夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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ヴィランじゃないよヒロインだよ
もうちょっとお気楽エンタメかと思っていたら、児童虐待などの要素も絡んで想定外に重めな側面もある映画だった。
冒頭のイントロなし感がすごい。ものの5分(体感)で、児相職員アラタの名を語って凶悪殺人の被告に手紙を出した子の代わりにアラタが拘置所で彼女とご対面。ちょ待てよ。
アラタの心理は心の声でばんばん説明しながら、法廷シーンもそこそこ交えつつ話は進み、真珠が本当に殺人をしたかどうかについての真偽は二転三転する。彼女の不幸な生い立ちも徐々に見えてきて、実は無実でした、でアラタとくっつくのかな?と思いきや……
原作はほぼ未読(アプリで冒頭だけ把握)だったので、製作側の思惑通りトンデモ展開に振り回されて退屈はしなかった。
主要キャラ3人のキャスティングもよかった。柳楽優弥と中川大志は原作キャラのイメージによく合っていたし、黒島結菜はかなり頑張っていた。
サイコなピエロでたまたま連想したので例に出すと「ダークナイト」のヒース・レジャーのような憑依感はなかったが、真珠という役の難易度を考えると、あそこまでやり切ったのは素直にすごいと思う。
日本の若手女優で、ああいうレクター味のある汚れたすきっ歯の殺人犯役に手を上げて、それなりに演じる人、ゼロとは言わないけど希少なのでは?
志らくを出されたのは残念だったけど(志らくファンの方ごめんなさい)……。
アラタと真珠という人物造型には、過酷な家庭環境に置かれた子どもたちの悲劇が強く結びついている。だが、真珠はそんな自分に同情から気持ちを寄せられることを忌み嫌った。委託殺人であれ人を殺した真珠を、最後にアラタが同情抜きでそのまま受け入れたから、この物語はハッピーエンドで幕を閉じた。実はアラタは、幼い頃の真珠に通りすがりにやさしさをくれた人でもあり、真珠は最初から彼の匂いでそのことを知っていた。
という顛末で、黒島結菜のかわいい白無垢姿でめでたしめでたし……っていやいや、何か、どこかモヤるよ。
最初に真珠に手紙を書いていた卓斗くんの父親の頭部は結局どうなったんだっけ。私の見落としだったらごめんなさい。墓の中にあった頭蓋骨は確か結局真珠のストーカー(実の父親だっけ)のものって言っていたような。
それと、そもそもアラタが真珠を本気で好きになる過程に、例えば卓斗に対する気持ちとの葛藤といった引っかかるものや最初の対決姿勢を打ち崩すような大きなきっかけがなく、彼が真珠に惹かれることに納得感がなかった。バイクで真珠を迎えに来るあたりからは完全にラブストーリー面では置き去りにされた。
最初は、得体の知れない殺人犯との結婚をしてまで卓斗のために動こうとする気概があったのに、その卓斗の父親を殺した人間とくっつくのなら、物語としてもうちょっと申し開きがほしい気もした。
ここまで書いた後、原作を3巻まで読んだが、面会室でアラタや桃ちゃんに対して真珠が舌鋒鋭く仕掛ける言葉の罠には、原作では説得力と緊張感があった。映画ではこのやり取りのそこかしこを部分的に削ったようで、それによって原作の会話にある緻密さが少し損なわれたような気がする。
それと、原作では真珠の描写が時にちょっとエロティックだが、映画ではそういった描写は全面的に排除されていた。何故?
