夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
全340件中、261~280件目を表示
若い女性向けのスィーツ作品といえるけど、あの歯茎では女性客は多分呼べない・・
男性漫画誌掲載作品とのことだけど、ある意味若い女性向けのスィーツ作品だと思う。
でも、ヒロインの歯茎は対象となる客を遠ざけるのでは・・
ヒロインの主張がコロコロ変わるが最後のものが真実ならつじつま合わないところ出てくるなあ。
あと、上訴権の放棄についてイマイチわからなかったけど、適応法体系が変るっていうこと?だとすると演出うまくない(ネタバレ避けて書くのはムズイなあ)
良くわからないところを確認するため観客にもう一度劇場に足を運ぼうと思わせる作品は良い作品だと思います。
(ただ、冒頭の「X」の伏線が最後に回収されるあたりはちょっと苦しい・・)
予告編からは想像できなかった奇跡の作品
「死刑囚と結婚」という設定に加え、予告編映像もかなりインパクトがあった。一方で、リアリティーに疑問符が付くので、「どうなのかなあ・・」と思いつつも、柳楽優弥と黒島結菜はいずれも割と好きな役者なので、「まあ、観てみよう」とあまり期待を持たずに観賞。
【物語】
児童相談所職員・夏目アラタ(柳楽優弥)は、世間を騒がせた連続殺人事件の遺族から相談を受ける。 事件の犠牲者の男の息子である小学生の少年が、一審で死刑判決を受けて控訴中の容疑者品川真珠(黒島結菜)と文通していたと言うのだ。 文通の目的は殺された父親の首が見つかっていないため、その隠し場所の情報を得るためだったが、被害者の息子であることを隠すためにアラタの名前を騙って手紙を出し続け、しかも最後の返信には「アラタに会いたい」と書かれていたため相談されたのだった。
アラタは当惑したが、少年に「お父さんの首の在りかは俺が突き止める」と約束して、拘置所を訪れる。いよいよ面会に臨むが、現れた真珠に驚く。報道されていた品川真珠は醜く太った容姿であり、世間では逮捕時の異様な化粧から「品川ピエロ」と呼ばれていた。しかし、目の前の真珠は美少女だった。不揃いの歯を除けば。一方、真珠もアラタを前に、「思ってたのと違う」とだけ言い捨てて面会室から出て行こうとする。少年との約束を果たせなくなると焦ったアラタは、咄嗟に獄中結婚を持ち掛ける。
数日後真珠の弁護士宮前(中川大志)がアラタの前に現れ、真珠の記入・捺印が済んでいる婚姻届けを見せる。咄嗟の思いつきで言ったことでもちろん本気ではなかったアラタだが、後に退けなくなる。 アラタは拘置所に通いながら宮前と共に事件の真実、真珠の本心を知ろうとする。
【感想】
これは、想像していたよりずっと面白かった。
まず、観賞前の不安要素“死刑囚と結婚”について、「こんなのあるわけないだろ!」にならなかったことが大きい(ちなみに真珠は一審で死刑判決を受けたが、控訴中で刑が確定していなかったので正確には“死刑囚”じゃないですよね?)。 実際には主人公アラタの置かれた立場に立ってもまず誰も結婚はしないとは思うものの、「この展開なら、もしかしたらあるかも」と思わせる。SFの設定と同じで、現実にはあり得なくても「もしかしたら・・・」と少しでも思えることは俺的にはとても重要。
次に柳楽の演技が良かった。上述とも絡むのだけど「こいつだったら、結婚するかも」と思わせるアラタのキャラを作り上げている。俺が柳楽に惹かれるのはこういう演技力だが、ナイス・キャスティング!
