夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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ストーリー展開は面白く観たのですが‥
(完全ネタバレなので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
結論から言うと、今作のストーリー展開は面白く観ました。
ただ一方で、映画の根幹に関して重要な部分が欠けているようにも感じました
この映画『夏目アラタの結婚』は、主人公・夏目アラタ(柳楽優弥さん)と偽って、連続バラバラ殺人犯の品川真珠(黒島結菜さん)と文通していた被害者の息子である山下卓斗(越山敬達さん)が、夏目アラタに自分の代わりに品川真珠と面会して欲しい、というところから物語は始まります。
被害者の息子である山下卓斗は、父の見つかっていない首を探すために連続バラバラ殺人犯の品川真珠と夏目アラタの名前を使って文通していたのです。
その後の面会で、連続バラバラ殺人犯・品川真珠は夏目アラタをコントロールしようとし、逆に(山下卓斗の父の首の場所を聞き出すために)彼女の信頼を得ようと夏目アラタは品川真珠に結婚を申し入れて、物語は展開して行きます。
ただ、この品川真珠の夏目アラタに対するコントロールと、夏目アラタの品川真珠への結婚の申し込みは、いわば映画前半での1段目の話でしかありませんでした。
今作の物語の根幹はもう1つ深い、映画後半の2段目の話である、品川真珠と夏目アラタの過去からの関係性にありました。
この映画『夏目アラタの結婚』は、映画前半1段目の奇抜な、品川真珠と夏目アラタのコントロールと結婚申し込みのやり合い(バトル)に重きを置いて描かれていて、映画前半の面白さはありました。
しかし映画前半1段目の奇抜な2人の関係性に重きを置いて描いてしまったために、逆に、映画の根幹にかかわる、映画後半2段目の本当の品川真珠と夏目アラタとの過去からを含めた関係性の方は、逆に説得力を無くしてしまっていたと思われました。
つまり、映画の前半と後半で、品川真珠と夏目アラタそれぞれの心情に、一貫性をそこまで感じられないと思われてしまったのです。
なので、映画後半の品川真珠や彼女の母親・品川環(藤間爽子さん)との過酷な過去に、本来であれば映画を観ているこちらに深い共感や感動が起こってもおかしくないのに、そこまでの感情が映画を観ていて起こっては来ませんでした。
同様に、(単に情報を聞き出す信頼を得る為に、死刑判決を1審で受けている連続バラバラ殺人犯に結婚を申し込んで結婚をするという)主人公・夏目アラタの前半での奇抜な言動によって、後半での夏目アラタの品川真珠への深い感情は、説得力が欠けているように感じました。
この映画『夏目アラタの結婚』は、映画後半2段目に描かれる品川真珠の過酷な状況での心情や、幼少時代の夏目アラタの心情を基盤に(逆算)しながら、映画前半1段目の初めから、品川真珠と夏目アラタにもっと映画を通して一貫性ある複雑な心情を持たせて表現する必要はあったのではと、僭越思われました。
映画前半の奇抜な表現に偏ってしまったために、後半に描かれた今作にとって大切な根幹がそれによって分離され、物語全体の説得力が抜け落ちてしまったように感じました。
ストーリー展開は面白さもあっただけに惜しい作品になっていると、映画鑑賞後に僭越思われました。
中途半端
公開前の番宣で柳楽さんがよくテレビに出られていて、その時に目にした予告に惹かれて鑑賞。
うーん、サスペンスかと思いきやラブストーリーって展開もうーんだし、成功してる3人が殺して欲しいという設定もうーんだし、どういう理由であれ(ってその理由もはっきりしなかったけど)遺体損壊した相手とそう簡単に本気で向き合えるっていうのもうーんという感じで納得いかず。
オープニングから「×」というマークをめっちゃ出してきたけど、匂いに執着してたのであって、模様ではなかったんだからそこまで出す意味はなかったかなとも思うし。
柳楽さんの目力が強くて引き込まれそうになったけど、途中から???の連続の中、無理やり綺麗に終わらせた感強し。
高校生や大学生が観たら素敵な話!ってなるのかな...
