劇場公開日 2024年8月30日

ボストン1947のレビュー・感想・評価

全69件中、61~69件目を表示

5.0感動

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館
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大吉

3.5熱くなる。

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

燃えたぎるスポコンものではないが、こういう歴史もあったんだ、と知らされつつ実話ベースと言うんだから熱くなること必至。
三丁目の夕日な韓国やボストンの映像にも引き込まれる。
面白かった。

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peanuts

4.5【“太極旗を胸に、民族の誇りを懸けて走る。”ベルリン・オリンピックのマラソンで金メダルを取りながら日章旗を掲げさせられた朝鮮が、終戦後にリベンジを誓う物語。特に後半の展開はムネアツなる作品である。】

2024年8月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

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NOBU

4.5個人の歴史と国の歴史との交錯

2024年8月27日
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鑑賞方法:試写会

太平洋戦争後、米軍の統治下にあった韓国のランナー達がロンドン五輪出場を目指し、ボストンマラソンから国際レースデビューに挑む物語。劇中に登場するランナー達は実在の人物で、本作は彼らの歩みを基にしている。

韓国のナショナルチームが国際大会に出場した実績がない・出場予定のランナーの記録は公式記録ではなくほぼ見込みのもの・そもそも韓国は他国の統治下にあり独立国家として認知されていない…という復興期ならではの事情が費用以上にチームの頭を悩ませる様は、現代日本の国内で暮らしているとあまり考えることのない、パスポートやビザの役割、国という単位に属する意味を意識させられた。

国内スポーツの灯を絶やさぬよう後進を育てたいスンニョンと、賞金目当てで始めたマラソンの魅力に目覚めるユンボク。ボストンマラソンへ出場することを最優先に考えていた二人が、ギジョンの「国内外の同胞たちに祖国の存在を伝えるために『韓国チーム』として出場したい」という執念を汲んで、チームとしての結束を新たにする流れが熱かった。

本来は彼らの同胞と言えば半島の北側も含まれるのだろうが、韓国の映画であるため、その点については「分断されている」ということしか触れられていない。史実ではギジョン氏の出生地は北側で、劇中でも兄弟が北にいるとされている。
映画『ぼくの家族と祖国の戦争』同様、占領から解放された国の戦後の混乱の一端を知ることができる作品だった。スンニョンやユンボク以外の出場者、そして出場を果たせなかったランナーにも、終戦からこの大会までに様々なドラマがあったのだろう。

劇中の、ランナーを補助する機能を追求し始める前のシンプルなシューズとウェアを見ると、本作の舞台となった時代では、まさに人間の生身の能力を競い合っていたことがわかる。
また、劇中のランナー達はもともとスポーツ教育を受けてきたわけではなく、子供時代の労働が走力や持久力、頑丈さの開花に繋がったと評されてもいる。市民が彼らを応援し活躍に涙するのは、世界の頂点を獲ったアスリートへの賛辞というだけでなく、彼らが体一つで成功した庶民のヒーローだったからでもあるのだろう。

本来のシンプルさのもとでスポーツや競技を楽しむことが恋しくなる作品だった。

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うぐいす

5.0パリ五輪の年にオリンピックを考える

2024年8月26日
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鑑賞方法:試写会

走るシーンのダイナミックな構図に、思わず力が入りました。
結末を知っているのにドキドキハラハラ。
最後まで諦めずに走る姿に感動しました。
さすがはカン・ジェギュ監督!
しっかりエンタメ、しっかり感動。
ユンボク選手の脚力を裏付けるエピソードには、人生で無駄な経験は一つもないと思えます。

…そう言えば、私が初めて見た韓国映画は『シュリ』でした。
当時はハリウッドばりのスケールの大きさに驚いたものでしたが
今ではオスカーを受賞するほどですもんね。

そして、エンタメ要素にはユーモアも不可欠!
ちょっと怪しい現地の保証人が良い味出しててお気に入りです。
ナムコーチ夫妻も良き。

この映画を知った時に、小学校の道徳の授業を思い出しました。
あれは、ベルリンオリンピックのソン・ギジョンさんのことだったのか…。
日本人じゃない人が日本人として走らされたことは理解していましたが、それが意味する植民地だったり、民族の尊厳だったりがピンときていなくて。
今更ながら事の重大さがわかりました。
=自分の国の国旗をつけて参加する=
ただ韓国人として出場する為に、その後にもこんなに大変な思いをしていたことを知って驚きました。

