夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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見た目で判断するくらいなら、匂いを嗅いで判断する方が本能的だ
黒島結菜 と 柳楽優弥
この2つの個性がぶつかり合っても決して喧嘩せず
見事に融合増幅した流れるような世界観に驚いた。
ストーリー的には
もっと極端に振れても良かったかなぁ∙∙∙と
少し物足りなさと詰め込み感はあったが
それがこの作品の芯となる
"人間"についてのアプローチでもあり
夏目アラタ(柳楽優弥)と品川真珠(黒島結菜)の
駆け引きや関係性が肉感的に感じられた。
映画を観ているというよりも
小説を読み進めていっているような感覚だった。
いやぁ∙∙∙
夏目アラタが終始カッコよくてシビレタ🤡
#堤幸彦 監督 #徳永友一 脚本
#柳楽優弥 #黒島結菜 #中川大志 #丸山礼 #立川志らく
#福士誠治 #今野浩喜 #市村正親 #佐藤二朗 #平岡祐太 #藤間爽子
良作だが、無難にまとめ過ぎか
原作マンガを読了のうえ、鑑賞。前後編の4時間、前半はあのスーツケースの発見、後半は二人の逃避行をピークにまとめて、真珠の出所まで描いて欲しかった。主演とヒロインはいい出来だっただけに、企画とプロデュースでもう少し冒険して欲しかった。
んなわきゃない
どんな境遇でも純愛は美しい!
悲惨な環境が生み出した犯罪者である若き女性(黒島)と、同じく真っ当な子供時代を送れなかった児童相談所の仕事をする男性(柳楽)との純愛の一本の大きな太い幹を中心として、事件の謎が徐々に明かされていくストーリーは実に秀逸でした。ただし、不幸な人生だと、本当に犯罪を犯すかというと、これもその人の境涯次第かもしれません。環境に左右されない人間であれば、犯罪は起こさないということも承知していますが、その上でも彼女の犯罪への道筋は仕方のないことかもしれないという展開力に圧倒されました。ヒロインの黒島は悲惨な人生の中で白馬の騎士を待っていました。それが柳楽であったという設定は、まさにハッピーエンドそのものです。しかし、人間は自分の中に裁判官を置いて常に自分に判決をしがちです。この二人が純愛に生きていこうとする気持ちを、二人に中にある裁判官が行かせようとはしませんでした。それが弁護士の中川の力強い言霊によって突破口は開かれます。自分の心の声にしたがい二人は幸せになっていくのです。しかもこの時の二人は、お互いに出会ったことに深く感謝しています。その感謝の気持ちが、幸せへの道のスイッチとなったのでしょうか。結婚式のシーンに感涙です。いずれにしてもこのサスペンス(とにかくハラハラドキドキします)は傑作中の傑作であると思います。
追記 黒島の姉に当たる子供が産められていた場所の探索では、新潟県村上市の自然が映し出されましたが、私の故郷でもあったので不思議な感慨マックスでした。
あまり期待してなかったが良作だった
ダークな世界ですが、、、
連続殺人犯と獄中結婚と言うパワーワード
予告を観て「何コレ!面白そう!」と鑑賞を決めた作品。
コミックスも12巻で完結しています。
気になってちょっとだけ先読みをしてしまった。
長い話をギュギュっと2時間にまとめるのは本当に大変だったろうなぁと思いました。
俳優陣のイメージはピッタリでした。
弁護士役の中川大志さんがはぁはぁと熱の籠った喋り方をするのだけ気になりました。
真珠に思い入れのあるキャラクターだったのかな?と思うのですが映画では深掘りされないので、熱狂的な信者の様な印象でした。
獄中と裁判所のシーンが多いのですが、次はどんなことを言い出すんだろう?とアラタと真珠のやりとりをハラハラしながら楽しめました。
そもそもフィクションですからツッコむのが間違いなのですが、児相の職員があんなに拘置所に面会に行ったり裁判を傍聴しに行ったりできないよなぁと思ってしまいました。
アラタが真珠の狂気と影に惹かれていくのもイマイチピンとこなくて、なんでわざわざ自分から面倒ごとに首を突っ込んでいく必要があるのか?とそれを言ったらおしまいなのですが…。
話の奇抜さやストーリー展開の速さで楽しむことができました。
原作のコミックスも読んでみたいと思います!