ヒロイン黒島結菜も頑張っていたと思う。“醜い歯”が作品のビジュアル・インパクト的にもストーリー上でも重要なので絶対省けない部分だが、結果としてはヒロインとしては今ひとつ可愛くないのだが、まあ仕方ない。事務所的には出演することを躊躇する面もあったかと思われるが、作品の仕上がりを見れば女優キャリア的にも出演して良かったと思う。
さらに何より褒めたいのは、本作が純愛に仕上がっていること。
この基本設定で、純愛作品にするのは奇跡とも思える。中盤まではおどろおどろしい事件描写、異様な真珠のキャラ、ミステリー的展開で引っ張りつつ、最後にああ仕上げるのは、脚本・演出・役者の演技、さらには編集も加えた力で絶妙のバランス保った結果だと思う。
現実には絶対あり得ないのだけど、「もしかしたら・・・」を思わせる奇跡のラブ・ファンタジー。俺が観た堤幸彦作品の中では最高傑作と思える。
Xはバツではなく、2つの線の運命のような出逢い
最初はXという背景の重なるシーンがあって、視覚効果があるけど、伝えたい物は何かわからない。最後まで考えるとそれは二人の出逢いだと考える。
ミステリーだと思ったが、結局ラブストーリーじゃない笑。ちょっと残念だった。
タイトルなし(ネタバレ)
普通の日本のラブラブ恋愛映画で満足出来ない方は刺さると思う。
佐藤二朗さん、久しぶりに映画で見たが
相変わらず演技ウザいなぁw(←誉め言葉です)
原作コミック読破、原作者さんのファンなのでお布施で見に行った。
配役さんはコスプレ感は無く演技も悪く無いですが
無理やり2時間に収める為か?もう少し真珠との逃亡時間欲しかった(あっさりすぎん?)
映像は本当に監督は堤幸彦?原作者さんか脚本の人の口出しきたんか?
映像でトリックとか金田一少年の事件簿的な先はどうなんの?どうなんの?みたいなワクワクが無くって残念だった。(←これを期待して観に行った)
全く原作しらない人は☆4ですが原作ファンはどうなん?って感じ
佐藤二朗さんが出なかったら☆2かな?
安定の柳楽優弥と黒島結菜
黒島結菜を好きになる
『真珠、俺を見ろ』から真珠が柵を飛び越えてアラタの胸に飛び込むよね。
ここの黒島結菜がカッコよくて、綺麗で、可愛いの。
こんな風に飛び込まれたら、もう、その後にどんな酷いことが起きるとしても、放さないって気分になるね。
このシーンだけで、この映画を観る意味あったよ。
話としては少し無理ある感じはするんだよね。
でも柳楽優弥の演技でもってっちゃう。さすが。
中川大志も当たり前にうまい。
黒島結菜は演技がうまいのもあるけど、演出がいいね。
堤監督が本気で仕事した感じ。
「堤さん、普通の映画も撮れるんだ」と思ったもん。
木村ひさしに譲って引退してたのかなと思ったけど、また色々撮って欲しいね。
心理戦の会話劇中心になるから、ただ意表を突くことを言わせていれば話しになるところもあるけど、ラストに向けて、それだけじゃないまとめ方がいいね。
物語が進むにつれ黒島結菜が好きになるから、ラストも納得でした。
最後まで飽きさせない映画
ヴァンパイア
原作は未読です。予告の感じは面白そうでしたが、堤監督がどう料理するのかという点に注目しての鑑賞。
悪くはないですし、全編通してしっかり観れたんですが、インパクトがありそうで不発なところが多く、原作はきっと面白いんだろうなと思うところが多かったせいかちょくちょく首を傾げながら観ていました。
児相に通っている少年が死刑囚と文通を交わしていたがために、実際に面会するとなって差出人名義にされていた児相の職員・夏目アラタが死刑囚・品川ピエロこと品川真珠に結婚を申し込むというトリッキーな始まりからスタートし、不穏な雰囲気込みで駆け引きありのミステリーだなぁと思っていました。
基本的には面会室での1対1の会話劇がメインで進行していくんですが、このやりとりが意外や意外に結構面白く、言葉巧みに情報を聞き出そうとするアラタに対して真相を見抜いたように覗き込み接近してくる真珠とハラハラさせられる展開は良かったです。
真珠がなぜ殺人に手を染めたのかだったりがアラタと会うごとに解明されていき、殺人事件のバラバラパーツが見つかるごとに真珠の謎がより分かっていく作りは前のめりになるくらい面白かったです。
IQが伸びに伸びた理由だったり、歯並びの問題だったり、幼少期に転々としていた理由だったり、両親との関係性だったりと一つ一つ明かされていく真相は事件の顛末よりも興味深いものがありました。
