夏目アラタの結婚のレビュー・感想・評価
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獄中結婚って現実にする人いるの?
柳楽優弥演じるアラタが被害者の息子の要望で未発見の父親の頭を見つける為、黒島結菜演じる死刑囚の品川真珠に会いに行った。予告編から、死刑囚の女に惚れるには、かなりコミニュケーションが必要なんだろうなと思っていたら、初対面で突然プロポーズ!こりゃ嘘だよな。されてる本人だって絶対分かるわ。それから何度も会いに行って会話を積み重ねる。一回20分づつだけど、ちょっとづつ惚れてきたのかな?それとも嘘をついてるのかな?実際に真珠が犯人なのか共犯者なのか謎だったけど、伏線回収だらけ。最後はまさかの犯人確定。生きづらい人を助ける為に殺すって人助けといえるの?それ、間違ってると思うよ。
ずっと2人のやり取りが楽しかった。中川大志演じる弁護士の宮前も、楽しかった。それプラス佐藤二朗のキャラも良かった。
最後はハッピーエンドの様だったけど、ちょっと泣けた。裁判中の黒島ちゃんのメイクやファッションや表情、めっちゃ良かった。最初から最後まで、飽きる事なく楽しめました。
顔と声の演技合戦に見入り、その関係式の進展を見届ける
原作未読。獄中結婚と云う極端な設定から来る会話劇などを期待して視聴。
柳楽優弥と黒島結菜の顔と声の演技合戦、心の内の読み合い、徐々に深まる互いの理解と信頼関係の深まり、中川大志の献身的なサポートなど、適度な緊張感とテンポ良い物語の進展、エンタメの王道のつくりでなかなかに楽しめた。
物語上逃れられない猟奇的なシーンも控えめで(私はこのくらいが良い)、いくつもの謎とヒントとその解明や二人の心情の変化のスピードこそ、映画の尺的に無理があったものとは思うが、よくまとまっていた。
法的根拠の間隙からの外出シーンもまた、見せ場の一つで、つかの間だが良かった…という気持ちにさせられた。多少未消化の部分が残るも、エンディングも悪くなかった。
ちょいワルやらせたら安定の主役俳優と、役者のレベルが高いヒロイン俳優、演出もあるが特に後者には今後俄然注目をしていきたいと思わせるものを感じた。
かつては悪ふざけが過ぎて作品を台無しにしてきた堤監督だが、
本作は真面目モードで上手く作品を纏めたと思ったのに、最後でこれまた台無しにしている。
結局、柳楽は幼き頃のヒロインに出会っている。
これは余計だろう。
確かに劇中、ヒロインが匂いを気にする伏線はあったものの、
これでは、
対等な立場で見てくれる相手を待っていたはずのヒロインが、
幼き頃に手を差しのべてくれた(可哀想と見た)相手を待っていた印象になってしまった。
これでは真逆の意味にならないか?
なんともスッキリしない作品だった。
アラタに真珠
普通かつ 寄せ集め つまり 普通
本作は法的監修的な 弁護士的な協力 小菅の拘置所もビジュアル協力 と言うことで
見せ方の問題の飛躍 拘置、釈放の飛躍 はあるけども 作りはしっかりしている フィクション的なのもまあイイではないか
しかし、日テレ 日テレの良さ 日テレの悪さが出たと個人的に思った。
誰もが惹きつけられるキャラ 柳楽優弥 黒島結菜 中川大志 市村正親 佐藤二朗
原作未読だが まあ面白いのでしょう
それで 掴みはOK🆗
だが 全体として ツギハギ感が否めない
つまり 間に合わせ感 寄せてる感じ
ビックリ ラブ❤️
特殊なメイクの太った感じ マウスピース 歯🦷は良かった。
有料🈶パンフ情報 後半は原作者リクエストで オリジナルだそう
小話ありの読みやすい 有料パンフ
しっかし 母親の事情とか 3人の ・害動機が ❓❓❓全く釈然としない 俺だった。
何よりも 事実上の男女主人公 2名 に同調できないジジイの俺が居た。
柳楽優弥さんは あんまり 短髪スーツサラリーマンのイメージが薄いので
その点は良かった。
正直 話の理屈的に❓❓疑問点で疲れました。テレビ局特有の安定感ではあります。
サイコ スリラー 的に見ればイイのかな❓ 考えすぎで その視点に到達せず。
意外。
そっちに落としたかあ
序盤から「この後どうなるの?」って感じで引っ張ってたんだけどね。ラスト、綺麗に収める方向にしちゃったかあ。
4人殺しても「同情」できる事情をだすのはいいんだけどさ、予告やら序盤で壮大なミスディレクションかけてるってことだよね?うーん、そういう予定調和な感じで終わらすのは、どうなのかな?
