アンジェントルメンのレビュー・感想・評価
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実話ベースかと思うとより緊張が走る
第2次世界大戦中のイギリスでチャーチル首相もと非公式に結成された特殊部隊の戦いを活写したスパイアクションとのことで、実話ベースですが
英国軍にもナチスにも見つからずに、北大西洋上のUボートを無力化するという難しいミッション
その招集された特殊部隊がナチスを倒していく様が、
キングスマンやアーガイルを思わせるような軽快さでリズミカルに倒していく
痛快と言っていいのか、いやしかし実話か
いよいよ作戦決行という時にハプニングが起こり、作戦中止となるがそこからが緊張の連続
紅一点マージョリーのかけひきがヒヤヒヤしっぱなしだった
最後チャーチル首相により功労を労われて良かったが、1歩間違えれば命が危なかったと思うとなんと恐ろしいが、無事皆生還できて良かった
大統領直属の非公式部隊
BGMが気に入らない。
痛快な話し…なはずだ。
チャーチル文書なるものがあるとして、そこに記載されていた非公式な作戦を実行した7人のスパイの話。この設定だけみても、厨二病がくすぐられる。
史実との整合性もよくて、Uボートによって参戦出来ずにいるアメリカ軍に海を渡らせる為に、Uボートではなく、Uボートの補給路を断つというもの。
戦局を劇的に変えるほどの意味を持つ。
集められたのは一癖あるものの腕は一流の人物ばかり。
…ほほお。
なんだけど、結構イージーにかつ、地味に作戦は進んでいく。障害もそこそこあるものの、堅固なものでもなく豆腐みたいな感じだ。
まぁ…圧倒的なスキルの差があるって設定なので、そんな風にもなるのかもなぁとは思うが、面白味には欠ける。なので、見所は?と聞かれてもすぐには出てこない印象だ。
当初、補給艦を沈めるって作戦が、装甲の強化により補給艦の奪取に変わる。ちょいとトラブルのだが、そこは手練れのスパイ達、すぐさま対応していく。
港を制圧するのは2人なんだけど、まぁ、ナチス軍が射的の的のようにパタパタと倒れていく。
…まぁ、圧倒的なスキルの差が(略)と同じような感想を抱く。理解はするけど面白味には欠けるのだ。
ヤケに爆破が派手だった。
なんだ?ギネスとかに挑戦してんのかと思う程に派手だ。
ラストはなかなか粋だった。
獄中の彼らを大統領が労いに現れる。非公式で非紳士的な作戦の為、表だっては言えないが、冷徹な口調とは裏腹に感謝の意が溢れてた。
なんか続編も出来そうではあるけど、どうなんだろ?
エンドロールのテロップが、漫画の主人公がもつエピソードみたいで、1番テンション上がった。
007のモデルらしいとか…戦時勲章の受賞式の常連で、皇族から「また君か」って言われるとか。
もうちっと外連味を足してくれても良かったのになぁと残念に思う。
ストレスフリーの痛快活劇
ガイ・リッチー作品という事で期待したが、残念。
ハラハラドキドキ感まるで無し。
史実に基づくストーリーだという事だけど、実際のオペレーションでは窮地に陥ったことがいっぱいあったのでは。
余りにも物事がスムーズに行き過ぎてる。
その分観客は安心して、そして単なる娯楽作品として楽しめるが。
劇中でイアン・フレミングが登場しているので6代目ジェームス・ボンド役のダニエル・クレイグを使って欲しかった。(ショーン・コネリーもロジャー・ムーアも亡くなっちゃった)
いくらなんでも弱すぎるナチスの皆さんたち
「イングロリアス・バスターズ」封切りから15年。またまた出ました第二次世界大戦秘話もの。
もうネタはないでしょと思っていたがどうも2017年にチャーチル絡みの文書が公開されて大戦の岐路になったこの実話が明らかになったらしい。
007が活躍する組織MI6のモデルとなったSOEに関連した話らしく、チャーチルや「M」、イアン・フレミングも登場するということでワクワクしながら観たのだけど。
そこはさすがガイ・リッチー。理屈抜きの戦争活劇に仕上げてました。ともかくスピード感がありバンバン画面が切り替わる。また登場人物たちの語ること、語ること。この饒舌な感じがガイ・リッチー節なんですね。
主人公のチームがともかく強い。そしてナチスの皆様がともかく弱い。最後の港のシーンではドイツ兵(あとイタリア兵)も頑張ったけど、途中の収容所のある島での戦闘なんてホント、一方的な皆殺しなんだよね。
「グロリアス・バスターズ」にも出演していたティル・シュバイガーがナチスの元締めルアーズ大尉の役で出演しています。どんなに変態で悪い奴と思っていたが、全く口ほどになかったですね。
あとチャーチルが今まで見た映画の中で最も貫禄がありませんでした。
期待しすぎだったかな
事実に基づくお話しだそうです。