映画では、アラタが真珠に惚れる過程にリアリティを感じなかったが、原作だとちゃんと段階を踏んで気持ちが変わる描写があり、説得力があった。
映画化にあたって尺のためにどこか削るのは必然だが、これは結構削りにくい繊細な原作なのでは?(3巻までしか読んでないので、推測ですが)
ネトフリのオリジナルドラマみたいな感じでしっかり尺を取って、面会室での緊張感あるやり取りは削らずに再現し、エロティック要素もきちんと入れたバージョンも見てみたくなった。
インパクト一本槍ではない良作
あらすじとヒロイン(と見なしてもよいかは難しいところだが)のインパクトが印象に残る作品ではあるが、細部もしっかりと作りこまれている。
裁判の度にヒロインに印象が強い服装をさせることでライダースーツを着せることの違和感を軽減する演出や、死刑囚との交流を趣味としている男性のそれっぽすぎるキャラクター性などは本当に上手いと思う。
ストーリーの展開上、多少はやむを得ないものの、序盤のインパクトと比べて後半はやや尻すぼみとなってしまった点は少しもったいなさを感じた。
良かったのですが
終始惹きつけられるし、いい作品だと思いますが、構成について少し。
たとえ可哀想な目で見られたとしても、真珠はハンカチの記憶を幼少期から大事にしてたわけだから、その人に出会えた以上は、こんな難解な謎解きをアラタに経由させる必要が有ったのでしょうか。真珠に駆け引きする気が無いなら、はじめから素直に告白する方が自然です。見下されたくないなら、見下されても仕方ない程の狂気の振る舞いを敢えてしたのは何故でしょう。もしわざとそう振舞って、「無意識に真珠を見下していること」をアラタに気付かせようとしたなら、まさに映画の為の設定という印象が残ります。アラタをスーパーマンにしなければ解けない謎だからです。法定の最後の場面になってから真珠に露骨に告白させ、ようやくアラタの理解に繋がります。観客に感情移入させるには、リアリズムを感じさせることが必要ですが、それよりも猟奇性の表現で引き込むことを優先したのでしょうか。また、いくら刑務所で時間あっても、この生い立ちで刑法の本独学で理解するのは大変だし、更に規定のスキマを見つけるなんて無理です。観てる間は感動出来ていいのですが、人物設定の仕方によっては、鑑賞後に疑問点を浮かばせることになります。
良作だが、無難にまとめ過ぎか
原作マンガを読了のうえ、鑑賞。前後編の4時間、前半はあのスーツケースの発見、後半は二人の逃避行をピークにまとめて、真珠の出所まで描いて欲しかった。主演とヒロインはいい出来だっただけに、企画とプロデュースでもう少し冒険して欲しかった。
原作で高まった期待が一瞬で崩壊した
あの濃密な 12 巻分のストーリーをどう 2 時間にまとめたのかとワクワクしながら観に行ったが、まとまるどころか途中から見たこともないお花畑メロドラマが勝手に展開されていき、嫌な予感がしていると突然の意味不明な神前式でエンドロールが流れ始め、画面の 2 人がキャッキャウフフしているところで耐えられなくなり席を立った。
被害者遺族のエピソードまで盛り込めなかったのはまだ理解できるが、宮前弁護士の素性や周防との関係、環の虐待、アラタの心情の変化についても何の説明もなく、物語の薄っすい上澄みだけを安っすい器に盛り付けて場違いなトッピングを施したような作品である。
原作では「愛」の象徴となりクライマックスで感動的な伏線回収を迎える真珠の歌は、本作ではただの雰囲気要因に成り下がっていた。
原作を一気読みして期待値が高まっていたところをジェットコースター式に叩き落とされたので、原作ファンは観ないほうがいいと思う。
評価は星 1 つで有り余るくらいだが、原作は素晴らしいので星 2 つくらいにはしておこうと思う。
演出はまあまあだったが、音楽は底抜けにやる気のなさが感じられた。
なんという純愛!
面会室内での僅かな時間だけで結婚までしてしまう程のお互いの強い理由がよくわからなかったのですが、最後の最後、数秒で疑問は一気に回収され、気持ちを持っていかれました。なんという純愛…!
目の奥が熱くなりました。
柳楽優弥さんは某アニメ実写版2での繊細な心情を表す演技がとても印象深く、中川大志さんも演技派なので双方の出演作品は観るようにしています。見事な演技力で引き込まれました。
黒川結奈さんもこれからは注目したいと思います。
***
以下2点、考察がおありになる方いらっしゃいましたら教えて頂きたいです!
①アラタが真珠の面会室内での異常行動や世間の逆風を承知の上で結婚まで踏み切った程の理由は?
口約束だけしてのらりくらりと結婚をかわしていたのに本当に結婚。死刑囚になると親族以外は面会が制限されるとはいえ、一児童の願い(父親の頭部発見)を叶えるためにそこまでする?自分の命の危険や人生を棒に振る可能性は高いですよね。真珠の強い気持ちを受け取った、のかな…? にしては真珠の人間性を知るほどの充分な時間もなかったですし、リスクが高いように思えました。そこの理由付けは薄いように感じます。
(けれど正直、真珠の純愛にグッときたので、アラタの細かい気持ちの揺れは置いておいてもいいかな、とも思えます。)
②最後の式の場面ですが、真珠は刑期を終えてなくて服役中ですよね。
式は本当にあったのか、空想なのか、そもそも服役中に「明日、待ってる」なんて無理だと思ったのですが、どういった状況だったのでしょうか?
てっきり「明日」出所するのかと思って観ていたのですが、翌日になっても服役中のような描写でした。
ちょっと不思議な爽快さがある
殺人鬼から被害者の頭部のありかを聞き出すために結婚する?