あと、そんなにグロくはないにしても遺体損壊シーンがあるのにレーティングがGっていうのもどうかと。せめてPG12くらいに引き上げておいて欲しかった。
柳楽さんはもう少し深いテーマの映画で観たい役者さんだとあらためて思った映画でした。
突然打ち切り決定連載漫画か!広げすぎ!
話をまあ、広げるなーーーーーと逆に感心してしまうほど。ラブロマンス入れちゃうんだ?頭脳戦はどこいった?
おかげで突然打ち切りになった連載漫画のように広げに広げた伏線の回収が忙しない〜
この映画1番の目的、3番目の頭の回収もニュースキャスターのセリフで回収&依頼人の子供の出番さえ無し笑
被害者も死にたがっていた??成功してる人間達が3人も???心許すように寝ちゃってるしそもそもどうやって集めた?笑笑
今、ツナ缶って高いんだよね〜
ご飯とツナ缶ってすごく贅沢品‼️
全然育児放棄感がない〜
作中でも言ってたけど児相ってもっと酷いでしょ、、
狂気的殺人鬼に至る心理が分からなかった、、、
救いのための殺しだとしたら、バラバラにする意味は???一つの肉片を隠す意味は?????
ストーリー破綻しすぎてないか、、、。
漫画原作で多分被害者とのストーリーも描かれてるんだろうけど映画には全く反映されなかったし、未読なのでマジで分からなかった、、、。
そしてやっぱり人間、顔。
4人もバラバラにしちゃう狂気的な人間でも、
歯が醜くても顔が良ければ全てよし。
デブでブサイクだったら結婚してないよね〜
真珠ちゃんの父親は結局わからず、、、笑
殺人犯が弁護士だったら面白かったのにな〜
それか、父親が夏目、とか。期待してしまったけど。
評価良くて時間があったから見てみたけど
全部が中途半端でつまらなかった。
早くおわんないかなーって何度も思っちゃった。
それと!こういう映画に芸人は使っちゃダメ〜!!丸山れい、どうしても秋山のイメージが強くて出るたびお笑いになっちゃってた。お芝居も棒読み。ダメダメ〜大失敗。テキトーな芸人使う風潮本当よくないよ。監査員もだよ。舐めたらアカン!
佐藤二郎は、佐藤二郎役でした。
個人的に。
ギャグ漫画日和という大好きな漫画に、
バトルもので急遽打ち切りになって
伏線を数ページで回収する回があるのですが、、
「ソードマスターヤマト」
それを彷彿とさせてしまい、、、
最終的にギャグにも見えてしまいました。
「罪」も、いろいろ。
原作未読で、予告編に引かれて観に行きました。
主演のお2人は熱演でした!特に黒島さんは新境地といえる役柄なのでは?
少ないキャストでじっくり見せる作劇。本筋に集中することができましたが、だからこそ展開が気になったところもあります。
予告から拘置所の面会室での会話劇が主になるかと想定してましたが、まさかの一時釈放→かけおち!笑
展開は意表を突かれましたが、そこからが長く感じてしまいました。コミック原作のせいもあるでしょうか?丁寧に辿っているように見えましたが…。
堤監督のはちゃめちゃな作風が抑え目だったので、そこは少し残念でした😅
主題について感じたことがあります。
エンドロールにて、アラタと真珠が昔会っていたことが明かされます。その時の真珠は、アラタ曰く「虐待に遭っていた女の子に見えた」。劇中の描写から、真珠が母から受けていたのはネグレクトでしょう。
ここで奇しくも、今夏のドラマ「降り積もれ孤独な死よ」が思い浮かびました。この2作品は、いずれも"虐待と肉親関係"が重要なテーマになっているところが重なります。
育てるのが苦しくなった母から「一緒に死のう」と誘われるも、承諾できなかったことを後悔した真珠。「お母さんを楽にしてやれなかった」という気持ちは、今回の殺人につながります。
他方、様々な虐待を受けて(と思われる)「降り積もれ〜」で灰川十三に見出された子どもたち。
同じように虐待を受けながら違う人生になったこの2作品。親子関係が人格形成に多大な影響を与えるとともに、こうした主題の作品が世間の耳目を集めることに今の社会の病み具合を感じます。
そういえば、鑑賞中に映画館に落雷があったらしく、一時中断→少し前から巻き戻して再開、という珍しい経験をしました笑
突然のトラブルにも迅速に対応してくださったスタッフさん、ありがとうございました!
