「サメ映画にはかなり疎い僕だけど、サメを使って何を見せたいかが演出か...」セーヌ川の水面の下に わたろーさんの映画レビュー(感想・評価)
サメ映画にはかなり疎い僕だけど、サメを使って何を見せたいかが演出か...
サメ映画にはかなり疎い僕だけど、サメを使って何を見せたいかが演出からバリバリ伝わってくるのが良かったです。
パリオリンピックの前に風刺を効かせたということなんだろうというシーンが多いのも今ならでは。オリンピックをやると決めたら引けない権力者側。女性政治家のうさんくささ。
現実問題悲しいけど、川がちゃんと汚いのが良い。川に出てくるサメということで誇張した大きさになってないのも良い。
音楽ーー!!しつこすぎないいい塩梅。
川でトライアスロンをするところにサメ…というあらすじ時点で期待した地獄絵図をちゃんと見せるどころか、よりパニック映画になるラスト。何もかもが崩れ去る様はゾンビ映画のような趣もある。フィクションらしくしとかないとパリオリンピックできませんからね。好意的に受け止められる。
主人公が科学者としての正しい知識を持っているのか微妙なところだったのと、冒頭の『海洋生物保護』という視点が後半もう少し見え隠れしたらな…という高望み。
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