おどろおどろしい変な話でどうなるのって思っていましたが、意外ときれいに終わる映画。思ったよりも愛のある映画でしたね。
唯一理解できなかったのは真珠の母親が、赤ん坊の死を隠すために子供をもう一人産んだ必然的な理由。この説明は映画で描かれていたのでしょうか。私にはわかりませんでした。
真珠が未成年とわかった後、起訴無効の状態(=法的に拘束できなくなる)を利用して、裁判所からバイクで連れ出すシーンはちょっと爽快な気分になる。何で爽快な感じを受けるのか自分でも不思議に思いますが...そう感じました。
いい出来です…でも、もやもやが残ります
ちょっと軽薄で、義理堅い、元ヤンの児童保護施設の職員役の柳楽優弥の演技はとってもよかった。
黒島結菜演じる犯人役も鬼気迫る演技で、とってもよかった。映画館の大きな画面で、狂気じみた表情がドアップで、あごのしたから懐中電灯を照らすような演出をされたら、度肝を抜かれますよ。
裁判の過程で、謎が解き明かされてゆくところは、怒涛の展開で、これまた度肝を抜かれた。
でも、最後の15分ほどの、答え合わせは必要なかったのではと思う。親切すぎる解答は、すこし安っぽく感じてしまう。
怒涛の展開の部分で、何カ所かは、?と思うところがあった。そこを隠すための親切解答だろうか?
以下はすこしネタバレ
殺された3人と犯人との接点があいまいだし、動機もあいまいな感じ。もっと深堀してもいいのでは?
墓石を女の手で動かすことができるのか、ちゃんと密閉していないと、臭いで、すぐに見つかってしまうと思うけど。
3つの損壊遺体の一部だけがなぜ、見つからなかったのか?展開のキーポイントになるのだけど、そこまで考えて隠したとは思えないのだけど。ただの偶然?ということか
犯人が生まれる、1年以上も前に死んだ環の赤ん坊の遺体をなぜ犯人は隠すことができた?または、その場所を知っていた?
もやもやを怒涛の展開が吹き飛ばす勢いはあったけど、冷静に考えてみると納得がかない。(ただ、私が見落としただけかも)
最後の黒島結菜の乱杭歯のシーンは親切すぎたと思って、不気味さを演出して、観客を煙にまこうとしたのかな?
あまり深く考えずにお話しの流れにのってしまうと、十分及第点ということは間違いない。
でも、やっぱりモヤモヤ…
サスペンスかと思ったら恋愛ものでもある?
予告で気になってたので鑑賞!
元ヤンで児童相談員の夏目アラタが切り出した、死刑囚への“プロポーズ”
その目的は、“品川ピエロ”の異名をもつ死刑囚、真珠に好かれ、消えた遺体を探し出すことだった
毎日1日20分の駆け引きに翻弄されるアラタは、やがて真珠のある言葉に耳を疑うーーー
「ボク、誰も殺してないんだ。」
プロポースからはじまった、予想を超える展開
日本中を震撼させる2人の結婚は、生死を揺るがす<真相ゲーム>の序章にすぎなかった・・・
というのがあらすじ!
真珠の言ってることが二転三転してほんとのことを言ってるから全然わかんないですね…
過去のことはほんとのことですけど犯行動機はわかんないですよね🤔
ばらばらにしたことも謎のままな気がしますし…
そういうことを映画を観た後に思っちゃいましたしいろいろ疑いたくなってきました…
そして真珠がまさか偽物だとは思わなかったですね
だからばれないように歯医者に行かせなかったり太らされたりしてんだ…
あと何で手紙の匂いとかを嗅いでるのかなと思ったら昔にハンカチを渡しててその匂いと同じだったんですね
アラタが雨の中、素足で放置されていた可哀想な子供を救いたかったって言ってたからなんとなくそうかなと思ってましたけど話しかけてハンカチを渡してた
だから匂いをあんなに嗅いでたんだと納得!
この映画はとても面白かったです!
お2人の演技はとても素晴らしかったですし黒島結菜さんの怪演が特にすごかった!
でも歯のせいかちょっと喋りづらそうな気がしました
あと心理を考えながら観るとさらに楽しめそうな気がします!