[匂い]が最後の最後でつながった〜
原作の漫画があったのは知りませんでしたので、ドキドキしながらとても楽しく見れました! 独特な勢いで匂いをクンクン嗅ぐ姿や、かわいいのに歯を治療しない意味などなど、色々なストーリー回収でワクワク、堤監督作品とのことで期待通りでした。中高生の娘たちとは、ギリ見れるかな〜?の内容でした。
あの歯でも黒島結菜は可愛い!
なんといってもこの映画は、予告で見ていて、黒島結菜の怪演に期待大だった。
黒島結菜はドラマの「アオイホノオ」で初めて認識。
(偶然にもその時と同じ柳楽優弥との共演ですね)
あの時の津田さんは可愛かったなー。
その後、売れてからはテレビで見る機会も増えて、ちむどんどんで朝ドラ主演女優へ。
と思っていたら、未婚の母に。
もう27歳なんですね。。
今回の怪演で本格女優へ舵を切るんでしようけど。。
映画の方はというと、『スオミの話をしよう』の後に見たんですが、予想外に面白かったと感じた。
少し納得のいかない点はあったけど、思っていたよりは面白かったかな。
実はあまり期待はしていなかった。
黒島結菜の怪演だけしか見どころの無い映画だろうと想像していた。
結局、あの歯でも黒島結菜は可愛いと思った。
あれでブサイクだったらストーリー通りにはならないけどね。
どんな理由があるにしろ、4人を殺した事とバラバラにした彼女の狂気は受け入れられない。
しかも、ピエロの化粧をして。。
狂っているし、絶対に受け入れなれないですよね。
二人が恋愛に発展する要素が分からなかった。
3人の自殺希望者も柳楽優弥演じる主人公も、彼女が可愛いからなの?って思った。
他に理由が見つからない。
そうじゃなければ、展開に納得できない。。
一見、二人が惹かれ合う事がスムーズな流れのように見せているが、無理があると思った。
柳楽優弥のヤンチャな青年は良い感じでした。
予告を見ていた時は弁護士役なのかと思ったけど。。
良い役者になりましたね。
立川志らくが出てました。
大根の演技でしたけど頑張ってる感じは伝わってきた。
実は彼のDVDを持ってます。
おそらく知名度をあげるために役者やってるんだろうけどね。
面白い。タイトル通り
見やすさ◎
ストーリー◎
キャラクター◎
没入感◎
個人的好み◎
題材はグロいが見やすいのではないだろうか。
ラストがすごく良く、悲しいけどそれだけじゃないのがなかなかない。
このキャストならドラマで観たかった
原作ファンで、映画でどこまで再現できるんだろう、と不安もありつつ、予告で期待値がかなり上がって結果的には楽しく鑑賞できた。
品川真珠の得体の知れない不気味さ、いきなりの獄中結婚申し出など初っ端からの怒涛の展開。どう見ても有罪なのに、話が進むにつれて本当は無罪なのではと思わせてくる心理戦。今にも手を伸ばして飛びついてきそうな真珠。桃ちゃんへの挑発や、藤田の言葉など人間の汚い部分も丸裸にされるやり取りに、映画を観ながらヒリヒリした。
柳楽優弥の眉の動き、黒島結菜の変顔など躍動感があって良かった。
ただ映画だけでは、アラタの心の機微や犯行の動機が薄く、消化不良の方も出てしまうのでは。
密度の濃い原作を2時間に凝縮しているので仕方ないとは思いつつ、原作の仕掛けが10あったとしたら映画では3つくらいで終わってしまった感じ。映画から原作に誘われた人には怒涛のどんでん返しにぜひ驚いてほしい。
以下、映画というより原作のネタバレになってしまうかも。
