夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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今年の実写邦画でいまの1番かな
アップの魅力!これにつきる
瞳の動き、口もと動き、肌の色艶がわかるくらいのドアップ画力最高!
黒島、柳楽さん演技最高!
素晴らしい脚本!
次の展開が気になり上映時間があっという間に終わる!
素晴らしい!
絶対観ておいた方がいいですよ。
今ところ自分の中では実写邦画1番かな!
コロナ以降、邦画はすばらしい‼️
ハリウッド勢いないねー❗️
けっきょく、あの人の首は!?
原作未読。やっぱりエンドロール見て、漫画原作だよね~と思いました。
男の子から依頼のあった父親の首は見つかったのでしょうか?身元不明の4人目の被害者も誰だか分からずじまいで終わってしまって、スカッとしませんでした。
黒島結菜さんのキャラが面白かったぐらいですね。
演技なのか?演技の演技なのか?
原作も読んでなく、予告編を見たくらいで鑑賞しましたが、かなり楽しめました。
特に、品川真珠役の黒島さんの演技が最高でした。
初めてみた女優さん。テレビ全然観てないので、朝ドラのヒロインだったとは知らず、一人称がボクであることから、
あのちゃんなのか?あのちゃんでないのか?もちょっと気になったところでした。
前半の真珠の言動、狂気じみていて、もし仮に無罪になって、
アラタと一緒になった場合、アラタは新たな犠牲者になるのだろうか、とか、
前半だけだと結末が読めない感じが良かったです。
あと、キモオタさんが黒幕なのか?とか、桃ちゃんが証拠を隠滅しないだろうか?
とか、なかなか想像させてくれました。
安楽死させたあとに、遺体をバラバラにしたり、一部を埋めたりって
いうのは良く分かりませんね。
前半の最大の謎解きの一つだった、被害者の頭部のありかも、
ラジオかテレビの音声で流れてるくらいでしたね。
真珠の歯並びはマウスピースを使ったとのことで、安心しました。
最後のヴァンパイアも良い曲でした。
裁判所のシーンも黒島さんの演技が秀逸で、
肌が触れ合う表現も良かったです。
名作でした。二人の今後に幸あれ。
怖くなかった
私は柳楽優弥が好きである。
柳楽優弥の人間に対する冷たさと優しさのバランスがリアルで丁度良い。弁護士、傍聴席、検事、殆どの人間が型にはまる中、この人の冷たさがなければ共感できずに凡百の映画になっていたと思う。
犯罪系は徹底的にリアルか、人間の冷たさがないと見てられなくなる。この映画もありえねーって感じる部分を、うまく柳楽優弥が消化してくれた。裁判長も地味に良かった。
ただ柳楽優弥に好印象がないと辛いかもしれない。よくある犯人にありえそうな情報が羅列されても、単純に狂ってるだけの人に他人は興味を持たない。
演技がひかる!
意外!良く有るただの暗いサイコミステリーでない本作ならではの魅力。ミステリーからヒューマン、そして純愛ラブストーリーとして結実!二転三転するストーリーこんな映画見たことない! 自分最近の大ヒット!
児童相談所の職員、夏目アラタが結婚を申し込んだ品川真珠は、獄中の女性死刑囚だった!
果たして結婚の行方は?彼女は本当に連続猟奇殺人犯なのか?
予告編を観て、鑑賞前は「踊る」や「羊たちの」みたいな、暗くておぞましいサイコ・ホラー、心理ミステリーかと思ったら、違ってた。
結構本格ミステリーからのヒューマンからの純愛ラブストーリーだったので驚いた!
主演の柳楽優弥が上手い。
元ヤンキーっぽいイイ奴で感情移入できて、一緒にドキドキできる。
対して、黒島結菜のどこかあどけなさが残るキャラクターも実に合っている。
不気味だったり、芝居じみて可愛い子ぶったりところころ変わる表情で魅力全開。
デブまで本人が特殊メイクで演じててビックリ。
そして魔の手が、アラタの同僚にまで及ぶ。
絶対桃ちゃんが、裏で操られてこんなことしてしまいました的な伏線かと思ってたが、そうでなくて良かった。
IQが高くないはずだった真珠との徹底した頭脳戦。
黙秘から一転、犯行を否認したり、本当は犯人ではないのか?
死刑囚確定のはずが、まさか出獄の可能性も出てきて、本当に結婚しなくてはいけなくなるか?
二転三転では済まない、凝りに凝った展開が面白いけれど、それだけでない真珠の意外な過去。
さらにアラタの過去わかってきて、二人は急接近。
取り込もうとしているように見えた行動が実は、そのままの感情だった?
まさかの清々しいハッピーエンドが素晴らしい!
