アビゲイルのレビュー・感想・評価
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「プリンセスチュチュ」ヴァンパイア爆誕!(笑) 恐怖と笑いの絶妙なるマリアージュを堪能。
バレエの技で相手と戦うって、猛烈なデジャヴがあるんだけど……
って、あの大傑作アニメ『プリンセスチュチュ』じゃないか!!!(笑)
あと、「筋肉バカ」のピーターとして登場したケビン・デュランドが、影武者レベルでイーロン・マスクに似ていて、びっくりした(最初イーロンがでてるのかと……ww)
あれ、たぶん私生活で100回は間違われてると思うよ。
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ふつうに面白かったです!
出来の良いマニアが、愛する旧作の要素をバランスよく按分して作った、お化け屋敷ホラーの良作。
何よりも、「ホラー」は「コメディ」と紙一重、表裏一体であることをきちんと踏まえて作られた作品である点がうれしい。
さすがは、『スクリーム』のリメイクを卒なくこなしたコンビだけのことはある。
とにかく、恐怖と笑いはそもそも親和性が高いし、やりすぎた恐怖は容易に笑いへと転化する。ここのロジックをしっかり理解したうえで、面白がってやりたい放題やらかしているのが、実に楽しそうでよろしい。
やっていることは、結局のところ『エイリアン(79)』と同様の「閉所で怪物が無双するホラー」の再生産なのだが、そこに「恐るべき子供」としての女ヴァンパイアをバレリーナの格好で導入し、さらには「狩るもの」と「狩られるもの」が逆転する「猫とネズミのゲーム」の要素を加味することで、ある種の「模様替え」にうまく成功している。
ヴァンパイア・ホラーといいながら、実質的には絵に描いたような「お化け屋敷ホラー」としての展開に終始し、かつ、ゴチック館での殺人劇という古式ゆかしいマナーハウス・マーダーケースの型を踏襲している(作中ではアガサ・クリスティーへの言及がある)点もオールド・ファンの心をくすぐってくる。
それに、なにはともあれ、チュチュを着てバレエを踊りまくりながら襲ってくる子供のヴァンパイアという存在には、相当のヴィジュアル・インパクトがある(笑)。
「大人の想像以上に踊れて演技のできる子供に依存する」カルチャーは、昨今では『ビリー・エリオット(05~)』の大成功によってミュージカル・シーンに定着している印象があるが、まさに今回の子役アリーシャ・ウィアーは、ブロードウェイの『マチルダ・ザ・ミュージカル』(22)から引っ張られている。実際に観た印象で言えば、アビゲイルはほぼ「主役」として全編で気高く君臨しており、実にいい子役を見つけたものだと感心する。
対する犯罪者集団にも、どこか人間味と愛嬌のあるキャラが揃っていて、観ていてそこそこの愛着が湧くし、その分、ひとりまたひとりと屠られていく展開には釘付けにさせられる。ヒロイン役のメリッサ・バレラは、監督コンビの過去作、リブート版『スクリーム(22)』と『スクリーム6(23)』でも主演をはっており、スクリーム・クイーンとしての貫禄十分だ。
終盤の展開のひとひねりにも、観客に先を読ませない創意と工夫を感じさせる。
ここで「父親の不在と子供の葛藤」という要素をぶち込んで来るあたりに、『スター・ウォーズ』の国アメリカの「業」のようなものを感じる(いつも最後は「父親との関係性」の話に落ちつく)のは穿ち過ぎだろうか。
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以下、元ネタなどについて、箇条書きにて。
●まずは監督コンビ自身が言及しているとおり、クライム・サスペンスが中盤でヴァンパイア・ホラーに「浸食」されていくおバカ展開については、ロバート・ロドリゲス監督・クエンティン・タランティーノ脚本の『フロム・ダスク・ティル・ドーン(96)』の組みたてが、間違いなく祖型になっている。
●冒頭で、謎のリーダーが本名のわからないメンバーを集めて、それぞれに綽名をつける流れは、タランティーノの『レザボア・ドッグス(92)』への明快なオマージュだ。