物語終盤の、大事なアクションシーンを省くならバイクの逃避行をもっとラストにすべきだったのではと思うほど、最後の方が中弛みした感じでもったいなかった。
改変部分はこういう結末もあったかもよ、という作者からのプレゼントとして貰っておく。本編ではありえない表紙や扉絵の再現のようなシーンもあり、読者サービスだったのか。
主題歌にも原作者が一噛みしているようでマッチしていた。
キャストに対して不満がないだけに(立川志らくはちょっと違ったかな)これだけ集めたならきちんと連続ドラマで観たかったが、採算が取れないのか……。
中川大志が隠し持っている秘密も暴いて欲しかったし、今野にも焦点を当てて欲しかったし、市村正親の裁判長だってただ翻弄されるだけじゃないし、佐藤二朗の父性感じるシーンも観たかった。WOWOWあたりでドラマ化してほしい作品だった。
柳楽くん&黒島ちゃん二人の目力と表情筋、プラス柳楽くんお眉毛!
二人の演技力にどんどん引き込まれて、あっと間の120分でした。
アラタの心の声が時々入ってきて、これがリアルで面白い。
最後の最後まで二人の駆け引きは続きます♪そして真実が明らかに!
途中の二朗さんも良いエッセンスで誰を演じても二朗さんでした(笑)
いったい何が真実なのか?何が隠されているのか?二人の本心は何なのか?
そう推理しながら見ていると面白いです。
余談ですが、落語の«品川心中»のパクリで品川真珠?何て頭をよぎりました・・・
尺が足りなかったせいでの説明不足?
サスペンス要素のこういう映画は大好物だが、ラストの犯人にいたる結末が、あらやっぱりそうなの?的な感じで終わるの??と思ったのが正直な感想。「ボク、だれも殺してないんだ!」との関連性もわからんし。
また、法廷で何度も小綺麗な格好で登場できるのか?
また最大の?は原作の愛読者には申し訳ないが、いきなり結婚を申し込むのが良くわからないのだわ。
「君の名は」を観た後のような あの感覚になる。
気になっていた映画なので 公開2日目に行きました。実は ドハマりして今日で9回目を観て来ました。 内容は かなりグロいシーンもあるんですけど また 観たくなる感覚に陥ってしまって 週末には また観に行ってます。新海誠監督の大ヒットした「君の名は」も9回観に行っており 同じような中毒症状に。エンドロール中で 伏線の意味が分かり まさかの涙が溢れ出て。「匂う」「嗅ぐ」真珠の あのスタイルが たまりません。アラタから善意で戴いたハンドタオルを大事に持っている真珠の手が 一番最初のシーンで一瞬出てくるとか 何度も観れば よく分かりました。とんびが2羽 出てくるシーンや 新月のシーンでは 運気が上がるとか 愛が深まるとか リセットして良いことが起こる前兆として使われる事があるみたいで。それを観てハッピーエンドを確信しました。「君の名は」でも とんびの舞うシーンや茶柱が立つとか 縁起の良いシーンもありました。遠く離れた2人が 同時に空を見上げるシーンも 「君の名は」でもあった気がします。瀧と三葉 アラタと真珠が 同じような感覚で 進行して行く 時空を越えた複雑なラブストーリーが 重ね合わせると スゴく似ていて。どうにかならないのか。と そんな気持ちに。あのハンドタオルは ずっと 洗ってないのかなぁ? 匂いを ずっと残しておきたいから。。。死刑囚と公務員の 幼少期の似た境遇の持ち主のラブストーリー ハッピーエンドで 袴と白無垢での空想での挙式シーン 。主題歌 ヴァンパイア胸に刺さりました。刑期を終え 2人が 楽しく暮らしていてほしいと 願うばかりです。
????