設定とか、むちゃくちゃ強いのとかは好きなのですが、大した危機が訪れることもないので、ハラハラドキドキという感じでもなかったかな。
途中の中弛み感のため睡魔が(汗)
ラストのシーンは良かったです。
悲壮感は全くない戦争アクション
爽快感より嫌悪感
個性的な「達人」が集結して戦いに臨むハナシは大好物なのだが、とにかく人が死にすぎて興ざめした。ドイツ軍は敵とはいえ、命の扱いが軽すぎる。
ガイ・リッチーらしいスタイリッシュで軽いノリがちぐはぐで、違和感どころか嫌悪感を感じた。
実話ベースで、チャーチルが組織した特殊部隊の始まりの話で、ドイツ軍に対して「非人道的な」ことをしたので「アンジェントルマン」とのこと。
非情な血塗れのアンジェントルマンぶりを強調してマカロニ・ウエスタンになぞらえたらしいのは、タイトル曲からもよく分かる。
でも、マカロニならもっと泥臭くないと。
その点でもガイ・リッチーの作風は合わないと思う。
イアン・フレミングは実際第二次大戦中は諜報部員だったそうだし、「M」と呼ばれる人物もでてきて、少しにやにや、はした。
作戦は成功したが、快哉を叫ぶ気にはなれませんでした。
軽快過ぎて痛快になれない
みんなが観たい!ナチをぶっ倒すイギリス🇬🇧
ジェントルメンなアンジェントルメン
実際にこの特殊チームはあったようです。派手なアクションは痛快でした。
第2次世界大戦中の英で非公式に結成された特殊部隊の戦いを活写したスパイアクション。
第2次世界大戦中、英国軍にも北大西洋上のUボートを無力化するためUボートの補給艦を撃沈させる作戦を試みる破天荒なメンバーの活躍。
ジェームズ・ボンドのモデルになったと言われる主人公ガス・マーチ=フィリップスが演じた。
ヘンリーカビルだとぉー!
主人公、ガス=スーパーマンにはとても見えない!役作りしてきたねえ!「コードネームU.N.C.L.E」の時はまだ、「スーパーマン」キャラの雰囲気残ってたけどね。今回は全くの別人!すごっ!
そして、久々に「ガイリッチー」節が炸裂したね。往年のスタイリッシュさがよく出てた!音楽といい、会話の内容やテンポといい、おおーってなったよ。正直「キングアーサー」とかちょっとなあ、と思ってたし、最近は少し作風が違う感じでね、、、そうそう、こういう作品待ってたんだよ!
そんでね、主人公チームが誰も死なないからこそ滲み出る「ウィット感」があると思うんだよね。仲間が途中で死んじゃったら「復讐」「弔い合戦」って感じで「おしゃれ」じゃなくなるしね。紅一点のマージョリーも良かったね。曲者感漂うというか「峰不二子」っぽさがいいよね!俺は未見なんだけど「ジェントルメン」って作品あるらしいね。今作と対になってるのかな?って少し思った。どうなんだろね?
すたすた歩いて、ぱすぱす撃って、さくさく敵を倒す。このテンポ感が映画ならではのスタイリッシュさにつながってるなあ。
単純に好き!映画らしさを楽しめたなあ!当然、パンフも購入!
2025年度劇場鑑賞19作品目
痛快の一言!
ガイ・リッチーの作品は最初の2作だけ飛びつきましたが
あとはどれもパッとせず(すいません全部観ているわけではないのですが)
今回もあまり期待していませんでした。
ですが、ジェリー・ブラッカイマー風味が加わった影響かわかりませんが
単純明快、これぞ往年のスパイ冒険活劇。
特に凝った戦闘などはないし、ストーリーも単純ですが
とにかく観ていてスカッとしました。
その大きな要因として音楽があります。
マカロニ・ウエスタン風スパイ映画音楽とでもいいましょうか
ベタベタな感じなのですが、音楽のおかげでシーンの盛り上がりが3割増です。
映画本編のセリフや効果音に対してのボリュームも大きめに感じました。
本来は隠密行動のスパイものですが、
派手に暴れすぎて、史上最も人が死ぬスパイ映画ではないでしょうか。
肌感ですけど。
あと海外版ベースのポスター(キービジュアル)ダサすぎ。
観たく無くなるレベル。もっとうまく宣伝しないとお客さん来ませんよ。
★4となっていますが、リアル採点は3.8です。
クセの強い映画を期待していたのに、あっさりしていて物足りない
無法者の集団が決死の任務に挑むという展開そのものに目新しさはないのだが、船で目的地へと向かう特殊部隊の状況と、敵地に潜入したスパイたちの活躍がそつなく描かれていて それなりに楽しめる。
ナチスの兵隊たちを虫けらのように皆殺しにしていく様子からは、「敵の弾は当たらないのに、こちらの弾は百発百中」みたいな荒唐無稽さを感じないでもないが、マカロニ・ウエスタン風のBGMと相俟って、B級アクション映画としての面白さが味わえるようになっている。