今回はシナトラ軍団=「ラットパック」と同じ、フランク(・シナトラ)、ピーター(・ローフォード)、サミー(・デイヴィスJr)、ディーン(・マーチン)、ジョーイ(・ビショップ)の名が振り当てられている。字幕だけ見ていると、リックルズだけが仲間外れの綽名をつけられたようにも思えるが(しわくちゃ顔だっけ?)、ドン・リックルズも実在するシナトラの親友のコメディアンから取られた名前だ。
ちなみにシナトラ自身、思い切りマフィアの息のかかった人間だったが(『ゴッドファーザー』にはシナトラをモデルとする歌手が登場する)、ここではラットパックのメンバーが出演した強盗映画『オーシャンと十一人の仲間(60)』も、当然念頭に置かれているはずだ。
●メンバーのなかにひとり裏切者が隠れ込んでいる、という中盤以降のネタも、おそらくなら『レザボア・ドッグス』を踏襲したアイディアではないか。
●大人の侵入者がハイテク屋敷で子供にコテンパンにしてやられる展開というのは、もちろん『ホーム・アローン(90)』を祖型としたものだ。ここに『エクソシスト(73)』とか『エスター(09)』とかの要素が加わって、さらにスウェーデンの吸血鬼映画『ぼくのネリ(08)』およびそのアメリカ版リメイク『モールス(10)』の影響も色濃く盛り込まれている(少女としての外見、大人と子供の組み合わせ、首謀者に見えて下僕、実は何百年も生きている、他)。
●ヴァンパイア映画としては、チャイコフスキー「白鳥の湖」の使用が、ベラ・ルゴシ版の『魔人ドラキュラ(31)』への目配せになっている。なお、『ブラック・スワン(10)』もしくはバレエ内の黒鳥を意識した演出でもあるかと思ったが(『プリンセスチュチュ』における「るうちゃん」みたいなやつ)、そちらはあまり気づかなかった。むしろダンス・アクション演出としては『M3GAN/ミーガン(23)』あたりを意識している印象もある。
あと、吸血鬼の歯の生え方とか、死んだら派手に爆散する様子とかは、たぶん『フライトナイト(85)』を念頭に置いて作ってるんじゃないかとも思いながら観ていたが(あれもホラーとコメディを融合させた楽しい吸血鬼映画だった)、あとでパンフを見たら脚本家のお気に入り映画としてモロに『フライトナイト』の名前が挙げられていた。
●話としては、表に見えている誘拐事件と、裏で展開している真相との「ギャップ」や「ロジック」自体は、基本的に良く出来ていると思う。
でも、大富豪の令嬢を誘拐しようとさんざん下調べしたうえ、「現地まで行って」「ハッキングまでして」侵入しているのに、誘拐する少女の父親が誰か、実行犯の誰も気づいていないというのは、さすがにあり得ないでしょう(笑)。あんな大きな家が誰の家か、調べたハッカーにわからないはずないし。
あと、いくら寄せ集めの実行犯集団とはいえ、誘拐当日の夜から全員で飲んだくれて、誘拐した少女を部屋に置き去りにしたまま誰も見張りすらつけていないなんてことはやらないと思うけど。全員バカなんだからしょうがないって話なんだろうけど、あのへんはちょっと作り手の都合が優先されている気がしたなあ。
それに、「誘拐場所」が少女の住む大邸宅ってのはわかるけど、指定された「監禁場所」まで古色蒼然たる大邸宅ってのは、明らかに不自然だろう(笑)。そんなゴチック屋敷に人質を匿う犯人グループとか、聞いたことないし。逆にいえば、実行犯はもう少し自分の置かれている状況を疑うべきなんだよね。あの「壁画」を発見するシーン(ちょっとダリオ・アルジェントの『紅い深淵 プロフォンド・ロッソ(75)』を想起させる)より前から、「おかしなこと」はいくらでも起こってるんだから……。
●ダリオ・アルジェントつながりでいえば、中盤に地下室で発見される「例のプール」は、明らかにアルジェントの『フェノミナ(84)』を意識したものだろう。そういえば、あれの犯人も……。あと、いちいちアビゲイルが「狩り」の前に「白鳥の湖」のレコードをかける演出も、『プロフォンド・ロッソ』のテープレコーダーっぽくて良い感じ。
●意外と監督コンビは本格ミステリーにも関心があるようで、悪党連中が最初の夜に「相手の素性当て」をするあたりでは、いかにもホームズものの冒頭を思わせるような推理(しかも結構面白い)が展開されるし、終盤ではアガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』が自己言及的にギミックとして引用される。