まぁいくつか無理があるだろうと設定はありましたが、それもまたご愛嬌という事で流さないと今作は楽しめないですね笑
真っ直ぐに純愛に向かっていくラストはビターな恋愛ものとして楽しめる違う一面を見せてくれて幅が感じられました。
序盤からは飛躍したなぁと思いつつも、オチは悪くなかったです。
役者陣はクセのある役を乗りこなしていてお見事でした。
柳楽くんのワルな感じはとっても好みでしたし、黒島さんは普段の役柄とはまた違う狂気を感じさせるものになっていて一皮も二皮も剥けたなぁと感心させられました。
佐藤二郎さんは今回はノイズになっていた気がしました。原作のキャラそのままだったらこの文句も野暮ってもんなんですが、福田監督作品のソレなので今作ではちとミスキャストだなぁと思いました。
原作を詰め込みまくっていたせいで展開の速さには目がつきましたが、ラブストーリーとしては意外と楽しめる一本だと思います。柳楽くん&黒島さんファンなら観に行くべしべし。
鑑賞日 9/6
鑑賞時間 12:10〜14:25
座席 K-6
結局最後まで夏目アラタに感情移入できなかった。
最初は殺されたお父さんの頭を探すのが目的でずーっと行くのかと思ったけど、それはあっという間に消えて純愛ストーリーに変化して最後の白無垢は何?と言う気分でエンドロールを迎えました。サプライズを作るための仕掛けもわかってしまうし、どう決着をつけるのかはてなマークが消えませんでした。でもなんといってもあの歯はやめて。映画は気持ち良くなる、もしくは気持ちよく終わるものだと思います。やるなら最後の白無垢では普通の歯でやってほしかった。吐き気がするくらい気持ち悪さが最後まで残りました。残念ですが、キャストには罪はないと思いますが次回作は見ません。
黒島結菜の怪演に引き込まれる
なんと言っても、朝ドラでの酷評を吹き飛ばすかのような、黒島結菜の怪演が光る。
ガタガタの歯をむき出しにした笑顔や、下からの照明で浮き上がる不気味な顔はホラーそのもので、こいつはサイコキラーに違いないと思わせるようなインパクトがある。
主人公の夏目が、初めての面会で、そんな真珠に結婚を申し込む冒頭の展開は、さすがに唐突感が否めないが、その後は、心の声を逐一モノローグで説明してくれるので、夏目が何を考えているのかは分かりやすい。
どうせ死刑囚なので、結婚しても、2人が触れ合うことはないのだろうと思っていると、裁判の過程で、真珠は決して冷酷な連続殺人犯ではなく、もしかしたら執行猶予が付いて、ラストで2人は結ばれるのかもしれないと思えてくるような展開になり、グイグイと引き込まれた。
家庭環境に恵まれなかった真珠には同情の余地があり、児童相談所の職員である夏目が、そんな真珠を助けようとして事件にのめり込んでいく様子には説得力があるし、観ている方も、真珠の無罪を信じたくなってくる。
実際、法廷の傍聴席にいる夏目に真珠が抱きつくシーンや、法律の抜け穴を利用して2人がバイクで逃亡するシーンでは、思わず胸が熱くなってしまった。
ただ、やり直し裁判の場で、真珠の証言によって明らかになった事件の全容は、決して後味の良いものではないし、そこで、夏目が、初めて真珠の「純真」を知るという展開にも、「もっと早く気付きなよ!」と突っ込みたくなる。
さらに、真珠が指摘したとおり、夏目は、「可哀想だから助けてあげたい」という気持ちから真珠に執着してきたはずなのに、それが、いつ、どうして、真珠のことを、一人の女性として愛するようになったのかがよく分からない。
ラストの結婚式のシーンも意味不明で、2人の幻覚なのかもしれないが、必要だったとは思えない。
その一方で、度々描かれてきた真珠の匂いフェチなところやX字型のマークが、2人の最初の出逢いに結び付くエンディングには、伏線回収の気持ち良さが感じられて、思わずニヤリとしてしまった。
獄中結婚
アメリカでは良くある話だと聞くが、日本でこの題材でどのように
話を進めていくのか?と疑問に思いながら引き込まれた。
冒頭の児童からの話から無理のない範囲で話に入れたのが良かった。
まあそれでもサイコパスであるのは確かだから、実質の結婚には
疑問符が付くが、映画の中の虐待、孤独、親ガチャ、じし願望
などうまくまとめてあったと思う。最近見た映画の中では
良くできていたと思う。エンドロールの映像で後味は悪くなかった。
途中までは...