面白い映画をありがとうございました😊
とても面白かった
前情報は一切無し(映画の予告映像のみ)で鑑賞。
夏目アラタがひたすらかっこいい
最初は腹の探り合いかと思いきや感情の起伏がバラバラな品川真珠。
死刑囚マニア(コレクター)の佐藤二朗、やべぇやつかと思いきや意外と良い奴。
佐藤二朗に死刑囚と話してると共感してきている自分がいてゾッとする。呑まれないように気をつけてと忠告後、夏目アラタの行動、心の声を聞いてると品川真珠に同情、無実と信じているかと思えてドキドキした。
あと、福士蒼汰。弁護士。この人から見た品川真珠、絶対騙されてるwwwとか思ってごめんなさい。
とにかく面白かったです。最後の展開にはとても驚きました。
てか、真珠のお母さん怖くない???三島(真珠の父)との子供を生後数ヶ月で亡くしそれを隠蔽?事実が受け入れられない?とかで別の男と子供作って真珠(亡くなった第1子)として育てて学校に通わせたりとか怖すぎる。3歳もちがければ学力の差や体格も違いは出るよね。
てか、それを知っていた三島も怖いし金をせびったりおまえは代替品呼ばわり酷すぎた。
最後まで品川真珠と結婚し続けた夏目アラタがすごい人だなって思った。
ミステリー&サスペンス作品
ミステリーは謎解きをメインに展開する作品、サスペンスは心理的恐怖をメインに展開する作品のことらしい。本作はミステリーの要素が含まれるサスペンス作品といえるだろう。
死刑囚・品川真珠の会うたびに変わる言動に夏目アラタは翻弄されていた。DNA鑑定で真珠と父親の間に血縁関係がないことが明らかになった後、真珠の発言を不審に思ったアラタは、真珠の母親の墓を掘り返した。そこには生後5ヶ月の赤ん坊の遺体と品川真珠と記されたへその緒を入れた箱があった。この赤ん坊が本物の品川真珠だった。直後に妊娠した赤ん坊が偽物の品川真珠として育てられたのだ。真珠は母親からネグレクトを受けた。高カロリーな食事は発育の遅れを肥満で誤魔化すため、歌声が変わると言って歯の治療を受けさせなかったのは乳歯から永久歯への移行具合で戸籍上の年齢との誤差が明らかになってしまうからであった。
歯の治療記録というものは遺体の身元証明で用いられるほど重要なものであり、歯の治療を受けた人物は犯罪の有無を問わず身体的な個人情報が登録されている。そのため、虫歯ができても品川真珠が偽物の品川真珠だと悟られないようにするために歯医者を受診させるわけにはいかなかった。
真珠はアラタから「お前は人を殺した」と言われて喜んだが、可哀そうな目で見られるとブチ切れた。ネグレクトされた子供の微妙な心理が浮かび上がっている。
真珠はついに真相を明かす。「私は3人の男を毒物の注射で殺したが、それは人生を開放してあげるためだった。一見すると社会的に成功している男性は人生に疲れ切っており、その男性たちを救うために殺害した。」義理の父親は、戸籍上存在しない自分の存在を否定されたため慈悲を持たずに怒りで殺害したという。
真珠は3件の自殺ほう助と1件の殺人、4件の死体遺棄の罪で起訴され、懲役13年の判決が下された。
ミステリーの謎解きができると心理的恐怖はおさまってくるが、この事件の背景に暗澹たる思いがなくなることはない。
思っていた以上に面白かった
原作を読まれた方は話が駆け足で物足りないという感想を書かれている方が多いようだが原作未読の私はとても引き込まれて面白かった。
たしかに殺人に至った経緯、理由などは薄く感じたがそれ以上に物語自体が面白くサスペンスからラブストーリーに変化していく様、いやこれは裏があるんだろうとか予想しながら観るのが楽しかった。
そして最後に匂いがキーになるとは。
ひょっとして品川真珠は事件の前から夏目アラタを知っていたの!?
これはやられた
主演の御二人の演技も良かったです。
におい
匂いって重要な役割をもっていて、この作品でもそうであった。
ファンタジーちっくなシーンは好みじゃないが、サスペンスからラブストーリーになったのは悪く無かった。
柳楽さんカッコ良かった。
黒島さんは女優レベルが上がった印象。
タイトルなし
TikTokで眼鏡のオッサンが紹介しているのを観てビビッときたから鑑賞してみた。原作の存在は後から知ったので当然未読。電子書籍で序盤が無料期間に成っていたいので読んでみる予定。
レイトショーで入ったが上映直前まで客が自分1人だった。怖い映画じゃないかと想像していたから1人で観れるか少し不安だったが、最終的には自分含めて4人に増えていて心強かった。
死刑囚との面会って設定が「死刑にいたる病」って作品を連想させたが、娑婆側の人間が明るくて観ていてイライラさせられるような事は無かった。
死刑囚は犯行時の太ったピエロ姿と面会室での痩せた美人姿のギャップで驚かせていたが薄暗い面会室や汚い歯なんかで普通に怖い。
鑑賞中、死刑囚が全ての犯罪の真犯人であるという考えは主人公夏目アラタの考えと同じく一貫して変わる事はなかったが、何を考えているのか、どんな罠を張っているのか、死刑囚の心が掴めず最後までビクビクしながら観ていた。観終えてみると穿った目で観ていた自分が恥ずかしくなるような純愛で素敵な話で終結した。
エンドクレジットが流れ出して、死刑囚が夏目アラタの匂いを頻繁に嗅いでいる理由が明かされたが個人的には作中1番の衝撃だった。このシーン、一緒に観ていた客4人中2人が退出して観れていない事を残念に思う。
あとエンドクレジットで流れた女性の歌声も良かった。
黒島結菜さん、この役をよく引き受けましたね(勇気に脱帽‼️)
品川ピエロ(品川真珠)の血塗れの空きつ歯
(実は、マウスピース)
その歯を剥き出して笑うシーンのインパクト。
予告編でその強烈な印象に惹かれて観た私も私・・だけど、
結菜さん、殺人鬼(?)役をよく引き受けましたね!!