そもそも、国境があるから争いが生まれると思うのですが。
決して民族を否定するわけではなく、それぞれの文化を尊重しあえれば共存できるはず。宇宙から見た地球には国境線は無いんだから。
ボストンに着いてからのエピソードにも感動しました。

あと、当時の韓国の国歌も驚きでした。
あれ?既に日本から解放されたのに??と一瞬混乱しましたが、元はスコットランド民謡です。
それでもやっぱり複雑には違いない。

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shiron

4.0とにかくイム・シワンさんの走りがすごかったです。

2024年8月3日
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とにかくイム・シワンさんの走りがすごかったです。

ドラマ『ミセン‐未生-』を見て以来ずっとイム・シワンさんのファンで演技の上手い俳優さんだなあと思っていました。しかし本作は演技力だけでなく、体当たりの疾走・根性に新たなイム・シワンさんを見た思いです。

イム・シワンさんとペ・ソンウさん本当に素晴らしかったです。二人とも吹き替えを使わず自ら走っておられました。映画に使われたシーンだけでもものすごい距離を走ってましたが、使われなかったシーンも含めてどれだけ走ったのだろうと思いました。

元々走っていた俳優を起用したのかそれとも撮影前に訓練をしたんだろうかと考えながら映画を見ていました。

そして上映後のトークショーで監督さんが1年間体脂肪6%にコントロールしながら演じきったイム・シワンさんを褒めておられましたが本当に長い期間頑張って撮影に挑んだんだなあと改めて感動しました。

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snowwhite

5.0凄く気持ちいい実話

2024年8月2日
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鑑賞方法:試写会

泣ける

興奮

幸せ

当時の韓国の苦しみ、厳しさもよく伝わりました。その中に懸命に頑張った人がいて、最高のパフォーマンスをした人がいる。凄く良い話しでした。最後は皆んな感動してました。観終わった時に非常に気分良い映画です。人の優しさや温かさに、ちょっと自分も人に優しくなれそうです(笑) 素敵な伝記でした。

最後、監督と実話の主人公のお孫さんがトークイベントしてくれました。お孫さんは女性で、とても日本語がペラペラで多分日本育ちなのでしょう。とても温かいお話しをしてくれました。有難う御座いました。

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ノブ様

4.0

2024年8月1日
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鑑賞方法:試写会

オリンピックの年にピッタリの作品。とても感動的でした。ラストのハラハラするレースの盛り上げ方&撮り方が素晴らしすぎる。涙が出そうです!実話であり、この「功績」により、戦後「韓国」が世界的に認知される様になったとか。スポーツの力って凄い!

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tomoboop

3.0金は大事、でももっと大事なもの

2024年5月4日
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鑑賞方法:試写会

単純

マラソンの“日本代表”として1936年のベルリン五輪メダリストとなった2人の元韓国人ランナーが、若きランナーを連れ47年のボストン五輪に“韓国代表”として出場した実話を映画化。スポーツも背景も異なるが、2月公開の『ネクスト・ゴール・ウィンズ』同様、ワンスアゲインスポーツものといえる。
マラソンが題材の映画は、いかんせんマラソン自体地味なスポーツゆえに、いかに人物背景をドラマチックに魅せるかがカギ。その点本作は、祖国を代表しているはずなのに、その祖国から満足な資金協力が望めないばかりか、“難民国”としてアメリカ代表扱いされるという韓国チームの辛さを描いており、そうした事情を全く知らなかった者としては興味深く観れた。お話そのものは類型的ではあるけど、金は確かに大事だが何よりもアイデンティティを失うなというナショナリズムなメッセージは、いかにも韓国らしい。
にしても韓国映画を観る度に思うが、あちらの俳優さんは実に味のあるイイ顔をしている。あと出番少なめだったけど、若きランナーに横恋慕する女性役の女優さんも可愛かった。

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regency