どの「弱点」がヴァンパイア退治に通用するかを順番に実地で検討していく中盤戦もミステリーチックだし、終盤の「どんでん返し」も容易に想像はつくが、いちおう様になっている。基本的にミステリー・マインドに富んだ監督コンビ&脚本家で、非常に好感がもてる。
●バレエ吸血鬼とラットパックの面々のバトルシーンは、怖がらせるというよりは明快に笑わせにかかっていて、観ていて純粋に楽しい。
とくに階段を活用した上下動アクションでは、なかなかに手の込んだコレオグラフィが組まれていて、見ごたえがある。
でもこの吸血鬼って、血の祝祭のヒロインとして、わざわざもう一回チュチュを着直してから、一階まで下りて来たってことだよね(笑)。実にほほえましい。
●吸血鬼の弱点って話でいうと、わざわざ「狩り場」として設えられたマナーハウスに、シェイドが開閉可能な天窓が放置されていて、日中に開けると直射日光が降り注ぐような場所が残っているわけがないので、あのあたりはかなりご都合主義のような。
あと、ヒロインに杭が突き立てられた瞬間、ヴァンパイアをそこに前から押し付けて、サンドイッチ状に退治するってのを絶対にやると思ったけど、やりませんでした(笑)。
●最終盤で血まみれになったアビゲイルちゃんって、真ん中分けといい、長い顔といい、歯並びといい、なんとなく『キャリー(76)』のシシー・スペイセクに印象がよく似ている。
吸血鬼に変貌したフランクが盛大に血を吹くギャグっぽい描写は、『処女の生血(74)』のパロディかな?
●別に間近で観たから単にそう思うだけなのだが、「バレエ経験のない子役がポアントまで出来るようになった」ってエピソードが『ぼくのお日さま』の少年のフィギュアの上達ぶりとかぶり、「がちゃっ歯でヒロインの異常性を視覚的に表現する」やり方が『夏目アラタの結婚』とかぶり(ラストの共闘展開もちょっと似てる)、犯罪者集団が閉じ込められて標的に逆襲される『ドント・ブリーズ』的展開が『エイリアン:ロムルス』とかぶって、複数の映画がグラデでつながっていくのって面白いな、と。
●極端な下町なまりで話す、頭のねじのゆるんだ社会病質者のドライヴァー役で出ていたアンガス・クラウドは、2023年に25歳の若さで逝去されたとのこと。死因はオーヴァードーズといわれていて、これが遺作となったらしい。役とかぶる部分があっていたたまれない。ご冥福をお祈りいたします。
楽しいグロ・ホラー
最近観た映画の中でも抜群に面白かった一作です。
ポスターに書いてある程度のネタバレはありますが、もし幸運にもまだポスターもレビューも見ていない方が居たらすぐにここを離れて劇場へ行かれることをお勧めします。
身代金誘拐を企み、富豪の娘をさらった犯罪者たちが、ヴァンパイアである娘の返り討ちに遭う、という荒唐無稽なストーリーです。
しかしバレエを嗜む少女とか誘拐犯とかの設定や、終盤の黒幕とか熱い展開などとにかく飽きさせません。
グロやゴアはかなり多いのですが、エグさは控えめで、どこかお馬鹿な楽しささえ感じるのは不思議です。
返り血を浴びてバレエを舞う幼気な少女に拍手です。
ラストの捨て台詞に超同感
スプラッター系
きらいじゃないです
くるくる回る吸血姫ちゃんがなんとも愛くるしい
あらすじを読んでか弱い女の子を誘拐した悪党達が実は吸血鬼のお嬢さんにボッコボコにされちゃう過激系ホーム・アローンかと思ったらグロッキーかつ悪党逃げてー!と思わず悪党応援しそうになるくらいアビゲイルちゃん怖いです。そしてラストへの畳み掛けがちょっと笑えてきてしまうという何だコレ。新しい扉開けちゃいそう。アビゲイルが怖くて可愛くて可哀相になって吸血鬼には哀愁がよく似合う。
最後がちょっと気になる感じでおわるので誰かと観てワイワイと感想を言い合ってほしい映画。
ぼよんぼよん担当
は、ブライスダラスハワード専任かと思っていたら違う人でした。
音で怖がらせるとは大分不愉快でしたが、吸血鬼のお約束が昔ながらでいい、バレエはちょっと目新しいし、破裂! は段々楽しくなってくる。
おっとピーターは? 宿主が死んだから助かったのか? それとも夕食に?