何が真実で伏線がどこにあるのか。その見せ方が感情の見透かしだったり表情芝居の駆け引きもあり夢中になってみれた。
ただ、全てが良かったかというとあー。そんな事実なのね。というぐらいのものもありのめり込むほどでもない。
終わってみれば普通だったかなと。。。
テンポがよく最後まで引き込まれました
原作漫画は3巻くらいまで読んだコトがあった程度で観に行きましたが、ストーリー展開のテンポがよく、黒島さん演じる真珠の行動、言動が全て計算?それとも素?殺した?殺してない?と観ながらどっちだ?っと柳楽さん演じる夏目アラタ同様にココロが振り回されながら観てたらあっと言うまの2時間で楽しめました。殺人事件そのものではなく、あくまでもアラタと真珠のココロの読み合いが焦点になった演出になっている為、殺された人たちの「みんな死にたがっていた」という殺人に至る動機付けは説明不足で弱かった部分が気になりましたが、まぁ2時間と言う枠内に納めるには、削らざるを得ない点ではあったかなとは思いました。
漫画を再現したような黒島さんの顔芸、柳楽さんの目力演技はとても良かったです。ただ、どんな過去、理由があったにせよ、真珠コワッって気持ちは最後まで拭いきれなかったので、受け入れられるアラタも充分おかしい人なんだと思いましたw
結局、どこか似たモノ同士の恋のハナシだったんだろうなと言う感じです。
今回は堤監督のトガりすぎた演出も抑え気味で知らずに観たら堤さんが監督だとは気がつかないくらいだと思います。
ガッテム ヴァンパイア!
【”憐れみの心から、真実の愛へ”哀しき死刑囚を演じた黒島結菜さんの前半はサイコパスの様な様々な顔芸に翻弄され、後半は彼女の真実の姿が明らかになる展開にヤラレタ作品。柳楽さんとの演技合戦作品でもある。】
■元ヤンキーで家庭に恵まれずに育った夏目アラタ(柳楽優弥)は、児童相談員。彼は、品川真珠(黒島結菜)にバラバラにされた3人の男のうちの一人の男の息子が”父の首を見つけたい。”と言う願いで文通していた事から、その息子に成り代わって刑務所に面会に行く。
初回の面会で真珠が興味なさそうに部屋を出ようとした際にで、咄嗟に”俺と結婚しようぜ”と言ってしまってから、彼は真珠に取り込まれて行く。
◆感想
・真珠が面会所で見せる、様々な表情とボロボロの歯が印象的である。時には子供の様な声で”僕、殺していないんだ。”と涙を流したり、イキナリ声が変わって恫喝してきたり、下からの光を浴びた顔を不気味に歪める表情は、ハッキリ言って気持ち悪いが、それだけ黒島結菜さんの演技が凄いのだろうと思う。
とにかく、嫌な気持ちで大画面に引き込まれる。
・アラタを演じる柳楽さんも怯みながらも、真珠にあの手、この手で真実を話させようとする姿は、流石である。
序でに言うと、私選弁護人を演じた中川大志さんも頑張っている。
■序盤は、完全に真珠が全殺人の犯人だろうと思いながら鑑賞してしまう。死刑囚と面会するのが趣味と言う不気味な男(佐藤二朗)の存在も、ミスリードに貢献している。
真珠がアラタを取り込もうとしていると鑑賞側は思わされているのだが、一点真珠はガラス越しにアラタの匂いを嗅ぐシーンや、留置所内で届いた手紙の匂いを嗅ぐシーンが映されている。
そして、殺された3人以外に、別な血液が真珠の部屋に有ったという点が気になる。
・後半の展開は面白い。真珠のネグレクト&精神破綻していった母は真珠を生む前に、子を生んでいたというトリックである。8歳時のIQの低さと後年のIQの数値が30以上も上がっていた謎が分かるシーンである。