(この役って彼女の今後のキャリアにプラスに働くんだろうか?)
正直言って、私が女優なら、お断りすると思う、凄い役。
《異色ののラブストーリー》・・・
とか言われても、やはり品川真珠は、めちゃめちゃキモイ。
(夏目アラタの愛がもし冷めたとか、彼の愛を疑った真珠に
(寝首かかれそう・・・な怖さを感じずに、
……………隣で寝られますかねー、
元ヤンのアラタなら、そんな小さい男でないのか?
男気見せるのかな?
原作漫画は未読ですが、チラッと絵は観ました。
端正な筆遣いですね。
品川ピエロの殺人事件被害者の息子の中学生の、たっての願いで
児童相談所の職員・夏目アラタ(柳楽優弥)が死刑囚の・品川真珠に、
面会に行くところから始まる。
目的は被害者の首を埋めた場所を聞くため。
真珠に偽の身代わりと見抜かれ、真珠はドタキャンで、
帰ろうとする。
アラタは引き止めたい一心で、
「俺と結婚してくれ!!」
ドサクサで口走ってしまうアラタ。
実際に凶悪犯と獄中結婚する一般人の話は時々聞きます。
首都圏連続不審死事件の死刑囚・木嶋佳苗は5度結婚してるし、
現在進行形でドキュメンタリー小説が週刊B誌で連載中。
木嶋佳苗が文章力で《人心を操る姿》には戦慄を覚える。
真珠が、「ボクは誰も殺してないんだ」・・・
事実、品川真珠には悲しい過去があり、夏目アラタは次々と
真珠の「本当の過去」を発見するために奔走する。
裁判シーンが見どころ。
特に真珠のコスプレ風のファッションが楽しい。
(黒島結菜が中性的で、ボクと呼ぶも似合っているけど、
(あまり美しくも可愛くも見えない気がする、ごめんなさい)
アラタとのラブシーン(?)でムードを作るBGMがウワーっと
掛かる。これが悪趣味で気味が悪い。
(柳楽優弥の目が終始、笑ってなくて、怖いんだけど!!)
佐藤二郎の死刑囚ウォッチャーがめちゃ面白い。
佐藤二郎は、ほんといいわあー‼️
真実の愛に憧れる品川真珠のアラタへの愛は、実は昔々の
ある【匂いの記憶】に遡るなど、真珠の不幸に同情も出来るのだが、
素直に喜べないのは、バラバラ殺人の描写のせいだと思います。
私の中では、この「異色のラブストーリー」に乗れないし、
正当化もできないのだった。
素直に楽しめなかったのが本心。
バラバラ殺人鬼なら、
「純愛モンスターのリカ」の高岡早紀方が魔性だし
黒島より魅力的に思えちゃうんだよね。
確かに好奇心は満たされた。
面白かったと、言えなくもない。
ひとつ引っかかったのは、少女時代の真珠役の子役ちゃんとの
見た目の違い・・・(幾ら成長しても黒島結菜にはならないと思う)
★☆★
夏目アラタ、品川ピエロに恋したって、本心かい?
