「THE FUTURE DAYBREAK」仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
THE FUTURE DAYBREAK
ガッチャードも大詰め、ここまで残していた伏線をあらかた回収していく壮大な感じの作品になるのかなーと思いましたがしっかりとした作品に仕上がっていました。
ただ期待値上げすぎた感は否めませんでした。
中々にシリアスな展開に持って行ったのはビックリしました。
本編で張っていた伏線をこっちで回収してくるのか〜となりましたし、思っていた以上に重い展開だったのも意外性マシマシでした。
結構おどろおどろしい描写も多く、宝太郎の目がやられたところとか力入りすぎててお子さんが泣いてたのが聞こえてきてだよなぁ〜ってなりました。
ifの世界線を辿った宝太郎が死を悼む事によって行動が極端になっているというところにも説得力があり、だからこそ事態が二転三転していくというところは初期の平成ライダーっぽさもあり、リアルタイムでこのシリアスを体験できたのは貴重だったなと思いました。
ガッチャードの根幹にある応援というものを劇場版にも引き継いでいてくれたのはとても良かったです。
やり過ぎ感こそあれど、ガキンチョの頃に見ていた時はライダーを画面前でめっちゃ応援していたので、劇中でそれが再現されているのは過去の自分を見ているようで嬉しくなりました。
敵の巨大化だけはやめてくんねーかなーと思ったらやはり案の定大きくなってしまってそこはとっても残念でした。
何故巨大化がマストになってしまったのかが疑問ですし、それなら生身のぶつかり合いくらいやってほしいなぁと思いました(リバイスの亡霊)。
ディケイドこと門矢士が異なる時間軸に登場する事によって、新ライダーが先行して既存のライダーの世界に登場する事を手助けしているというのには痺れました。
何十年越しにその伏線回収してくるんや!と見事に驚かされてますますディケイドの虜になりました。
夏祭りに行く様子を眺めて終わるのもらしさ全開でとても良かったですし、ガッチャードがどんな締め括り方をするのか、そしてガヴはどんなライダーなのか、これからも楽しみなライダーの世界に乞うご期待!
鑑賞日 8/10
鑑賞時間 12:15〜14:00(爆上戦隊ブンブンジャーと同時上映)
座席 G-3