ただし、激しい銃撃戦や派手な爆発といった見せ場はあるものの、高難度のはずだった作戦が、これといったトラブルもないまま、あっさりと成功してしまうところには、何だか拍子抜けしてしまった。個性的な「ならず者」たちが、それぞれの特技を活かして活躍する姿ももう少し見たかったし、ラストが、主人公と敵のラスボスとの「一騎討ち」になっていなかったところも残念だ。
期待した割には、ガイ・リッチーらしいトリッキーな演出や、ジェリー・ブラッカイマーらしいスタイリッシュな映像が、影を潜めてしまっているところも物足りない。
イアン・フレミングやMが出てきた上に、「主人公が007のモデルになった」と説明されても、髭をたくわえたヘンリー・カヴィルはワイルド過ぎて、タキシードの似合うスパイのイメージからは程遠いと言わざるを得ない。
どうせなら、主人公のキャラクターを、ショーン・コネリーが演じたジェームズ・ボンドに寄せた造形にしていたら、もっと面白くなっていたかもしれないと思ってしまった。
ガイ・リッチーみ
スタイリッシュだが薄味
メインプロットのミッションを、
ストーリーの軸に据えつつ、
ガイ・リッチーらしい映像の妙技とテンポ感だけで観客を惹きつける作品だ。
しかし、このような「映像のおもしろさ」に全振りした映画が、
果たしてどれほどの観客を動員できるのかは疑問が残る。
映像の見せ方に依存しているため、
ストーリーやキャラクターに深みを求める観客には、
やや物足りなさを感じさせる可能性がある。
リッチーのキャリアを振り返れば、
スーパースローやタイムスライスのような、
軽快でスタイリッシュな犯罪劇が一部で「飽きられた」と感じられる原因も、
まさにこの「深みの欠如」にあったのかもしれない。
前作『コヴェナント 約束の救出』では珍しく、
仲間との絆や人間ドラマをシナリオも含め、
しっかりと描き、
やればできる、というスタンスを垣間見せたが、
『アンジェントルメン』では再び彼の得意ゾーンに回帰した印象が強い。
本作がリアル007らしいので、
例えば007シリーズと比較してみよう。
初期の作品群は、
メインプロットはスペクターのような敵を倒し世界を救う、
スペクタクルとエンターテインメント性を詰め込み、
Qの新兵器、多種多様のボンドカーや「007秒で停止するカウントダウン」、
ユニオンジャックのパラシュートといったギミックで観客を満足させた。
サブプロットは軽く、深く考えずとも楽しめる設計だった。
しかし、ダニエル・クレイグのボンド以降、
シリーズは一変する。
ボンドの自分探しやスパイとしての尊厳といった重厚なサブプロットが導入され、単なるアクション映画を超えたストーリーテリングが求められるようになった。
これは、現代の観客がエンターテインメントに「意味」や「感情の共鳴」を期待するようになった証左だろう。
確かに、豊富な火力、ウィットに富んだ会話、
豪華キャストの軽妙なやり取りは見事で、
映像面での「おもしろさ」は申し分ない。
だが、
観客の嗜好は変化している。
アニメでは抽象的で壮大なテーマが支持され、
マンガでは長尺で描かれる友情や精緻な物語が読者を引き込む。
世の中のエンターテインメントの質とスピードが向上する一方で、
観客は短時間で高濃度の刺激を求める傾向も強まっている。
007が時代と共に進化したように、
ガイ・リッチーもまた、
単なる娯楽を超えた何かを提示できれば、
さらに広い観客層を掴めるはずだ。
今のままでも十分に楽しめるが、「次の一歩」を踏み出さない限り、
彼の映画は「スタイリッシュだが薄味」という評価を覆せないかもしれない。
シナリオも書いている、
ロックストックとか
スナッチとかは、
一周回って若い人たちにもウケるのかもしれない。
好き嫌いは別れるのかも
第二次大戦中、苦境に陥った英国の一発逆転劇、その事実に基づいたストーリー。
非情に重苦しい決断を迫られるウィンストン・チャーチル、正にナチスドイツに世界(特にヨーロッパ諸国)が蹂躙されている頃のお話しですから、シリアスになってもおかしくないのですが、ガイ・リッチーなら軽いテイストに仕上げてくれるだろうとの期待を胸に劇場へ、そうしたら予想通り、人はバッタバッタ死にますが、そこはそれコミカルさが勝る映像になっていて、ワタシ的には好物でした。
同じ題材でもクリストファー・ノーランならもっと考え込むような作品になるのでしょうね(それも見てみたいけど)
序盤から「M」と呼ぶのを観て「おや?」と思いましたが、そうか、この人があのスパイシリーズのモデルかもなのですね、納得です。
ユニオンジャックの狐がハーケンクロイツの狸を化かす。臨機応変のハラハラドキドキに胸が高鳴りました。
だけど、チャーチルの頑張りとか、この作品に登場した面々がいなかったら今の世の中どうなっていたのかと考えるとぞっとするし、戦争は愚かだと改めて思わされもしました。
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