・アラタは、徐々に真珠の哀しき過去に向き合い始めるのである。自身の幼い頃を思い出しながら。
その中で、アラタは真珠に対して持っていた”憐れみの心”が徐々に薄れ、彼女に本当に惹かれて行くのである。
■効果的なシーンとしては、元ヤンキーだった頃のアラタが雨が降る中、アパートの中に入れずに濡れていた太った女の子に傘を差し出し”風邪を引くなよ。”と声を掛けてポケットからハンカチを彼女に差し出すシーンであろう。
その太った女の子は、そのハンカチに顔を埋めて匂いを嗅ぐのである。
つまりは、アラタと真珠は過去に一度会った事が有り、真珠は疎外されていた自分に優しい言葉を掛けてくれた男がくれたハンカチの匂いを覚えていたのである。
故に、このシーンで序盤から真珠が矢鱈に匂いを嗅ぐ行為の意味が氷解するのである。
<今作は、トリッキーな箇所も随所にあるが、後半の展開がサスペンスから純愛ストーリーとして昇華する所が、良いのである。
アラタの真珠に対する”本当に愛おしく思う。一緒に生きて欲しい。”という言葉は、真実であろう。
哀しき出生の秘密を持った少女が、幼い時に声を掛けてくれた男と出会い、未来が開ける予感がする終わり方も良いと思った作品である。>
人に寄り添うとは
獄中結婚って現実にする人いるの?
柳楽優弥演じるアラタが被害者の息子の要望で未発見の父親の頭を見つける為、黒島結菜演じる死刑囚の品川真珠に会いに行った。予告編から、死刑囚の女に惚れるには、かなりコミニュケーションが必要なんだろうなと思っていたら、初対面で突然プロポーズ!こりゃ嘘だよな。されてる本人だって絶対分かるわ。それから何度も会いに行って会話を積み重ねる。一回20分づつだけど、ちょっとづつ惚れてきたのかな?それとも嘘をついてるのかな?実際に真珠が犯人なのか共犯者なのか謎だったけど、伏線回収だらけ。最後はまさかの犯人確定。生きづらい人を助ける為に殺すって人助けといえるの?それ、間違ってると思うよ。
ずっと2人のやり取りが楽しかった。中川大志演じる弁護士の宮前も、楽しかった。それプラス佐藤二朗のキャラも良かった。
最後はハッピーエンドの様だったけど、ちょっと泣けた。裁判中の黒島ちゃんのメイクやファッションや表情、めっちゃ良かった。最初から最後まで、飽きる事なく楽しめました。
顔と声の演技合戦に見入り、その関係式の進展を見届ける
原作未読。獄中結婚と云う極端な設定から来る会話劇などを期待して視聴。
柳楽優弥と黒島結菜の顔と声の演技合戦、心の内の読み合い、徐々に深まる互いの理解と信頼関係の深まり、中川大志の献身的なサポートなど、適度な緊張感とテンポ良い物語の進展、エンタメの王道のつくりでなかなかに楽しめた。
物語上逃れられない猟奇的なシーンも控えめで(私はこのくらいが良い)、いくつもの謎とヒントとその解明や二人の心情の変化のスピードこそ、映画の尺的に無理があったものとは思うが、よくまとまっていた。
法的根拠の間隙からの外出シーンもまた、見せ場の一つで、つかの間だが良かった…という気持ちにさせられた。多少未消化の部分が残るも、エンディングも悪くなかった。
ちょいワルやらせたら安定の主役俳優と、役者のレベルが高いヒロイン俳優、演出もあるが特に後者には今後俄然注目をしていきたいと思わせるものを感じた。
全340件中、261~280件目を表示