私には、そうは見えなかったけど。
これぞ純愛映画です
初めて柳楽さんをカッコいいと、黒島さんを可愛いと思った作品でした。子役で「天狗の…」越山くんが出てたのは嬉しかった♪
なんで死刑囚に恋心を抱いたか?は気持ちが分からなかったけど2人は「感情」ではなく「本能」で通じあったんだと思う。ハッピーエンドで良かった!堤監督の当たり作品です
いつも柳楽さんが左?(右だったかな?)に傾いてるのが気になりました
異常心理恋愛サスペンスの体裁を取った、王道のファム・ファタル映画&本格ミステリー映画。
意外にちゃんと「本格ミステリー」やってて、感心した。
まあ、映画がすごいってより、原作がすごいんだろうけど。
単なる異常心理サスペンス物かと思って観に行ったので、「バツ印」とか「歯並び」といった単なる「こけおどし」と思っていた要素に、ちゃんとミステリー上の意味と伏線があって、かなり驚かされた。
原作未読。堤義彦映画も、久方ぶりである。
パンフも売り切れていて買えなかったので、監督がどういう意図で本作の映画化を目指し、どれくらい原作に準拠していて、そこにどんな独自の創意を加えたかはまったくわからない。とはいえ基本的に、映画はとても面白く観られた。
― ― ― ―
冒頭は、小菅の東京拘置所の鳥瞰撮影で幕を開ける。
印象的な放射形のX字の形状。まさにフーコーが『監獄の誕生』で紹介した「パノプティコン」である。そうか、今さら気づいたけど、日本は「未決囚」を思い切り全方位監視システムのなかで威嚇・抑圧しているんだな(笑)。
で、そのX(エックス)字と呼応するように、
多くの×(バツ)の映像が積み重ねられる。
金網のバツ。
踏切のバツ。
標識のバツ。
いずれも、「否定」「停止」「封鎖」「禁止」「懲罰」を意味するマイナスの「バツ」だ。
要するに、このイメージ映像のラッシュには、東京拘置所に拘留されるヒロインの人生と現状が象徴され、集約されているのだ。
そのなかには、青いハンドタオルに描かれたバツの模様も交じる。
その本当の「意味」が明らかになるのは、ラストを待たなければならない。
― ― ― ―
本編が始まる。
出だしは、女性版の『羊たちの沈黙』、あるいは『ハンニバル』といったところ。
連続バラバラ殺人事件の容疑者である「品川ピエロ」のところに、児相職員の夏目アラタが面会に訪れる。担当する被害児童が犯人と「文通」していて、犯人から直接会わないかという連絡が来たという。夏目は、少年の「品川ピエロに埋められた父親の首を探してほしい」という要請に従って、少年の代わりに拘置所に赴いたのだ。
実際にあった「品川ピエロ」は、ガチャガチャでボロボロの歯をしている以外は、逮捕時の太った姿とは似ても似つかない、少女のように華奢で美しい女性だった。
「品川ピエロ」は、どうやらひと目で文通の相手が目の前の男ではないことに感づいたらしい。さっそく見透かしたように、恫喝したり、出ていく素振りを見せたりして、揺さぶりをかけてくる未決囚。
そこで夏目アラタが放った乾坤一擲の逆転の一手、それは「結婚しようぜ」という意想外の要請だった……。
映画は、大半のシーンを拘置所の面会室で費やし、「品川ピエロ」品川真珠と夏目アラタの心理的攻防を描き出していく。
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本作の本質は、一言でいえば何になるだろうか。
僕は、「ファム・ファタル」ものだと思う。
いわゆる「運命の女」に出逢ってしまったことで、男が身を持ち崩していく「ノワール」の典型的な型を、真正面から踏襲した作品。ね、そうでしょう?
衝撃的なファースト・インパクト。相手への度を越した関心。
いつしか魅了され、操られ、犯罪行為に加担していく過程。
いろいろとクセのある設定で糊塗されているせいで一見気づきにくいが、「ファム・ファタル」ものとしては、本当に「王道」といっていい作りではないか。
それに何より……、夏目アラタ自身が作中で、品川真珠のことを「彼女は運命の女です」ってはっきり言っているのだ。
その意味で、本作は『マノン・レスコー』や『カルメン』『椿姫』といった小説/オペラ群、あるいは『ギルダ』『郵便配達は二度ベルを鳴らす』『白いドレスの女』『黒蜥蜴』といったノワール/映画群の衣鉢を継ぐ、正統的なファム・ファタル映画だと言っていいと思う。
ちょうど本作が、三谷幸喜が別の観点から「ファム・ファタル」テーマに挑んでいる『スオミの話をしよう』と同じ時期に封切られたというのは、実に興味深い。
堤義彦や三谷幸喜のような60代の優秀な表現者にとって、昨今の女性性に対する考察の深まりや、女性の社会的地位の観直しといった「女性観の変容」は、今まで信じてきた「魅力的な女性像」を揺るがす、思いのほか動揺を誘う事態なのかもしれない。彼らにとっては「昭和的なヒロイン像」を一度振り捨てて、「魅力的な女とは何か」を「再定義」する内的要請が高まっているのではないか。
作劇上、後半に入ると僕たちはそれなりに品川真珠という女性に、一定のシンパシーを抱くように仕向けられる。