ホラーにしたいのか
サスペンスにしたいのか
コメディーにしたいのか
ラブストーリーにしたいのか
ファンタジーにしたいのか
なんなのか
全然よく分からなかった。
児童相談所の職員なのに
すぐにキレる丸山礼
秋山竜次にしか見えなかったし
「幼く見えたのかな」ってやたらセリフで言うけど
全然幼く見えないし
妙な臭い演技の中川大志や
クセの強過ぎる佐藤二郎
ストーリーも行き当たりばったりで唐突・チグハグ
そうはならんやろありえんやろの連発で
演出も急に変わったりして
ハーレイ・クインとジョーカーみたいにしたかったのかな?
とにかくずっとこの映画をどう見ればいいのか分からなかった。
原作は絵柄が生理的に無理だったので見ていない。
漫画は12巻も続いていたのを2時間にまとめたのは凄い。柳楽優弥が黒島結菜に結婚を申し込んだのは唐突すぎて、開始から10分も経っていないのに、見逃したシーンがあったか不安になりました。
木嶋佳苗と結婚した週刊新潮の記者がいましたね。家族になれば面談に制限がないから最初は木嶋佳苗の手記目当てかと思っていたら、一向に手記は出版されなくて純愛なのかどうかわからなくなってまいりました。
黒島結菜は初めて見る役者さんで、邦画はかなり見るようになったけど見事なくらいすれ違いばかりで今回初めて演技を見たけど、レクター博士を彷彿させる演技で、あぁ、こんな気持ち悪い奴見た事があると思いました。
普段はどういう演技なのでしょうか。土屋太鳳が女子高生演じる時のような演技だったらぶったまげだぁ。
ショートカットでスレンダーで僕っ子でメンヘラで犯罪者という役満揃いで、手を出したら絶対に火傷するのによく結婚を申し込む気になったもんだな。これは原作を読めばその動機がわかるのでしょうか。
ナイススタイルの黒島結菜( しかし覚えにくいな、この名前 ) が法廷審問の度に衣装替えをしていて佐藤二郎に突っ込まれていたけど、ライダースーツを着ていたのは何故かと思っていたら、バイクで脱走する時に必要だったのね。
でも、看守が目を光らせているのにどうやって打ち合わせしたんだろ?また、見逃していたのか?
柳楽優弥はどんな役でも出来るから何も言う事ないや。
問題は佐藤二郎で、どんなに黒島結菜と柳楽優弥が熱演しても、いつもの何の役作りもしていない、小島よしおがネタをやるかの如く、ぶつぶつ喋っているだけのいつもの演技。その下手くそ以下の演技はノイズでしかなかった。
主役二人が熱演してるんだからさぁ、俺も負けてはいられないと思わないのかなぁ?向上心無いの?
ゲッツのダンディだって、ちょくちょくネタかえているよ?今はまだ面白いと思われてるけど、皆が飽き出したらどうするの?