しかし、予告編が本当に良くない。
ピエロの化粧、面会室でガラス越し、口のあたりをにゅーっと指で拭う様子は、そこだけ切り取って見ると完全に「ジョーカーの便乗」に見えてしまうではないか。
ちょうど同じ時期に予告が流れているから時期も悪い。
そのせいで観るのをやめた人もいたと思う!
意外性のある名作 佐藤二朗さんは・・・
予告しか見ていなかったのですが、良い意味で裏切られる作品でした。
黒島結菜さんの演技は秀逸でした。
猟奇的な部分、恋する女性、悲しみや孤独、すべてを諦めたような表情。
そして幸せな顔。
どんどん話が進むにつれて色んな事実が明らかになる。
目が離せない。大きな驚きはないかもしれない。
無戸籍のこども、どこかで聞いたことある設定
そう思うかもしれないが、これはこれで説得力もあった。
解説役の佐藤二朗さんは正直にいうと少し苦手だった。
必要な役柄なのかもしれないけど、いつもの佐藤二朗さんで
何役というか、佐藤二朗さんがそこにいるとしか思えず
ノイズになってしまった。
主演の柳楽優弥くんももう30代。イケメンであり演技力も抜群。
(今思えば、面白くないはずがない。)
少し正義感があって、やさしさがあって、開始当初は頼りなささえある。
でも芯がある役だった。どっしりと役を受け入れ演じきったと感じる。
レイトショーで何見るか選択肢がたくさんあったなかで選んだ1本。
思いがけず名作に出会えた。人にすすめたい作品。
法廷ファッション、1着目と2着目はどういう意味があったのか
それを考えながら今日は終わりにしようと思います。
原作も明日読んでみよう!
伏線だらけの………
映画【夏目アラタの結婚】若干遅れて?観てまいりました。
法廷もののストーリーが好きなこともあり、一体どんな物語かと疑問を持ちつつ、観るだけ観ておくかと思い鑑賞してみました。
あらすじとしては、児童相談員の夏目アラタが、ふとしたキッカケから、死刑囚である品川真珠と、本来の目的とは異なる目的を持ってプロポーズすることから、様々な展開に巻き込まれながら、また新たな展開へと進んでいくという物語でした。
夏目アラタの突拍子もない発想の連続といい、死刑囚の真珠の頭脳指数といい、この二人の駆け引きの展開に周りが翻弄されながらも、ストーリーが絶妙な感じで、イイ緊張感を保ちながら展開していくので、時間を気にする感じがないままにクライマックスまで持っていかれます。
また、エンドロールの中盤まで話が終わっていない感じなので、エンドロールが始まると早めに席を立つ傾向のある方は、要注意な作品かと思います。"匂い"のこともありますので…。
最後に、私の感覚からすると…この作品は結論的に伏線だらけのラブ・ストーリーに感じられました。
非常に面白い感じの作品かと思います。
柳楽くんが良い
柳楽優弥が格好よかった
自分を「ボク」とかゆう女性、キャラ立ってて良い。わざとらしい…読めない性格だな…と思ってしまうが、この一人称似合っていた。「私」とか言ったら台無しである。
刑期を終え出てきてもまだ30代前半だ、未来は明るいかもしれない。その間、面会に通い続けるのかな?
KAWAIIは正義
面白かった。
けど、何が面白かったのかはイマイチわからない。
品川ピエロのままなら絆される事はなかったように思う。彼女は殺人犯だ。殺人犯ではなくとも死体と共に数日を過ごした異常者である事は間違いない。
その事件の真相を追っかけていく事になるのだけれど…一人称「僕」と話す彼女が可愛いく見えて仕方がない。ほぼ全編を通して「騙されるもんか」との葛藤を抱えたまま物語を追う事になる。
男って低俗だなぁと自覚する。
獄中婚ってハードルがそうさせるのか、超ヘビーな愛を全力で投げつけてくる一途さに絆されるのか、手玉に取られる快感をDNAが知っているのか…惹かれてしまう。劇中で弁護人が肩入れするのに共感してしまえる。…蜘蛛に絡め取られていくみたいだ。
劇中、法廷の柵を飛び越えてくる彼女にときめいてしまう。そして瞬時に否定する。
「いや駄目だ。コイツは異常者なんだ」
そう考えてしまう時点で手遅れだと思われる。主演2人はナイスなキャスティングだった。
もうずーっとこんな調子だ。
物語の本質をカワイイに邪魔される。
見た目が本質を否定しようとする。いや、むしろ願望なのかもしれない。善人とは言わないまでも、猟奇的な殺人犯であってほしくない。
ずーっとソレと闘ってる。
異常者たる片鱗を存分に発揮しても尚、そう思ってしまう。…手に負えない。
そして物語は真相らしき事をポツリポツリと語り出す。何やら殺人犯ではなさそうだ。
なのだが、へそ曲がりもここまでくれば表彰されるんじゃないかと思うのだけど、今度はその事にも騙されないぞと思ってしまう。
お前、結局どうあって欲しいんだと自問自答だ。
タチが悪い!