ヴァンパイア新境地
どっちかと言うと『フロム・ダスク・ティル・ドーン』系のお話しで、先の展開が読めず面白かったです。寄せ集めの犯罪者集団が大富豪の12歳の娘を仲介人指定の隠れ家に連れ込んだところ、さらった相手がヴァンパイアで隠れ家は彼女の狩場だったと言うオチです。最初はクライム.サスペンスと思わせといて実はホラーと言う、一粒で二度美味しい構成だけど、予告編はネタバレ過ぎですね。ところが、絶体絶命の中、犯罪者達が裏切りや結束を繰り返しながら、最後はヴァンパイアとも手を組むと言うビックリな展開で脚本家のアイデアに感心しました。一方で、ホラー作品らしい残酷描写も満載で、バレエダンス風の格闘シーンやヴァンパイアが爆烈して死ぬシーンなど、作り手が目新しいことをあれこれ詰め込んでいるのもいい感じです。役者では、ヴァンパイア役のアリーシャ・ウィアーが次回作が心配になるほどの大熱演でした。最後にちょっと出てくるマシュー・グードは、妖気を発している感がハンパなかったです。
悪党がどうなろうと・・・
吸血鬼モノの新たな一面を見せた、か!?
こういうモンスター系は、やられるグループをどうやってモンスターのテリトリーに入れるかが一つの鍵にはなるよね。
例えば、道に迷った若者グループとか、
急な雨宿りをお願いする男女とか、
古い家を安く買った家族とか、
そういう意味じゃあ、この、誘拐して監禁したつもりが監禁されてたというプロットは中々面白い。まあ、決して予想できないってわけじゃないけどね。
メンバーの名前を明かさずあだ名で呼び合うのは、タランティーノの「レザボアドッグス」みたいだよね。
そこまではいい。でもアビゲイルがヴァンパイヤだとバラすタイミングがちょっと雑。姿を見せずに最初の獲物を狩ったのに、みんなの前で豹変、ってさ。もう少しなんかありそうだけどね。
そして、「踊る吸血鬼」
そこまでいくと、「え?笑わせにきてる?」とさえ思っちゃう。挙げ句の果てには噛んだ相手とのシンクロダンス。「狂気」を見せようとしたのなら、失敗かも。軽く笑える。
残り2人となってからの展開も「そうきたかあ」と言わせたいのか、二転三転しすぎというかね。攻守入れ替わりが目まぐるしくてラストに向かう勢いがなくなっちゃってね。
そんでもって、パパ登場からのアビゲイルとファイナルガールの変な感情、それてラストのキャンディ。
ああいう形で生き残るっていうのも新しいと言えば新しいのかな?やっぱ全員やられちゃおうよ。なんか「怪異」がこわくなくなるよね、分かり合っちゃったりすると。
少し新しい設定感じたので0.5おまけ。でもすべてがうまくいってるわけではないのが惜しい。
結構お客さんがいたのが少し意外😅
トマト祭り&泥レス
誘拐した女の子が、ヴァンパイアだった。しかも超パワフルな。
アイデア一発勝負の作品かと思いきや、いろんな飽きさせない仕掛けがある。日光を浴びたヴァンパイアの体は、焼け焦げるを通り越して、爆発してしまう。それに吹き出す血の量が半端じゃない上に、赤黒くなっているので、トマト祭りの中で泥レスしているように見える。
アビゲイルを誘拐する面々もキャラが立っていて面白い。こんなヤツが仲間にいたら終わりでしょって感じの人間が2人。筋肉バカとパンチドランカーの疑いのあるラップ好き兄ちゃんが色々と掻き乱す。
リーダー格のメガネは、頭がキレそうだが、裏がありそうで油断ならない。コイツが、アビゲイルに太ももをブッ刺された時に放つ罵詈雑言が面白い。ありとあらゆる悪態言葉を繋げて叫ぶんだけど、それでも怒りがおさまらずFワードを連発する。
本性を表してもなおバレエにこだわるアビゲイル。チャイコフスキーの白鳥の湖が流れるなか、華麗に踊りながら獲物を仕留めていく。
いたいけな少女から狡猾なヴァンパイアの表情に変わる瞬間が見もの。邪悪な顔は『エスター』とタメをはります。
緊張感を保ちながら、時々繰り出されるブラックユーモア。充実した一作でございます。
コメディっぽい豪快なゴア
途中から、変な笑いが出てくるくらい楽しかった。
目新しくはないはずのどこかで見た要素の寄せ集めっぽいのに、新鮮味とコメディに近い可笑しさがあったのは、アビゲイル役のアリーシャ・ウィアーの達者なバレリーナ演技と、全体を通しての豪快なゴアっぷりからかな?