しかし、間違えてはいけないのだが、
品川真珠という女は、決してまともな女ではない。
たとえ、ヒロインとして輝きながら君臨したとしても、
こいつは正真正銘のろくでなしである。
この話が「まともでない女」と「まともでない男」が、奇妙な引力のもと惹かれ合って、虚々実々の駆け引きの末に思いがけない関係性を構築していく物語だということは、ゆめゆめ忘れてはならない。
彼女の生まれ育ちがいかに劣悪だろうと、彼女がしでかしたことは決して免罪されないし、彼女が一般の人間とは全く異なる道徳観のもとで動いていることは、夏目アラタだってよくわかっている。彼女が夏目アラタに心を開いたのが、彼女を単なる〇〇〇だと呼んだからだ、ということをスルーしてはならない。
品川真珠は〇〇〇だ。
そんな真珠をアラタは愛している。
これは、ファム・ファタルの物語であると同時に、
骨の髄までの「悪の物語」でもある。
なぜ、品川真珠は品川ピエロなのか。
それは、彼女が「JOKER」だからなのだ。
― ― ― ―
もう一つ最初にも言った通り、本作には意外なほどに本格ミステリー味が充溢している。
これは、根っからの本格好きの僕としては、思いがけないご褒美であった。
とくに、幼少時・逮捕時の品川真珠が「太っている」とか「歯並びが悪い」といった、表面上は「ヒロインの異形性・怪物性」を強調するための「ルッキズム的な記号」と思われていたものが、実は「事件の真相」と深く結びついているギミックだったというのは、ちょっと予期していなかった分、かなり驚かされた。
これ、歌野晶午とか乾くるみとかの某作を想起させるような、壮大なネタふりを仕掛けてきてるんだよね。それがうまくいっているかどうかはさておくとしても(歯の〇〇〇〇〇は、いじろうがいじるまいが年齢に応じて勝手に起きる自然現象なので、こんなことには基本的にならないんじゃないか?? あと田中ビネーって、これだけ聡明で勘の良い女性が受けたとして、〇〇が〇〇〇〇ってだけの理由で、あんな結果に本当になるものなのか??)この仕掛けを、法廷闘争の勝負手として活用するのみならず(そもそも品川真珠って、最初からあの事実を伏せ札として用意していて、いざとなったらこの展開になるように狙ってたわけで)、司法手続き上の「数分間の空白」を活用した、盲点を突くようなトリッキーな展開まで用意してある。
さらに本作では、二人が面会室で出会った最初から、とある五感の一つを強調するようなシーンが端々に挿入されるのだが、これもまた、終盤に向けての壮大な伏線だったりする。えええ、これ、岩清水弘が早乙女愛の〇〇〇〇残る〇〇〇〇にすがるがごとく、みたいなネタだったのかよ(笑)。
明らかに、原作者のなかには、本格ミステリーマインドがあって、行き当たりばったりで連載しているわけではなく、最初から綿密な青写真を描いたうえで、伏線をいくつも用意して、読者をあっと言わせることに全力を費やしている。僕はこういう作品が大好きだ。
― ― ― ―
映画化としては、どうしても12巻もある原作を切り詰めている分、若干足ばやな印象はあるし、キャラクターの掘り下げが足りない部分もある気がする。
とはいえ、まずは、面会室で対峙する二人の「表情」をうまく撮るのが一番大事だという信念のもと、徹底的に「照明」にこだわって撮影し切ったのは、実に的を射た演出だったように思う。
冒頭の、逆光で顔が真っ黒に淀むなか、黒々とした目で見返して来る真珠。
下からの煽りの光線を浴びて、狂気じみた面貌へと一変する真珠。
そんな真珠に対峙して、ときどき射貫くような言葉で相手を制するアラタ。
二人の丁々発止のやり取り、千変万化する関係性、発言毎に顔立ちを一変させる様子を、堤義彦は「演技」と「ライティング」でフィルムに刻印する。
あとは、カット割りと、リズムと、音響で。
原作に出て来る印象的なシーンの再現性は、かなり高い気がする。
そして、今回の一番の殊勲賞は、照明さんだといってもいい。
演技の面でいうと、僕は黒島結菜と柳楽優弥が世の中で絶賛されているほどに巧いとは思わなかった。
魂の演技ではあるが、無骨で、地声をコントロール出来ていない、生っぽい演技だった。
でも、それが結果的には巧く嚙み合っていた気がする。
真珠もアラタも、生まれとしてはバリバリの虐待児童で、社会とうまく折り合えず、生きづらさを抱えている存在だ。そういう「世慣れなさ」「偽装しきれない非社会性」を、抑揚と音程の微妙に取れていない滑舌の二人の「未熟」な演技は、期せずして上手く体現できていたのではないか。
この二人の「こなれなさ」と比べて、対照的に「めちゃくちゃこなれていた」のが、中川大志の弁護士役だ。この人こんなに小器用でコントロールの利いた演技できるんだ、って感心するくらい、ちゃんとした演技をしている。どう表情筋を動かして、どう目線を動かしたらいいか。どういうテンポでどうしゃべったら音楽的に聞こえるか。そのあたりを中川大志はきちんと踏まえて、「いかにも演技臭い演技」をやりこなしている。中川くんの演技と主演二人の演技には、「俳優集めたアニメ映画で一人だけプロ声優が交じっている」くらいの差がある。きっとこれって、NHKの「LIFE!」あたりで鍛えられたんだろうなあ(笑)。