柳楽氏の独白で彼女を肯定しまうから尚更だ。お前と一緒に俺はならないぞってなもんだ。
ずっと疑念が付きまとう。
決定打を打たれてもまだ捨てきれない。
どうやら2人は運命的な出会いをしていて、彼女はその頃彼にもらったタオルを大事にもっていた。
彼の優しい匂いをずっと探してたと言ってもいいのかもしれない。彼女的には初恋が成就されたようなものだ。
と、猟奇的殺人事件で始まった物語は、転がりに転がって純愛を描き出す。
いや、おいちょっと待て。
ハッピーエンドでいいのか?
アラタ君、君が改めてプロポーズしたのは、4人を殺した殺人犯だぞ?しかも殺し方はエゲツないぞ?経緯はどうあれ油断してる相手を毒殺だぞ?最後の自供を信じるなら、4人の遺体を切り刻んで遺棄したサイコパスだよ!
でもカワイイが邪魔をする…。
ラストに至り純愛に傾きまくる。もうわかった…降参だ。この物語は純愛物語でいいよと白旗を上げた時、彼女は笑う。
あの不揃いの歯で不適に笑う。
なにぃぃいっっ!
どっちなんだよ!やっぱり真珠の掌で踊らされてたのか?身悶えするほど艶かしい!
してやられたと思った時にエンディングだ。
題名は知らないが「最低のヴァンパイア」ってフレーズが印象的だ。
この歌詞の内容がまた、真珠とリンクする。
最後の最後まで聴いて読んだ。
やっぱ純愛だったのかなぁ…。
まんまと堤監督の術中にはまった。
いや、嵌められた。
終わってみたら、監督らしい作品のチョイスだったなぁと、一風変わったミステリーに歯痒さMAXだった。
にしても、あの歯、よく出来てたなぁ…。
腑に落ちない事はいくつかあるが…。
母親にとって、第一子の存在証明がどうしてそこまで必要だったのだろうか?
IQ云々の説明はついたものの、なぜ出生年を偽ってまで第二子を第一子として育てる必要性があったのだろう。
もう一つは、17歳当時の被害者達との関係性である。あの3人の真珠への執着の根源はなんなんだろう?どれくらいの期間で3人を殺害したんだろうか?
彼らの懇願も真珠の捏造と言えなくもないので、真相は以前明かされてはいないのだろうな。
後は、品川ピエロなんだけど…ラストに至りアラタが道化師に見えてきたのは洒落が効いてたなぁ。
男って、ホント…あぁ、無力だなぁー。
原作の再現性とストーリーの省略化が秀逸!
原作のマンガを読んでいたので、この世界観をどこまで再現できるのかと半信半疑で観ました。
パンフレットによると、原作者のところに何度か映像化の打診があったものの、「真珠の歯」の再現について(困難性や、俳優の都合などで)消極的な態度が多く、断り続けてきた中、今回の映画化については「真珠の歯」の重要性をしっかりと理解し、その再現に全力を注ぐ姿勢だったことで、映像化が承諾されたのだとか。確かに違和感のない見事な再現には脱帽でした。
恐ろしかったり、幼かったり、美しかったりと、目まぐるしく表情が変わるという難しい役所を、黒島結菜がしっかりと演じてくれました。
原作のストーリーは、人間関係が複雑に絡み合い、さまざまな人の思惑が入り混じっていますが、映画の尺に合わせるには、ある程度、単純化する必要がありますが、これもなかなか見事に単純化されて、良かったです。
原作にはない“十文字”を最初と最後に印象的に見せる、映画ならではのトリックも巧みです。
何より、ラストがきちんと「希望」になっていたのに、ほっとしました。
うまくまとめた感
真実の愛を模索するヴァンパイア
拘置所の面会室でのガラス越しの黒島結菜の陰影を強調した狂気の風貌、各所での黒島ファッションショー、どこをとっても見どころ満載。
本当に殺したのか?二転三転するストーリー展開。それでいて複雑すぎず観客を置いてけぼりにしない。ミッドクレジットにも伏線回収。
公訴棄却後の逃亡劇。もう私には裁判の行方や真犯人などどうでも良くなった。もう「この二人のラブストーリーが永遠に続いて欲しい」とも。
でもあっさり終わった。現実の映画に戻された。
明かされる真珠の出生から逮捕までの真実。
結婚のアラタに対する思いとアラタの思い。すれ違い。
でもラストの白無垢の姿。確信できる二人の未来。あゝ。
エンディングでオリヴィア・ロドリゴの「ヴァンパイア」。オリヴィアの歌唱で今まで保っていた平静が崩れ散った。右側に対訳が出ているのに読めない…。
マンガも読んでみたい
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