ちなみに、放棄された屋敷で次々と仲間が死んでいくのは『ヘルナイト』。
犯罪者たちが、一晩過ごす場所が吸血鬼の巣窟なのは『フロム・ダスク・ティル・ドーン』。
可愛く踊りながら楽し気に殺りにくるのは『M3GAN ミーガン』。
ゲーム感覚で人が狩られるのは『スクリーム』。
追い詰めたと思えば追い詰められていたのは『ドント・プリーズ』。
雑に爆ぜる肉体のゴアっぷりは『レディ・オア・ノット』。
これ、アビゲイルの正体=吸血鬼ってことは隠して宣伝してくれたほうが、観客的には一層楽しめたかもしれない。
(しかし、吸血鬼って隠したら集客は難しいのかも……)
ストレス発散にスプラッタ映画見る人の気持ちがわかった
踊るバンパイア
ある意味芸術作品
2024年ベスト・ホラームービー!⭐️⭐️✨✨
首なし死体と踊るアビゲイルがツボでした…この場面、なかなかおかしくも怖ろしく美しいなと思いました。
ラストの主人公の「いったい何なのよ!」という捨て台詞は、正にただただ翻弄されただけの一夜を過ごした感じが出ていて良かったですね。
オススメ!笑
こんなの久し振りかも。めっちゃゾクッとした!恐るべしチビッ子w
何も一切情報持たず、新作だ~っていつも飛びつく私。
チラシ観て、可愛い子のバレリ-ナの感動秘話だとずっと思ってた。
今日は「アビゲイル」を観たんですよ (。・ω・。)
このチラシ絵だけ観たら、皆さん何の映画なのか 分かります???
① 最初は 少女のバレリ-ナのサクセススト-リかと。
舞台で見事な演技を、体の柔らかさを表現してたし。
少女アビゲイル:(役アリーシャ・ウィアーさん)は小柄でとっても愛らしい~
だからきっと挫折して立ち上がる感動秘話かと。
親は貧乏とか、生き別れとか そんなのを想定してた。
② やがて 変な車が豪邸前に来て、複数人怪しい武装した奴らが
家に侵入。娘のベットへやって来て、口を塞いで睡眠薬注射を打ち込む。
凄く大声で喚いてたけど スグに大人しくなって。車内で目隠し。
何だ 営利目的の誘拐物なのかと そう思うように。
逃げる途中、豪邸の警報器が鳴るので急いで脱出。
誰も追いかけては来ない様だ。
③ どっか人知れず山奥の廃墟チックな邸宅に連れ込まれる。
途中、親分?的なヤツが仕切って来て 金の話?娘に顔見られるなとか
彼女の父親?へ身代金的なはなしとか、山分けの話が有ったような、無かった様な。分かったことは、拉致した仲間の誰もがお互いを知らず、
仮の名称を与えられる事だった。
④ 廃墟の個室にベットがあり、目隠しされた少女を寝かす。
少女担当の女性ジョーイ:(役メリッサ・バレラさん)
少女は起きて、目隠しを取ってと哀願。仕方ないので取ってあげるが
バレないように透かさず自分の顔を隠すジョーイ。
少女は彼女に向かって なぜか自分を拉致したのに ”お気の毒様ね”って言う。
ココ 何故かゾッとして来たんだわさ。
どうやら 娘は、地元仕切る大物ボスの娘のようである。
そうか、きっと父親連中が助けに来て 皆殺しといか、ジョーイだけは良い奴だから助かるんではと この時までは思ってた。
⑤ この話を仲間連中にジョ-イは話すが、誰もあんまり信じてない。
元刑事のヤツと一緒にペアになろうとか 話してたけど、
そうこうしている内に、地下室倉庫だろうか 向かった変な仲間の奴が
何かに襲われて 首が切断・・・・・・・・・・・・・・・
この切り口表現見て、この時初めて ホラ-作品だと気がついた。
(何てメデてぇぇオレなの (´-ω-`) )
やぁ~ん こんなん久し振りやんかぁ。
大昔は3週間に一度くらいこんなの見てたけど。ウレピ- て言うより懐かしい。
やっぱ洋画作はええな。
⑥ きっとこの館は呪われてて、化け物いるんや。
きっと少女が狙われるから、それを助けて脱出するんだと 思ってた。
次に 先ほどの 信頼するペアに成ろうって言ってた 刑事が
同じく 何者かに首筋、顔を噛まれて死んでるのが見つかる。
彼は死ぬ前に 壁の絵を見て何かを悟った様だった!
