることあったが、
今回はエンタメ性を重視した作品に感じた。
坊主のアジア人女性が、
ストーリ前半を盛り上げてくれて良かった。
最後に出てくるエイリアンは、
無理やり登場させられた感はあるが、
初見の気持ち悪さは最高だった。

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あとぅーし

3.0長いエイリアンの旅

2025年3月13日
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何百年後を描いた物語だが
不気味な世界観は変わらない。
独特なデザインは宇宙・未来、
それよりも現在か過去に近い。

今回は無鉄砲な若者の騒動色が強く
驚きと恐怖は薄まった感はある。
知識と理解力、合理的な判断、
その欠如が見るものを引き込む
が、場所を宇宙に移しただけで

エイリアンの名を借りた
若者の恐怖映画
長い旅の一部

そう思えばいい。

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星組

2.5エイリアンで無くっても

2025年3月12日
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鑑賞方法:VOD

エイリアンって題名要らないかなぁ。
まぁ、あのデザイン使うにはエイリアンって付けないとダメだろうし。
他の形状にすれば、まったく別モノとしてコチラも見られるんだけど、エイリアンって付くとこちらのハードルも上がるのよね。前二作よりは良いけど。

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背中にエンジン

4.0面白かった!

2025年3月10日
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これまでのエイリアンシリーズは全部見てますが、この映画は今までの作品を踏襲しつつ、かつ全く見たことない人でも楽しめるかなり上手な作品になってました。
エイリアンファンは「これこれ!」となり、初見のファンは「!?」となる演出が山盛りでお腹いっぱいにさせてくれます。
こういう作品は途中だれがちになりやすいのですが、随所に観客をあきさせないような仕掛けを施し、尻尾までアンコがつまったたい焼きのように最後の最後まで楽しませてくれました。

エイリアンを初めて見るという人にこそおススメ。

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みる

4.0期待以上に楽しめた

2025年3月1日
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鑑賞方法:DVD/BD

無印の「エイリアン」をアップデートさせたような印象の本作。
スパイ映画、サスペンス、バイオハザード、アンドロイド、無重力、これらをミックスさせて娯楽度全開に仕上げた。
評判がいいのは知っていたけれど、期待以上に楽しめたのは良かった。

エイリアンシリーズは最初の4作しか観ていない。物語部分が好きというわけでもないし、一応ホラーカテゴリであるこのシリーズは若干苦手でもある。
しかしどうやらエイリアンという生命体には興味があるようだ。というのも、エイリアンが幼体の時から徐々に成長していく様に妙な高揚感を感じてしまったのだ。ジェットコースターの最初のゆっくり高く上がっていく時みたいなものだろう(絶叫マシンは苦手だけど)。

あとは、アンドロイドであるアンディの存在が興味深い。
旧型でしかも少々壊れているらしいアンディははっきり言ってポンコツだ。
ポンコツのときは仲間で味方だったが、能力向上と共に不穏な仲間と変化してしまうのが面白い。優秀なアンドロイドになったけれど…という具合だ。
アンディ自身も、他の人間も、エイリアンの幼体も、全てアンディの行動いかんでどうにでもなりそうなギリギリ感がいい。

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つとみ

2.5エイリアンが出てくる映画を観た

2025年2月27日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

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石川憲弘

3.51と2をつなぐ物語 なるほどねという展開

2025年2月21日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

気付けばかなりのシリーズ数になった「エイリアン」
確かに今から友達に勧めるならこれでもいいかも
今の若い人は1とかあまり好きそうじゃないし入門としては◎

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ハイマ―ディンガー

2.5エイリアンは

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

確かに出てくる。
しかし、形態的には同じだけれど本質的には以前のそれとは大きく異なるし、
最後の人間とのアレは生理的に受け付けない。
ストーリーも手に汗握る展開はほぼなく、個人的には退屈。
それに登場人物がイマイチよく分からず、魅力にも欠けた。

映画館で観るつもりだったが、
いつも通り字幕版はあっという間に終わってしまって見逃した。
結果オーライ。

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みみず