「新しいサメ映画の登場か❓」セーヌ川の水面の下に すきやきさんの映画レビュー(感想・評価)
新しいサメ映画の登場か❓
予備知識なしに鑑賞。まさかの出来に興奮してしまう 笑。
内陸にあるパリ、セーヌ川に人ぐいサメがいる❓という突拍子もない設定。
まずこれがいい。河岸からサメの背鰭が見えるというシュール絵面。いきなりアフリカ大陸を迂回してパリに回ってきたという説明に頭が追いつかない、GPS画像。
こちらの頭が追いつく前に畳かけて、サメがいるいう事実を当たり前にしてしまう。
その後、暴走するお約束娘と、事態を飲み込まない無能な政治家。メタ的に配役を紹介していきその後の悲劇を連想させてどんどん話を盛り上げていく。このあたり実にいい。
人間による自然破壊、それに対する自然界の反撃という位置付けでなんかゴジラ的な視点もありつつ、その後にまさかのバージョンアップ 笑。
自然界へ超適応をへてどんどんと化け物じみていくのは素晴らしい展開。
そしてラストへ突入するわけだが、個人的には暴走娘はここまで生きてとことん迷惑でいてほしかった。CGがわりとチープなのが残念。
というわけで、パニック映画のお約束をすべて網羅してゴジラ的な展開をもりこみつつ、まさかのパリでサメというありえない展開でとても素晴らしい映画でした。
個人的なツッコミとして、フランス映画なのに白人がとても少ない。これ現在のパリの当たり前なのか噂のポリコレなのか知らないけれど、言われないとどこの国の話なのかびっくりする。
暴走娘が途中でサメをなでているが、いやいや鮫肌をなめるなよ。と個人的にツッコミたい。
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