結構エグイ。 こりゃあ 単純なホラ-物超えてる。
イイ血のり使ってるのすぐ判明。 色がリアルで良いのよね。
⑦ 拉致した少女が心配で皆が部屋に行くが・・・・・。
少女はゆっくりと手錠を外して・・・それを見てた もう一人の女サミー:(役キャスリン・ニュートンさん) はぁ? 何こいつ? って思った瞬間・・・
少女の口が鋭い歯をした牙に、目は真っ白。
そう この少女自体が 化け物だった。
鋭いパワ-で ベットから皆に向かって飛び掛かって来る!!!
ジョ-イが 数発弾丸を少女の顔へ目掛けて 発射!!
弾は顔に当たって 少女は目を閉じて倒れるが・・・・
あっと言う間に 弾痕が消えて~ 目を開ける少女。
うううううぉぉぉぉぉぉぉ ううぉぉぉ~ メッチャ声出たわぁ。
この不気味さ、あの可愛い 守って遣らなくちゃって思ってた子が
凄い化け物で この度肝抜いた変身ぶり。 さすが洋画っす。
和物とは違うねぇ。
って 言う訳で、このバレリ-ナ少女が 悪の黒玉、 吸血鬼の化け物。
⑧ あとは、どうやって退治するかで。
ニンニク(サミ-は玉ねぎ用意してたw)とか、鏡(銀のトレ-)、太陽光(建物は全面電気的にシャッタ-降りてる)、木の杭、十字架(利かなかったみたいだけど)で立ち向かう 最初に拉致した連中の生き残りの展開話です。
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特筆すべきは、胸に杭打つと メッチャ ド派手に血のり破裂で人体破壊が起こる。血とか、首から顔を食われると仲間になる? 操られる?設定。
ちょっと 条件厳しい吸血鬼設定では無いかな。
スプラッタ-ホラ-に近いかも。足とか、体に 鉄の棒とかナイフ刺さるし。
見てて エグイわ~の絶叫www あ~ 楽しいいぃぃぃ。(*ノωノ)
もう アフォさ加減Maxで 最高ですね。
終盤、裏切りとか、仲間内を変えて攻撃とか、
誰を誰がやって 誰が生き残る?(あ、死んでるのね)とか
何で 化け物レベルから 元(人)に戻れるのとか
疑問に思う所は 有りましたけども。
脱出したら 夜で (時間軸:夜→昼間→ 結局 夜)とか
そこは 感じ良いかもね。
吸血鬼物って 朝方解決多いしw。
まぁ このジャンル、久し振りにお腹一杯に成りましたわさ。
とてもクレイジ-なチビっ子
アリーシャ・ウィアーさんを観に
どうぞ劇場へ!!
【ちょいバレ】デズニーのエイリアン観るならコレを観ろ。
ユニバーサル映画(ユニバの親会社)(ライセンス借りだっけ)。
さすが怪物映画の創業会社だけあり目のつけどころがデズニーと比べて一味違うぜ。
密室劇で舞台状況はエイリアンと同じ。
話の持って行き方とセリフ等台本の緻密さはこっちが圧倒。
最初から「人質は吸血鬼。」とバラす宣伝で無ければもっと評価が上がっていたと思う。
観る方としてこれは「怪物映画」と錯覚しているので、「犯罪映画」なオチに対して煙幕の張り方は新しい。
今時の映画らしく殺しの残虐性を抑えてお約束の「おどかし」への「ひっぱり」の時間を長くしている。そこら辺は本音では「残虐性」をもっと推したい作者と会社の妥協が見えて少し残念。
エイリアンの上映時間より若干短いが台本の出来が良いので2時間10分並に感じるので今観れる映画で暇潰しするに最適だろうな。
出演俳優の顔は「見たことねぇなぁ。」の奴ばっか。と、思ったら「新スクリームクビねぇちゃん」や「スイッチ(見たの忘れてた)ねぇちゃん」が出てたらしい。
んで、最後の親玉誰だっけ?
どうでもいいけど。
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