ものたりなかった
原作で高まった期待が一瞬で崩壊した
あの濃密な 12 巻分のストーリーをどう 2 時間にまとめたのかとワクワクしながら観に行ったが、まとまるどころか途中から見たこともないお花畑メロドラマが勝手に展開されていき、嫌な予感がしていると突然の意味不明な神前式でエンドロールが流れ始め、画面の 2 人がキャッキャウフフしているところで耐えられなくなり席を立った。
被害者遺族のエピソードまで盛り込めなかったのはまだ理解できるが、宮前弁護士の素性や周防との関係、環の虐待、アラタの心情の変化についても何の説明もなく、物語の薄っすい上澄みだけを安っすい器に盛り付けて場違いなトッピングを施したような作品である。
原作では「愛」の象徴となりクライマックスで感動的な伏線回収を迎える真珠の歌は、本作ではただの雰囲気要因に成り下がっていた。
原作を一気読みして期待値が高まっていたところをジェットコースター式に叩き落とされたので、原作ファンは観ないほうがいいと思う。
評価は星 1 つで有り余るくらいだが、原作は素晴らしいので星 2 つくらいにはしておこうと思う。
演出はまあまあだったが、音楽は底抜けにやる気のなさが感じられた。
柳楽くんの目力
無料公開されていた原作3巻まで見てから臨む。
結末は知らないから、ドキドキしながら見ることができ、楽しかった。
最初はありえないでしょ、と思ってた殺人鬼容疑者との結婚設定もなぜかアリに思えてくる心理誘導がすごい。
改めて柳楽くんの目力を買ったという監督の人選も見事。原作のイメージとは違ってても塗り替えてきた。
黒島結奈も意外に狂気の女を好演してた。
桃ちゃんはもう少しソフトなイメージだったかも。。?
児童虐待、放置親、見た目や境遇に対する子供たちの容赦ないいじめや偏見。そんな中で同じ境遇のヤンキーだけが手を差し伸べられる現実。考えさせられることも多い。
同情じゃなく自分そのものを見てくれる人を求めていた真珠と、幼い頃優しくしてくれた人を求める心情は矛盾しないのか?でもあれはあれでありのままの自分に接してくれた、となるのか。。
裁判傍聴も人生で一度体験しておくと色々また見方が変わるのだろうなと思った。
なんという純愛!
面会室内での僅かな時間だけで結婚までしてしまう程のお互いの強い理由がよくわからなかったのですが、最後の最後、数秒で疑問は一気に回収され、気持ちを持っていかれました。なんという純愛…!
目の奥が熱くなりました。
柳楽優弥さんは某アニメ実写版2での繊細な心情を表す演技がとても印象深く、中川大志さんも演技派なので双方の出演作品は観るようにしています。見事な演技力で引き込まれました。
黒川結奈さんもこれからは注目したいと思います。
***
以下2点、考察がおありになる方いらっしゃいましたら教えて頂きたいです!
①アラタが真珠の面会室内での異常行動や世間の逆風を承知の上で結婚まで踏み切った程の理由は?
口約束だけしてのらりくらりと結婚をかわしていたのに本当に結婚。死刑囚になると親族以外は面会が制限されるとはいえ、一児童の願い(父親の頭部発見)を叶えるためにそこまでする?自分の命の危険や人生を棒に振る可能性は高いですよね。真珠の強い気持ちを受け取った、のかな…? にしては真珠の人間性を知るほどの充分な時間もなかったですし、リスクが高いように思えました。そこの理由付けは薄いように感じます。
(けれど正直、真珠の純愛にグッときたので、アラタの細かい気持ちの揺れは置いておいてもいいかな、とも思えます。)
②最後の式の場面ですが、真珠は刑期を終えてなくて服役中ですよね。
式は本当にあったのか、空想なのか、そもそも服役中に「明日、待ってる」なんて無理だと思ったのですが、どういった状況だったのでしょうか?
てっきり「明日」出所するのかと思って観ていたのですが、翌日になっても服役中のような描写でした。
ちょっと不思議な爽快さがある
殺人鬼から被害者の頭部のありかを聞き出すために結婚する?