柳楽優弥の演技がやや作りすぎな感じというか自然じゃないよね。もしかしたらそういうキャラにして少し「コメディ要素」含ませてるのかもだけど。
あと、柳楽優弥の代表作と言ってもいい「誰も知らない」の設定を引き継いでる感じがして、そうだったら凄く面白い。
一方、佐藤二朗はギャグ路線の演技なんだけど、悪趣味な人柄を表すのに丁度いいバランスだった。あの全然笑えないけどわざとらしくもないっていうのは良かったな。
最後の連れ出しも「そういう仕掛け」を見せたいだけでなんか中途半端というか。そして最後の結婚式のシーンは壮大な妄想というね。真珠がバラバラにする意味もネタバラシのおかげで弱くなってるし。
もう少し振り切れた方が良かったんじゃないかなあ。まあ、でも途中まではワクワクさせてくれたから★4です。
気になって観てみた
獄中のプロポーズ‼️
歯並び悪いくらいじゃ消せない可愛らしさ!
予告でなんだか面白そうと思って鑑賞。
原作漫画があることも知らず鑑賞したけど、なんだか思ってたのと違ったというか、この作品を捉えるテンション感を掴みきれずといった感じだった…
ただ真実に迫るストーリー自体はしっかり自分も振り回され楽しめたと思う。
「気がつけば殺人犯の手のひらの上」
…みたいなのを期待していたんだけど、結果的にはそうじゃなかった…
そんな事期待してたからこそ、ある意味主人公アラタと同じような気持ちにもなれたような気もするけど…
でも如何にもな雰囲気の演出だったじゃない…
あんな「コイツやばいですよ〜」演出で偏見の目で見ないというか、そういう思考で見ないのは無理があるもんなぁ…
「殺人犯が可愛すぎる問題」
連続殺人犯を演じる黒島結菜さん。
黄ばんだガタガタの歯並びにはなっているけど、それを持ってしても余裕の可愛らしさよ…
これ劇中でも見た目可愛いって認識なのかな?と疑問だったけど、佐藤二郎さんの「かわいい」の台詞でやっぱ見た目はかわいいって事でいいんだ…と納得。
「シリアスなんだけど、なんだかコメディ感あると言うか…」
ストーリーや真実なんかは真面目でミステリー的な感じでとても面白く、真面目に見れる内容なんだけど、どうもそのテンション感を保てないというか…
原作でもそうなのかも知れないけど別に真珠の一人称ボクじゃなくても良かったと思うんだよね。幼さみたいなのは出るけど別に幼い子がボクっ子ってわけじゃないだろうし。
あとは友情出演の佐藤二郎さんがこの微妙にシリアスさを崩す戦犯な気も…
あの人もやばい感はあり良いキャラなんだけど、ちょっとコメディ感強すぎると言うか…
佐藤二郎だからそう見えてしまっているのか…
期待としては「死刑にいたる病(2022)」のようなものを期待していたのだけど、ちょっと…いやだいぶ違ってたかな…
ただ本作のかわいそうだから救うとかのそのかわいそうって感情とかに関しては、少し覚えておきたい部分もあったなぁって作品ではあった。
かわいそうだから手を差し伸べるとかでも差し伸べないよりは良いと思うけど…
黒島の怪演はよいが
黒島結菜の怪演は良かったが、十巻以上ある話を2時間に縮めて、アラタと真珠が互いに惹かれ合う姿を描くのは難しいと思った。真珠は子供時代の匂いの記憶があったのだが、アラタの気持ちが変わっていく様子は分かりにくい。まあ、男って少し危なっかしい子を魅力的に感じてしまったり、吊り橋効果で恋愛感情を持ったりして、私を含め、少しバカなのですが。
原作本を少し読んだが、漫画の真珠の方が絵がキレイで魅力的に感じる。
漫画原作を映画にするのであれば、巻数が少ないものの方が、脚本家や監督の味が出せる。「カラオケ行こ」や「ルックバック」は良かったので。
匂いの記憶
どういうスタイルで採点するのかが難しい
今年320本目(合計1,412本目/今月(2024年9月度)6本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
法律系資格持ちなので、裁判の進行についてはちょっと気になる点がありました(後述)。