何故、黒島結菜が柳楽優弥のプロポーズをあっさり受けたのかが謎だったんだけどラストシーン近くでその謎が判明します。
終始、あらゆる所の匂いを嗅ぎ回っていたのが伏線だったとは気づきませんでした。よく考えて作ってあるなぁ、原作読んだらもっと面白いのでしょうか。
人体切断のシーンがかなり生々しくて、慣れていない人にはちと刺激が強いかもしれませんが、こんな愛の形もあるんだなと思える純愛映画でした。
原作者自ら訳詞したED曲も良いので、EDロールが終わるまでは席を立たないように。グロいのに耐性があるなら、料金の元は充分取れる映画で見て損はしません。女優黒島結菜の名演技をお楽しみください。
ピュアすぎる。
観たあと、この映画は全体的にストレートなのかひねってあるのか、いまいちわからなかった。
でもどうやら鑑賞済みの他の人に聞いてみたら、「ひねってある」が正解らしい。
しかも全員の思惑が交錯している、と。
交錯…⁇うーん。
単にアラタが終始ピュアピュアだっただけじゃない?と思ってしまった。
あと、弁護士が意外とサイコパス。
いろいろむず痒い場面もあったなぁ。
あの、たまに流れる妄想とロマンチックな挿入歌、なんだろう。
伏線がちりばめられているのか、逆に全然伏線なんかじゃないのかもはっきりわからないこともいくつかあった。
おいてけぼりの疑問がそのまま消化されずに終わってしまって、あそことここの点が結ばれたらすっきりしたのに!と思うことがいくつか。
ただ全体的に、そういう違和感たちも含めて、すごく気持ち悪く終わったのは事実、いい意味で。
それが意図された終わりかただったような気がする。
でもなぁ、それはそれで難しくて、なにを見出せばよかったのかな。
まだ答えが出ません。
原作未読です。
原作未読が良かったのかもしれないけど話しがよめないお話し、映画館で観れて良かった。
観ていて真珠の目的がずっと知りたかった。なんのために周りを操るのか。どこまでが真実でどこまでがコントロールなのか。終盤までわからなかった。真珠が怪物のように思えた。
これは全員操られているだけなのかなと思って見ていた。いつか本性を現して高笑いするんじゃないかなと思って見ていた。
今考えてみると一番正直だったのは真珠だったのかもしれない。
上質のサスペンスかと思いきやファンタジーでありラブロマンス、泣いた。
今度は違った目でもう一度観てみたい良作。個人的には2024年暫定1位
うーん 踊るのキョンキョンとだぶってしまった。
最後の匂いの記憶 という感じはなんかよかったのだが
途中 連続猟奇殺人 美少女 歯並び からずっとずっと踊る大捜査線のキョンキョンとだぶってしまってなんか頭に入ってこなかったです。
もう一回観るかなぁf(^_^;
しかし殺すところまでは理由わかりますがそれをバラバラにして埋める所をきちんと説明してほしかったな。
夏目アラタの残香
原作3巻まで予習しての鑑賞。
その先は知らないけど、コミカル要素を排して上手くまとめていたのではないでしょうか。
ある程度は。
冒頭と中盤の✕を重ねる演出はクサく、ラストカットのためとすれば過剰。
面会室でのやり取りも、アラタのモノローグを削ったせいで駆け引き感が薄れたのは残念でした。
キャスティングで無理に見た目を寄せないのは好判断。
黒島結菜、顔芸は素晴らしかったけど狂気の芝居(特に声)は今一歩かな。
所長どころか桃ちゃんの影が薄かったのは意外。
その分アラタ、真珠、宮前の会話劇に絞られており、分かりやすくはなっていた。
佐藤二朗がやや森本レオ風味だったのは面白かったが、今野は無駄遣いで期待外れ。
嫌いじゃないけど存在意義を感じないキャラが多かった。
毎回必ず傍聴席にいる藤田のクジ運は異常。
あれが真実なら、遺体の一部を別で埋めた理由は?
