りりかの星のレビュー・感想・評価
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短いのにぎゅっと詰まってる
映画に限った話ではないが、鑑賞者の想像力に訴える作品がいい作品だと考えている。28分でサイレント。ストーリーはそれほど難解ではなく、簡潔だった。全体として、描きすぎていないから、その穴埋めを観る者自身が行って、作品は完成する。とにかく、もえさんの「踊り」。「踊り」がうまいかヘタかで話そのものが変わってしまう。これが良かったので、見終わった瞬間、清々しい気持ちになれたし、私は元が取れたと思った。限られた時間の中で「父と娘」、「好きと嫌い」、「私と公」、「事前と事後」など対立する概念や関係性が織り込まれている。ストーリーは簡潔でも奥行きのある内容になっていると思った。なかなか素敵で出来のいい作品。
丁寧さがない
ストーリーやネタバレには極力触れません。
大きく気になったのが「音」について。
サイレント映画です。終盤?に数曲の音楽が使われています。すごく綺麗な高音質でした。
作品全般の映像品質は昭和時代の古めかしさを狙って作られています。ならば。音質もそれにあわせるべき。意図してやっていることを制作側がきちんと把握できていないと感じました。
また全くの無音。という状態。昔の上映だったらフィルムの回るカラカラや昔の映写機の排熱音など。そこに何かはあったはず。何もない無音。っていうのは本当にそれで良いの?と思います。
またメインとなる部分のシーンについても、撮影の仕方に工夫が感じられないというか。
もっとその場面のバックヤードや厚みが感じられる奥行きが欲しかったと思います。
上映終わって外に出て、深呼吸しました。
深海に潜ったような気持ちになりました。
自分の賞罰把握してないのかよ
18歳の誕生日に突然ストリッパーになりたいと言い出した娘と、受け入れられない父親の話。
どういう意図かはわからないけれどサイレントなんですね。
看護師になると言っていたのに、生まれて初めての夢がなんちゃら…。
そして今まで知らなかった母親のことを父親に問いただし…。
動画でみた、りりか様がどうとか言っているけれど、憧れるほどって観客のリアクションがあってこそではないのかな?
その辺が画かれずなんだかモヤモヤというよりそんなアホなという説得力の無さ。
そしてせっかくのあぁお父さんからの流れだったのに、今度はゾンビな三池崇史にお父さんが感化されたのか?
いくらショートとはいえ、そんなアホななストーリーだしコメディにしては物足りないしで、あまり面白味のないコントという感じだった。
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