ストーリーとしては、死刑判決の控訴審であるところの高裁での審理中にある方(主人公)があらわれ、重要な事実を知っていくことになり、この裁判に大きな影響を与えていくことになります。しかし物語はそれだけでは終わらず、実は…といった内容です。一定量、日本の裁判制度や刑法ほかの知識を知っているかどうかであれれ?と思えるかどうかにも気が付きうる作品かなといったところです。
異様にネタバレ概念が強い作品でどこまで書くのがベストかな…と思ったりします。
ただ、「良い意味で」映画のストーリーに「飲み込まれる」ことにはなりましょう。その部分は良かったなというところです。
採点は以下のようにしています。
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(減点0.3/刑法103条、105条に対する解釈) ※ネタバレ回避のため条文番号でのみ記載
刑法105条によるものは、あくまでも「任意的」なものです(絶対的なものと任意的なものがあり、前者は必ず考慮されますが、後者はされない場合があります)。
よって、その後の展開(そもそも主人公はそのままでいいのか)にも若干かかわってくる部分があります。
※ このあたり、103条、105条は「牧会活動事件」という有名な判例があり(簡裁の判例だが、思想良心の自由・宗教活動の自由と絡めて論じられる、最高裁判例ではないが超有名判例の一つ)、そちらも見ておくとよいのかなという気がします。
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奥深いと思う
太っちょピエロ維持・・・だったら成立しない話
原作は未読です。
猟奇連続殺人容疑でほぼ死刑確定の容疑者(女性)と、あるきっかけで面会することとなり、それなりの理由はあるもの衝動的?に獄中結婚し、彼女の悪魔的魅力と事件の真相究明、その闇に囚われてしまう児童相談所勤務のイケメンの話。
おもいっきり否定的な側面から要約させていただきましたが、肯定的に捉え直すなら、数奇な運命で引き寄せあった男女が、いろんな一線を何度も超えながら?純愛を貫く話とも言えたりします。
一粒で2度美味しい・・・かもしれないが、好き嫌いもはっきり分かれる作品と思われます。おそらくそれが原作者や監督の狙いなのでしょう。
ただ、どちらの捉え方をしたにせよ、イケメンとロリ系?美女の素晴らしい演技なくては成立しない話なのは事実。
拘置所で高カロリー摂取維持は難しいでしょうからピエロのサイズダウンは必然なんでしょうけど、基本的に容疑者ヒロインが痩せて美しくならなかったら、いくら頭がキレ、人身掌握術に長けていても映画の観客含めここまで心証は良くならないと思います。
法の抜け穴、法制度の不備など社会問題に通じる事象をからめつつ、イケメンと美女が綺麗なビジュアルで最後まで押し切るが、闇は少しも明らかになってないように思います。なんだったら更に深まったんじゃないか、というのが結論です。
なんとも綺麗な終わり方なんですけどね。
では。
原作漫画既読組 終盤のオリジナル展開
原作13巻を2時間にまとめているので省略されるエピソードがあるのは理解した上で。それでも真珠が逃亡して海辺でアラタとデートするところまではすごく良かった。それ以降映画オリジナル展開になるのですが 濡れ場をみたいわけではないのですが、真珠に「しよう」と言わせておいて次のシーンで真珠から「お預け」って流れは意味がわからなかった。さらにあとからアラタが真珠を気づかってしなかった的な説明が入るのでこの部分はどうしてもノイズになってしまいました。直接的な描写は要らないので普通に「した」ことにしても全体の流れ的に問題なかったのでは?と思います。もしかしたら原作の感じ(したけどしてない)を再現したかったのか??
再審判決までをふくめて法廷劇としての流れは良かったと思います。原作の二人が心中未遂をはかる展開は共感できなかったので映画のおとし方の方が好きでした。
終盤の真珠とアラタの関係性の描写が雑(伝わりにくい?)に感じられたのが惜しいと思います。
かなり引き込まれて面白かったです!
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