おどろおどろしい変な話でどうなるのって思っていましたが、意外ときれいに終わる映画。思ったよりも愛のある映画でしたね。
唯一理解できなかったのは真珠の母親が、赤ん坊の死を隠すために子供をもう一人産んだ必然的な理由。この説明は映画で描かれていたのでしょうか。私にはわかりませんでした。
真珠が未成年とわかった後、起訴無効の状態(=法的に拘束できなくなる)を利用して、裁判所からバイクで連れ出すシーンはちょっと爽快な気分になる。何で爽快な感じを受けるのか自分でも不思議に思いますが...そう感じました。
ちむどんどんする
いつうちなーぐちで話すかドキドキしながら見てたさ〜
なわけないけど、久々にスクリーンで見る黒島結菜さんの猟奇的殺人犯の演技は、何か良く無いことを心に秘めてるような企んでるようなこちらを不安にさせる僕っ子で随分と惹かれるものはありましたが、多分よく似た僕っ子にお願いしようとしたけどトイファクと揉めたか演技的に問題あったかで難航したのかなと。
柳楽優弥さんは序盤の「結婚しようぜ!」の破天荒加減が秀逸でさすが銀魂の土方隊長がハマり役って感じだったのに、だんだんとキャラが丸まってしまい感情移入すら突っぱねる感じがどんどん薄まっていってしまったのが残念でしたね。今どき主人公がタバコ吸ってるのも珍しいし。そもそもこれって何年くらいの時代設定なんだっけ?
トップカットの空撮といいスーツケースからの木の葉を跨いだ視点の上昇といいドローン使った絵はとても良かった。構図とかもところどころ印象的なんだけど空想と現実の境目みたいなののメリハリが曖昧だったのが没入できずに腕組んで見始めちゃった原因でもある。
内容的にはもう少しふたりの駆け引きだったり紆余曲折があったりするはずなんだろうけど(原作未読)とにかく隔てられてた2人が法廷でフィジカルに接触するシーンがクライマックスなはずなのにそうでもなくてね。最近の日本映画って圧倒的に毒親の話多いけど失われた20年のツケがどっと回ってくる2020年代ってことなのかしらね?
SPEC以来久々に堤監督の作品見たけどやっぱ色々日本映画はきついね。ハリウッドの作品とか海外の話題作が途切れてる今こそ攻め時なのに…キー局気づいてるのかなあ?最後の悪あがきかなあ?ネフリ一強時代来ると鑑賞料金また上がりそうで嫌だな。
とはいえ感動した!とか伏線回収素晴らしい!って褒めてる人多いのが救いです。私自身はいまいちハマらなかったですスイマセン
そろそろauマンデーは絶対映画館で映画観る!って意地になるのもやめる時期かもしれない。とはいえ今週末公開の哀れみの3章とベイビーわるきゅーれに期待!
それでは!ハバナイスムービー🎞️
いい出来です…でも、もやもやが残ります
ちょっと軽薄で、義理堅い、元ヤンの児童保護施設の職員役の柳楽優弥の演技はとってもよかった。
黒島結菜演じる犯人役も鬼気迫る演技で、とってもよかった。映画館の大きな画面で、狂気じみた表情がドアップで、あごのしたから懐中電灯を照らすような演出をされたら、度肝を抜かれますよ。
裁判の過程で、謎が解き明かされてゆくところは、怒涛の展開で、これまた度肝を抜かれた。
でも、最後の15分ほどの、答え合わせは必要なかったのではと思う。親切すぎる解答は、すこし安っぽく感じてしまう。
怒涛の展開の部分で、何カ所かは、?と思うところがあった。そこを隠すための親切解答だろうか?
以下はすこしネタバレ
殺された3人と犯人との接点があいまいだし、動機もあいまいな感じ。もっと深堀してもいいのでは?
墓石を女の手で動かすことができるのか、ちゃんと密閉していないと、臭いで、すぐに見つかってしまうと思うけど。
3つの損壊遺体の一部だけがなぜ、見つからなかったのか?展開のキーポイントになるのだけど、そこまで考えて隠したとは思えないのだけど。ただの偶然?ということか
犯人が生まれる、1年以上も前に死んだ環の赤ん坊の遺体をなぜ犯人は隠すことができた?または、その場所を知っていた?
もやもやを怒涛の展開が吹き飛ばす勢いはあったけど、冷静に考えてみると納得がかない。(ただ、私が見落としただけかも)
最後の黒島結菜の乱杭歯のシーンは親切すぎたと思って、不気味さを演出して、観客を煙にまこうとしたのかな?
あまり深く考えずにお話しの流れにのってしまうと、十分及第点ということは間違いない。
でも、やっぱりモヤモヤ…
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