大筋は理解できたが、細部を考え出すといまいちスッキリせず。
事件の真実はまだしも、真珠の真意も分かりづらい。
原作では幼少の真珠に声を掛けたのは宮前だったが、元はどういうオチだったのだろう。
監督の色が出たのかヒリヒリ感が足りず、サスペンスというよりラブストーリーの仕上がりでした。
優しいにおい
児相職員と殺人ピエロの結婚。
品川真珠は、まあ捕まった時は別人だよね。幼少期も。
まさか、その頃に優しく声を掛けて貰い、渡された
タオルを今まで持っていたとは。
そのタオルから感じる優しいにおいが
心の支えとなり生きてきたのだろう。
出生の秘密。父のストーキングはえぐいなぁ。
興味本位だったアラタが少しずつのめり込み
逆に自分を出していく姿が良い。
しかし原作者が拘った歯並びは色々な意味合いが
入っていたんだ。黒島結菜さんだったから可愛く
見えたのだろうか。歯の印象は大切。
志らく師匠も丸山礼も良い塩梅の役処。
二転三転と振り回される内容と声のトーンを
分けている演技は良いし、内容に引き込まれた。
可哀想と言う言葉は受け取る人によって、相当な
思いと気持ちが、リフレインするフレーズ
だと改めて感じた。
先の読めないサスペンス
連続殺人犯の女性と獄中婚する男。
これは先の読めない、面白い映画だった。黒島結菜さん演じる品川ピエロの感情が全く読めない。
そんな黒島結菜さんと夏目アラタを演じる柳楽優弥さんの駆け引きが面白い。
そして、少々強引な設定も、役者陣の芝居で納得させてしまうという力技!
原作はマンガだとか。マンガだと其々のキャラクターがもっと細かい様なので、読んでみたくなった。
しかし、最期の結婚式のシーンは余計だったなぁ。何か冷めてしまった。
それに何だか感動させようという空気感も。理由はどうあれ、連続殺人犯なのは真実なんだから、許される事ではないでしょ。
#夏目アラタの結婚
落とし所が良かった
原作は未読。
堤監督の作風と言うかタッチと言うか、あの独特の雰囲気が僕はあまり好みではないため今回も迷ったのだが、まずは観てみようと思い直し鑑賞に至った。
話としては非常に良かったと思う。猟奇的殺人と不気味な死刑囚、消えた首を捜すという強烈な設定からの先の読めない展開。夏目アラタの揺れ動く気持ちと事件の真相、そして最後の最後で映画の印象が激変するほどの壮大な「純愛ラブストーリー」に昇華させるという落とし所。これは実に見事だったと思う。エンドロールの出し方などもかなり巧妙で、すっかり油断した所に狙いすました強烈な一撃を食らい、完全に持って行かれた。
また真珠は不気味過ぎて人物像が想像しづらく、アラタは言葉遣いなどから育ちを想像させ、一方で弁護士の宮前は振る舞いなどから育ちの良さを感じる。さらに死刑囚マニアの変態ぶりなど、人物描写は良く出来ていたと思う。ただ個人的には真珠の逮捕時とその後の「姿」があまりにかけ離れ過ぎていて感情移入が難しかった。同一人物として脳がいまいち処理し切れなかったのだ。あと基本的に真珠(黒島結菜)があまりに「美人過ぎた」のも入り切れなかった要因の一つだったかなと思う。もちろん歯茎の強烈さなどで成立させてはいるものの、それでも「女の匂い」までは消し切れてないという印象が拭えなかった。実はこの感じ、予告編の時からずっと気になっていたのだが、結局そこが引っ掛かってしまったのは最後まで変わらなかった。
ここでまた冒頭の話に戻るのだが、個人的に堤監督の演出と言うかタッチがどうしてもあまり好みではないという所に収束してしまう。色んな所が映画的と言うよりもTVドラマ的に感じられてしまうのだ。画的にも映画的な美しさとまでは言えず何ともTV的に見えてしまい、台詞などもあまり映画的な情緒が感じられず響いてこない。なのでどうしてもTVの2時間ドラマを観ているような気になってしまう。まあ単なる好みの問題だと思うのでこれ以上深堀りしても仕方ないんだけど。
ラストは見事な着地だったが、これも本当はもっと振り切ってくれても良かった。そういう意味では真珠がもっと凄まじい「バケモノ」でも良かったかも。その方がラストはもっと泣けた気がする。でもこれも僕の感覚が変態的で少しぶっ壊れているのだとは思う。ちなみにエンディングで流れたオリヴィア・ロドリゴの「ヴァンパイア」はめっちゃ良かった。
全102件中、21~40件目を表示