「大衆向けエンタメ作品」劇場版 トリリオンゲーム 寝落ち中尉さんの映画レビュー(感想・評価)
大衆向けエンタメ作品
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大衆向けエンタメ作品ですね。
TVドラマ版が先に存在しその上で制作されたようですが、
特にTVドラマ版を見ておらずとも楽しめるつくりになっています。
日本のTVドラマに馴染んだ上で素直に楽しめるような方なら楽しめる作品だと思います。
私は日本のTVドラマ風の造りは色々と苦手なので、色々気になってしまいましたけども。
わたしは漫画版のほうは連載初期あたりは雑誌のほうである程度読んでいましたが、次第に読まなくなってしまいました。
ですので、基本的なキャラクターと物語の構造は知ってはいましたけども、漫画だったらまぁいいかな・・・と流せるような要素が実写版となると、受け入れがたい部分が増えてしまったかもしれません。
まずガク役の方が監督の方針なのかわかりませんけども、妙に木村拓哉さん風の演技をしているように見えて、う~んとなってしまいました。
そもそもキャスティングがメインの二人が漫画版ほどにはキャラクターが立って居ないな、と感じます。
そのあたりは色々なしがらみがあるのだろうとは勝手に想像しますけども。
敵役のカジノ王?の方も正直迫力や凄みや重さに欠ける印象。全般的に軽いですね。
いつも気になるのですが、日本の映画内での日本人以外の方の演技ってなぜああいう風に「ガイジンさんですよ」的演技になってしまうんでしょうね・・・。
漫画でしたら岡山の瀬戸内海の島にカジノを!という展開も、漫画でおそらく池上遼一さんの作画なら流せたとおもうのですが、実写でやっちゃうとリアリティ面で色々気になってしまいますね。細かいところのリアルティをすっとばして視聴者(読者)の爽快感を優先する作品なのは重々承知しておりますが。
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