でも劇中で、この「こなれた演技」で出来た弁護士は、「こなれない演技」で出来た真珠とアラタからは、徹頭徹尾「信用されない」。
弁護士の真珠を助けたいという想いに偽りはないが、真珠にとってはどこまでも「うまく利用できる」存在でしかないし、アラタから見れば「こいつはいつか真珠に殺される」存在でしかない。
ここでは、「演技の質のギャップ」が、そのまま世慣れない主演二人と世慣れた弁護士の「あり方のギャップ」として、うまくスライドされているのだ。
ただ、堤義彦の悪いところは、他の「脇」にもやりたいようにやらせてる部分で、少なくとも佐藤二朗の傍聴マニアは明らかにやりすぎである(笑)。昔の東映ピンキーで山城新伍がすべてを根こそぎ持っていってたような悪目立ちぶりを、こういうメイン二人を立たせるべき本格ミステリー映画でやっちゃうのは、正直どうかと思う。
児相のメンツを志らくと丸山礼で固めるのも、少し「コント臭」が強すぎるし、市村正親の裁判官も、あんなに目立つ必要はないような。
あと、最初に出て来た文通少年は良い演技だったけど、彼『ぼくのお日さま』のスケート少年だったのね! ぜんぜん観ていて気付かなかったよ。
物語の展開としては、とくに被害者3人に関する終盤の説明が、あまりに十把一絡げなうえに真珠にとって都合が良すぎる点や、結局「なぜ犯人はこんな事件を起こしてあんな後処理をしたのか」の動機の部分が、最後まで観てもよくわからない点など、あまりうまくいっていない面も多い。
終盤で明らかになる「真相」が、うまく前半とフィットしていない印象もある。アラタに「最初から彼女は心のままに行動していたんだ!」とか言われても、明らかにあの女はめちゃくちゃ「駆け引き」しまくってただろう!って思わざるを得ないし(笑)。
あと、面会室のガラスをぶち破るシーンとか、終盤での結婚式のシーンとかは(原作もああいうモンタージュなのかもしれないが)明らかにうまくいっていない。とくに後者のチープでダッサいテレビ的演出にはサブいぼが出るかと思った。
とはいえ、総じて面白い映画だったのは間違いない。
ぜひ原作のほうも最後まで読んでみたいと思います。
ザ漫画の世界観
始まり方とか掴み方がTHE漫画で面白いです。
結婚してくれと2人の間のガラスに婚姻届を貼り付けるシーンがすごいよかったです。
最初は見つかっていない殺された被害者の首を探していたのに、最後には本当に恋して愛して、サスペンスサイコ恋愛映画って感じです。
ピエロの虫歯治したら歯がめっちゃ可愛い女の子やんけって思いました。
殺したくて殺したのはあの父親もどきだけで、他の人たちは解放されたがっていた、死にたがっていたから手伝ってあげたって言ってたけど、あの人たちとピエロの接点ってなんだったんだろか、何で出会って殺してあげてたんだろか。
玄関の前でアラタに声をかけられてハンカチの匂いをずっと覚えてるの、うわぁ、すごいって思ったけど、殺人犯なんだよな結局っていうのと、ずっと待ってたんだねよかったねって気持ちと、変な狭間の感情になります。
死刑にはならずに済んでよかったって思う一方で、法とはなんだろう、殺人犯ってなんだろって考えちゃう気持ちになりました。
佐藤二郎さんが、殺人犯に飲まれるみたいなこと言ってたけど、話してると殺してしまう気持ちもわかるよなみたいになっちゃうのかな。
二郎さんはしっかり二郎さんらしいちょっと様子おかしめのおじさん役やってたけどよかったです。
泣くシーンはないと思っていたのに、あまりにまっすぐなピエロの愛に涙出てしまいました。
漫画の世界観だからこそ面白いと思いながら見れる作品でした。
地に足がついてない感じ
多重多層なストーリーやトリック…、すごいと思う。
真実や本当の気持ちが薄皮を剥がすように明らかになっていく展開も。
そして、なにより柳楽優弥さんの色気のある演技と、線の細い黒島結菜さんのサイコパスっぷり。
しかし…、人間が4人も殺されてる(うち、3人は幇助かもしれないけれど…)。
しかも、死体をバラバラにしてるんですよ。アパートの部屋で。
これって、もっと重くて残虐で深刻なことなのではないの…。違和感。
児相の職員が(いくら子供から依頼されたからっていって)、あそこまでするかなっていう違和感…。
「首をみつけたい」。子供がさらっと発言しすぎかな……。
未成年だったら、刑が軽くなるんだ!にウェイトを置いている価値観…。
都合よく色んなものが見つかる展開。
面白かったけど、いまいち入り込めなかったのは違和感がいっぱいだったからか。
Netflixでシリーズにして、もっとじっくり話をはこべば…、きっと、もっと良かったと思う。
結局、4人殺して、バラバラにしたんでしょう(バラバラにするって、すごいことだと思うよ)。
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